2022-05-09 (Mon)✎
よも”ヤマ”話 第171話 会津駒ヶ岳 〔福島県〕 '97・ 7
会津駒ヶ岳 2133m【名峰百選 68峰目】、中門岳 2060m
駒ノ大池に姿を映す会津駒ヶ岳
会津駒ヶ岳 あいづこまがたけ (尾瀬国立公園)
会津駒ヶ岳(あいづこまがだけ)は、福島県南会津郡檜枝岐村に位置する全山古生層からなる標高2,133mの山である。 一等三角点『岩駒ケ岳』が設置されている。 会津駒(あいづこま)の略称で親しまれている。 永らく公園無指定だったが、2007年8月30日に尾瀬国立公園の一部として国立公園に指定されている。
山上はお花畑が広がる
広い草原となっていて
登山路には木道が敷かれている
山全体は緩やかであるが、谷筋は深く刻まれた壮年期の様相を魅せている。 山腹に広がる大規模なブナ林と稜線直下まで延びるオオシラビソの原生林を抱き、頂上とその稜線は湿原状の草原のようになっており、小屋の建つ駒ノ大池より先の頂稜はルートのほとんどで木道が敷設されている。
池塘をピンク色で囲む
ハクサンコザクラ
山頂から中門岳へ続く稜線には池塘が多く、コバイケイソウやハクサンコザクラを始めとした高山植物が多い。
会津駒ヶ岳の黒駒の雪形
※『駒の雪形』より
残雪期に駒の形に見える雪形の現れる事が、『駒ヶ岳』の山名の由来とされる。 その『駒形』は少し変わっていて、他の『駒ヶ岳』の多くが白い雪形であるのに対し、この峰は山腹に黒い馬が現れるという。
古くから山岳信仰の対象の山であり、檜枝岐村と南会津町伊南地域には駒嶽神社がある。
会津駒ヶ岳登山コース・行程図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
会津高原駅より車(1:10)→桧枝岐・駒ヶ岳登山口(2:00)→六合目・水場(1:10)→駒ノ大池
(0:20)→会津駒ヶ岳(0:50)→中門岳・中門大池(1:00)→駒ノ大池
(2:30)→桧枝岐・駒ヶ岳登山口より車(1:10)→会津高原駅
コバイケイソウの群落越しに
奥会津の山々を望む
奥只見の浅草岳から始まったこの年の『山旅放浪』の2発目は、頂上丘に広大なお花畑の草原が広がるなど、登山の魅力いっぱいの会津駒ヶ岳へ登山の楽しさを存分に味わいにいこう。 また、まだ2発目という事で、『日帰り』で手軽に楽しめる初心者コースを伝っていこうと思う。
それでは、この『日本百景』で山に登る時のセオリー通りに、前夜までに登山口までアプローチしておこう。 これを怠けると、登山を楽しむ為に登るのではなく、頂上標柱を見るだけの為に登る事となってしまうからね。
前夜は『雲上の楽園』を夢見て
窮屈な車寝を耐えるとしよう
登山前夜は、《桧枝岐》の登山口から200mばかり下手にある駐車場で夜を明かそう。 空が明るくなり始める明朝5時には出発に取り掛かる。 立派なトイレが建つ登山口より、舗装道をしばらく登っていく。
やかて、つづら折りに切られた林道を短縮すべく、脇の土手より小道が上部に連なっている。
これが結構な急登で、のっけからふくら脛が突っ張ってくる。 2つ程林道を貫いて上に出ると林道は砂利道となっていて、登山者のマイカーが路肩に数多く駐車している。 確か、登山口よりは車輌は進入禁止だったハズ・・。 やはり、人間の「少しでも楽をしたい」という下心は、ルールやマナーを凌駕するのであろうか。
この階段を昇った先から
まともな登山道となる
※『福島山岳会』より
この砂利道を500m程歩くと、左手の土手に長い階段が架かっているのが見えてくる。 この階段ハシゴの前には『会津駒ヶ岳 5.3km』の表示があり、ここからが本格的な登山道となる。 この階段ハシゴで30m位イッキに登り、ブナ林が樹立する鬱蒼とした森の中へ入っていく。
最もキツいヘリポート跡への
急登を癒してくれるのは
亜高山植物のゴゼンタチバナだろう
この階段ハシゴから『ヘリポート跡』との看板が立つ台地までの標高差300mの急斜面が、このコース最大の急登だ。 所々に木のベンチがあり、辛い急登にヘタリたくなる所であるが、ここは辛抱して登っていく。 急登に堪えてひたすら登っていくと、ブナの幼林帯に入って樹背が低くなり、頭上に朝の光が降り注いでくる事だろう。
会津駒ヶ岳に咲く花 その1
池塘の妖精・イワイチョウ
この幼林帯をつづら折りに登っていくと、『ヘリポート跡』の看板に行き着く。 確かにかつてはヘリポートであったようで、周りと円形に段差のついた林にその面影を残している。 『ヘリポート跡』から、なおもつづら折りに登っていくと幼林帯は途切れて、再び鬱蒼としたブナの成樹帯に入る。 これよりの坂の傾斜はワテの主観ではあるが、かなり緩やかになってくる。 正確には体がほぐれてきて、多少の坂は難なくこなせるようになったからだろうけど。
会津駒ヶ岳に咲く花 その2
ピンクの絨毯を敷きつめる
ハクサンコザクラ
辺りの鬱蒼さは変わらないが、樹木の種がブナ林から針葉樹林のオオシラビソに変わってくると、まもなく《六合目の水場》に着く。 水場は、登山道より一段下がった所にあって、このコースで唯一、そしてこの山系随一の清らかな沢が流れ落ちている。 水場前の広場に立つ道標には、登山口から頂上へのほぼ中間地点である事が示されている。
会津駒ヶ岳に咲く花 その3
淡い紫が印象的なミヤマリンドウ
喉を潤してひと息着いたなら、会津駒ヶ岳頂上へ向けて再び登りだそう。 道は土道から砂利混じりとなり、樹背も低くなってくる。 坂の傾斜も登り始めた時よりは格段に緩やかとなり、結構ハイペースで登っていける。
右に山肌を大きく巻くようになると
眩しいまでのライトグリーンを魅せる
会津駒ヶ岳が正面に現れる
水場から約1時間程つづら折りに登って右に大きく展開するように山肌を巻いていくと、会津駒ヶ岳の眩いまでのライトグリーンの山肌が正面に見えてくる。 これより、『雲上の楽園』の始まりだ。
駒ノ大池と会津駒ヶ岳の
このコース大定番の眺め
木道の敷設された緩やかな高原の丘を上り気味に上下すると、《駒ノ小屋》が見えてくる。
小屋の前には、のびやかな姿を魅せる会津駒ヶ岳を水面に映す《駒ノ大池》がある。 池の周りにロープが張り巡らされているのはカメラアングル上ではいささか残念だが、緑の草原とのびやかな山、そして水面を揺らすそよ風の妙、辺りを彩る花々など、山を魅力を余す事なく魅せてくれる。
アラアラ・・頂上に向かうにつれ
空が雲で覆われだしたよ
これより、池の向こうにのびやかに展開する会津駒ヶ岳の頂上へ歩いていこう。 道は至って広潤で、山遊漫歩の気分を満喫しながら歩いていける。 特に山頂に向けて盛り上がっていく手前の草原は、コバイケイソウの大群落が草原を白く輝かせて壮観だ。 ここから階段状に敷設された木道を登っていくと、会津駒ヶ岳 2133m の頂上だ。
残念ながら頂上は周囲の
木々が成長して展望全くナシ
:
この時点ではバレてないか・・な?
頂上からの展望は、残念ながら樹木が成長して周囲を取り囲んでしまってほとんどない。
だが展望なら、これより歩く中門岳の尾根上で程よく展開するので心配はいらない。
『名峰』の頂上を踏んだ充足感を満たしたなら、先に進もう。
木道は『池の辺り一帯が中門岳』とされる
中門大池まで続いている
道中は可憐な花々のお花畑が広がる
さて、これより先は、中門岳 2060m まで木道が続いている。 この中門岳までの稜線歩きは、この登山コースのクライマックスといっていいだろう。
会津駒ヶ岳の裏側は
花アリ・草原アリ・池塘アリの
このコースのクライマックスだ
山上大地にピンクの絨毯を敷く
ハクサンコザクラ
ピンクの絨毯の斑点の一つ一つは
こんな小さく可憐な花だ
のびやかに広がる草原と辺りに散らばる池塘群、大地をピンクに染めるハクサンコザクラの群落、もちろんコバイケイソウやハクサンイチゲの『白のじゅうたん』も点在する。 その眺めは、『雲上の楽園』そのものだ。 カメラ片手に、ゆっくりと歩いていこう。
駒ノ大池よりも大きな池・中門大池が現れる
池の前には『中門岳・この池の辺り一帯をいう』
とする標柱が立っている
やがて、《駒ノ大池》より大きな池が見えてくる。 《中門大池》だ。 池の周りの立ち枯れしたシラビソが、水面に揺れて雰囲気満点だ。 この池の前には会津駒ヶ岳の頂上と同じ丸太の標柱が立てられていて、『中門岳・この池の辺り一帯をいう』とあった。
バレちった
まぁ・・お顔といい腹といい
膨よかに育ってます事
でもこの腹の時が最強の『奇跡の体力』だったよ
:
格言『過ぎたる脂肪は力なり』
池の周りには木のベンチがあり、折り返し地点として休憩するにはもってこいである。
なお木道は、この池の先を200m程入った森の中で途切れている。
復路は『雲上ノ楽園』を
目一杯楽しんで帰る事にしよう
『雲上の楽園』で魅せられた花々
チングルマ
実になると小さな子をあやす
『ヤシャゴ車』となる
楽園の至る所に
ピンクの絨毯を敷いていた
ハクサンコザクラ
池塘の周りに潜む妖精
イワイチョウ
線香花火のように光る黄色い花
キンコウカ
淡い紫色の宝石
ミヤマリンドウ
帰りは往路を花や草原、そして素晴らしい展望を満喫しながら下っていこう。 下山は、中門岳より3時間半位で《桧枝岐登山口》に下り着く事ができる。 朝5時に出ると、山上をゆっくり散策しても昼の2時頃には下山できるだろう。 この登山コースは、魅力ある『名峰』への登竜門としてのお薦めコースである。
セミリタイヤを夢見るオッサンを
「裏付けなくやれば失敗必至だ」とか
敵対相手の不幸を望む発言を繰り返す
甘えただけのこのオッサンを同情の余地ナシで
死にたいなら己1人で死ねよ!と言ってきたが
少し同情する余地がある事は確かだ
それはせっかく技術や知識を持っているのに
それを活かす事もできずに
勤め先で干される惨めな境遇だって事だ
でもそんな境遇に陥っても
何の回避努力も足掻きもせずに
「メンタルをやられた」と泣き言を言う時点で
甘えているだけの奴に夢見る未来は
実現できないな・・と思うよ
この前発生した観光船遭難事故でも解るように
解雇となったベテラン船頭が会社経営を左右
する程の厚待遇であったように
その技術の損失が人の命に関わってくるなら
厚待遇が保証されるだろう
だがiT関連の知識や技術は損なっても
人の命に関わらないので重要視されないのだ
それにみずほ銀行のオンライン騒動でも
解るように技術不足で不具合となっても
「何とかなった」のである
だからIT技術者に対する待遇改善は
悲観的と言わざるを得ないし
イザIT企業の技術者が全員辞めたとしても
格好の丸投げ先であるフリーランスを
奴隷のように扱って急場を凌ぐだろう
ワテは技術も知能も皆無な無能だが
それゆえに『無能でも生き抜く術』を
常に考え続け実践してきた
そして高学歴で技術を持ち仕事ができる
有能な奴らより充実した人生と
暮らしができる見通しである
でもまだまだ拡充の努力が必要だけど
放浪山旅など一般の勤め人なら
有り得ない体験もしたし
普通の人なら絶対に体験できない
ドキュメントも多々ある
それは置かれた状況で考えて
それが叶うよう考え努力した結果だし
自画自賛になるけど
ワテの学歴社会に見切りを着けた判断は
本当に正解だったと確信できたよ
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