風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第429回  天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅

『路線の思い出』   第429回  天竜浜名湖鉄道・浜名湖佐久米駅 〔静岡県〕

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「カモメ舞う駅」として
密かな人気のある浜名湖佐久米駅

《路線データ》
営業区間と営業キロ 新所原~掛川 67.7km
     旧国鉄二俣線からの第三セクター移管線     

運行本数
   上下とも全区間に渡って毎時1~2本、ラッシュ時は毎時2~3本
   運転系統は天竜二俣で掛川方と新所原方に分かれるが、運行本数の約1/3が全区間走行列車
   の運行ダイヤとなっている

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列車の前をカモメが舞う
とっておきの情景が魅られる

浜名湖佐久米駅(はまなこさくめえき)は、静岡県浜松市北区三ヶ日町佐久米にある天竜浜名湖鉄道天竜浜名湖線の駅である。 単式ホーム1面1線の駅で無人駅であるが、喫茶店『かとれあ』がテナント入居している。 駅前に牛の形のトイレがある。 2018年度の1日あたりの平均乗車人員は19人との事。

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浜名湖の畔は渡り鳥である
ユリカモメの絶好の中継点だ

駅は浜名湖の目の前(駅舎反対側がすぐ湖)であるが、岸からすぐの湖上には東名高速道路が通っている為に見晴らしは良くない。

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休日になるとカメラマンが
多くつめかける駅だ

冬に多数のユリカモメが間近で飛び交う「カモメ舞う駅として知られており、バードウォッチャ―や鉄道ファンが多くつめかけて賑わう。



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駅訪問のスペシャリストな
『ブロとも』さんの記事を見て訪ねてみたのが
この「カモメ舞う」駅だ

今回は、Yahoo!ブログ時代からの『ブロとも』さんの記事を見て、興味を抱いて訪れた駅を取り上げる事にしよう。 それは、カモメ舞う駅」として知られている天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅である。

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ブロともさんの記事を見るまで
こんな美味しい駅が
ある事を知らなかったよ

この天竜浜名湖鉄道は、二次の廃止対象路線に指定された元国鉄二俣線で、JRに経営移管される直前の1987年3月15日(国鉄からJRへの経営移管は同年の4月1日)に、静岡県や沿線自治体の共同出資による第三セクター鉄道として経営移管された路線である。

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35年以上前に撮った
国鉄二俣線の唯一の1枚

そして、ワテがこの路線に乗ったのは、遠く国鉄時代の約35年ほど前の高校生時代で、それ以来は「ローカル線としては魅力に乏しい線」として、以降は御無沙汰となっていた路線である。

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この駅が「カモメ舞う駅」だなんて
露とも知らなかったよ

もちろん、この小僧時代の『乗り鉄&撮り鉄』のバイリンガル期には、この駅がカモメ舞う駅」とはつゆ知らず、もし耳にしたとしても「カモメね・・、ふぅ~ん」程度の反応だったと思う。

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でも鉄道に熱中してた時なら
このカモメ舞う駅に興味を
持たなかったかもしれないね

まぁ、この時に廃止ローカル線を半分命懸けに近い情熱をもって追っかけていたこのタワケガキにとっては、「自然情景に乏しい」と感じた路線は「乗るだけ乗ったら後回し」で、しかも第三セクターに経営移管されて路線存続が確定したこの二俣線には、完乗さえ果たせば『撮り鉄』のターゲットとは成り得ない路線だったのである。

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この「カモメ舞う駅」に
立ち寄るキッカケとなったのが

その内に鉄道への熱が冷めて『ヤマ期』となり、ますますこの路線に訪れる機会を逸してしまったのである。 だが、日本の国に悪害の限りをもたらしたチョンの背乗り天皇ヒロヒト由来の『Kの法則』と同等の不運が我が頭上にも突き刺さり、去年に2度の生命の危機を迎えたのである。 あり丁寧にいうと、『スーパーオチャメ』とその検査(全身のCTスキャン)によって発見された『残念』によって2度「死にかけた」(大げさに言うと・・だが)のである。

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この辺りでオチャメって
右足を含めて骨9本を折り
「良く生きてたね」
「諦めていたら死んでたよ」
と変な感心されますた

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その時の検査で新たに
『残念』も発見されますた

たぶん、この2度「死にかけ」て身体が弱らなければ、このカモメ舞う駅」に訪れる事がなかっただろう。 だが身体が弱って、冬にいつものように行う『真冬の野宿旅』や、北海道や東北などに冬景色を求めての遠出が適わなくなってしまったのである。

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自分に優しく考えると
『スーパーオチャメ』のおかげで
今回の撮影行が叶ったのだし

そして、術後にヘタって正月にどこにも行けなかったもどかしさの解消と、「死にかけ」をもたらした『残念』の摘出手術後の体力回復に『リバビリ』がてらの小旅行を企画したのである。 それが、冬でも気候が温暖で、あまりハデな『撮り鉄』行程を含まない天竜浜名湖鉄道のカモメ舞う駅」とピッタリ合致したのである。

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『スーパーオチャメ』と『残念』で
ズタボロとなった身体で旅をするには
負担の小さな「優しい旅」以外になかった

そして、穏やかな旅の次の日は、身体を動かす『リバビリ』に雪道を5~6km歩く大井川鉄道のトロッコ列車の『撮り鉄』を企画したのである。 関ノ沢橋梁なら一度訪れた事があるし、南アルプスの麓なら雪景色が撮れるだろうと目論んでの事である。

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雪道を歩く『リハビリ』を目論んで
やってきたものの山の頂さえ
雪がちょっと乗るのみの坊主だったよ

でも、結果から言うと、関ノ沢橋梁に全く雪はなく、「雪道を歩く」『リハビリ』は叶わなかったよ。
それに昼食に定食屋で時間を取り過ぎて、列車の発車時刻ギリギリとなって、術後1ヶ月で約500mのランニングをするハメとなったよ。

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もっとストレートに駅での
体験を記事にすれば
このブログも好感度が上る
というのにこのタワケは・・

もっとストレートにカモメ舞う駅」の事を記事にすれば、このブログの好感度も上るのであろうが、『思い出』と称して自分自身の事を書きたくてたまらないタワケなのであった。 まぁ、バナー下に本当だけど危険な語録を挿入する時点で「危ないブログ」確定なのだけれど。

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カモメ舞う駅で『リハビリ』がてら
今年の旅始めを楽しもうか

またもや脱線してしまったが、カモメ舞う駅」での出来事を記していこうか。 夜勤を定時の5時で上がらせてもらって、その場で着替えて着替えた作業着は鶴橋駅のロッカーにぶち込む事で、6時06分発の名古屋行きの近鉄特急【ひのとり】に乗る事ができる。 でも、この一連のルーチンは、雪道を5~6km歩くよりキツい『リハビリ』だったりするのは藪の中に。

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近鉄の新型特急【ひのとり】は
時にシンカンセンを凌駕する
※ 近畿日本ツーリストの広告写真より

近鉄特急【ひのとり】で2時間仮眠して、名古屋着8:06着。 後は名古屋から東海道線を乗り継ぐと、新所原9:32発の天浜線の列車に乗れるのである。 でも、シンカンセンなら新大阪まで出るのに時間がかかって、最早でも新大阪発が7時台で近鉄より名古屋到着が遅くなってしまうのである。 このように、大阪でも天王寺寄りに住む者にとっては、シンカンセンは高くて使えないのである。

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『撮り鉄』だけでなく
カモメの撮影も楽しめそうだ

・・で、新所原9:32発の天浜線の列車に乗ると、目的の浜名湖佐久米駅に10時ちょうどに着く。
列車の前面窓から浜名湖佐久米駅への進入シーンを見届けるが、カモメさんが轢かれんばかりに線路内で蒔き餌をついばんでいるではないか! 運転士がタイフォンを鳴らしまくって、カモメを轢かないように線路から追い払っていたよ。 それも、駅への進入速度を徒歩なみにまで落として・・。

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10時の列車でやってきた時は
この3倍のカモメさんが
線路内で蒔き餌をついばんでいたよ

どうやら、この時間帯が最もカモメさんがタカる時間帯のようである。 それは、天浜線のスタッフジャンバーを着た初老の係員が、餌巻きとカモメ舞う駅」のガイドに訪れるからだ。 言うなれば、大阪からではどんなにガンバっても、カモメさんのピークに1本遅れるみたいですね。

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現金なモノで餌巻き人がいると
カモメさんたちもいい
パフォーマンスを魅せてくれるが

そして、カモメさんピークの仕掛け人である初老の係員が駅を去ると、時を追ってカモメさんも減っていき、11時にはカモメさんはほとんどいなくなり、カモさんやカモメさんに蒔かれた餌の残飯清掃をするハトが主役となったよ。 餌を巻く者がいなくなると姿を消すなんて、やっぱり現金ですねぇ。

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餌を巻く人がいなくなると
カモメさんは徐々に姿を消していった

カモメさんがいなくなって手持無沙汰となったので、1日フリーきっぷを持っていた事もあって「浜名湖を入れて撮る場所はないか」と、次の訪問も見越して浜名湖に沿う区間を往復してみる。 でも、三ケ日駅の掛川方の踏切以外に目ぼしそうな所はなかったよ。

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駅舎の上に貼られた駅名文字の
裕に4倍以上の大きさの
駅テナント歯科の広告塔
※ ウィキペディア画像を拝借

テナントとして入る歯科の看板文字の大きさが駅名板の4倍という知波田駅で折り返して、1時過ぎに浜名湖佐久米に再び戻ってくる。 今度は車でやってきた立ち寄り訪問者が餌巻き役となっていて、再びカモメさんで賑わっていたよ。

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サービス精神旺盛なのか
頭に止ってホーズを取るカモメさん達

それもカモメさんなりのサービスなのか、頭の上にとまる奴が多数いて面白い写真が撮れたよ。 ちなみにワテは。午前中を含めて3回頭の上にとまられました。

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撮りたかったシーンは
ややボリューム不足だが

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狙い通り車両の貫通窓に
飛んでくるのがいて
何とか元は”撮れ”ました

そして、ややボリューム不足だが、この駅に訪れて撮りたかったシーンも撮れたよ。 それは、列車前面を多数のカモメが舞うシーンである。 そして、このシーンは一定の法則がある事も判ったよ。
それは下りの新所原方面行きでは全くカモメは舞わず、狙いは上りの掛川方面行きのみだって事で、全て列車の後面で狙えるシーンだって事である。

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今回のキメ写真(二番星)はコレですかね

この事さえ解ると、次回に訪れる際に『撮り鉄』の作戦行動が取れるね。 カモメさんも時が経つにつれて塒に帰るのや腹いっぱいとなって立ち去るのも出てきて、店終いっぽい時間が訪れる。 恐らく、駅を後にする予定の15時の列車では、カモメさんはほとんどいなくなっているだろうね。 なので、1本早い14時台の列車で掛川へ向かう。

今日は『リハビリ』旅の初日という事で、無理せずに掛川のビジネスホテルに泊る事にする。 
『武漢ウイルス』災禍で宿泊客が少ないのか、飛び込みでも簡単に部屋が取れたよ。 食事施設は一切ナシの素泊まりで3200円。 夕飯はフロントで訪ね聞いた歩いて10分のホカ弁屋で、朝飯は農協スーパーのおにぎりにしたよ。 でも、のっけからホテル利用なんて、初めての旅体験だなぁ。


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もはや日本の国にとって
事実上のガン細胞となっている
東京オリンピック

比較的マシだった安倍政権も
このオリンピックでのやり取りから
自民党の利権屋と媚シナ議員に媚びて
日本国民には消費税増税で
外人には消費税免税という大失政を
しでかして自滅に近い病気辞任となった

このガン細胞を開催させると
シナやチョンは一人でも感染者が出ると
日本の対応を非難し侮蔑しまくるよ

もし選手に感染すると
感染原因を日本のせいにすり替えて
多額の賠償金を要求してくるだろうね
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だから一切のオリンピックは
世界覇権の為にウイルス兵器の
『武漢ウイルス』を撒き散らした


シナ共産党を討ち滅ぼして
『武漢ウイルス』災禍を完全終息させるまで
永久的に中止・凍結が必要なのだ
人類全ての命を守り世の中の安寧を築く為に



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ユリカモメ * by きゃみ
こんばんは。
10時?のエサやりがイベントのようで、ナイスタイミングの時間で行かれたようですね。

Re: ユリカモメ * by  風来梨
きゃみさん、こんばんは。

かもめさんの最ものピークは、私が乗ってきた10時着掛川行きですね。 この列車だと、上手くいけば天竜浜名湖鉄道のパンフレットのようなのが狙えるかも。

もう、線路で寝そべって列車の駅への停車がかなり困難でしたから。 運転士さんも、タイフォンを鳴らしまくっていましたし。

No Subject * by ねむろ大喜
カモメの群れを撮ろうと少し近づいた途端一斉に飛んで行かれたことがあります。

Re: No Subject * by  風来梨
ねむろ大喜さん、こんばんは。


ねむろ大喜さんと真逆なケースで、乗り換えねばならない列車の中でボケ~っと呆けてしまって、列車が走り出してから下りなければならない事に気がついて、おもいっきり一日を無駄にした挙句に、乗り越しと戻ってくるダブルの超過料金を無駄に支払った経験があります。

コメント






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ユリカモメ

こんばんは。
10時?のエサやりがイベントのようで、ナイスタイミングの時間で行かれたようですね。
2021-02-24 * きゃみ [ 編集 ]

Re: ユリカモメ

きゃみさん、こんばんは。

かもめさんの最ものピークは、私が乗ってきた10時着掛川行きですね。 この列車だと、上手くいけば天竜浜名湖鉄道のパンフレットのようなのが狙えるかも。

もう、線路で寝そべって列車の駅への停車がかなり困難でしたから。 運転士さんも、タイフォンを鳴らしまくっていましたし。
2021-02-25 *  風来梨 [ 編集 ]

No Subject

カモメの群れを撮ろうと少し近づいた途端一斉に飛んで行かれたことがあります。
2021-02-27 * ねむろ大喜 [ 編集 ]

Re: No Subject

ねむろ大喜さん、こんばんは。


ねむろ大喜さんと真逆なケースで、乗り換えねばならない列車の中でボケ~っと呆けてしまって、列車が走り出してから下りなければならない事に気がついて、おもいっきり一日を無駄にした挙句に、乗り越しと戻ってくるダブルの超過料金を無駄に支払った経験があります。
2021-02-27 *  風来梨 [ 編集 ]