2021-12-11 (Sat)✎
『路線の思い出』 第471回 三江線・鹿賀駅 〔島根県〕
晩秋の鹿賀駅情景
葉が全て枯れ落ちて厳しい冬がやってくる
:
それは路線の命運と同じく
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’16)
江津~三次 108.1km 46 / 1109
廃止年月日 転換処置
’18/4/1 備北交通・大和観光・邑南町営・石見交通
など区間によって分担
運行本数(’17)
江津~三次 下り2本・上り1本
江津~石見川本 上り1本
江津~浜原 3往復
石見川本~三次 上り1本
浜原~三次 2往復
口羽~三次 1往復
※ 廃止日までの残り2週間は昼間便の浜原~口羽の通し運行を実施した
江津~三次 下り4本・上り3本
江津~石見川本 上り1本
石見川本~三次 上り1本
江津~浜原 1往復
浜原~三次 1往復
駅裏手には小集落があり
火に数人の乗降客がいた鹿賀駅
鹿賀駅(しかがえき)は、島根県江津市桜江町鹿賀にあったJR西日本・三江線の駅である。
三江線の廃止に伴い、2018年4月1日に廃駅となった。
浜原方面に向かって右側に単式ホーム1面1線を持つ停留所規格の駅で、浜田鉄道部管理の無人駅であった。 ホーム上に待合室があるのみて、直接ホームに入る形になっていた。 自動券売機等の設備はなかった。 駅全体が若干カーブしていた。 2017年の一日平均の乗車人員は2人との事。
駅名となる地名の由来であるが「敷処(シキカ)」の転で、当地が江ノ川の河原に立地し、河原敷を開拓した所から来ている。 周囲は開けていて田畑が広がり、駅の裏側に鹿賀集落の民家が点在している。
路線廃止後ほどなくして、当駅の旧駅舎(待合室)は撤去されている。 だが、ホームや当駅附近の線路は、廃駅当時のまま残っている。
鹿賀駅にあっだ名所案内板
災害により通常では
魅る事も適わなくなった
秘滝・龍頭ヶ滝
当駅から1.5kmほど山奥に入った所に落差40mの観音滝がある。 また、隣駅の石見川越には落差60mの秘滝・龍頭ヶ滝があるなど、山側は平地がほとんどない急峻な地形となっている。
廃止直後の鹿賀駅
:
列車が来ないと晴れるね
三江線が廃止となる前の年から、三江線の四季を題材に我がホームページの旅行記の企画したのだが、この最後の一年は沿線の四季を語るには、あまりにも四季の差に乏しく、また冬季の年明けに入ってから春先まで、雪が全く見られないのに『大雪の為の長期運休』で、冬は全くと言っていい程に追っかける事ができなかったのである。
そして、秋も列車の来ない日中は快晴の青空で、朝方や夕方前の15時過ぎはドン曇りの空模様で、思い描いた三江線の在りし姿を撮る事が叶わなかったのである。 これは全線を通じて同じ様な結果だったので、当初に企画したお題の『三江線・最後の四季』は諦めで、『三江線・最後の一年』と帳尻を合わせたのである。
三江線廃止の
あの『なごり桜』から
大方3年経ったのね
そして、三江線の列車写真だけでは内容不足を感じたので、沿線の自然景勝地を取り入れたモノとしたのである。 でも、必死に三江線に通って、この旅行記を製作していた頃からもう3年近くとなるのか。
だが、思い通りに撮れた所は撮った写真を前に出して語らねばネタに詰まるけど、思い通りに撮れなかった所はすぐにでも悔しさとして頭に刻まれるモノですね。 しかも、他の人の撮った鹿賀駅での三江線の写真を見るにつれ、「あと一年早く追っかけていたら、ワテにも撮れたのかなぁ」と悔いる事も多々ある。
それでは、ワテの写真旅行記集の一文や、春以外に満足に三江線を撮る事が叶わず(その春でも、鹿賀のような撮りそびれが多々あるが)鉄道旅行記として挫けた内容になった代用の周囲の滝めぐりで、この『路線の思い出・鹿賀駅』の記事を成立させようと思う。
列車が来ない時間帯に限って
秋晴れの絶好の撮影条件となる不思議
・・鹿賀駅は、見事に「撮りそびれた」駅の一つである。 まぁ、三江線の全33駅の半数の駅が鹿賀駅と同じ立ち位置となるのであるが・・。 それは、最初の『秋の追っかけ旅』でこの駅を訪ねたのだが、その時は列車が行ってしまった秋の昼下がりで、鹿賀駅は秋晴れの空が広がる絶好の秋風景だったのである。
だが、日中の三江線のこの区間は、12~13時台に上下1本づつしかなく、その内の上り(江津方面行)列車は、大阪からやってくるエトランゼたるワテにとっては三次からのアクセス列車で、この石見川本~江津の上下各1本は限りなく撮影がムズかったのである。
なぜなら、レンタカーを使うとしても、列車本数が4~5往復で日中の日が照っている時間は上下合わせても最大4本と極めて少なく、この条件ではより多くの撮影機会のある別の場撮影地点を優先してしまって、結局鹿賀での撮影は断念してしまうケースがほとんどだったのである。
枯れ葉2枚で秋風景を語るのは
ムリというモノ
だから、カメラで駅ホームの写真を撮りつつ「次に列車と撮る時はこうだ!」と、カメラのファインダーを覗きながら空想に耽ったのを憶えている。 だが、思惑通りには上手くいかないモノで、翌年の廃止を半年後に控えた最後の年の秋は、紅葉が彩る最盛期に三江線を訪ねる事ができず、枯れ葉が1~2枚たなびくだけの冬間近の情景だったのである。
その都合というのが、「秋の最盛期にはヤマの紅葉風景を撮りに行ってしまった」というのは藪の中に・・。 まぁ、こういういい加減な所が、三江線の四季を追う事ができずにお題を『三江線・最後の一年』に変えざるを得なくなってしまった原因だろうね。
この落ち葉2枚の情景も
考え様によっては
消えゆくその時が迫る三江線と
ダブらせる事ができたかな?
そして冬は、この翌年の1月に訪れたのだが、この時は例の『大雪(に託けた)運休』に突入した直後で運行ダイヤが大幅に減便された上に、未撮の千金駅や川平駅を優先して鹿賀は再訪できなかったよ。
そして、『追っかけ旅・ファイナル』での最後の春の情景も、乙原から先の県道40号の最初で最後の大渋滞で断念して引き上げた為に、結局は撮りそびれたフラストレーションだけが溜まる結果となってしまったよ。
けれど、この本数が極めて少ない三江線では、列車だけを追う『撮り鉄の旅』が至難の業だと薄々気づいていたし、現実に列車の運行のない日中をどう凌ぐかが、毎回の『追っかけ旅』の課題となっていたのである。
三江線沿線は水の都・・
隠れた名瀑が数多くある
それで、列車のない日中は、周囲に潜む秘めたる滝を訪ねる事にしたのである。 三江線の沿線である江ノ川の流域には標高500mすら越えるヤマがないものの、江ノ川を挟んで両岸が渓谷でいう『函』のように切り立った急峻な地形で、こういった地形は滝の宝庫となるのである。 なので、列車のない日中は滝と渓谷めぐりをしていたよ。 この旅行記で、三江線の沿線近くにある滝と渓谷を5つもめぐったよ。
豪雨災害で探勝路が崩壊して
魅る事の出来ない秘滝となった龍頭ヶ滝
だから・・であろうか、他の『撮り鉄』さんとは鉢合わせする事がほとんどなかったよ。
まぁ、『撮り鉄』しにきて渓谷めぐりする奴なんていないし、現地もこれらの滝を観光資源としては見ておらず、一部の滝を除いて豪雨災害で探勝路が崩壊しても、復旧させる事なく放置だったからねぇ。
更に付け加えれば、豪雨災害で破壊されて「道として存在しない」渓谷探勝路に入っていくのも、このタワケならではのクオリティですね。
江ノ川流域では
百名滝の常清滝に次いで
名の知れた観音滝
観音滝 かんのんたき 落差 40m 〔断魚渓観音滝県立自然公園〕
観音滝の上部は
枝垂れが美しい3段瀑だ
アプローチ
鹿賀駅の西方約1.5kmの所にある滝で、車なら駅から滝駐車場まで約2.5km(案内板アリ)
駐車場より250m・徒歩5分程で滝前に出る。
観音滝の中・下段は
スレートの一枚岩を美しい模様を
描いて枝垂れ落ちる
駅舎のない鹿賀駅から県道を600m程進むと三叉路に出て、そこから奥に分け入る林道昇格線のような細い舗装道を約1.5km程つめると、40mの一枚岩を滑るようにしだれ落ちる玉簾れの滝・《観音滝》が見えてくるだろう。 何とも優雅な滝である。 玉簾れとなる落水も透明感が際立っていて、大立て一枚岩の岩模様もはっきりと見える程である。
上段・中渡り・下段の
3段に分かれた美しい滝姿の
秘滝・龍頭ヶ滝
龍頭ヶ滝 りゅうずがたき 落差 60m 〔江ノ川水系県立自然公園〕
60m以上の高さがありそうな
龍頭ヶ滝の上段滝
被災後の龍頭ヶ滝 詳細図
アプローチ
鹿賀駅の隣駅・石見川越駅の南方約2.5kmに位置する滝で、石見川越の集落を抜けて山側へ約2km程入った所にある。 駐車場はあったが、平成25年の山陰豪雨災害で被害を受けて、車の進入が適わぬ程に荒れている。
平成25年夏の山陰豪雨災害で
遊歩道そのものが崩壊・消失した
龍頭ヶ滝
豪雨からの土石流で
ズタズタに破壊された
龍頭ヶ滝遊歩道
現在は平成25年の山陰豪雨災害で、滝遊歩道がズタズタに崩壊して通行止となっている。
筆者(タワケ)のようにムリヤリ行くと身の危険を伴いかねないので、やめておくのが無難である。
秘めたる滝は濡れ落ち葉をも
芸術として魅せる力あった
公称の落差60mを遥かに凌ぐ落差を感じる滝で、上段・中渡り・下段の3段に分かれた美しい滝姿である。
やはり、滝に行き着くまでの困難さが、その姿を更に尊く魅せているのだろうか。
ガンダム・マクロスネタの続き7回目
でもマクロスプラスは映像としては
今の劇場版アニメを凌駕する完成度を誇り
レンタルビデオ屋で借りて改めて視ると
そしてストーリーを把握しながら視ると
かなりいいデキのモノだが
チャラ視すると訳の解らん作品だわ
でもヒロインが迷惑な女過ぎるな
歌を見失った自身の影として
操っていたのが暴走して軍部中枢の
コンピューターを乗っ取ったりしたからね
パイロットの男2人の争いの種だしィ
迷惑と言えばマクロスシリーズで
一番の駄作がマクロス7だな
戦場に改造バルキリーで出て
歌を歌うだけとは防衛の邪魔を
しているだけじゃねぇの!
それに何でバトロイドに
口が必要なんだよ!
バルキリーは戦闘機だぞ!
思いっきりブサイクにしやがって
戦闘に参加しているパイロットなら
そんなのは撃ち落としたくなるし
ワテが指揮官なら撃墜命令を出すね
アニメで野郎のアイドルの
歌はあんまり聴きたくないしィ
でも最近はボーイズ・ラブの
美少年アイドルモノが出てきている
みたいだけど全く見る気はしないわなぁ
まぁガンダムの駄作中の駄作である
プロレスガンダムよりずっとマシだけどね
宇宙に四角いリングが出た時点で
コリャァダメだと思ったよ
でも初代マクロスに致命的な
作画のムラや声優の自殺がなければ
ストーリー・設定・戦闘メカ・キャラと
全てでガンダムを凌駕していたし
立場が逆転していたかも・・と思うワテでした
あっ・・マクロスΔとFを忘れてたよ
なのでガンダム・マクロスネタも
次回が最終回って事で
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