風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第513回  大雪・黒岳(春山)

『日本百景』 春  第513回  大雪・黒岳(春山) 〔北海道〕

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旭川郊外をゆくローカル鉄道と
白銀の大雪連峰

   大雪・黒岳 たいせつ・くろだけ (大雪山国立公園) 
北の国・北海道の春は5月に入ってからとなる。 4月には街でも見られた雪が5月に入ると山域だけとなるが、山域は中央高地の3000メートル級の山々と同じ条件となり、登山人口が少ない事を考えると中央高地の春山よりも厳しい登山条件となる。

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北海道の春山で唯一
登山が可能な山と言えば
ロープウェイがあり
夏山なら1時間足らずで頂上に立てる
大雪・黒岳だろう
※ 環境省のウェブサイトより

そんな北海道の春山で唯一といっていい登山可能な山は、ロープウェイとリフトで七合目まで上がれる黒岳 1984m であろうか。 最高峰の旭岳 2290m もロープウェイは通じているが、運行は山上スキー客対応のみで、旭岳を目指すなら本格的な冬山装備が必要なので省かざるを得ないだろう。

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黒岳から望む雪の北鎮岳
北海道の春山は中央高地の
山の2/3の標高だが登山施設は皆無で
3000m級の春山より難度が高い

それは、夏山ならばロープウェイとリフトを乗り継いだ七合目から所要1時間足らずで登れる手軽さからである。 だが、山頂に休憩できる場所はなく、常に風速10m以上の風が吹き荒れる白銀の世界である。 従って、気を引き締めて挑む心構えが必要だろう。



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大雪・黒岳 春山行程図

   行程表
JR上川駅より路線バスl利用(0:40→層雲峡バス停
バス停よりロープウェイ・山麓駅まで徒歩で7~8分・ロープウェイとリフト乗り継ぎ
0:30→黒岳七合目(2:00→黒岳山頂 ※ 下りは往路を戻る・所要約1時間
黒岳七合目よりリフト・ロープウェイ乗り継ぎ0:30ロープウェイ・山麓駅・層雲峡バス停
0:40→JR上川駅
  ※ 旭川駅より直通のバス便も有り
  ※ 上川駅~層雲峡のバスの運行は日に10往復ほど

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登った山を背景に撮ると
山の思い出が次々と思い起こされる

下山後は、旭川郊外の無人駅で登った山を思い返しながら、大雪山バックに『撮り鉄』するのも一興だろう。

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頂上では困難を経て
登り着いた者以外には
目にする事のできない絶景が広がるが
10分も立ち止まると
吹き荒れる風で耐えうる限界となる

前述の紹介文でも記した通り、5月の北海道の山は標高では中央高地の山々の2/3程度だが、厳しい北の気候ゆえに、中央高地の山々より難度的に厳しいかもしれない。 それは積雪量が半端でなく、また山小屋を始めとした山中設備も皆無で、夏に営業小屋となる黒岳石室も雪洞扱いで解放されていて、宿泊どころが休息にも使用できそうにないのである。

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夏の黒岳の頂上では
手軽に『白鳥・千鳥』の
絶景を魅る事ができるが・・

そのような山上ゆえに北海道における春山の概念は小さく、北海道の春山を目指す登山人口も少ない。
故に登山可能な山はロープウェイとリフトがあって、夏山なら1時間足らずで登れる程に頂上が近い黒岳の他に見当たらないのである。

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黒岳頂上周辺には
避難施設は何もない
また夏に営業する黒岳石室も
雪洞状態で使用不可との事

だが、その黒岳とて山頂には何ら施設はなく、常時風速10m以上の風が吹き荒れる冬山そのものなのである。 また、傾斜を緩くするべくつづらに切られた夏道とは違って、雪の斜面の直登である。
感覚的に傾斜度は40度以上に感じるが、これでも25度程度との事である。

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黒岳山頂より望む黒岳のカール地形

従って、雪を一歩一歩ラッセルで踏みしめながら登っていく事が必要となり、所要時間も登りで2時間はかかるだろう。 だが、頂上に踏み立つと、黒岳カールが深い雪で白銀の器となり、また北の山々を余す事なく一望できるのである。

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黒岳より望む
ニセイカウシュッペ山

しかし、山頂は吹きっ晒しで風を遮るモノは皆無で、恐らく滞在10分が耐える限界となろう。 
それに気温も氷点下10~15℃と、中央高地の冬山に匹敵する温度なのである。 この雪上のパラダイスを目に焼き付けたなら、下界から登った山を眺めるのもいいかもしれない。

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黒岳七合目のロッジ上より
今登ってきた黒岳を望む

下りは登ってきたトレースを追いながら忠実に下っていくだけだが、急傾斜なので転倒するとそのまま転がって下まで落ちかねないので、登りよりも緊張するだろう。 だが、かなり早く下る事ができて、夏山と同じく1時間ほどでリフト乗り場の『黒岳七合目』に着くだろう。

『黒岳七合目』まで戻り着くと一帯はスキーのゲレンデとなった安全地帯なので、緊張から解放されて余裕も出てくるだろう。 余裕があったなら、リフト脇のゲレンデの縁を伝ってロープウェイ駅まで歩いて下るのもいいだろう。 だが、ゲレンデ内は脇に防風林が樹立して、展望的な見通しは今イチである。

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興奮の大雪・春山を体験した後は
その余韻を麓の街から眺めるとしよう

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ホームだけの棒線駅が
大雪連峰の絶好の展望台となる

そして、大雪の山々が一望できる場所は旭川市の郊外で、この郊外の好展望場所で一両で運行される普通列車を画像に添えると、真に引き立つ絶景写真となるのである。 また山と踏切も絵になるだろう。

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北海道特有の1本の真っすぐな道と
踏切をコラボさせると
より山が引き立つ絶景となる

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一番左が黒岳で
右の三角錐は十勝岳だろう

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でも雪山に登るのと
雪山を背景に『撮り鉄』するのは
次元が違うような気もするんだよね

ワテは多少の冬山登山の経験があるので登れたが、春の北海道に訪れた一般の旅人には装備的・体力的に無理なのかもしれないので、『日本百景』たる景勝地としてこの黒岳を紹介する事は控えた方が良かったかもしれないと思うワテでした。

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だから今回の記事は
一般的な旅人向けの景勝地紹介の
概念から外れたと思うワテ


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武漢ウイルスに感染した事を
記事にする奴がいるよね
それもドキュメント形式で
感染した自身の症状や状況を
詳しくレポートしてるしィ

しかも感染をもらった相手が
大阪支社から出張できたAさんと
いつもマスクから鼻を出すBさん
と会社の同僚に決め打ちして暴露してるよ
AさんBさん本人に知れたら恨まれるよ~

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・・っていうかワテなら感染しても
恥だから公表なんてしないけどね
それにAさんBさん達ヤリ玉となった感染者も
東京五輪に参加した外人やスタッフから
感染させられた被害者なのだ

だから東京五輪を開催した首謀者や竹田恒泰
などメディアを通じて開催を煽った奴は
絞首刑台で吊るしてやりたいほど憎いが
他の人は全てが東京五輪から始まった
感染拡大の被害者だと思うよ

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それに最初の記事は見たけど
他人の感染状況のドキュメント
なんて追っかけて見る気はしないよ
第一変質的で気色悪いしィ

でもブログ村のoutの数がイッキに
跳ね上がっている所を見ると
皆他人の感染には興味津々みたいだね
それにこのブログ主も感染した事を
喜んでるのか?と勘ぐってしまうよ

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その2その3その4と毎日定時で
感染状況記事を上げてまだ続いてるしィ
でも書く方も見る方も
この病状報告(であろう)の記事内容に
何か得る事があるのだろうかね?

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こういった記事で感染を防ぐ
手立てがあれば別だが
感染した奴の病状報告レポートなんて
気味悪いだけで知りたくもないし
何の役にも立たないしィ













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