風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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よも”ヤマ”話  第140話  石狩連峰 その2

よも”ヤマ”話  第140話  石狩連峰 その2 (石狩岳)〔北海道〕 '96・7
石狩岳 1967m【名峰百選 55峰目】

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石狩岳頂上標と
『表大雪』の山なみ

  石狩岳 いしかりたけ (大雪山国立公園)
北海道中央部にある標高1,967 mの山で、石狩連峰及び東大雪の盟主として君臨する山である。 山頂は上川町(石狩国)と上士幌町(十勝国)の境にあり、名称は石狩川の水源である事から名付けられた。

稜線は北東から南西方向に伸びていて、北東へ辿ると音更山 1,932m・ユニ石狩岳 1,541m、三国峠を挟んで三国山 1,541mと続いており、この稜線が上川町と上士幌町の境をなし、日本海側と太平洋側の分水嶺も成している。 これらの山々(三国山は除かれる事もある)を指して石狩連峰と呼び、石狩岳はその主峰である。

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石狩岳山頂より
東大雪のもう一つの盟主
ニペソツ山を望む

南西へ伸びた稜線はまもなく南へと方向を変え、ニペソツ山 2,013m・丸山 1,692m・ウペペサンケ山 1,848mと続いていく。 石狩連峰とこれらの山々は大雪山の東に列をなしていることから、総称して東大雪と呼ばれている。

石狩連峰は、日高山脈と同様の褶曲山脈で火山ではない。 森林限界は1,600m程度にあり、その上部はハイマツ帯である。 北西斜面に石狩川、南東斜面に音更川(十勝川の支流)の水源がある。

また、「氷河時代の生き残り」と云われる、『ナキウサギ』が生息している事でも有名である
。 夏山真っ盛りの7〜8月は多くの高山植物が咲き誇り、9月中旬〜10月中旬には山が色鮮やかな紅葉に彩られる。

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十勝連峰の末端・富良野岳
からトムラウシそして旭岳まで
大雪の全ての山々が一望できる

360度の眺望を誇る山頂からは、十勝岳連峰・トムラウシ山・忠別岳・表大雪の山々とそれに続く高根ヶ原の大平原など名峰群や残雪と緑のコントラストを魅せる大平原、眼下には沼ノ平や糠平湖など、北海道の雄大な山々の絶景を堪能する事ができる。



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石狩連峰・ユニ石狩ルート 行程図

   行程表            駐車場・トイレ・山小屋情報                       
《1日目》 上士幌町・糠平より車(1:20)→ユニ石狩岳登山口(1:40)→十石峠
     (1:10)→ブヨ沼幕営地
《2日目》 ブヨ沼幕営地(1:50)→音更山(0:50)→シュナイダーコース分岐(0:40)→石狩岳
     (1:10)→音更山(1:20)→ブヨ沼幕営地(1:00)→十石峠
     (1:10)→ユニ石狩岳登山口より車(1:20)→上士幌町・糠平
  ※ 前話『第139話 その1』の続きです。

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沼ノ原・五色ヶ原・そしてトムラウシ
我の憧れの地を一望できる

砂礫地から、再びハイマツのブッシュの急斜面をよじ登る。 これを乗り越えて、再び背後にニペソツ山が美しい姿を現しだすと、音更山の頂上へはあとひと息だ。 最後は、岩ガレを直登気味に登りつめると、お花畑の点在するただっ広い音更山の頂上丘に着く。

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砂礫地の主・イワブクロ

ここからの眺めは、正に雄大だ。 旭岳・白雲岳の大雪の山なみ、それに続き雪渓を乗せて幾筋もの縞模様を白く輝かせた平坦な丘が眼前に広がっている。 そう、《高根ヶ原》の大平原だ。 向こうには、《五色ヶ原》の緩やかな傾斜台地も見える。 そして、その奥に独特な冠を乗せた“聖なる山”・トムラウシ山も頭を覗かせる。 それに、辺り一面のお花畑。 これらを全て我一人で味わえるのだ。 この高揚感は、人気の高い手軽な山や整備の行き届いた山では、決して味わえない感覚だと思う。 

ブッシュ漕ぎや徒渉など、困難の末に登りついて始めて享受できる喜びであろうと思うし、またそうでなくてはならないとも思う。 この周り、足元全てに素晴らしい景色を楽しみながら、頂上丘を歩いていこう。 やがて、最も西寄りの岩レキで一段盛り上がった丘にたどり着くだろう。

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稜線上に上ると
表大雪の眺めが欲しいままに

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白雲岳・旭岳・高根ヶ原・
忠別岳・五色ヶ原・化雲岳
トムラウシ庭園・トムラウシ山・・
あぁ・・向うに浮かぶ山々を

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ウケケサンペ山や西クマネシリ山など
未知なる山々も一望できる

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ゴーストって使い方次第では
ギラギラの夏の光を表す
絶好のアイテムとなるね

この上が、音更山 1932メートル 頂上だ。 ケルンが積んである頂上で、変わらぬ雄大な景色を楽しみながらひと息入れよう。 いつまでも眺めていたいが、まだ先があるので切り上げて先に進もう。 

音更山に咲く花々
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小さな白の提灯花は
本州の山でも見られる
アオノツガザクラ

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エゾツガザクラ
小さな赤の提灯花・エゾツガザクラは
北海道の山のみに咲く固有名種だ

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花コロニーを形成し
寄り添って咲く花チングルマ

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エゾノハクサンイチゲ
驚異の情景を魅せる花

エゾノツガザクラ・チングルマ・エゾノハクサンイチゲ・ハクサンチドリ・・などの咲く音更山の頂上からは、左手にそびえ立つ石狩岳を正面に見据えるべく進路を左手に変えて、ロックガーデン状の岩ガレの積み重なりを急下降していく。

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「ヨツバ」がないので
こちらはハクサンチドリですね

途中、キジムシロやヨツバシオガマなどの花や、眼前にそびえる石狩岳の勇姿に気を魅かれがちだが、この岩ガレは浮石が多いので、踏み外す事のないように注意していこう。 

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東大雪のもう一つの盟主・ニペソツ山が
鰯雲を露払いに敢然とそびえ立っている

このロックガーデンを下りきると、ハイマツのブッシュ地帯をくぐり抜けて、石狩岳に続くなだらかな稜線の鞍部に出る。 ここが《シュナイダーコース》の分岐である。 この《シュナイダーコース》は、「一番近いが、一番しんどい」といういわく付きのコースである。 それは、2kmの距離で高低差900mをイッキに登る“心臓破り”の尾根道だからだ。

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シュナイダーコースは
この崖に隠れた尾根道を
一直線に下っていく
整備されていたとしてもあまり面白みがなく
シンドイだけで使う気のしないコースだ

ワテもこれ程の急坂は、『日高』の戸蔦別岳からの急下降以外には記憶にない。 まぁ、使うとしても、下りで使うべきであろう。 我々は“楽しい山行”をしているのであって、“辛く苦しい山行”をするのではないのだから。

だが、この記載したルートのアプローチ道である《由仁石狩林道》が気象災害で通行止となり、復旧はせずに林道が放棄された事から、現在の石狩岳は整備された《シュナイダーコース》の日帰り突貫登山の山となってしまった。 残念な事である。 詳しくは、最後の『※』に記載したので参照下さい。

石狩岳に咲く花々 その1
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草原を黄色の斑点で染める
ミヤマキンバイ

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確かに大地を染め上げかねない
眩いばかりの黄色だ

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大地を白く染め上げる花の正体は
こんな小さな白い花だった

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淡い薄紫色に
儚さを感じずにはいられない

この分岐からは、石狩岳の急峻な岩場を高低差150mを文字通りよじ登っていく。 中腹の辺りからキンバイソウが斜面に黄色を染め上げて、他にもエゾノハクサンイチゲ・エゾノツガザクラ・エゾコザクラ・ミヤマオダマキなどが、それぞれ群落をなして斜面を輝かせている。 これらを見ながら登っていくと、下から見上げた眺めに反して、あっさりと岩の裂け目につけられた登路から頂上に踊り出る。
『東大雪』の盟主・石狩岳 1967メートル の頂上だ。 

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石狩岳頂上にて
『奇跡の体力』を有する
我が絶頂期ですた

頂上からの展望は『盟主』の名の通り、何一つ遮るもののない雄大で味わい深いものであった。
先程に音更山で見た絶景が、今度は雲海越しに広がっている。 そして、石狩岳から続く稜線は、“ニペの耳”の独特な突起を連ね、《五色ヶ原》の大平原に向かって大きく弧を描いて続いている。

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ニペの耳など石狩の未知の峰の
背後に”北の槍”ニペソツ山が
尖峰を空に突き立てている

振り返ると、ニペソツ山が秀麗な山岳風景を魅せてそびえている。 その山麓は、濃い原生林となって遙か彼方に続いている。 原生林の濃緑、残雪の輝く白銀、大地のライトグリーン、雲海の綿白色・・など、素晴らしき色彩の調和が目を虜にする。

石狩岳山頂発 大パノラマの絶景かな
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旭岳や白雲岳・北海岳など
『表大雪』の山群

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表大雪と奥大雪をつなぐ
花の大平原・高根ヶ原

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花の大平原・高根ヶ原は
左右非対称で目立つ
忠別岳まで続いている

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五色ヶ原・化雲平を経て
奥大雪の盟主・トムラウシへ

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時を忘れ、この極上のひとときを全身で味わおう。 この素晴らしい風景に対して、落ち着きを取り戻せたなら、最高点の石狩岳・南峰に行ってみよう。 

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200m先の1m高い最高点まで行くと
よりトムラウシや五色ヶ原が近づいてくる

石狩岳の三角点から200mほど先に行った所で、最高点といってもその差は僅か1mだ。
しかし、より《五色ヶ原》の大平原と、それに続く石狩連峰の稜線がはっきりと見えてくるので、行ってみる価値はあるだろう。 何遮るもののない静寂な山頂でのひとときを満喫したなら、下山に取りかかろう。 下山コースは、マイカーでアプローチしているので、忠実に往路を戻ろう。 下りは、花を撮りながらゆっくりと下っていこう。 

石狩岳に咲く花々 その2
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赤い提灯花・エゾツガザクラ
あまりにも多く咲いているので
北の固有種である事を忘れてしまう

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比べて北海道では少数派の
白の提灯花・アオノツガザクラ
北海道ではコチラの方が
稀少種に思えてしまう

帰りは下山口までの長丁場で、途中に音更山・ブヨ沼幕営地横のピーク・十石峠に至るピークと3つの登り返しがあり、しかも猛烈なブッシュや笹漕ぎ、そしてとどめは土砂崩れのトラバースと決壊した林道の徒渉が控えていので、かなり疲れるである。 ヘバらぬように、ペース配分を考えて下っていこう。

なお、《ブヨ沼幕営地》でのテント撤収を正午位で設定して予定を組めば、無理なく下山できるであろう。 それに応じて、《ブヨ沼》出発時間を決めて頂きたい。 下山の後は、野趣溢れる《幌加温泉》や、《糠平温泉》で山の疲れを癒そう。

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このコースでしか望めない
東大雪の未知の峰々の朝景は
もう見る事は叶わないかも・・

  ※ なお、このルートの登山口となる《由仁石狩林道》が、2011年の気象災害により通行止
    となり、復旧の見込みがない旨を道の森林管理局が明言している事から、林道は放棄さ
    れたものと考えられる。

    この事で、石狩岳の主要登山ルートとして《シュナイダーコース》の整備が成され、現
    在の石狩岳登山は、シュナイダーコース》を使った日帰り登山の山となっている。
    従って、《鳴兎園》などへは立ち寄る事が不可能となってしまった。


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ホント狂ってる
日本人にだけ消費税を上げて外国人は免税
日本人にだけ営業自粛させて
ウイルスを撒き散らす外国人の入国は
ほとんど制限せず日に2000人入ってくる

そして感染が拡大したのは
日本人の節制や自粛努力が
足りないからだと
更に非常事態宣言で枷を強くする

それでいてワクチンの接種は
全くと言っていい程進まず
こんな無防備な状態で
やれば感染爆発して国が傾く事必至の
東京五輪を開催しようとする

東京五輪を推進する奴ら・・
オマエら一体何人だ?
それともヒトモドキの
日本人成り済まし工作員か?

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白血病の選手の悲願とやらで
「お涙ちょうだい」してるけど
それなら去年『オチャメ』と『残念』で
2度クタバりかけたワテの方が上だわ
五輪候補選手と違って何の支援も
施しも受けずに立ち直ったのだから


アスリートの悲願より
国民全体の命と国を護る方が
絶対的に重要な事は
解りきっているだろうがよ



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