2021-01-23 (Sat)✎
廃線鉄道 第46回 神奈川臨港鉄道・水江線 〔神奈川県〕
晩年は機関車単機が日に1往復
線路の錆取りに通うだけの
非営業路線だった水江線
※ ウィキペディア画像を拝借
神奈川臨港鉄道・水江線(かながわりんこうてつどう・みずえせん)は、かつて神奈川県川崎市川崎区の川崎貨物駅から、水江町駅までを結んでいた神奈川臨海鉄道の貨物専用鉄道路線である。 道路拡張に向けての用地転用の為、2017年9月30日に路線廃止となった。
路線の廃止理由は
周辺道路への用地供出の為
廃止後程なくレールは撤去された
※ 上下2枚とも『廃線探索・神奈川臨港鉄道』より
かつては、他線と同じく沿線の工場へ数多くの引き込み線を備えた路線であったが、廃止時点ではそのすべてが撤去されており、晩年の定期列車の設定は線路保守が主目的の1両運転の機関車(単機)の1往復のみで、その他は乗務員訓練の為の列車が不定期に運転されていただけという、実質的には非営業路線であった。
末期は運ぶ貨物が全くない状況で
線路の錆取りに機関車単機で
日に1往復するだけだった
※ ウィキペディア画像を拝借
神奈川臨港鉄道は、神奈川県川崎市と横浜市で貨物鉄道の運輸営業を行う貨物専用鉄道路線で、JR貨物などが出資する鉄道会社である。 根岸~本牧埠頭の本牧線(横浜口)と、川崎貨物ターミナルを拠点に、浮島町までの浮島線と千鳥運河より川崎市営埠頭や千鳥町まで線路歩延ばす千鳥線、そして今回取り上げる廃止路線の水江線があった(川崎口)に3路線の計4路線を保有していた(水江線廃止の為、現在は3路線)。
路線廃止となり
レールが剥がされた水江線
※『廃線探索・神奈川臨港鉄道』より
また、各路線から工場・事業所への専用線が数多く枝分かれしていたが、貨物輸送が打ち切られるなど需要がなくなった時点で廃止・撤収されている。
貨物鉄道は全て企業採算の世界
輸送需要が打ち切られた時点で
簡単に廃止撤去される
※ 鉄道ファン2010年5月号より
この貨物鉄道会社は、川崎市の臨海部に設けられた東海道貨物線の塩浜操駅(現在の川崎貨物ターミナル)を拠点に、沿線の企業の貨物輸送を行うべく1963年に設立されている。 JR貨物(当時は国鉄)と沿線の自治体・企業などが出資する第三セクター方式の鉄道事業者を特に臨海鉄道といい、その臨海鉄道会社としては京葉臨海鉄道に次いで2番目に設立されたものである。
この路線もかつては
石油化学精製のタンクを牽引する
貨物列車が往来していた
※ 鉄道ファン2010年5月号より
川崎市にある千鳥線・浮島線では化成品・石油製品などの車扱貨物を中心に、横浜市にある本牧線では20フィート・40フィート海上コンテナを中心に取り扱っている。 1995年からはJR武蔵野線梶ヶ谷貨物ターミナル駅から、浮島線末広町駅まで川崎市の一般廃棄物輸送列車〔クリーンかわさき号〕を運行している。
開業当初より、自社線の運輸営業のほかにJR貨物の貨物駅などの現業機関の業務受託を行っており、これまでに川崎貨物ターミナル・根岸・浜川崎・梶ヶ谷貨物ターミナル、八王子総合鉄道部・横浜羽沢・相模(貨)の構内入換、また新鶴見信号場・新鶴見機関区・新鶴見機関区川崎派出・川崎車両所・川崎車両所塩浜派出で貨車の検査などの一部業務を受託している。
鉄道業のほかには、倉庫業や貸しビルなどの不動産賃貸業も行っている。 また、グループ会社として、陸運業の神奈川臨海通運がある。
神奈川臨海鉄道の(川崎口)の路線図
:
カシミール地図が
水江線在時の編集だったので
たぶん正しい路線図かと
《路線データ》
路線区間と距離(営業キロ):川崎貨物ターミナル~水江町 2.6km
軌間:1067mm、駅数:2駅(起終点駅含む)〔川崎貨物ターミナル〕・水江町
複線区間:なし(全線単線)、電化区間:なし(全線非電化)、閉塞方式:スタフ閉塞式
周囲の工場の輸送需要がなくなり
工場引き込み線も全て撤去され
臨海鉄道路線のみが残った
※ ウィキペディア画像を拝借
年表
1964年(昭和39年)3月25日 - 塩浜操 - 水江町間が開業
1990年(平成 2年)3月10日 - 塩浜操駅を川崎貨物駅に改称
2017年(平成29年)9月30日 - 臨港道路東扇島水江町線整備事業による道路拡幅の用地捻出により廃止
※ 日本鋼管京浜製鉄所・東亜石油京浜製油所・日立造船神奈川工場・東洋ガラス川崎工場
への引き込み線があった
毎日1往復単機の機関車が往来した
その目的は線路の錆取り
※ 鉄道ファン2010年5月号より
運行形態
前述の通り、廃止時点で設定されていた定期列車は、線路保守のための錆取り列車として運転される単機1往復のみで、その他に乗務員訓練の為に単機列車が不定期で運転されていた。 なお、場合によっては長物車や車掌車などの貨車を連結して訓練を行う事があった。
非営業路線でも駅名標と
線路の錆取りを目的に
日に1往復の定期運行があった
※ ウィキペディア画像を拝借
水江町駅(みずえちょうえき)は、かつて神奈川県川崎市川崎区水江町にあった神奈川臨海鉄道・水江線の貨物駅である。 2017年9月30日に、水江線廃線により廃駅となる。 晩年は車扱貨物の取扱駅であったが定期列車の設定はなく、線路の錆取りに機関車単機で日に1往復するのと、機関士の運転訓練の為に不定期で運用されるだけの実質的には非営業路線であった。
非営業路線でも線路の錆取りを行うなど
機関士の訓練運行の為に路線整備されていた
※ ウィキペディア画像を拝借
かつては、日本鋼管京浜製鉄所(現・JFEスチール東日本製鉄所京浜地区)・東亜石油京浜製油所・日立造船神奈川工場(2009年閉鎖)・東洋ガラス川崎工場(2013年閉鎖)への専用線があった。 現在、駅の横の歩道にはエリーパワー前(旧:日立造船入口)バス停が設置されている。
『残念』の摘出手術より
まもなく1ヶ月が経つ
でも体力というか抵抗力がダダ落ちして
咳が出だすと喘息のように出るなど
体調は思わしくないよ
なので来週の土日は
リハビリも兼ねて初出撃おば
でも術後5週間で費用ケチる為に
駅寝してバレたら『村八分』になるので
(今の状況でも十分『村八分』状態だが)
大人しくビジホに泊る予定で
取り敢えず天浜線と井川線で
鳥と雪とを絡めて『撮り鉄』おば
:
取り敢えずコレで雪道を3~4km歩いて
体力回復のリハビリをしようかと
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