風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第421回  矢部線・黒木駅

『路線の思い出』   第421回  矢部線・黒木駅 〔福岡県〕

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5分折り返しでは駅舎も撮れなかった
なので高校時代の友人に
もらった黒木駅舎の写真で

《路線データ》
     営業区間と営業キロ         輸送密度 / 営業係数 (’83)
    羽犬塚~黒木 19.7km         694  /  892

      廃止時運行本数      廃止年月日        転換処置 
        6往復        ’85/ 4/ 1         堀川バス

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駅跡を「らしく」したのではなく
SLの格納櫓を改装した黒木駅跡
何か違うような気がするけど・・
※ ウィキペディア画像を拝借

黒木駅(くろきえき)は、かつて福岡県八女郡黒木町(現・八女市)大字今にかつて存在した国鉄・矢部線の駅である。 矢部線の終着駅で、1面1線の単式ホームと木造駅舎があった。 駅所在地は旧黒木町の中心地区の北端部に当たり、廃止時まで業務委託駅となっていた。 開業時の告示による駅名の読みは、町名と同じ「くろ」であったが、それ以後の『停車場一覧』では一貫して「くろ」となっていた。 

この駅から先、線名の由来となった矢部村方面への延伸が計画されたが、それが成されぬまま、1981年に矢部線自体が第一次廃止対象路線に指定される。 廃止指定後の沿線住民は「バス転換有りき」の想定だったようで、廃止反対運動が盛り上がらぬままに1985年4月1日に矢部線が廃止され、それに伴い廃駅となった。

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今は駅跡というより
SLの保管場所となっている
なのでSLに全く興味のないワテが
この駅跡を訪ねる事はまずないだろう
※ ウィキペディア画像を拝借

路線廃止後は駅舎・ホーム等は撤去され、道路化されて交差点となっている。 当駅の北側近くには、C11形蒸気機関車が駅名標と共に静態保存されている。

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駅跡近くの神社にある
天然記念物『黒木の大藤』を図案化した
『ディスカバー・ジャパン』のスタンプ

駅跡近くにある堀川バスの『中町』バス停には、2011年現在も「黒木駅前←→黒木」の隣接停留所表記が残る。 駅跡から東500mにある祇園神社境内には、天然記念物の黒木の大藤がある。



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失敗によって記憶を奥底に
しまい込んだ矢部線で
辛うじて「見れる写真」は
去り際に撮ったこの1枚のみ

一次に指定された廃止ローカル線の中では、目立たずに人知れずに廃止になった感の大きかった矢部線。 ぢ・つ・わ・・、ワテは時々『忘備録』や「頭の体操」として、廃止路線の路線名を思い返しては紙に書いたりしているが、いつも第三セクター化した『甘木線』とこの『矢部線』は思い出せずに詰まってしまう事が多々ある。

要するに、第一次廃止線の総数は40路線なので、いつも38路線しか思い返す事ができないって事なのである。 それ程にこの路線の印象が浅いのは、やはり路線に「コレ」といった特徴もなく、そして自身に関しても、ロクな『撮り鉄』写真が撮れなかったからであろう。

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答え合わせをすると
矢部線が羽犬塚~黒木の
路線だった事を思い出す
行先サボは撮っていたみたい
でも佐賀線経由なんて凄い列車だね

でも、「答え合わせ」をして矢部線を「思い出す」と、矢部線を訪れた時の「しょうもな過ぎる」思い出が甦ってくる。 それは撮影列車の待ち時間に、公民館グランドに放置されていたゲートボール器具で「一人ゲートボール」や「パット in ゴルフ」をしたり、畑の中にポツンと浮かぶ路線途中の庇だけの棒線駅を『軽空母』と想定して、ゼロ戦のラジコン飛行機をカタパルトと空想した棒線ホームから発艦させる事を空想したり・・と、今思えば厚顔無恥で鳴らしたワテでさえ赤面する程の恥ずかしくアオい記憶だ。

もちろん、『撮り鉄』でもロクな思い出がない。 それは、「被写界深度を確認しよう」と、Canonカメラの欠陥機構の一つである『絞り込みレバー』をいじくって失敗したのである。 何故に、この『絞り込みレバー』がCanonカメラの欠陥機構の一つなのかと云えば、このレバーを『on』にすると、そのコマ及び次のコマ1枚の絞りリングが作動不能で固まってしまう・・、つまり『被写界深度を確認』したその絞り値で固まってしまうのである。

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『禁断のレバー』をいじると
被写界深度を確認した絞り値で
絞り羽根が固まってしまって
「こげ茶色」の写真になっちゃいマス

要するにこのレバーは、フイルム2コマを道ずれに自滅するCanonカメラにおける『禁断の果実』だったのである。 なので、Canonユーザーの中では、「このレバーは触らぬ事」が暗黙の了解となっていたのである。

それも、このつい2ヶ月前に白糠線でも、この欠陥機構の『絞り込みレバー』をいじくって失敗した前歴があったというのに・・。 そう、白糠線という勝負賭けの路線で貴重な1枚をシクじって、この『禁断のレバー』を触る事の危険を身を持って体験したハズなのに、『King of オチャメ・ゲッター』の道を歩み始めたタワケガキは、もはや神の領域とも云える凄ましい『忘却力』によって、きっちり『オチャメ』って自爆してしまったのである。

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禁じ手(ズル)の
パソコン修正してもドアンダー
「アクセル全開(絞込みレバー)でドアンダー」 
by 頭文字Dでの豆腐屋親父の名言より

それで、貴重な『撮影機会』を失敗作で潰してしまったし、またワテ自身にも矢部線に『廃止路線』として追っかける程の執着を抱けなかったせいもあって、これっきりで終わってしまったのである。
この矢部線には『二次廃止路線』との錯覚を起こしていて、「廃止はまだ先だろうし、また撮りに来ればいいか」との節もあった位だしィ。

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廃止線の『撮り鉄&乗り鉄』は
『撮り鉄』に失敗したらしたで
ターゲットの切り替えが必要だ

また『撮り鉄』と共に、もう一つの重要な目的である『路線の完乗』も成就せねばならないのだ。
そういったミッションを2つ抱えた『廃止路線の撮り鉄』における列車の運行本数のスタンダードは6往復で、矢部線も6往復だったのである。 これで、『撮り&乗り』の2つのミッションを成就せねばならぬのである。

従って、この失敗の撮り直しもできぬままに、もう一つの重要な目的である『路線の完乗』に目的を切り替える。 まぁ、『廃止路線の追っかけ』という小僧の『遊び』(でも、その小僧にとっては、真冬に駅寝するなど半分命懸けの『遊び』だったけれど・・)とはいえ、どちらか一つに決めなきゃならないという取捨選択の是非を迫られる事もあるのだ。

まぁ、この時の選択を『路線の完乗』に取って正解だったよ。 キチンと『完乗した』のと、中途半端に乗ってしかいないのに廃止されて『完乗』が永遠に不能になる事を比べれば、自ずとからこの判断の正しさが解るだろう。

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正直言うと5分の滞在では
ほとんど記憶に無い黒木駅
※ 図書館で借りた『特定地方交通線』より

・・で、矢部線の終点・黒木へ。 その終点の黒木は、6往復の全列車が「到着後5分で折り返し」の設定で、ロクに駅舎も撮る時間がない。 辛うじて入場券と押し損じのスタンプを押した時点で5分が経過してゲームオーバーとなったよ。

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全到着列車5分折り返しの
意地悪な設定だった黒木駅

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それ故に入場券と
押し損じのスタンプが精一杯

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ちなみにキレイに押された
スタンプの図柄はコレ
コレも高校時代の友人からの貰いモノ

もちろん、6往復の列車本数で「次の1本を待つ」という事は、この旅で予定している他の廃止線の『撮り鉄&乗り鉄』の計画をも食い潰しかねないのである。 だから、小僧の『遊び』ながらも、失敗したらその『報い』を受けなきゃならんし、その失敗での『報い』を最小限におさえるべく決断せねばならなくなる事もある・・というのが、今回のお話ですね。

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コレも高校時代の友人からの貰いモノ
僅か5分の折り返し時間で
『入場券』・『スタンプ』・『駅撮り』の
三種の神器をゲットするのは無理がある

まぁ、そんな大層な事じゃないけど、その『どうでもいい事』に半分命懸けで行動していた小僧にとっては、将来を満たされて暮らすのか、それとも後悔に苛まれるかの分岐点となる決断だった訳ですね。


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アメリカが選挙不正という手によって
シナに乗っ取られバイデンの傀儡政権の
樹立が確実視されるようになって

本気でコレと対峙するなら
その覚悟が必要だろう

それはパヨクは卑劣極まる事でも
躊躇なく何でもしてくるって事を認識し
こんな悪辣なのを人間として扱わず
人類の敵として扱う覚悟だ

恐らくアメリカは
内戦に突入するだろう
それは即ち戦争だ
アメリカが立ちあがらねば
アメリカはシナの属国化してしまうのだから

だから日本もアメリカにつき
自由世界を守る意志を示すなら
それ相応の血を流さねばならないという事だ

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そして血だけではなく
チョンの背乗り天皇をチョンと暴いて追放し
チョンやシナと袂を分かつ事も
同時に必須となるのだ
そう・・もう『逃げ』は許されないのだ






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No Subject * by 鳳山
九州在住なのにかつて矢部線なるものが存在したことを知りませんでした。教えていただきありがとうございます。そういえば羽犬塚から黒木まで線路が通っていたような痕跡があった気がしました。あくまで地形的にですが…。

Re: No Subject * by  風来梨
鳳山さん、こんばんは。

ぢ・つ・わ・・、私も半分以上忘れてました。 記事でも書いた通りに第一次の廃止線の路線名を紙に記す時でも、この矢部線は暗記漏れする事が多かったです。

やはり、訪れた時の写真のデキが今イチだった事で、この路線への思い入れが薄れたのですかね。

コメント






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No Subject

九州在住なのにかつて矢部線なるものが存在したことを知りませんでした。教えていただきありがとうございます。そういえば羽犬塚から黒木まで線路が通っていたような痕跡があった気がしました。あくまで地形的にですが…。
2021-01-09 * 鳳山 [ 編集 ]

Re: No Subject

鳳山さん、こんばんは。

ぢ・つ・わ・・、私も半分以上忘れてました。 記事でも書いた通りに第一次の廃止線の路線名を紙に記す時でも、この矢部線は暗記漏れする事が多かったです。

やはり、訪れた時の写真のデキが今イチだった事で、この路線への思い入れが薄れたのですかね。
2021-01-09 *  風来梨 [ 編集 ]