風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  廃線鉄道 >  廃線鉄道・北海道 >  廃線鉄道 第63回 江差線 その2

廃線鉄道 第63回 江差線 その2

廃線鉄道 第63回 江差線 その2 〔北海道〕

h62-2 (1)
廃止直前は輸送密度41人と
日本一の閑散区間となっていた
江差線の廃止区間

江差線
(えさしせん)は、かつて北海道函館市の五稜郭駅から檜山郡江差町の江差駅までを結んでいたJR北海道の鉄道路線である。 
2014年に木古内~江差が部分廃止され、残る五稜郭~木古内も、2016年に道南いさりび鉄道に移管された。 ここでは、路線廃止となった木古内~江差の区間のみを取り上げる事にする。 この記事は、前回の《その1》の続きである。

h62-m.jpg
江差線廃止区間の路線図

《路線データ》
路線廃止区間と距離(営業キロ):木古内~江差 42.1km、軌間:1067mm、
複線区間:なし(全線単線)、電化区間:なし(全線非電化)、運行最高速度:65 km/h、
閉塞方式:木古内~湯ノ岱は特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)で、
     湯ノ岱~江差はスタフ閉塞式票券閉塞式と分けられてあった
廃止区間の駅数:10駅〔木古内〕・渡島鶴岡・吉堀・神明・湯ノ岱・宮越・桂岡・中須田・
           上ノ国・江差

h62-ak2.jpg
途中には鉄道趣味団体が設けた
駅ではないモニュメント

 ※湯ノ岱~宮越の間に鉄道ファン向けのモニュメント・『天ノ川』駅があったが、
  営業駅ではなかった
 ※廃止区間の交換駅は湯ノ岱のみで、終点の江差も到着列車が折り返すだけの棒線構造
  の駅だった
路線廃止区間の2014年度の営業係数:314
廃止時の運行本数:普通列車のみ1日6往復で、その多くは函館駅から直通していた。
         また渡島鶴岡・吉堀・神明は一部の列車が通過していた。

h62-es (5)
江差駅のスタンプ

   乗車記
この路線は『乗車記』として語るよりも、『撮影体験記』として語る方がいいかもしれない。
なぜなら、撮影地として選んだ江差周辺の海沿いを行く1区間以外は変化に乏しく、『乗車記』として語っても廃止区間内の駅の羅列となるだけだから・・である。 まぁ、唯一の変化と言えば、鉄道趣味団体が設けた「駅ではない」モニュメントの『天ノ川』位だろうね。

なので、この路線は『乗車記』ではなく、上に述べた通りに『撮影体験記』を語っていく事にしよう。
撮影日前日は上ノ国で駅寝して朝の撮影に備えようとしたが、上ノ国では締め出しを食らって、バス停で野宿したのだった。 でも、コチラの方が居住性が良かったりして・・。

h62-yt (6)
塩化ナトリウム+炭酸泉の
本格源泉かけ流しと
期待以上だった湯ノ岱温泉

こういうアクシデントはあったものの、予定通りに湯ノ岱温泉での湯治もこなして、この旅の最終行動地となる《江差》の街もめぐる事ができた。 それでは、その顛末を語っていこう。

上ノ国駅で締め出しを喰らって野宿するハメとなった《上ノ国バス停》は、都会の1ルーム真っ青のトレビアンな建付けで快適な一夜を過ごせたよ。 上ノ国駅は上ノ国町の中心地にあり、駅前にはコンビニもあるなど『町の駅』だが、1日の駅利用者は1人のみなんだって。 それゆえ「乗客なんぞいない」とふんぞり返っているのか、始発は7:41と、途轍もなく遅い。

r360 (7)
「乗客なんていないから」との
思惑があってか7:41と途轍もなく
遅かった江差行の始発列車

だが、この「途轍もなく遅い」始発列車に乗らければ、昨日に『完乗&索敵』目的で江差まで通しで乗って撮影地と決めていた海の寄り添う場所までの6km余りを歩いていかねばならないからだ。
まぁ、これが『乗り鉄&撮り鉄』の宿命みたいなものなんだけど・・。

撮影地としてピックアップした江差線のこの区間は、線路の外側の海沿いを国道が走る基本的に「使えない」線形であるが、江差駅から1.5kmに位置する200m余りだけが国道が線路の下に隠れてくれる「使える区間」となっていたのである。 昨日の通しで乗った『完乗&索敵』の結果から、即席で『撮り鉄』できる場所はここ以外に見当たらなかったのである。

この遅い始発列車に乗り込み、江差駅に着いたのは8時前。 この折り返しの列車はちょっと無理そうだ。 従って、ターゲットは9時~10時の折り返しの2本のみとなりそうだ。 荷物を駅の隅に放置して(放置した荷物は、テント・アイゼン・シュラフなど18㎏の金とは全く縁のない代物で、「盗れるもんなら盗ってみろ」って強気になれる)行動開始。

江差駅から国道を歩いて撮影地と決めた地点まで行くが、線路は道路から3~4m上の土手上にあるが、国道と土手の間には15m位の荒れ湿地があって撮影目的地の位置がつかみ辛い。 まぁ、江差駅から線路を伝っていくのが最も確実なのだが、中年域に入ったこの歳でそれをするのはさすがに反則だろう。

歩いている内に目的地を大きく通り過ぎ、気がつけば江差駅より3.4kmも出張っていたよ。 
仕方がないので、線路際の湿地を横断して国道に出てそれを伝って戻る事にする。 このように、かなりの時間を費やして1.5キロ地点と思しき所まで戻る。

葦が密生する荒れ湿地の藪を漕いで土手をよじ登り、線路を跨いで更に上の土手に登る(『撮り鉄』って結構スポーツだなぁ)。 この土手の上で俯瞰のいい場所を探していると、「タタン、タタン」と一瞬の内に9時台の江差行が通り過ぎた。 これは何を意味するかというと、とどのつまり「撮り損ねた」のである。

h62-esashi (3)
列車を撮り逃した時の
江差の海は荒れていた

この「撮り損ね」で、『撮り鉄』で列車時刻を事前確認しない「ナンチャって」な『○鉄』の弱点が露呈したのである。 列車が通り過ぎた後にキツネに抓まれた気分で時刻表(昨日函館のKioskで買った←持ってきてなかったのかよ)を見てみると、9:19江差着だったよ。 折り返しが10時過ぎなので「この列車の江差到着は10時前で、5分の折り返しだろう」とタカを括っていたが、終着駅で1時間近く止まりやがんの・・、この列車。

仕方ないので、今度は時刻表でキッチリと通過時刻確認して10時過ぎの折り返し列車を狙う。
でも、吹きっさらしの中での1時間は微妙に長い。 それでは、「失敗が許されないのにビミョーにシクじった」一品をごろうじろ。

h62-esashi (6)
ワテ・・元来プレッシャーに弱いの
失敗が許されないショットが
微妙に流れてしまったよ

これを撮り終えると、途端にヒマとなる。 この旅の終わりとなる列車の発車時刻は13:13。
3時間以上ある。 さすがに駅でボーっとするのは嫌なので、江差の町めぐりに繰り出そう。 
取り敢えず駅に戻るが、国道経由で駅まで歩くと、20分足らずであった。 線路は丘を少し迂回しているようだ。 これで、ある目論みが成り立つ事となる。 それは、13:13発の列車の江差駅到着時間が12:34。 ・・という事は、もう一本列車の撮影が可能だって事である。

h62-2 (2)
失敗しても取り繕う
コス辛力はあるんだよね
無理やりもう1本撮って
江差駅に駆け戻ったよ

それを念頭において、駅の観光案内版で「江差の観光地である《かもめ島》まで徒歩25分」という事を確認してこの地へ向かう。 駅を10:45に出ると、40分ほど《かもめ島》で遊ぶ事ができる。
《かもめ島》には維新の遺構である旧幕軍の軍艦『開陽丸』が静態保存されているし、季節風に乗った荒波や灯台など見どころ満載で、行程的には少々慌しいが行ってみる価値は十二分にある。 それでは、シーズンオフで誰もいない観光地の素顔をごろうじろ。

h62-esashi (1)
未開の新天地に
夢を馳せた漢たちの船
旧幕府軍軍艦・開陽丸

h62-esashi (2)
カモメ島にある江差灯台

後はやや早歩きで例の撮影地に向かい、少し嗜好を変えて橋の上から狙ってみる。 位置的には、先程の撮影地より少し手前だ。 なぜ、このように時間を細かく記したかというと、江差駅13:13発に乗り遅れると、それこそ目も当てられないからだ。 一度「撮り逃し」という失態を犯しているので、念蜜な計画!?の下に撮り終えて、全ての旅の行程を終える。



h62-kn.jpg
木古内駅舎
※ ウィキペディア画像を拝借

木古内駅(きこないえき)は、北海道上磯郡木古内町にあるJR北海道・道南いさりび鉄道の駅である。 北海道内最南端の駅であり、北海道新幹線における北海道の玄関口及び、道南いさりび鉄道線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の区間廃止までは、本州方面への『津軽海峡線』を分岐する駅で、駅が所属する路線は、廃止となった江差までの区間を含む江差線だった。

駅名の由来は所在する自治体めの町名からで、アイヌ語に由来する。 現在の木古内川が、干満の差が激しく、満潮時に潮が川を逆流する事から「リリオナイ(リロナイ」(波・入れる・川:潮の差し入る川)と呼ばれた事からとされる。

  ※ 廃止以降の木古内駅については、この記事との関連が薄いので割愛する。


h62-ot.jpg
線内第3位の利用客があった
渡島鶴岡には小奇麗な待合室があった
※ ウィキペディア画像を拝借

渡島鶴岡駅(おしまつるおかえき)は、かつて北海道上磯郡木古内町字鶴岡にあったJR北海道)江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。
海峡線の吉岡海底駅及び知内駅が廃止されてから、当駅が廃止となるまでの約2か月間のみ、道内最南端の駅であった。

単式ホーム1面1線を有する駅で、開業当初から木古内駅管理の無人駅だった。 駅舎はなく、待合所のみがホーム脇に設置されていた。 2013年の1日平均乗車人員は6人との事。

駅名の由来は、庄内藩の鶴岡(現在の山形県鶴岡市)からの入植に由来する地名に基づく。
廃駅後は、保線用軌道自転車の運転体験施設『道南トロッコ鉄道』の鶴岡公園駅として利用されている。



h62-yh.jpg
年間利用者ゼロの貨車駅・吉堀も
かつては駅員が配置された
有人駅だったとの事
※ ウィキペディア画像を拝借

吉堀駅(よしぼりえき)は、かつて北海道上磯郡木古内町字大川にあったJR北海道)・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 2013年度の1日平均乗車人員はゼロで、2011年よりこの記録が続くいわゆる『ゼロ駅』だった。

単式ホーム1面1線を有する駅である。 かつては島式ホーム1面2線を有する列車交換が可能な駅構造だったが、上り線を撤去した跡にヨ3500形車掌車改造の駅舎が設置されていた。 廃止時は木古内駅管理の無人駅であったが、1982年までは駅員が2人配置されていた。

駅名の由来は、駅付近を流れる木古内川にはサケが多く遡上し、サケが産卵時に掘る『ホリ』と呼ばれる穴が多く見られた事から「よい『ホリ』」と呼ばれ、その語彙が転化して『よしぼり』と名付けられたとされる



h62-sm.jpg
この駅も年間利用客ゼロの
『ゼロ駅』だった
※ ウィキペディア画像を拝借

神明駅(しんめいえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字神明にあったJR北海道・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 当駅も渡島鶴岡と同様に2013年度の1日平均乗車人員はゼロで、2011年よりこの記録が続くいわゆる『ゼロ駅』だった。

単式ホーム1面1線を有する駅で駅舎はなく、ホーム脇に古い待合所が設置されていたのみだった。
開業から廃止まで、江差駅管理の無人駅であった。 現在の当駅跡はレールは残っているものの、プラットホームや待合室などは全て解体されて更地となっている。



h62-yt (3)
運転要員配置駅で
廃止区間列車運行の要となった
駅だった湯ノ岱駅

湯ノ岱駅(ゆのたいえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱にあったJR北海道・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 2013年の1日平均乗車人員は23人との事である。

島式ホーム1面2線をもつ駅で、木古内~江差の同線廃止区間では唯一列車の行き違いが可能な交換駅であり、列車の行き違いは朝の2回のみ設定されていた。 また、留置線もあり、列車の夜間滞泊等に使用されていた。

h62-yt (5)
湯ノ岱駅は廃止区間内で
唯一の列車交換駅だった

当駅のポイントは車両の自重を活用したスプリングポイントの為、ポイント切り替え作業はなかった。
だが、夜間滞泊等による留置等で江差方面へ折り返す運用がある場合は、駅員による手動での切り替え作業が存在していた。 当駅から終着の江差駅までは1閉塞となっていて、木古内駅から来た列車は当駅が最後の交換駅となっていた。

h62-yt (4)
駅配置の運転要員が
駅員として切符販売や近くの
温泉案内などを行っていた

江差駅管理の社員配置駅で、運転取扱業務の為に終日駅員が配置されていた。 元々は管理駅であったが、組織再編により江差駅の管理下となった。 その為に駅長の配置はなくなり、同駅助役湯ノ岱在勤が配置され、湯ノ岱駅長を兼務していた。 駅廃止時の駅員は計3名配置だった。

冬期間は除雪の為に江差駅での車両留置ができない為、当駅から江差の気動車回送が行われていた。
その為に乗務員宿泊所を備えていた。

h62-yt (7)
湯ノ岱駅入場券と
江差までの常備券

駅舎には待合室と出札窓口があったが、みどりの窓口やマルス・POS端末がなかったので、乗車券・回数券・自由席特急券(いずれもJR北海道完結)とも補充券での発行となっていた。 但し、桂岡・上ノ国・江差・木古内・函館の各駅までは常備券が存在していた。 本州方面への長距離乗車券・指定券は補充券にて発行していた。



h62-ak3.jpg
天ノ川のホームと
駅名標を模したモニュメント
※ ウィキペディア画像を拝借

天ノ川駅(あまのがわえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町にあった鉄道駅を模した構造物(モニュメント)である。 江差側に向かって進行方向左手に1面1線のプラットホーム状の土盛りが施されており、その上にJR北海道の駅と同様の様式の駅名標を模した看板(『あまのがわ』看板)が設置され、『駅』としての体裁を備えていた。

設置当初より危険防止の為、指定日以外は立入禁止で看板も取り外されていたが、2014年5月12日の江差線廃止により、立入禁止が解除されている。 

『北海道夢れいる倶楽部』によって、JR北海道・江差線の湯ノ岱~宮越の五稜郭駅から64キロメートル地点の線路沿いに設置された。 設置の目的は、江差線の存続・振興と上ノ国町の街づくりの一環とされ、北海道から線路脇の土地を借り受けて1995年7月7日(七夕)に設けられた。 1994年の付近を流れる天の川の氾濫で江差線が不通となった際に、当路線の廃線が危惧された事がモニュメント設置のきっかけとなったとの事である。

正式な駅ではなく、設置者である北海道夢れいる倶楽部も『通称・天ノ川駅』と呼称している。
列車は一度も停車した事はないが、JRによって駅の手前から列車が徐行するなどのサービスが実施されていた。

2013年8月9日~18日にかけて、駅前に臨時バス停留所が設置され、無料シャトルバスが運行されていた。 江差線64キロポストは、当構造物の『プラットホーム』前に移設されていた。

江差線の同期間廃止後の2015年6月に、モニュメント設置後20年を経過するのを1つの区切りとして、『夢れいる倶楽部』は本施設を2015年度中に撤去する事を発表した。 記念行事として、7月5日に『天ノ川駅』で『さようなら天ノ川駅ファイナルイベント』などが開催された。



h62-mk.jpg
宮脇駅
※ ウィキペディア画像を拝借

宮越駅(みやこしえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字早瀬にあったJR北海道・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 2013年の1日平均乗車人員は0人だが、前年の2012年は1人を計上している事である。

単式ホーム1面1線を有する駅で、開業当初から廃止されるまで無人駅だった。 駅舎はなく、当初プレハブの小屋が建っていたホーム脇に、1986年頃に他駅から移設した待合所が設置された。 かつてはトイレもあったが、廃止された時点ではなくなっていた。

現在の駅跡は、プラットホームや待合室・レールなどは全て解体撤去され、道床だけが残っている。



h62-ko.jpg
貨車駅舎だった桂岡駅
※ ウィキペディア画像を拝借

桂岡駅(かつらおかえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字桂岡にあったJR北海道・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 当駅も渡島鶴岡や神明と同様に2013年度の1日平均乗車人員はゼロで、2011年よりこの記録が続くいわゆる『ゼロ駅』だった。

単式ホーム1面1線を有する駅で、車掌車改造の駅舎が置かれていた。 現在の駅跡は、プラットホームや待合室・レールなどは全て解体撤去され、道床だけが残っている。



h62-ns.jpg
貨車駅だった中須田駅
ゼロ駅は貨車駅が多い
※ ウィキペディア画像を拝借

中須田駅(なかすだえき)は、かつて北海道檜山郡上ノ国町字中須田にあったR北海道・江差線である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 当駅も渡島鶴岡や神明と同様に2013年度の1日平均乗車人員はゼロで、2011年よりこの記録が続くいわゆる『ゼロ駅』だった。

単式ホーム1面1線を有する駅で、開業当初から無人駅。 ホーム脇に車掌車改造の駅舎が設置されていた。 現在の駅跡は、プラットホームや待合室・レールなどは全て解体撤去され、道床だけが残っている。



h62-kk.jpg
一見すると裕福な民家の居宅のような
上ノ国の合築駅舎
今は合築を解消されて駅も廃止に
なったので取り壊されたとの事
※ ウィキペディア画像を拝借

上ノ国駅(かみのくにえき)は、北海道檜山郡上ノ国町大留(おおどめ)にあったJR北海道・江差線の駅である。 かつては、江差線内で運行されていた急行【えさし】の停車駅だった。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 2013年の1日平均乗車人員は1人との事である。

廃止時点では片面ホーム1面1線をもつ駅で、列車の交換はできなかった。 駅舎は商工会を併設した日本家屋風の2階建てで、駅裏側には石崎の鉱業所から運搬されたマンガン鉱石積込用貨物ホームが残されていた。

上ノ国町の中心駅で国鉄末期までは駅員が配置されていたものの、その後簡易委託駅となり、廃止時には江差駅が管理する無人駅となっていた。 1988年2月1日のJR松前線の廃止後は北海道最西端の駅となっていたが、当駅廃止に伴ってその座を鷲ノ巣駅に譲っている。

商工会が併設されていた為に、しばらく旧駅舎は残存していたが、大留地区に建設を予定している複合施設建設に伴い、商工会は2021年4月14日に駅舎跡にあった事務所を移転し、旧駅舎は解体される事になった 。複合施設は、2022年4月頃に完成する予定との事。



h62-es.jpg
檜山支庁(現在は振興局)の所在地駅で
立派な建付けの江差駅

江差駅(えさしえき)は、かつて北海道檜山郡江差町字陣屋町(じんやちょう)231番地にあったJR北海道・江差線の駅である。 2014年5月12日の木古内~江差の江差線区間廃止に伴い、駅廃止となった。 2013年の1日平均乗車人員は70人との事である。 なお、1988年2月1日のJR松前線の廃止後は道内最西端の有人駅であったが、廃止に伴いその座を八雲駅に譲っている。

貨物を取り扱っていた国鉄時代は貨物側線が多く存在し、急行【えさし】も発着していたが、晩年は単式1面1線ホームの来た列車が折り返すだけの棒線構造駅だった。  木古内ブロック所属の社員配置駅(管理駅)であった。 江差線の神明~上ノ国の各駅を管理していた。 窓口営業時間外は駅員不在の為、夜間連絡先は終日運転要員配置の湯ノ岱駅を除いて木古内駅となっていた。

h62-ee2.jpg
支庁所在地の駅だが
乗客はほとんどおらず
いつも広い駅舎を持て余してた

駅舎にはみどりの窓口があり、自動券売機も設置されていたが撤去された。 トイレもあったが、営業時間外は施錠されていた。 改札業務は、開業当初を含めてしばらくの期間は入出場別の改札を行っていたが、後にみどりの窓口横に専用窓を設けて改札を行っていた。

だが、晩年に全列車がワンマン運転の車内精算となってからは、みどりの窓口ににおいては木古内駅・五稜郭駅・函館駅で特急に乗り継ぐ為の特急券を含めた乗車券販売業務が主な業務で、乗車日当日の発券とそれに応じた改札業務以外は行われなくなった。 その関係で、晩年においては列車の乗降は無人駅と同じ扱いとなっていた。 また、冬期は除雪車を運用する関係で当駅で滞泊せず、湯ノ岱駅まで回送し滞泊していた。

日本海からほど近い丘の上にあり、町の中心地までは徒歩で15~20分ほどかかる位置にあった。
江差線廃止後しばらくは駅舎やレールが残されていたが、廃駅から2年半が経過した2016年11月14日から12月中旬にかけて駅舎は解体され、江差町内に敷設されている3.7km分のレールも2017年1月までに撤去された。

h62-ee3.jpg
線路止めの先に建てられた集合住宅
※ 江差町のウェブより

跡地周辺では、江差町が町営住宅3棟(23戸)が建設され、町営住宅の建て替えや若者向け住宅の建設が行われた。また、2017年度には駅舎跡を示すモニュメントが整備され、その後駅名標を再現した案内表示板と木柱モニュメントの他、実際に江差駅構内で使用されていたレール・枕木・バラスト・車止めを用いた記念施設が完成した。

また、駅で使用していた看板や備品などのゆかりの品は、江差町郷土資料館(旧檜山爾志郡役所)に展示されている他、旧駅前の店舗跡建物を改装した『旧江差駅資料展示館・地域交流館』が開設され、そこにも展示されている。

施設は資料館としての活用は元より、施設前にある『陣屋団地』バス停留所の待合場所としても利用可能で、その目的も兼ねて当時の駅で使われていたベンチも設置されている。 だが、『旧江差駅資料展示館・地域交流館』は2021年7月末限りで閉館となり、同館の所蔵品約40点は江差町郷土資料館に移管され、同年8月中旬頃から再び展示公開されるとの事である。


にほんブログ村 鉄道ブログ 廃線・未成線へ
同じ世代の方の重たい表題のブロク
「仕事を辞めたい」を見て
思った事は今の仕事に対して
自分を的確に分析する事が必要だって事

まず、今の仕事に対して自身は
どう思ってるのかっていう事
ワテ自身は「頑張っても報われる事はなく
将来性もないやりがいのない仕事だ」
と一発で答える事ができる

にほんブログ村 鉄道ブログ 駅・駅舎へ
また今の仕事に対して
自身が「仕事ができる人間か
できない人間か」の正直な分析
これは「自分は仕事ができないし
ヤル気もない人間だ」と分析している

ここまでくると嫌な仕事に対しての
解決策がでてくるのだ
ワテの場合は「この会社はワテを
人頭としての価値しか見てない」ので
「ワテももらってる給料以上に
貢献する気はさらさらない」という事

にほんブログ村 鉄道ブログへ
「文句があるなら解雇しろよ」
「但し、そうなった場合は
ワテを解雇した代償を支払ってもらうよ」
というスタンス

それと並行して『副業の正業化』
即ち今の会社の給料との逆転を
目指してやっていく事だ
そしてその『逆転の時』を
正確に把握する事だ

PVアクセスランキング にほんブログ村
こうする事で現在副業の家主業の
正業逆転を目指してヤル気が湧いてくるし
嫌な今の仕事も「耐えて残業すれば
1か月でも早く正副逆転の時を
迎える事ができる」との希望が持てるから





関連記事
スポンサーサイト



コメント






管理者にだけ表示を許可