風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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『路線の思い出』   第485回  近鉄湯ノ山線・湯ノ山温泉駅

『路線の思い出』  第485回  近鉄湯ノ山線・湯ノ山温泉駅 〔三重県〕

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この駅には過去に近寄れない
トラウマな出来事があった
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
        営業区間と営業キロ                 運行本数(’22)
     近鉄四日市~湯ノ山温泉 15.4km            毎時2~3本の運行

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湯ノ山温泉駅構内
以前は手前の渡線が
シーサスクロッシングだった
※ ウィキペディア画像を拝借

湯ノ山温泉駅(ゆのやまおんせんえき)は、三重県三重郡菰野町大字菰野字募にある近鉄湯ノ山線の駅で、当路線の終着駅である。 頭端式ホーム2面2線を持つ駅で、有効長は全てのホームが3両となっており、2番線上り方に接続する有効長3両の引き上げ線が1線設置されている。 四日市方には渡り線があり、引上げ線には2番線からのみ入線可能である。

以前はこの渡り線の位置にシーサスクロッシングがあり、1番線・2番線の両方が引上げ線に通じていたが、1980年に1番ホームが4両対応に延長された際に現在の配線になった。 だが、2019年に両ホームに転落防止柵が設置された事により、現在は1番ホームへの4両編成の入線ができなくなり、元の3両限界に戻っている。

駅舎は北側(1番ホーム側)にあり、2番ホームとは突端側の通路で連絡する。 トイレ・コインロッカーと待合室は改札外にある。 近鉄四日市駅管理の有人駅で、自動改札機は導入されておらず、列車別改札が実施されている。 また、PiTaPa・ICOCAなどのICカードは、専用の簡易改札機による対応となっている。

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特急の定期運行が廃止されて
15年以上が経ち駅の窓口業務も
特急券の販売も打ち切られている
※ ウィキペディア画像を拝借

かつては、窓口で特急券・定期券・ICカードや企画商品などの購入が可能であったが、2021年までに窓口の営業は終了しており、代替の特急券・定期券発売機能付き自動券売機も設置されなかった為、当駅で特急券・定期券を購入する事はできなくなった。 2019年の1日平均乗車人員は258人との事。

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現在は定期での特急列車の運行はなく
夏休み期間中の土日に名古屋からの
臨時特急が運行されるのみとなっている
※『マイナビニュース』より

線内をゆく特急列車の運行であるが、1997年に名古屋直通特急及び翌1998年には大阪直通特急の運行が廃止となり、以降は四日市乗り換えの線内運行特急(四日市~湯ノ山温泉の間は無停車)のみとなったが、その特急列車も2004年に廃止となって現在は湯ノ山線をゆく定期特急列車の運行はない。
なお、夏休み期間中の土日のみ、名古屋直通の臨時特急が運行される事がある。

駅名の通り、湯ノ山温泉の玄関口の役割をしているが、温泉街からは若干離れていてバスやタクシーへの乗り換えが一般的である。  駅を出てすぐにタクシー乗り場があり、駅の右手に三重交通バスのりばと観光案内所がある。



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35年経っても近づく事が
躊躇われるトラウマな駅
近鉄湯ノ山線・湯ノ山温泉駅
※『stay navi』より

今回取り上げる近鉄・湯ノ山線は、ワテがトラウマを抱く駅だったりするのである。 だから、この時以来近くを通っても、駅に立ち寄る事ができずにいる。 そしてこの時の事件終焉の地の中菰野駅は、事件発生の20数年後に鈴鹿の滝を訪ねに行った折に、念仏を唱えに行ったよ・・、マジで。 でも、もう35年も経って、時効だろうからいいよね。

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引率ナシの生徒だけで
滝遡り山行をするような
違法・基地外部活だった
※『ヤマケイオンライン』より

それでは、その事件の全容おば・・。 これは高校のワンゲロ(ワンダーフォーゲル・W・V)部の山行の下山後の事であるが、このワンゲロ部(軽蔑の意を込めて全校生徒からワン“ゲロ”と呼ばれていた)は、ヤマでの喫煙飲酒は当たり前(でもワテはタバコは吸わなかったよ)だし、引率ナシの生徒だけで川の渡渉もある山に入ったり、装備一式30㎏の荷を担いだり、血まみれ・流血は毎度の事のようにあり、今なら活動禁止必至で顧問の教師生命が断たれる事も確実な基地外部活だったのである。

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ワテの「何でもアリ」の原点は
このキテレツ部活も一因だったりする

ワテの現在に至る「ナンでもアリ」の『ロクデナシ』っぶりな行状の一因も、この部活で培ったモノが含まれるといっても言い過ぎではないだろう。 それは引退前(3年になると一応受験生となるので、迎え3年の春合宿が部の引退山行となる)山行で、御在所岳に登った帰りの事である。

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このおぞましき山行の行程図でっす

でも、この山行では、前述の生徒だけで川の渡渉(川で流されたり、溺れたりして事故る事も有り得るので、引率ナシは今では部活禁止どころか廃部勧告処分で、事故ったら校長のクビが飛ぶだろうね)アリ~の、頭部から出血して顔面血まみれアリ~の、テント炎上アリ~の、犯罪級の山行だったりするのである。 まぁ、テントの中で未成年が酒・タバコの時点で犯罪なのであるが・・。

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まぁ今ならガソリンコンロを
持っていく自体が
高校部活ではNGだしィ
※『PHOE BUS』より

なお、テント炎上はタバコの火の不始末ではありませんので、そこの所はヨロシク!
この惨状を見たいという奇特な御仁がいらっしゃるなら、下のリンクをクリックして下さいね。

その犯罪級っていうか、犯罪そのものの山行から下山しての帰りの出来事が、今回の湯ノ山線でのトラウマである。 取り敢えず、記事を書く前に謝っておく事にしよう、『スミマセン』と・・。 
なぜなら、ハプニング有り過ぎの山行で疲れていたとはいえ、『ロクデナシ道』全開の『オチャメ』をしでかしたからである。

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こういった岩場のよじ登りな所があり
ここで流血の惨事(ドン退き)を引き起こす
なお『クワムラハム』の子の
詳細はリンク参照の事
※ 御在所・国見岳より

この山行で、頭から血が顔に垂れてくるようなキズ(その2・流血編参照)を負ってしまって「さすがに温泉は無理」と思い、「下山後にひと風呂浴びてから帰る」という他の連中と別れて、単独で帰路に着いたのである。 まぁ、頭のキズは塞がっていたけどね(下山してからも出血してたら、それこそ大騒ぎさ!)。

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ガソリンコンロは加圧不足だと
このように炎上したりするのです
※『PHOE BUS・炎上』より

でも、この山行では色々あって、しかも昨日の『炎上オチャメ(その3・テント炎上編参照)』での寝不足も加わって、かなり疲れていたのである。 温泉街の共同浴場で他の奴らと別れて、ものの10分も歩くと近鉄の湯ノ山温泉駅に着く。

取り敢えず券売機で四日市までの切符を買って、この山行で担いできたザックを背負って駅ホームに立つ。 だが、下界の安全な『オチャメ』など絶対に有りそうにない状況になると、気が緩んで昨日の『炎上まどろみ』による眠気が襲い掛かる。 たぶん、ホームでも立ったままウツラウツラしてたよ。

電車が来て乗ってきた乗客を吐き出すと、これから乗車する乗客が一斉に乗り込んで、ブロックでもハメるように席に着いて席はすぐに満席となり、立ち客もチラホラという状況となった。 ローカル線と思っていた割には結構な乗車率であった。

こういう状況で25kgのザックを担いで、しかも下山後で疲れて動きが鈍くなってるし、心の底には「若い高校生なんだから混んでる電車では立たねば・・」というしょうもない偽善の心も手伝って、案の定『立ち客』となってしまったよ。

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『強欲握り』や運気を下げる『貧乏握り』と
呼ばれて忌み嫌われるつり革の両手持ち
※ ウェブ辞書の『強欲持ち』より

電車は10分ほど止まってから発車する。 下ろすのが面倒(下ろす時に振り回さねばならないので、結構体力を使う)だったので、25キログラムのザックを背負ったままでつり革2つを両手でつかんで身体を支える『強欲持ち』で立っていたが、走り出した電車の揺れが心地よくって眠気による『ウツラウツラ』モードが『コックリコックリ』モードに変わっていったよ。

最初の駅を発ち加速した所で列車が揺れて、その揺れに干渉されて立ったままつり革につかまって『コックリコックリ』モードに陥っていたタワケの両腕がつり革から離れた。 背に25kgの荷が自然重力を伴ってかかっている状態でつり革から両手を離すと、後は阿鼻叫喚の地獄絵巻が待っていたのである。

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この阿鼻叫喚が四半世紀を
越えてのトラウマとなった
※『スッキリ』より

つり革を離して崩れ落ちたタワケの前に座っていたのは、ロングスカートを着た初老の御婦人だったのである。 つり革から手が離れて崩れ落ちたタワケは、その御婦人の膝に顔面を強打してしまったのである。 「ギャァ~」と喚く初老のオバちゃん。 起き上がったタワケの鼻からは、滴り落ちる赤い『花智』もとい・・鼻血。 その赤い液体の数敵がスカートに染まった瞬間、オバちゃんは卒倒を引き起こしかけてたような・・。

もうすぐに起き上がって、鼻を抑えて必死に後ろの車両に駆け込み、着いた駅で脊髄反射の如く飛び降りたよ。 ホント・・、真剣に怖かったよ。 もう、逃げる事しか頭になかったよ。 先程に「オバちゃんは卒倒をおこしかけてたような・・」というのは、その時に視界の隅に映ったのは、ハッキリとしない白黒な残像だったから「ような・・」とつけたのである。

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事件終焉の地の駅には20数年後に
念仏を唱えに行く事ができた
※ ウィキペディア画像を拝借

『スンマセン』・・。 謝る事もせず、対処もせずに逃げた超一級の『ロクデナシ』が、このタワケなのである。 この事件終焉の駅・中菰野駅は、「生涯において降りる事のない駅」だと思う。
だが、降りざるを得なかったのである。 それは、「生涯において降りる事のない駅」に降りるとしたら、「こんなとんでもない事」が起こる以外に有り得ないんだろうね。

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鈴鹿の名瀑・蒼滝に
滝見に行った道すがら
トラウマ終焉の地・中菰野に立ち寄って
贖罪の祈りを捧げたよ

P・S・・ あれから一度も近鉄湯ノ山線には乗った事はない。 でも、車で御在所に潜む滝を訪ねた時に、事件終焉の駅・中菰野に立ち寄って、あの時を思い出して手を合わせて拝むワテ。 でも、事の起こりである湯ノ山温泉駅及びこの湯ノ山線は、トラウマを引きずって未だに立ち寄れないでいるのである。


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メンタルかヤラれた』と言うのは
ただ単に甘えて世間をナメてる
だけにしか感じないのだが

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同志を募っているようだが言葉では
同情や同意がもらえるだろうが
イザとなったら甘えているだけの奴は
誰からも見捨てられると思うよ

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だから落ちこぼれた自身の失態を
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世の中をナメきった奴がメンタルを
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あってはならないと思う

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