風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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廃線鉄道 第45回 名鉄・小坂井支線

廃線鉄道  第45回  名鉄・小坂井支線 〔愛知県〕

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営業当時の小坂井駅ホーム
手前が豊川鉄道で奥が愛知電気鉄道
※ ウィキペディア画像を拝借

小坂井支線(こざかいしせん)とは、愛知県宝飯郡小坂井町(現・豊川市)の伊奈駅から同県同郡同町の小坂井駅までを結んでいた名古屋鉄道(名鉄)の鉄道路線である。

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廃止時は支線格だったが
路線開業は豊橋到達より早く
複線電化されていた
※ ウィキペディア画像を拝借

開業時は、全線複線だったようである。 豊川稲荷の最寄り駅である2つ先の豊川への参詣輸送の目的で、国鉄と名鉄という別会社間の渡り線として敷設された路線である。

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現在の小坂井駅ホームから
小坂井支線方面を望む
※ ウィキペディア画像を拝借

参詣輸送が諸目的で敷設された路線の為に、正月には名古屋より豊川へ直通する初詣での臨時急行が運行され、行楽シーズンには中部天竜へ向かう観光列車の〔天龍号〕も運行されていた。 また、近鉄・名古屋線が改軌前の狭軌時代には、近鉄名古屋線から豊川への直通団体列車や、更に当時営業されていた田口鉄道線(後に豊橋鉄道へ合併し、1968年廃止)の鳳来寺駅へのもみじ狩り団体列車なども運行していた。 

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伊奈駅南方の複々線架線柱
小坂井支線廃止後も
当時のモノが使用されている
※ ウィキペディア画像を拝借

だが、かねてより名鉄では、国鉄・飯田線への乗り入れによらずに直接豊川を結ぶ路線敷設計画があり、既に開業していた路面電車(軌道)線の豊川市内線を専用軌道化して豊川まで延伸する工事が進められる。 この豊川への延伸が完成した1954年12月25日に、豊川への代替が完了したとして廃止された。

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名鉄・小坂井支線の予想路線図
Yahoo!地図に
路線のあった区間を赤線で示しただけの
あくまでも『予想図』の範疇です

《路線データ》
路線距離(営業キロ):伊奈~小坂井 1.2km、軌間:1067mm
駅数:2駅(起終点駅含む)伊奈〔起点〕・小坂井〔終点〕※ 途中駅はナシ
複線区間:なし(全線単線)、電化区間:全線(直流1500V)

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戦前の伊奈駅
戦前は複線電化されて幹線格だった
※ ウィキペディア画像を拝借

  名鉄・小坂井支線 年表
1926年(大正15年)  4月 1日 愛知電気鉄道が東岡崎〜小坂井を開業させる
                  これに伴い、豊川鉄道(飯田線の前身)豊川駅まで直通運転開始
1927年(昭和  2年)  6月 1日 伊奈〜吉田(現・豊橋)間が開業
                  伊奈~小坂井は支線となる
1944年(昭和19年)  6月     伊奈~小坂井の単線化。
1954年(昭和29年)12月25日 :豊川線の延伸開業に伴い、伊奈〜小坂井が廃止となる


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普通のブログ主なら心が折れて
ブログ継続が困難となる『デットライン』を

1記事にコメントとブログ主の
返信コメの2つと書いたけど
調べてみるとこのブログ

FC2移転後に公開した392記事に対して
コメント数は731で平均1.864と
その『デットライン』を下回っていたよ

それでも心折れる事なく続けていけるのは
自身に都合の悪い事は豪語した事でも
瞬時に無かった事にできる
神掛り的な鋭い『忘却力』からなのか

PVアクセスランキング にほんブログ村
それとも滑落・転落を繰り返して
骨9本折って潰瘍で胃に穴開きかけても
装備一式担いでヤマを徘徊できるなど
変な方向に特化した精神力の為だろうか
でも今や『残念』な患者だしィ
(※『残念』は去年摘出済)






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