風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第501回  竜飛崎・冬景

『日本百景』 冬  第501回  竜飛崎・冬景 〔青森県〕

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冬の岬灯台は歩行どころか
立つのも困難なほどに
暴風が吹き荒れていた

  竜飛崎 たっぴさき (津軽国定公園)
青森県東津軽郡外ヶ浜町三厩龍浜(旧 三厩村部分)にある津軽半島の最北端で。津軽海峡に突き出た岬である。 津軽国定公園の一部に含まれている。 アイヌ語のタム・パ(tam-pa 刀の上端)から訛ったのが地名の語源で、これは『突き出た地』を意味するという説があり、『タム・パ』を「龍が飛ぶ」と当て字したといわれている。 表記には「竜・龍」及び「崎・埼・岬」の混同があり、『竜飛埼』・『龍飛岬』とも呼ばれている。

周辺は灯台を中心に遊歩道となっており、天気のよい日には津軽海峡を挟んだ北海道の松前半島や、海峡を行き交う船舶が見渡せる。 また、渡り鳥の飛行ルートとしても重要であり、しばしば鳥類研究家が観察の為に双眼鏡を構えている。

海から1日中強い風が吹き付ける土地柄で、冬季でも降った雪が風に飛ばされて深く積雪する事が少ない。 竜飛崎では、吹き付ける強風を利用して風力発電が行われている。 北海道の白神岬とは津軽海峡を挟んで19.5キロメートルの距離があり、地下を青函トンネルが通る。 青函トンネルの着工開始から完成までに、建設に携わり殉職した34名の碑が建っている。 石川さゆりのヒット曲『津軽海峡・冬景色』の一節に唄われた事で、全国的に名を馳せている。

竜飛崎のある竜飛集落は、三厩駅からのバスの終点(正確には集落のある『竜飛漁港』バス停が終点)で、そこから更に斜面を登った所に竜飛岬園地がある。 三厩から竜飛集落に向かう道は、源義経北行伝説の舞台の1つであり、義経ゆかりとされる寺社などが点在する。



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竜飛崎周辺の詳細地図

   行程表          トイレは道の駅駐車場にアリ       
青森市街よりレンタカー利用(2:00)→三厩駅前(0:30)→道の駅・三厩〔竜飛崎園地の入口
(0:15)→竜飛崎灯台 竜飛崎灯台や階段国道めぐり・所要約1時間半~2時間ほど
  ※ 冬の竜飛崎は立つのも困難な程に風が吹き荒れているので
    岬灯台園地より先の海岸線に立ち入る事ができない
竜飛崎園地〔道の駅・三厩〕(1:00)→道の駅・今別(1:30)→三厩駅より鉄道利用
(2:00)→青森市街

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竜飛崎灯台の建つ高台より
岬の荒れ狂う海を見下ろして

最果て感漂う岬・竜飛崎の冬は、石川さゆりのヒット曲『津軽海峡冬景色』で一大観光地となったのとは裏腹に、その歌詞をも凌駕する気象条件によって、観光地でありながら観光客がおいそれとは近寄れない地となっている。

それは、常時台風並みの暴風が吹き荒れ、歩くのは元より立つ事もやっとこさで、足腰に踏ん張る力が無いと車(レンタカー)の外に出歩く事も適わないのである。 まぁ、これはややオーバーな表現であるが、竜飛岬園地内に一歩繰り出せば風を遮るモノが皆無となり、灯台の建つ丘の上に向かうだけでも、階段の手すりにしがみついて這い上がらねばならないのだ。

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竜飛崎灯台
写真に撮ると何でもないようだが
吹っ飛ばされそうな暴風が吹き荒れ
側の鉄柵にしがみついて撮ったよ

やっとこさの事で灯台の建つ丘の上に上り着いても、今度は階段を下へ吹き抜ける暴風で、ちょっとでも気を抜いた瞬間に飛ばされて転がり落ちそうになる。 もう、階段の一段を昇るのにも、手すりにしがみついてよろけるのを防ぎながら登るので、灯台までの50m程のスパンの長い道路段を昇るだけで10分位かかる。

(1の位を繰り上げて)体重70㎏で、ヘタったといえ山に登ってそれなりに足に踏ん張る力がある(かな?)ワテの身体をよろめかせ、ともすれば吹っ飛ばされかねない強風で、それは地面にカメラを置いたなら、風でカメラが地を這いずりかねない暴風だったのである。 そうである・・、ワテの所有するボディが鉄のF-1が・・である。 今のデジタルのプラスチックカメラなら、カメラが風に飛ばされて地を転がっていくだろうね。

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根性を見せて
高台の最端まで這いずって
撮った岬情景

それでも根性を見せて(この根性を勤勉な目的に使えば、今のようなロクデナシではなかっただろうに)灯台の建つ丘の端まで這いずり歩き、最果ての海の情景をゲットしたよ。 だが、その下に続く波打ち際へと降りる下り道(この下り道は整備されておらず、手すりもない山道である)は、転がり落ちるのが怖くて踏み入れる事ができなかったよ。

それに立っているのがやっとの暴風で、歩くのも1歩づつの状況では長時間滞在するのは体力的な負担が大きく、移動時間(手すりにしがみつきながら一歩づつなので、2~3mの移動で1分かかる)を含めて40分ほどで引き上げる。 まぁ、道の駅を出て、再び道の駅に戻るまで小1時間って所だろうか。

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高台の下も暴風は吹き荒れているが
歩けぬ程ではなく幾分マシ

灯台の建つ高台より下に降りれば、相変わらずの暴風が吹き荒れてはいるが立ち歩く自由度は格段に増すのである。 要するに、歩くのも困難な程の暴風ではなくなるって事である。 なので、写真を撮る自由度も格段に上がるのである。

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波打ち際を波の華が
綿雪のように舞っていた

それに海際で暴風が吹き荒れているって事は、海上で風に煽られて舞い上がった高潮が荒れ狂う『海での絶好のシーン』をゲットできるのだ。 それに、波が岩にブチ当たって砕けてできる『波の華』も魅られるだろう。 これを目当てに防波堤に向かう。 防波堤は風避けにもなるしィ。

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岩礁にブチ当たった高波は
10m以上の波涛となって舞い上がる
背後には北海道・松前の大千軒岳が
島のように浮かんでいた

目論み通り、風に煽られた高波は5mにも達し、それが岩礁にブチ当たると飛沫が10m以上舞い上がる豪壮な情景を魅せてくれる。 また、波打ち際を行く岬遊歩道の崖には、崖にぶち当たった波が砕けてできる『波の華』が雪のように舞っていた。 コレは柔らかすぎて写真には撮れなかったが、この目では確かに波の雪を魅たのである。

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もう一つの竜飛名物
国道339号の階段国道

この情景を堪能したら、次はもう一つの竜飛名物を訪れる事にしよう。 その名物とは、国道339号線の末端部分の『階段国道』である。 だが、この階段国道も冬季は閉鎖されて、進入を防止するバリケードが築かれている。

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冬季の階段国道は閉鎖され
進入禁止のバリケードが築かれている
裏道を通れば容易に
階段国道にアクセスできる

そして、その『階段国道』の冬季は閉鎖されて人が通らない為か、階段の大半の踏み段が凍っていた。
雪は風に飛ばされて積もる事はないが、風によって凍らされて階段がツルツルとなっていたのである。
ここも違った理由であるが、灯台の建つ丘と同じく手すりにしがみつきながら1段づつ下っていかねばならない。

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階段国道の中間にある展望所からは
竜飛漁港の波止場集落を
見下ろす事ができる

階段国道の中間地点には広い展望所があって、竜飛漁港の波止場町を見渡しながらひと息つける。
でも、立つのも困難な暴風は、写真では現わせないモノですね。 写真で見れば、何の変哲もない「曇天の波止場集落」としか説明できないよ。

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竜飛崎温泉
名所をめぐった後は
現地の温泉に浸かるか
※ 楽天トラベルより

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絶品の今別牛味噌ラーメンおば
※ 道の駅・今別のウェブサイトより

『階段国道』を往復(レンタカーを停めている『道の駅』は、『階段国道』の上側にあるので昇り返す必要がある)したなら、岬園地を出て近くにある竜飛崎温泉に浸かりにいくのもいいし、『道の駅・今別』で絶品の今別牛味噌ラーメン(ラーメンは味噌にかぎる)で腹を満たすのもいい。

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道の駅・今別の裏側には
津軽線の津軽二股駅とシンカンセンの
奥津軽今別駅が併設されている

また『道の駅・今別』は、JR北海道を更なる赤字地獄に落とし込んだ北海道シンカンセンの駅と津軽線の津軽今別駅に併設していて、シンカンセンはこの先で津軽海峡トンネルに入る。

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JRの境界駅で随一の
何もない駅の中小国駅

シンカンセンが開通する前は、この数駅前の中小国駅が在来線との分岐点であった。 今は在来線の特急が廃止されて使用されなくなった電車用の架線、しかも高速運行に耐えられるカナテリー方式(だったかな?)の立派な支柱に支えられた架線がある。

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待合室のみの棒線閑散駅の
頭上には高速列車用の
架線が張ってあった

だが、中小国駅から先の閑散在来線に格下げとなった津軽線の非電化区間は、三厩まで1日僅か5往復のみの運行で、町村合併で外ヶ浜町の中心となった旧蟹田町の蟹田駅以北は、終点の三厩まで列車の行き違いが不可能な閉塞区間となっている。

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キハ40が運行している近いうちに
津軽線は再訪したいものだ

なので、駅待合室内に掲示してあった竜飛崎へと誘うポスターの通りに鉄道とバスで竜飛崎へと向かう事は至難の業となっている。 だが、いつの日か、キハ40の国鉄型が残るこの区間を、カメラ片手に再度訪ねたいモノである。


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ガンダム・マクロスネタから通常に戻して
オミクロン株が海外で流行し始めているが
シナの冬季五輪に参加したら
参加者・支援スタッフが感染株を持ち帰って
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きっとまた「感染拡大防止に
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仕立て上げて逃げるんだろうね

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それにオミクロン株って
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有り得ないだろうがよ

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