2021-06-06 (Sun)✎
よも”ヤマ”話 第144話 吾妻連峰縦走 その2
(弥兵衛平~五色沼~浄土平) 〔山形県・福島県〕 '96・7
東大巓 1928m 、昭元山 1893m 、吾妻・烏帽子岳 1848m 、吾妻・ニセ烏帽子 1836m 、
家形山 1828m 、一切経山 1949m
日の光の具合で
様々な『蒼』の色彩を魅せ
その魅惑的な姿から
『魔女の瞳』と呼ばれている五色沼
五色沼 ごしきぬま (磐梯朝日国立公園)
吾妻連峰の一切経山の山腹にある火口湖で、直径約300mの火口の中に水をたたえ、太陽の光の具合で刻々とその色を変化を魅せる。 コバルトブルーの飲み込まれそうな美しさから、『魔女の瞳』や『吾妻の瞳』とも呼ばれている。 なお、磐梯高原の五色沼とは異なる。
五色沼へのアプローチであるが、車で行く事が可能な『磐梯吾妻スカイライン』の浄土平より、一切経山(いっさいきょうざん)山頂に登れば、この山頂が絶好の展望場所となっている。 山頂から直接沼畔に降りる道はないが家形山方面への縦走路から下降可能である。
2014年12月に、一切経山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた事から、現在は浄土平側からの登山はできない。 従って、五色沼を眺望する為には、浄土平より更に下方に位置する『磐梯吾妻スカイライン』・不動沢登山口から片道2時間半ほどの登山となる。
吾妻連峰縦走《2日目》の行程詳細図
天元台よりリフト3回乗継(0:30)→北望台(0:20)→中大巓・カモシカ展望台
(0:45)→天狗岩(0:15)→西吾妻山(0:50)→人形石(1:30)→滑川温泉分岐
(0:30)→弥兵衛平小屋
《2日目》 弥兵衛平小屋(0:35)→滑川温泉分岐(0:15)→東大巓(1:45)→烏帽子山
(2:45)→一切経山(0:55)→浄土平よりバス(1:05)→福島駅
稜線に輝く宝石・池塘と
白い綿そよがせるワタスゲを借景に
吾妻の山なみを望む
《2日目》 吾妻連峰を縦走して浄土平へ
朝、ちょっと早めに起きて、夜明けのしっとりした草原を眺めてみよう。 草原が朝日を浴びて錦に輝き、そしてワタスゲの穂が朝日の光によって彩り豊かな色彩の変化を魅せてくれる。 できれば、5時過ぎには小屋を出たいものだ。
朝日が木道をほのかに照らす
早朝には小屋を発ちたい
日の出と同時に小屋を発つと
朝の光が花々を輝かす
素晴らしき情景を享受できる
朝日を浴びて
幾何学模様のアートを魅せる
花落ちたチングルマ
縦走路分岐までの途中の高台から望むと、一層素晴らしい眺めが目に入ってくるだろうから。
朝日のおりなすショーを眺めながらだと、30~40分はすぐに経過するだろう。 そして、いつの間にか《縦走路分岐》まで戻り着いている事であろう。
早朝のおりなす爽やかな
雰囲気を魅せる弥兵衛平の草原
点在する池塘の周囲には
朝日に輝くワタスゲがそよいでいた
ワタスゲに隠れてヒッソリと
山の果実・コケモモが咲いていた
朝の爽やかな雰囲気の中を
歩いていくと程なく
縦走路分岐に戻り着く
《縦走路分岐》からは、ハイマツ帯の中を登っていく。 約10分登るとハイマツ帯を抜けて、視界の広がる東大巓 1928メートル の肩に出る。 眼前には吾妻連峰の東部分の山なみが連なり、その裾野は《谷地平》の草原が広々とライトグリーンの園を広げている。
東大巓の頂上は樹林に囲まれた
小高い丘で眺望はない
だが頂上サークルには
朝日に輝くシャクナゲが咲いていた
しかし、肝心の東大巓の頂上は樹林に囲まれた小高い丘で、西吾妻山と同様に眺望はゼロだ。
吾妻連峰は、なぜかこういった山頂が多い。 東大巓からは、下方に広がるライトグリーンの園に向かって砂礫地のお花畑の中を下っていく。
東大巓の肩から見下ろす
ライトグリーンに輝く谷地平の大草原
しばらく歩くと、《大倉新道分岐》に出る。 この分岐を右に進んで《大倉新道》を下っていくと、ライトグリーンの草原広がる《谷地平》へとたどり着く。 左は、吾妻連峰主稜線を通る『山コース』だ。
残念ながら山コースは
総じて森林限界以下の樹林帯歩きで
あまり眺望は期待できない
どちらを取っても《浄土平》へと下り着く事ができるが、ここは主題が吾妻連峰縦走にあるので、ライトグリーンの草原には多少未練があるが、あえて左の縦走コースへ進路を取る。
この記事を書いてて
この時に見送った谷地平に
行きたくなったよ
なお、今回見送った谷地平のライトグリーンの草原であるが、四半世紀時を経た今・・、再び訪れたいと計画を練っている最中である。 その日が来たなら、早速『日本百景』に記事をアップしたいし、その時を心待ちにしている次第である。
大倉分岐前に臨むこの情景より
しばらく展望とはお別れ
分岐を過ぎた辺りから樹林帯に分け入って、そのまま急登となる。 昭元山の登りだ。 この山も山頂は樹林帯の中で、今までよりは幾分ましなものの眺望がいいとは言い難く、この連峰の山の“クセ”を引きずっている感じだ。
山岳展望は兵子と呼ばれる
ピークまで全くと言ってない
ミヤマリンドウ
樹林に囲まれて展望はないが
足元にはチラホラと花が咲いていた
下りも樹木の根が足に絡みついて行く手を遮り、しかも急下降で下りにくい。 こういったやや辛い登降が、烏帽子山・ニセ烏帽子と続いていく。 これらの山の山頂も、樹林に囲まれる吾妻連峰の山の“クセ”を引きずって、どれも山頂の眺めは芳しくない。 しばらくは我慢して、ひたすら《浄土平》へ向けて歩いていく。
樹林帯の中はあまり日が届かず
ジメジメしていて
湿生の花・ツマトリソウがみられた
ニセ烏帽子を越えると急な登降はなくなり、平坦なツガの並木道となる。 所々、樹木の隙間より、《谷地平》のライトグリーンの草原が見え隠れする。 この情景を目にして多少の期待を持って歩くが、このツガの並木道はかなり長く、抜け出るのに小一時間はかかる。
樹林帯の森の中はコケモモなど
山の小動物の食物となる
実を結ぶ花が多かった
当然、樹木の隙間から見えるライトグリーンの草原だけでは物足りない。 飽きてダレてくる頃、ようやくこの並木道を抜け出す。
稜線上は森林限界に達していない
樹林帯の中で眺望は
樹木の隙間より谷地平が望めるのみ
まぁ、前述した「我慢してひたすら」というのはここまでであろう。 並木道の樹林帯を抜け出ると《五色温泉》と《浄土平》の分岐があり、《浄土平》へ向けて進路を右に取る。 そして、しばらく歩くと、待ちに待った“変化に富んだ景色”を目にする事ができる。 吾妻連峰の蒼き瞳・《五色沼》だ。 この沼は噴火口に水をたたえた火口湖で、この沼の魅力は見る位置や光の射し具合によって、五色の変化を魅せる湖水の輝きにある。
始めに目にした『魔女の瞳』は
曇で空が陰って
『憂いを抱く魔女の瞳』だった
この蒼き瞳の五色の変化を楽しみながら、湖畔を巻くように登っていくと家形山だ。 ここから見る《五色沼》は、最も濃い蒼をたたえている。 家形山から砂礫地のガレ場を横切るように下って、《五色沼畔》の最低鞍部に下り立つ。 この最低鞍部からは、当然の如く登り返しがある。 一切経山への200mの急登だ。 キツい登りに汗がしたたり落ちるが、振り返ると徐々にライトブルーに輝いていく《五色沼》の魅力的な眺めが、登る闘志をかきたててくれる。
だがいっとき待つと日が射し始め
憂いから喜びへと変わる
『魔女の瞳』が魅られたよ
登り着いた一切経山 1949メートル の山頂からは、吾妻連峰の蒼き瞳・《五色沼》や連峰の緑豊かな山なみ、そして《谷地平》のライトグリーンの草原と《鎌沼》・《桶沼》などの火口湖群など、素晴らしい風景が広がる。
大臼のような噴火口を広げる
吾妻小富士
また、振り返ると、摺鉢のように巨大な噴火口を広げる吾妻小富士 1707メートル が見渡せる。
一切経山からは、スニーカー族が大勢を占めるトレッキングコースとなり、約50分の下りで大きな駐車場のある観光基地・《浄土平》へ下り着く。
鎌沼と谷地平の草原
途中の《鎌沼》分岐から寄り道をして、《鎌沼》や《酸ヶ平》・《姥ヶ原》をめぐって帰るのもいいだろう。 しかし、頭の片隅にバスの時刻を入れておこう。 なぜなら、福島方面へ向かうバスは1日3本と少なく、しかも発車時間があまり良くないからである。 下山の後、吾妻の麓に湧くいで湯で、山の疲れを癒すのも一興である。
※ なお現在は、、一切経山の噴火警戒レベルが2(火口周辺規制)に引き上げられた
事から、《浄土平》から一切経山への登路は進入禁止となっている。
従って、《浄土平》より更に下方にある『磐梯吾妻スカイライン』の不動沢登山口から
の迂回を強いられている。
東京五輪の開催に反対する事は
現政権の邪魔をするパヨク政党や
ひいては後に北京冬季五輪の
開催を控えるシナを利する反日行為と
天皇信奉右翼共は吠えている
「日本は開催失敗国として
国の威厳を失う」とものたまっている
だが世界各国が『武漢ウイルス』を
バラ撒いたのはシナと断定して
包囲網を敷いてシナを追い込む情勢の中で
シナが北京冬季五輪を開催した所で
参加する国などあるハズがないだろうがよ
参加すればその時点で西側諸国と敵対する
『レッドチーム』入りとなるのだから
だから以上の世迷言は
在日チョンの日本人成り済ましである
天皇信奉右翼共の『天皇全体主義に
政治体制を転換しての日本の乗っ取り』
の悪しき企てと看破できる
それにこれらのヒトモドキ共が日本人でない事は
「日本人の命より国のイベントが大事」とか
「反対する者は全て敵対するパヨク」と決めつける事
「今回の五輪開催に大多数の国民が納得しておらず
政府から国民への明確な開催理由の説明が必要不可欠」と
この状況での五輪開催を危惧した分科会会長を
「科学知識ゼロで政権に背く亡国論者」とこき下ろしている
そう・・この日本人の面を被ったヒトモドキ共は
開催に反対する多くの声を科学的根気もなく
「五輪開催によって感染の蔓延を招く」と
危険を煽るだけの反政府思考として
政府関係から一掃を図る事を主張しているのだ
そして此度の『武漢ウイルス』を「さざ波程度」と
ほざいたキチガイ爺・高橋洋一を支持し
『武漢ウイルス』の実態は
「弱毒の風邪ウイルスでしかない」と嘯いている
:
だがその『弱毒の風邪ウイルス』で
70万人が感染し1万人以上が犠牲になってるのだ
ならウイルス蔓延が収まらない最中での
五輪開催という魔の選択でおまエラの言う
「科学的根拠に基づかない」結果となったなら
多くの日本人を死に追いやった責任を
その命を持って取ってもらおうか
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No Subject * by ねむろ大喜
五色沼直接覗いてみたいけど、大変そうやからここで見とく^^)
Re: No Subject * by 風来梨
ねむろ大喜さん、こんばんは。
> 五色沼直接覗いてみたいけど、大変そうやからここで見とく^^)
いつの日になるかわかりませんが、もっと耀く『魔女の瞳』を撮ってお見せしたいな・・と。
> 五色沼直接覗いてみたいけど、大変そうやからここで見とく^^)
いつの日になるかわかりませんが、もっと耀く『魔女の瞳』を撮ってお見せしたいな・・と。