風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第164話  奥香肌峡(高滝と水越谷)

よも”ヤマ”話  第164話  奥香肌峡(高滝と水越谷)〔三重県〕 '97・4

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「知る人ぞ知らん」という秘境・香肌峡に
これまた「知る人ぞ知らん」
70m直瀑の大瀑布が潜んでいる

  奥香肌峡 おくかはだきょう (室生赤目青山国定公園)
櫛田川の支流の蓮川によって形成された渓谷で、室生赤目青山国定公園に属している。 自然を満喫できるポイントは数多く、なかでも蓮川上流に位置し、奇岩や原生林がある宮ノ谷渓谷は奥香肌峡を代表する渓谷の一つとなっている。 遊歩道も整備され、川沿いにゆるやかな傾斜の道が続いている。

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以前はこの高滝までも
遊歩道はなく玄人向けの秘滝だった

池木屋山など1000m級の山々が迫り、ハイカーや登山者の姿も多いが、高滝より上流は黒部渓谷の縮小版とも言うような高度100~200mのヘリツ道があり、転落死亡事故が多発する魔のスポットとなっている。
また、登山道が続く高滝谷と分かれる水越谷には名瀑・風折滝が潜むが、コチラの谷の探勝路は現在も未整備で、小滝や早瀬・函が連続する沢を直に遡行していかねばならない。



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奥香肌峡・滝位置図

   行程表
橿原市街より車(2:00)→蓮峡・宮ノ谷林道終点(1:00)→水越谷出合 
 ※ 風折滝へは踏跡不明瞭は沢歩きで、片道 所要約1時間半
水越谷(0:35)→高滝(0:20)→猫滝(0:35)→ドッサリ滝(0:45)→高滝 
(1:20)→蓮峡・宮ノ谷林道終点より車(2:00)→橿原市街

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節分もまだの冬真っ只中に
春爛漫の記事を書くワテって
結構度胸あるなぁ

この第164話を始める前にチトお詫びを・・。 それは今は冬真っ只中であるが、今回は山が新緑萌える春爛漫な季節となって、記事を上げる時期と大いに異なる事となってしまった事に・・。 それでは、あんまり心がこもっていないお詫びも済んだので、探勝記を始めるとしよう。 なお、今回の話は、渓谷探勝路が整備される前に探勝した時の事を記述したモノなので、現在とは大いに状況が異なり、沢の渡渉などがある沢遡行ルートである事を念頭において頂きたい。

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今は渓谷探勝路が整備されているが
この時はほぼ全ての行程で沢の直遡行を
強いられる熟練者向けの沢だった

この奥香肌峡を探勝するに当たって、準備とある覚悟が必要となる。 それは「水に入る」、「沢を渡る」といった覚悟と、沢を渡る為に必要な『道具』が必要だという事である。 『覚悟』という意味をあり丁寧にいうと、完全に「濡れる」という事だ。

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こういった瀬滝を
直に上る場面もある

衣服が濡れていく事によって生じる気力の低下や疲労感、体温の低下などの全てを把握せねばならない。
そうなれば、『濡れてもいい物』が必要となるだろう。 それが徒渉靴であり、徒渉時に体を支えるピッケルであるのだ。 これらの専門道具を使いこなして、幽谷にひそむ名瀑を春に訪ねてみた。

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この知られざる広大な秘境を探勝は
日帰りの心構えでは絶対にムリだ
夕陽がダム湖を照らす
夕方には渓谷入口に着いて
そこで一晩を明かす必要がある

この《宮ノ谷峡》を今回の行程表通りに探勝するには、ほぼ1日かかってしまうのである。
従って、前夜に林道終点まで、マイカーでアプローチする事が絶対条件となるだろう。 ただ、灯りの全くない山峡の懐で一夜を過すというのは、それ相当の度胸が必要なのだ。 ここは美しい滝を望む為の試練として、ひたすら我慢である。 翌朝、目覚めたなら、すぐの出発だ。 

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犬飛び付近で魅た滝

渓谷入口からしばらくは、細い“犬走り”状の道を伝っていく。 この道を下り気味に進むと、上下二股に分かれた分岐に出る。 上の道が探勝路、下が景勝《犬飛び》への展望台への通路だ。 《犬飛び》は、分岐からすぐにあるので立ち寄ってみよう。 ここは、両岸が5m程までに接近している。

言い伝えによれば、「大蛇に追い詰められて八方塞がりとなった猟師が猟犬がこの間を飛び越えたのを見て覚悟を決めて自らも飛んだが、下の淵に飲み込まれた」という。 この事で、「犬飛べるが・・」が《犬飛び》となったらしい。 

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最初に“越える”滝・蛇滝
渓谷遊歩道が整備されていなかった
この時は渓流に掛かる小滝は
直に上らねばならなかった

《犬飛び》の眺めを楽しんだなら探勝路に戻り、更に奥へ進んでいこう。 探勝路は、朽ちた鉄ハシゴや溝敷用の鉄版を岩に打ち込んだだけの半分穴の空いた桟橋が、岩のヘツリにへばりつく感じで続いている。 これは、いつ落ちるか判らぬ「ロンドン橋落ちた」状態でかなりおっかない。

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当時は通路だった桟橋は全て落ちて
途中からは全て沢渡渉となった

しばらくこれを伝っていくと、『この桟橋は落下の危険があるため通行禁止』との立て札があり、その下に「これより先は沢を歩く」とあった。 この時は、今この渓谷遊歩道が整備されるとは夢にも思わなんだよ。

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滝が落ちる横の岩をよじ登り
あるいは瀬滝を直に這い上がる
若い『奇跡の体力』を持ってた
時でないと単独行はムリですね

さて、これよりは、様々な思惑も重なって沢歩きとなる。 だが、まだ河原の上を伝うのが主で、上手に沢を跳び越せば水に浸からずに進んでいける。 進んでいく内に沢の流れが早くなってきて、再び右岸の大岩に切られたヘツリに上がり、大きな沢を細い一枚鉄板の桟橋で渡る。 渡った所が《二股》である。
ここは、《風折滝》のひそむ《水越谷》と本谷である《高滝谷》の合流点である。

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分岐より先の水越谷は
遊歩道が整備された現在も
遊歩道の設置が見送られた
秘境中の秘境となる

ここから始まる《水越谷》は、完全な沢登りである。 一般のハイカー装備では、まず入渓はできない。 その証拠に、この分岐に《水越谷》での遭難を記した石碑が祀っているのである。 その横にある『風折滝→40分』の看板は頂けないが・・。 ともかく、その道標の通り左の谷へ進んでいくと、いきなり道が途切れる。 この先は沢に入って岩間の滑滝や大岩を「中央突破」するか、山肌に取り付いて「道なき道を切り開く」が如く、枯草とブッシュを掻き分けるしか手がなさそうである。 

ワテの所感ではあるが、後者の「道なき・・」の方が幾分楽に切り抜ける事がてきそうである。
これを切り抜けると、沢は函状を成してきて、ますます幽谷の趣となってくる。 当然、このほとんど足場の切られていない函崖を、トラバースで伝っていかねばならない。 進んでいくとこれとて途切れてしまい、いよいよ沢の水際へと追いつめられる。 

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萌える新緑で美しい周囲とは裏腹に
直に瀬滝上りもある険悪な沢遡行だ

そして、大きな岩が前方に隔たった淵の前に出る。 往路の時は何とかこれよじ登る事ができるが、下りはこの大岩が淵に浮かぶ島のようになっていて、その高さもあってちょっと飛び降りるには躊躇してしまう。 なぜなら、「もし、着地にしくじったら」という考えが、どうしても頭を過るからである。

帰りは覚悟を決めて、滑滝となっている伏流の流れを直接下って、淵を迂回するしかなさそうだ。
たぶんここまでで、あの看板に記してあった『40分』は十分経過している事だろう。 この厄介な淵を乗り越えると、今度は沢滝を避けるべく滝の横にある岩の隙間から上へ這い上がる難所が待ち受けている。

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水越谷は瀬滝の直上りアリ
崖の高巻きアリ
函の突破アリと険悪な沢伝いだ

これは、滝の直接登りよりはましなものの、滝の伏流水が岩間から滴り落ちるのを浴びながらくぐり抜けねばならない。 この岩の「くぐり抜け」を越えると、いったん函状の幽谷から抜け出て、明るい日差しを浴びた沢がキラキラと輝く絶好の休憩場所に出る。 2つの難関を突破すると少し疲れるのでしばし休息を取ろうか。

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萌える春を見ながら
休憩しつつ進むとしよう

この先も道らしき道はなく、この開けた沢筋を伝っていくのだが、この沢筋にしても崖から崩れ落ちた岩がゴロゴロと転がる歩きにくい河原である。 やがて急激に両岸が狭まり、大きな瀑音が山峡に響く15m位の滝の前に出る。 この滝は、《風折滝》の釜から流れ出る水が岩盤を削り取った“後発滝”のようである。 そして、その横にロープを垂らしてある。

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後発滝に巻き道はなく
滝が流れ落ちる
ヌルヌルの岩を直上りだ

滝の素性はどうであれ、この滝の横を「直に登る」事に間違いはなさそうである。 もう、これは滝しぶきどころか、滝の落水をもろに浴びながら登らねばならない。 それに足場は濡れたツルツルの岩盤で、沢靴でなければ踏ん張りが効かず登りきれないだろう。

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下の後発滝から見上げた風折滝

これを越えると、山峡の果ての幽谷に滔々と白布を掛ける《風折滝》が見えてくる。 ちなみに今回は渡渉靴が劣化していて足の肉刺が潰れたので、この前衛滝で折り返しとなった。 なので、《風折滝》は以前の時の写真で・・。

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始めて風折滝にたどり着いた
時に魅た神秘の姿おば・・

さて、後発滝で折り返して《二股》に戻り着いたなら、先程の分岐を今度は右に向かって入っていこう。 《二股》からの右手の道は台高山域・池木屋山への登山道となっていて、これを伝って池木屋山を起点に台高山域を南北のいずれにも縦走できる。 但し、山中に宿泊施設はほとんどなく、テント一式を担いでの幕営山行となるのだが・・。 

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一般的な地図には乗らない
大瀑・高滝 70m

分岐の右側に続く《高滝谷》は《水越谷》と同様に切り立った幽谷を示しているが、こちらは岩崖の上に登山道が切られていて、朽ちた鉄ハシゴなどを上下する時に肝を冷やす以外は難なく通過できる。

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両方が崖となった幽谷に
直瀑が滔々と瀑布を掛けていた

約30分ほど谷の奥へつめていくと、ストレートの大瀑がとうとうと沢水を落としている勇壮な眺めが見えてくる。 これが《高滝》である。 この滝は完全なストレートで、一枚岩盤を70mイッキに落水をたたき落していて迫力満点だ。

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滝の崖には淡い春の彩りがあった

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滝の掛かる上ばかりでなく
足元も春の彩りがあった

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足の肉刺が潰れた事もあり
ここらで今回は引き上げるとしよう

今回は足の肉刺が潰れた事もあってこの高滝で折り返す事にしたが、冒頭の奥香肌峡の概要でも記した通り、高滝より上流は黒部渓谷の縮小版とも言うような高度100~200mのヘリツ道があり、転落死亡事故が多発する魔のスポットとなっているので、それなりの登山経験が必要だろう。 なお、高滝より先は、後にヌタハラ谷から台高の山々を周回したので、いずれその話を記述する機会に。

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帰春を楽しみながら帰路に着くとしよう

帰りは往路を忠実に下るが、徒渉地点が数多くあり最後まで気は抜けない。 慎重に下っていこう。

 ※ 現在は渓谷探勝路が整備されていて、水に浸かる事なく高滝まで行けるようである。
   だが、《風折滝》の掛かる《水越谷》は、現在も渓谷探勝路は設置されず、沢に入っての
   遡行となるので注意して頂きたい。


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1回飛んだけど今回は
『裏付け』が絶対的に必要な状況おば・・

それは生活や老後の暮らしなど
金が大いに絡む事である
あり丁寧に言えば
金が無ければ成り立たない事柄である

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セミリタイヤを夢見るのはいい
現にワテもそれを夢見ている
でも裏付けなく妄想で夢見ても100%失敗する

なぜならセミリタイヤをやりだした途端に
生活費がゼロの状態に陥るからだ
それにFIRE(早期リタイヤ)の
条件に書いてあるだろ?
「老後に使う1年間の費用の25倍の金が必要」だと


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最低でもその25倍の3750万が必要って事だよ
そして労働者が4000万近い金を貯めるには
新入社員の頃から定年までの40年間で
毎月8万近く貯蓄する必要があるって事だ

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