風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第161話  宝剣岳岩稜

よも”ヤマ”話  第161話  宝剣岳岩稜 〔長野県〕 '96・8
宝剣岳 2931m(2度目の登頂)、濁沢大峰 2724m、檜尾岳 2728m〔名峰次選 30峰目〕

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荒々しい岩稜を魅せる宝剣岳

   宝剣岳 ほうけんだけ (中央アルプス国定公園)  ※ 2020年3月に県立自然公園から格上げ
長野県の木曽山脈(中央アルプス)にある標高2,931mの山で、木曽駒ヶ岳の南に位置する。
東麓の千畳敷カールからは大きな岩峰としてそびえ立つ姿が魅られ、中央アルプスの代表的な風景に挙げられている。

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山頂に立つ大岩
昇って降りれない
ハイカーが多発しているらしい
ワテも降りれなくなった
オッサンを救助したよ
※ ウィキペディア画像を拝借

山頂には高さ5m程の先端が尖った巨石があり、巨石の頂上部は一人が立つ事のできる程度の広さがある。
360度の展望が得られるが、登下降の際に注意が必要であり、岩登りの技術の低い者は事故防止のため登らない方が無難である。

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麓に対峙する山から見上げる
宝剣岳と千畳敷カール
※ ウィキペディア画像を拝借

東麓にある千畳敷カールは国内有数の圏谷地形であり、付近はお花畑が広がる。 また、カールを囲む岩峰は急峻な岩壁の連なりであり、しばしば滑落事故が発生している。 南には極楽平や島田娘と呼ばれる雪形があり、その先の主稜線は空木岳へと続いている。 標高2,600m付近の千畳敷までは駒ヶ岳ロープウェイで簡単に上がる事ができ、千畳敷カールには遊歩道がある。 

古くから信仰登山の対象の峰で、江戸時代後期には絵図で『錫杖嶽』と書かれ、またの名が『剣ヶ峰』と呼ばれていた山名は、山岳信仰によるものとされている。 また、1811年に下諏訪の寂本法師が、山頂に重さ7貫目(約26kg)の錫杖を奉納した事から『錫杖岳』とも呼ばれる。

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美しい岩稜を魅せる宝剣岳は
過去に滑落死亡事故か
多発する魔の山でもある
※ ウィキペディア画像を拝借

宝剣岳の登山道では過去に多くの滑落事故が発生しており、多くの人命が失われている。
頂上を目指す為には、岩場を登るための知識及び登攀技術(「三点支持法」など)、標高の高い山の登山に適した服装や装備が必要となる。

千畳敷から乗越浄土経由で宝剣岳へ向かうルートは急勾配であり、乗越浄土から宝剣岳山頂までは岩場や鎖場が続く難路となっている。 千畳敷から極楽平を周回するルートは、極楽平から宝剣岳山頂までは、やはり急峻な岩場や鎖場が長く続く難路である。



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中央アルプス縦走路(千畳敷~檜尾岳)詳細図
※ 南駒ヶ岳・三ノ沢岳への使い回し予定

   行程表              駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR駒ヶ根駅よりバス(0:50)→しらび平よりロープウェイ(0:10)→千畳敷 
      ※ マイカーの場合は菅ノ台の有料駐車場に車を止めバスに乗る
        この先の駒ヶ根橋で一般車両通行止
     (0:40)→浄土乗越・木曽駒ヶ岳までは往復1時間40分
     (0:20)→宝剣岳(1:00)→極楽平(2:20)→檜尾岳(0:10)→桧尾岳避難小屋
《2日目》 桧尾岳避難小屋(0:10)→檜尾岳(1:20)→熊沢岳(2:00)→木曽殿越
     (1:30)→空木岳(1:00)→空木避難小屋
《3日目》 空木避難小屋(1:30)→小地獄・大地獄(1:20)→池山小屋
     (1:30)→駒ヶ根高原登山口 (0:20)→菅ノ台バス停よりバス
     (0:15)→JR駒ヶ根駅 ※ マイカー利用は菅ノ台で車回収

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宝剣岳岩稜は
懸垂下降もある高難度の岩稜だ

 《1日目》 千畳敷カールより中央アルプス稜線縦走
「山に登る時は、一番楽で“おいしい”コースを目指す」という『日本百景』における格言!?通り、ロープウェイ・リフトは積極的に利用する事にしている。 もちろん、この中央アルプスも例外ではないっていうか、駒ヶ根側から自力で登ってくる奴なんて「現在この世にいるの?」って感じである。

さて、夏シーズンならば、ロープウェイの始発時間が朝6時と早まるので、駒ヶ根駅のバスもこれに合わせて乗車する。 なお、《千畳敷カール》から稜線上の《浄土乗越》までと木曽駒ヶ岳の往復は、過去に『よも“ヤマ”話』第54話第55話の『千畳敷カールより木曽駒ヶ岳へ〔厳冬期〕』で述べているので、ここでは夏道と冬道の違いを軸に簡単に述べようと思う。

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真冬の宝剣岳
右手の雪の傾斜が
千畳敷からの登り道(冬道)
ちなみに千畳敷から浄土乗越は
冬しか撮ってなかったりして

ちなみに、冬季の宝剣岳岩稜は冬に行くと2~3割の確率で滑落の危険があり、滑落すると1000m下の木曽谷の氷河の一粒の氷となります。 そして、ぢ・つ・わ・・、中ア盟主の木曽駒ヶ岳は厳冬期にしか登った事なかったりして・・。

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中アの盟主・木曽駒ヶ岳は
真冬にしか登頂経験がないという
奇妙キテレツなワテ

脱線した話を元に戻すとしよう。 《千畳敷》のロープウェイ駅を出ると、ロープで仕切ってある登山道をカール壁に向かって歩いていく。 やかて、金網で包まれた岩道をジグザグを切って登っていくようになる。 このように道の付き方からみても冬とは全く違う(冬は雪斜面の直登)が、何よりも違うのが登山者一人一人の『いでたち』が表す山に対する心構えではなかろうか。 

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千畳敷からの登り
夏はつづらを切っているが
冬は雪の急傾斜の直登だ
でも『奇跡の体力』時は
この傾斜を40分で登ってたのね

さて、ジグザグ登りを約40分(ヘタレた今なら1時間はかかるかも)、おそらく疲れを感じる前に《浄土乗越》に登り着く。 時間に余裕があれば、木曽駒ヶ岳への往復もいいだろう。 ただ、木曽駒ヶ岳は往復するだけではあまりにももったいなく、《濃ヶ池》や伊那前岳といった素晴らしい景色の場所へ行ってみたくなるだろう。

だが、これらの景勝に寄り道すると、檜尾岳への到着時間が遅れたり、最悪たどり着けなくなるので時間の計算が必要だ。 しかし、「木曽駒ヶ岳周辺で遊んでしまうと、中央アルプスを縦走するのは不可能だ」という事もない。

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晩夏のカールは
トウヤクリンドウの花盛りだった

宿泊地を《1日目》『宝剣山荘』、《2日目》『木曽殿越山荘』と設定する事で可能となるのである。
但し、本来の目的である『縦走』に余裕がなくなる事、山荘に宿泊するので費用がかさむという難点も出てくるのだが・・。 

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浄土乗越側からの写真は
冬しか撮ってなかったりして
冬季は宝剣山荘以外は
雪に埋没して休業となる

さて、千畳敷カール壁を登って《浄土乗越》に登り着いてからが、この縦走山行の本番だ。
宝剣岳の登り口は小屋の裏手の左側にあり、やや判り辛いかも知れない。

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なのでウィキペディアから
夏の浄土乗越をば・・
※ ウィキペディア画像を拝借

宝剣岳のそびえる方向へ進むと、途中で進路を変えて木曽駒ヶ岳への道と合流してしまうので注意が必要だ。 宝剣岳への道は過去記事などで述べた通り、深く切れ落ちた《宝剣沢》を挟み込むように巻きながら登っていく。 

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冬はヘタレた今行ったら
絶対に当選(滑落)して
『額縁の人』となるだろうね

やがて、《伊那谷》側に大きな岩峰が仕切り出す。 この岩峰をトラバース気味に《木曽谷》側に巻いて、宝剣岳の鋭い剣先を形取る荒々しい岩盤がスッパリと切れ落ちる《宝剣沢》を横目に見ながら、鎖片手にトラバースしていく。 前項目で述べた『恐怖のトラバース』のキャッチャーミットのような『釈迦の手のひら』の通過である。 冬ほどではないにしろ、やぱり「冷や汗モノ」の難所である。 これを乗りきると、宝剣岳の山頂である。 

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大岩の立つ宝剣岳頂上にて
この後に前の大岩に昇ったまま
降りれなくなったオッサンを救助する
生涯でも「片手にさえ余る」善行をしたよ

宝剣岳の頂上は眺めは抜群であるが、鋭い岩峰の穂先という事で山頂は至って狭い。 頂上には大岩が直立していて、それに昇ればさらに格別な眺めとなるのだが、降りれなくなる危険がある。 ちなみに、この大岩の上に昇った中年のオッサンが降りれなくなってヘルプしたので、当時『奇跡の体力』を持つ屈強な身体だったワテは、「(ワテの)肩に足を乗せて降りて」と、生涯数少ない善行(中学生の命を救ったワテ最大に次ぐ善行)をしたよ。

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宝剣岳の頂から
木曽谷方向を見下ろす

難路にも関わらず宝剣岳までは人が次々とやってくるので、あまりゆっくりとはしてられない。 
さて、頂上からは、『恐怖のトラバース』より格段に切れ落ちたギザギザの稜線を伝っていく事となる。 ここからも夏だからこそ行ける道で、宝剣岳を冬に行く事が自殺行為の愚行である事は説明せずとも解かるだろう。 

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崖っぷちからは眼下に
安全・平和で穏やかな浄土の
千畳敷が見下ろせる

頂上からは、浮石まみれの崖っぷちを巻くように下っていく。 途中に岩と岩が積み重なった『門』をくぐったり、岩をヘツッたり、時には一枚岩の懸垂下降をしたり・・と、かなりハードだ。

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こういった垂直よじ登りや
逆の懸垂下降が連なる

特に恐怖を感じるのは、《木曽谷》側に向かって鎖片手に一枚岩を下っていく所だ。 足をホールドする鉄杭は打ち込まれているものの、上から音を立てて落ちてくる落石と、引き込まれそうな位深い《木曽谷》の『奈落の底』が視界に入るからだ。 

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ひと息着ける
岩稜のテラスより木曽駒を望む

この下りを乗りきると、ひと息つける鞍部に出る。 ここからは、深い《木曽谷》を挟んでそびえる三ノ沢岳 2847m や、木曽中岳の後にひょっこりと顔を出す木曽駒ヶ岳、宝剣岳の頂上から連なる鋭い岩峰など、カメラを取り出したくなるような景色が広がる。

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やはり岩稜を従える宝剣岳が
最もそそる眺めだね

この鞍部からは宝剣岳の支峰に向かっての一枚岩の垂直登りがあり、鎖やホールドをつかんでこれを登りつめると、稜線の鋭い尖先を伊那側へ跨いで稜線の上部をトラバースしながら渡っていく。 

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この岩稜から見下ろす
千畳敷は別の世界だね

背後には《千畳敷カール》が広がり、人々が次々とロープウェイのゴンドラに運ばれてやってくるのが見える。 これから登る者やカールを散策する者が、アリのようにうごめいている。 だが、下から稜線の岩にへばりついているワテを見ると、どう見えるのだろうか。 岩にへばりつく『虫』なのであろうか。
とにかく《伊那谷》側は、緊張する難所には場違いな眺めである事は確かである。

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こんなガチャガチャした岩峰を
垂直に3~4回ほど乗り越えていく

しばらく伊那側をトラバースすると、また稜線の尖峰を跨いで、再び《木曽谷》の底に向かって懸垂下降で下っていく。 ここも鎖が付き、足を置くボルトも打ち込まれてはいるが、谷に向かって下りていく緊迫感は相変わらず大きい。

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難所を越えてホッと一息
木曽・中岳を望む

このような感じの登降を3~4回繰り返すと、『遭難ノ碑』という石碑の立つ三ノ沢岳への分岐へとたどり着く。 ここでようやく難所から解放されて、白砂の広く眩い稜線を緩やかに下っていく。
このまま10分ばかり歩いていくと、多くの人で賑わっている広場に出る。 《極楽平》である。

《千畳敷カール》からここまでは初心者コースが設定され、それこそスニーカーなどの軽装で次々と人がやってくる。 でも、「最低限その軽装ではここまてで、その格好で宝剣岳に挑むのは到底ムリだよ」と、心の中で呟いたよ。 まぁ、あの恰好で行ったら、夏山遭難死・大本命のデンデン虫(競馬予想の本命『◎』の事)が付くけど・・。

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カールを抱く名峰・三ノ沢岳
三ノ沢岳は数年後の
『よもヤマ話』を乞う御期待
※ ウィキペディア画像を拝借

なお、この《極楽平》から、稜線から外れたカールを抱く名峰・三ノ沢岳へのルートが延びている。
《極楽平》の人だかりはどうも雰囲気になじめないので、足早に通過する。 《極楽平》から少し離れると途端に人気がなくなり、再び静かな稜線歩きを取り戻す事ができる。

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稜線上を南下する縦走路

白亜の広い稜線を緩やかに登っていくと、『島田娘』の雪形を示す岩峰の頂点に立つ。
頂点といっても小高い丘の上に立ったような感覚で、気づかずに通り過ぎるかもしれない。 

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トウヤクリンドウ
以外に花は見当たらなかった
夏も盆が過ぎてこの年最後の
『山旅放浪』の山旅ともなれば
稜線に咲く花も単一となる

後は、広々とした白亜の稜線を濁沢大峰 2724m 、檜尾岳 2727m とアップダウンを繰り返す。

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疲れていたのね・・
三ノ沢岳は黒潰れとなったよ

右手に深い緑の窪みを示す《三ノ沢カール》が見渡せる。 この《三ノ沢カール》の存在は、三ノ沢岳をより魅力的にしている。

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濁沢大峰の痩せ尾根部分
稜線上の難所の一つだ
※ ウィキペディア画像を拝借

なお、稜線縦走の途中、濁沢大峰付近では痩せ尾根となって大きな花崗岩の一枚岩の登降とトラバースがあり、鎖・アングル付の難所となっているので注意が必要だ。 

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本日の宿泊地・檜尾岳
山の左方に避難小屋が
建っているのが見える
※ ウィキペディア画像を拝借

檜尾岳に着いて空木岳の勇姿を眺めたなら、今日の宿泊地・《檜尾岳避難小屋》に向かおう。 
檜尾岳の頂上から下る事10分だ。

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当時はトイレ無で水場も細い
あまり使い勝手のいい
避難小屋ではなかった
※ 駒ヶ根市のウェブサイトより

小屋はまだ新しくきれいなのだが、水場はチョロチョロで細くお世辞にもいい水場とは言い難い事、トイレがない事などが難点である。 なお、旧小屋の石垣が残るキャンプ指定地での幕営も可能である。
明日は稜線を伝って、名峰・空木岳の頂に立とう。

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1日の行程を終えた小屋前で
暮れゆく空木岳方を眺めて

ちなみに、現在の檜尾岳避難小屋は2010年頃にトイレが設けられて、現在は増え続ける避難小屋利用者の為に、収容力4倍増強(定員10人程から40人以上に)及び有人の山荘化を目指して、駒ヶ根市が音頭を取って改装・増築中との事である。

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現在はトイレが増設されている
2022年夏を目途に改装・増築と
有人管理小屋化が勧められてるらしい
※ ウィキペディア画像を拝借

  ※ 続く《2日目》は、次話の『第162話 空木岳』にて


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ガンダム・マクロスネタの最終回は
取り上げるのを忘れていた
マクロスFとマクロスΔおば・・

マクロスFはヒロイン戦略は成功したけど
話やキャラの魅力は今イチだったね
それに主人公の野郎は
コンプレックス持ちの刺々しい奴で
カミーユ君みたいで好きになれないわ

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それに初代と同じく民間上がりで
アイドルとなったヒロインは
いつの間にかスターとなって
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変な展開になっていたしィ

でも劇場版は最初に全宇宙的な
アイドルだったヒロインが
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