2021-01-26 (Tue)✎
『路線の思い出』 第424回 石北本線・下白滝駅 〔北海道〕
「利用客ナシ駅」の一斉淘汰を受けて
信号所に格下げとなった下白滝駅
《路線データ》
石北本線
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
新旭川~網走 234.0km 1142 / 389
運行本数(’20)
旭川~網走 特急4往復(内 2往復は札幌直通)
旭川~北見 特別快速〔きたみ〕 1往復
旭川~上川 下り8本、上り7本(旭川~東旭川・当麻・伊香牛に区間運行3~4本あり)
上川~遠軽 1往復、白滝~遠軽 2往復
遠軽~北見 上下各4本(遠軽~生田原、留辺蘂~北見など区間運行 上下とも2~3本あり)
網走~北見 上下各9本
この年の春に駅廃止・・
在りし日の下白滝駅列車到着風景
:
ぢ・つ・わ・・撮ってる最中は
この春に駅廃止になるとは知らなかったよ
下白滝駅(しもしらたきえき)は、かつて北海道紋別郡遠軽町下白滝にあったJR北海道・石北本線の駅である。 だが、過疎化などによって1日の駅利用者がゼロという状況が続き、2016年3月26日に駅としての旅客営業を廃止し、信号場となった。 JR北海道によると、2015年の乗降人員平均は「1名以下」との事であった。
廃止時点では普通列車の一部も通過し、日に下り僅か1本・上りは午後からの3本が停車するのみであった。 駅構造は千鳥状に完全にずれた相対式ホーム2面2線の駅で、遠軽駅管理の無人駅であった。
互いのホームは構内踏切で連絡していた。
この駅構造だったがゆえに、駅としての営業を廃してからも信号場として活用されている。
なお、上り線だった旧2番線は両方向に出発信号機があり、下り列車の退避と優等列車による追い抜きが可能である。
『村名発祥の滝』との事だが
どうみても早瀬にしか思えない
周囲は酪農地帯で、民家は至って少ない。 近くを流れる湧別川に、旧村名(現在は吸収合併されて遠軽町となっている)の『白滝』の発祥の滝といわれる早瀬(どう見ても滝ではなく早瀬)がある。
翌年訪れた時は既に信号所となっていて
駅舎は鍵が掛けられて入れなくなっていた
この駅の廃止・信号場化で、奥白滝から連続5駅続いていた『白滝駅シリーズ』も、旧村役場(現在は遠軽町の白滝支所)の所在する本元の『白滝』駅のみとなった。 この後も、先の瀬戸瀬も駅廃止が諮問されている事から、上川から遠軽までに残る駅は特急停車駅の白滝と丸瀬布のみとなる恐れもあるね。
旧白滝付近で撮った
キハ183形・デコ型特急
:
旭川寄りがデコ型だったみたい
そうなると普通列車の運行全廃で、石勝線の新夕張~新得のように全列車特急列車化する事も考えられるね。 まぁ、この区間の輸送量は、道都・札幌などの道央と十勝の中心都市・帯広を結ぶ石勝線の1/10にも満たないらしいので、経営に行き詰まったJR北海道なら「現行の特急4往復+快速1往復で事足りる」と判断しかねないだろうしィ。 それに、料金不要の快速〔きたみ〕があるから、普通列車を全廃してもこの区間の特急料金を減免しなくても済むしィ。
このキハ183型にはこの時の失態を
笑ってゴマかす為とはいえ
散々にコケにした事をお詫びします
:
でも去年の『スーパーオチャメ』に
比べたらカワイイものである
今の所は、地元自治体が駅の維持・管理の費用を負担する事を呑んで、当面の瀬戸瀬駅の駅存続となったみたいなので、閑散線区の普通列車減便→駅廃止→路線の経営放棄(第三セクターや上下分離方式などの受け入れ強要)の流れが小康状態となったようであるが、宗谷本線の名寄以遠共々「本線が廃止となる」の恐れがある予断を許さぬ状況となっている。
『毛織の北紡』の赤い看板の掘っ立て小屋待合室で
名を馳せていた宗谷本線・北星駅も
この春の「利用者減少駅の一斉廃止」により
消える運命にある
:
今年も訪れるハスだったのに
『残念』の摘出手術でボツに・・
でも宗谷ラッセル撮るついでに
立ち寄ってて良かったよ
記事の冒頭から話題が脱線したけど、この下白滝は『白滝駅シリーズ』では訪れたのが最後の駅だったのである。 それは、「ヤマをハシゴしての移動安息日」に奥白滝・上白滝・旧白滝と立ち寄った2000年を少し周った頃は、ちょうど奥白滝とそれより上川寄りの中越・天幕の各駅が駅廃止となった時で、この駅に訪れる際は『○鉄』という自身の『黒歴史』を否定するべく、「山行の空き日のヒマ潰し」という理由付けをして訪れたのを憶えている。
「ヤマの移動日のついで」で
撮ったデコ型特急
『スラントノース』って言うんだってね
:
あまりこの型はスキでなく
撮ったのコレ1枚コッキリ
でも今や貴重な『ドル箱写真』の一枚に
だが、『白滝シリーズ』の5つ目であるこの下白滝は、20年前のこの時に訪れる事ができなかったのである。 それは、駅舎入口の柱に猟犬が2匹がつながれて、それが所構わず吠えまくっていたからである。 この様相は、元来犬が嫌いなワテをして「駅に近づくな!」というメッセージとも思えたよ。
ちなみに、ワテが犬が嫌いなのは「うるさく吠えるから」と、「ヤマにペット犬を連れ込んで、野生動植物や自然を破壊する人間のクズが存在するから」である。
「ヤマ期」に訪れた時は
駅の入口に吠えまくる番犬が
つながれていて駅舎に近寄れなかったよ
※ ウィキペディア画像を拝借
ずっと後で知った事だが、猟犬がつながれていた訳は「当時に駅ノートや柱に打ち着けてある駅名のホーロー板などが盗難に遭う」騒ぎが起きての監視及び、駅裏手の酪農場で放牧された牛や馬の脱走防止の為につなげていてたそうである。 まぁ、「駅に近づくな」という事は、半分当たっていた訳ですね。
如何に有名お立ち台撮影地といえども
雪に閉ざされた冬に撮りにくる
奇特な奴はいなかった
それで、初めて訪れたのは、駅廃止になる前後の正月の冬である。 それは、石北本線を『白滝村名発祥の滝』の渓流を入れて『撮り鉄』する事を画策した時に立ち寄ったのである。 一応有名撮影地となっている『白滝村名発祥の滝』の撮影場所は、駐車場も整備されてあずま屋も建つちょっとした村の観光名所となっているが、ワテの訪れた真冬はさすがに誰も立ち寄らず、駐車場は除雪されずに積雪2mの巨大な雪大陸となっていて、その雪壁の下を国道が掘割状に通じていたのである。
コレを撮る為に
アラフォー野郎が
この時は、撮影場所であるあずま屋から50mほど先の展望台に行く為に、2mの雪壁の上に這い上がって、駐車場をうめた雪原に通路を通すべく4~5往復「ラッセル」したよ。 もう、氷点下10度というのに、熱くなってダウンジャケットを脱いで「ラッセル」していたよ。
雪原をラッセル往復で開通させる
歩道突貫事業を致しました
その甲斐あって、ターゲットとなる普通列車の通る時刻にはピッケルを持たずとも通れる位に通路が踏み固められて、本日いっぱいは撮影名所への快適な通路になってたよ。 もちろん、今日に限り『白滝村名発祥の滝』の観光名所復活とも相成ったのである。 でも、一晩雪が降ると瞬く間に元通りとなるし、せっかく開通工事に尽力したのに、来訪者はワテのみだったしィ。
その結果・・今日一日だけ
冬の『村名発祥の滝』の観覧が
可能となりましたが
来訪者は此度廃止となる
下白滝駅同様ゼロでした・・ハイ
でも、通路を通しただけで駐車場の除雪をした訳でないので、列車待ちで車を止めるのは「国道上の雪壁の際」という事になる。 正月という事もあってあんまり車の往来がなかったけど、時折来る除雪車の邪魔になるので、「列車待ちの間を車の中で寝る」というのはちょっと憚られるのですね。
なので、この回避策として、下白滝駅前のロータリーが「列車待ちの間の退避場所」として重宝するのである。 駅利用が全くない駅といっても毎日除雪車が入って、駅前はキチンと除雪されているようだし。
でも、ここからがワテの悪い性質の「物臭さ」が炸裂して、列車待ちの時間は車の中で寝る事を優先して、駅舎を撮ったのみで後は放置してたんだよね。 この3か月後の駅廃止・信号所格下げも、帰ってから知って後悔したものである。 『撮り鉄』を復活させたといっても根が「適当・いい加減」な『○鉄』なので、旅に出る前に鉄道時事とかを調べるって事が皆無だから。
東追分で夜撮りに熱中していた事もあって
このシーンはゲットできたよ
でも、この時は下白滝と同じく駅廃止・信号所化した石勝線の東追分で夜撮りに熱中していたせいもあって、駅の夜のシーンはゲットできたよ。 だが駅舎は、駅ホームの街灯の当たりが悪く、バルブ撮りはムリっぽかったので諦めたけど。 それに、長時間露光撮影している間は強烈に寒いしィ。
けれど、下白滝の夜の駅舎の写真を掲載しているサイトさんなど見るにつけ、寒さを堪えてでも「もっと長時間露光で設定して撮ってれば良かったかなぁ」との後悔の念がもたげてくる。 なぜなら、基本立入禁止の信号所に格下げられた今は、駅舎に灯が灯る事がないのだから。
シナによる選挙不正工作で
シナの傀儡である
バイデン民主党政権となった
やはりトランプさんと云えども
身内である副大統領のベンスにも裏切られ
パヨクの活動組織『Antifa』にも
議会乱入工作を仕掛けられ
ドミニオンによる不正工作を始め
投票における不正や
開票作業での不正行為の数々など
映像付で選挙不正の証拠が揃っているのに
流石に身の危険が迫って
戒厳令を出して外国の選挙介入を引き起こした
ディープ・ステートの国家反逆罪での
一斉摘発の行動に移せなかったようだ
これでシナの世界覇権が推進される
「世界の終わりの始まり」が動き出した
シナが撒き散らした
『武漢ウイルス』も絶対に終息しないだろう
なぜならコレによってシナは
世界覇権への足がかりをつかんだのだから
:
次記事に続く
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Re: No Subject * by 風来梨
hanagonさん、こんばんは。
普段は根性ないのですけど、「元が取れない」危機に瀕したら、コス辛パワーが涌き出てきます。(笑)
北海道の冬の旅では、この「コス辛パワー」がかなり発動してます。 イングラの滝とか、層雲峡の通行止の先とか・・。
もし、瀬戸瀬駅も廃止となって、上川~遠軽が白滝と丸瀬布の2駅だけとなったら、快速〔きたみ〕1往復を料金不要列車扱いにして、普通列車全廃となる可能性もありますね。
普段は根性ないのですけど、「元が取れない」危機に瀕したら、コス辛パワーが涌き出てきます。(笑)
北海道の冬の旅では、この「コス辛パワー」がかなり発動してます。 イングラの滝とか、層雲峡の通行止の先とか・・。
もし、瀬戸瀬駅も廃止となって、上川~遠軽が白滝と丸瀬布の2駅だけとなったら、快速〔きたみ〕1往復を料金不要列車扱いにして、普通列車全廃となる可能性もありますね。
上川~遠軽の長距離に二駅だけとは切なすぎますねぇ。
これ以上の愚挙、廃止にならない事を祈るばかりです。。