風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第419回  五能線・ウェスパ椿山駅

『路線の思い出』   第419回  五能線・ウェスパ椿山駅 〔青森県〕

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ウェスパ椿山駅
元々は快速〔リゾートしらかみ〕
のみが停車する温泉リゾート
への臨時停車場だった
※ 別の時に撮影

《路線データ》
     営業区間と営業キロ            輸送密度 / 営業係数(’15)
   東能代~川部 147.2km             629  /  250        
運行本数(’20)
         東能代~能代 下り16本、上り14本(内 上り1本鯵ヶ沢より快速)
         能代~岩舘  下り7本、上り6本(内 上り1本鯵ヶ沢より快速)
         岩舘~深浦  上下とも5本(内 上り1本鯵ヶ沢より快速)
         深浦~鯵ヶ沢 上下とも6本(内 上り1本鯵ヶ沢より快速)
         鯵ヶ沢~川部 上下とも9本(内 上り1本鯵ヶ沢より快速)
          ※ 週末や多客時は五能線経由で秋田~青森に
            快速【リゾートしらかみ】2往復運行

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「臨時列車のみ停車の臨時駅」を
想定した為か待合所設備は
一切設置されていない
※ ウィキペディア画像を拝借

ウェスパ椿山駅(ウェスパつばきやまえき)は、青森県西津軽郡深浦町大字舮作(へなし)字鍋石にあるJR東日本・五能線の駅である。 単式ホーム1面1線を有する駅で駅舎はなく、ホーム中央部に風雪除けの庇があるのみである。 五所川原駅管理の無人駅で、乗車駅証明書発行機のみ設置されている。

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1枚だけ撮ってた
〔リゾートしらかみ〕号
青塗装は『青池』編成らしいけど
『青池』のイメージが全く湧かないわ

2001年12月の駅開業当初は、快速〔リゾートしらかみ〕のみの停車の臨時駅だったが、1年後の2002年12月より定期普通列車も全列車が停車するようになった。

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駅ホームの北西よりに
静態保存された蒸気機関車
蒸気機関車に全く興味のないワテは
この記事を書くまで知らなんだ
※ ウィキペディア画像を拝借

ホーム北西寄りに、8620形蒸気機関車が静態保存されている。 これは茨城県の神峰公園から譲り受けたもので、動態保存の構想があった。 だが、駅隣接の温泉リゾート施設『ウェスパ椿山』は、かねてからの業績不振に加えて『武漢ウイルス』災禍に伴う休業などの影響により、2020年(本年)10月31日をもって全施設が閉鎖となった。

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営業最終日に開催された
ウィスパ椿山の『グランドフィナーレ』
※ ウィキペディア画像を拝借

この事で駅利用客の大半がこのリゾート施設利用だった当駅は、駅存廃の危機に晒される事となった。
なお、JR東日本によると、現在の所は当駅廃止の諮問は出していないとの事であるが、数年に渡り利用客ゼロの状態が続くと駅廃止に至る事が懸念されている。



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これから10年先は
後ろの建物が廃墟になってたりして
※ 別の時に撮影

五能線を訪れたのは3回ほどある。 最初は五能線を「ローカル線の撮影対象」と目して訪れたのだが、足もなければ撮影地情報など路線に対する知識もなく、一応『○鉄写真』は撮るには撮ったものの、実感としては「乗っただけ」に終わってしまった感がある。

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最初に五能線を訪れた時に
撮った『○鉄』写真

次に訪れた時はローカル線の廃止・淘汰が片付いた後の青年時代で、この時は鉄道に対して醒めていた時期で、路線を訪れた目的も《十二湖》という景勝地めぐりが目的だった。

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《十二湖》随一の景観『青池
透き通った神秘的な蒼が魅惑的だ

でも、今や『世界遺産』に指定され、この地域一番の『目玉』観光地となっている《十二湖》であるが、以前は観光地としては放置された本当の『秘境』だったのである。

駅も今は、地元の観光物産展示コーナーや観光案内所を兼ねた委託駅(有人駅)となっているが、以前は臨時駅で、駅の開設期間も不明(観光シーズンでもあまり観光客の利用がないので営業扱いをしなかった)という有様だった。

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どうせ雹雪で荒れ狂うなら
ここで荒れ狂えばいいのに
と思うタワケ

そして時を経て、また『○鉄撮影』を傍らに再開してからの訪問が、この回の話題となる3回目である。 「『○鉄撮影』を再開した」と言っても、メインはこの地域の観光の目玉である五能線の沿線の『世界遺産』であり、この時も先ずは冬の《十二湖》めぐりが主目的であった。

昔は臨時駅だったのが、立派な駅舎が建てられるなど、線内有数の設備の優れた駅に生まれ変わった十二湖駅に降り立つ。 噂で聞いていたとはいえ、昔に《十二湖》を探勝した時と違って、立派な駅舎を持つ観光拠点駅となっていた十二湖駅に少し複雑な思いがしたよ。

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新しくなった十二湖駅は
撮る気が起きなかったので
※ ウィキペディア画像を拝借

さて、駅舎を出てバス停へ行ってみる。 バス停にはマイクロバスが停まっていて、十二湖駅で降りた乗客2人ともこのバスに乗り込む。 このバスは《十二湖ゆき》のバスではなく、『アオーネ白神』というコテージ村の送迎バスであった。 その傍らにあったバスの時刻表を見てギョッとする。 冬季運休だって。

「アレェ?、確か昔(20年前)は冬も動いてたよな」と思いながら、観光案内所を覗いてみる。
閉まっていたよ。 だが、店の方が出てきてくれて、「冬は十二湖への道自体が通行止になっている」と教えてくれた。 でも、「歩いていける」との事で、歩いていってみる事にする。

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魅惑の濃紺を魅せる冬の『青池』
ホント『世界遺産』に
指定されない方が
情景保全につながるよね

世界遺産に指定されるのも善し悪しで、世界遺産に指定されてからは、魅惑的な情景を魅せる冬季の《十二湖》は、「訪れる観光客も少なく、探勝の危険が伴う」として閉鎖されていたのである。

道は車の侵入を阻むが如くゼブラのハードルが並べてあるが、手で移動できる簡易なものである。
このハードルを跨いで、雪が多少乗った程度の舗装道を歩いていく。 「昔は冬に歩いて行ったよな」と思い返しながら片道2.5km程ある道を伝っていくが、道の設備は全て・・といっていい程に最新設備に代えられている。 早歩きで来たので、約30分少々で《十二湖》入口のゲート前に着く。 ゲートは施錠されて車の進入は適わない。

これより車道は上り坂となり車の進入が阻まれている分、路面を覆う雪が深くなってくる。 
歩行スピードが鈍り、最初の池である《八景ノ池》までの800mは20分近くかかる。 でも、見事に無人で荒涼とした風景だったよ。 いくら冬季とはいえ、『世界遺産』にも指定される程の観光地がこのような情景だと、さすがに違和感を持たずにはいられない。

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鶏頭場ノ池 
世界遺産に指定されてから
《十二湖》は冬季閉鎖となっていた
※ これも以前の写真です

雪で埋められた車道を引き続き登っていくと《二ッ目ノ池》、《王池》、《越口ノ池》と続くが、どれも荒涼然とした情景で滅入ってくる。 《越口ノ池》の畔に立つ樹林には野鳥の死骸がぶら下がり、限りなく厚い雪雲に覆われて薄暗くなっていく空も相俟って雰囲気はグロい。 「来たのマズったかなぁ」と思いながら、《青池》へ向けて歩いていく。

以前は『青池』も、人が通った踏み跡が雪のトレースとして残るなど探勝は可能だった。
だが、『世界遺産』として管理されている今は、シーズンが終わって管理者が去った後には人が全く通らず、雪が吹き溜まってしまって通行不能となっているのである。

雪に着いた踏跡を頼りに『青池』を目指して進んではみたが、森の奥で踏跡は雪の吹き溜まりで全て消されて、森の中を彷徨うハメとなる。 すると、冬場に人を寄せ付けないかの如く冬将軍が突如暴れ出し、空がドス黒い雲で覆われて暗くなり激しい雹雪が降り注いできたのである。 

もはや、《青池》どころではなくなっていた。 こうなると、この森の中にいる事が危険となってくるのだ。 「この森を抜け出して即刻帰路に着かねばならんな」と判断して、ビチビチと雹雪が降り注ぐ中を深い雪中をかくようにして、急ぎビジターセンターのある車道に戻る。

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雹雪はともかく閉鎖中の『世界遺産』で
テント張ろうとするこの筆者(タワケ)って・・
※ 写真は《十二湖》の『湧壺ノ池』

だが、戻ったビジターセンターは入口もろともシャッターが下ろされて、「雪やどり」もできないようになっていたよ。 もちろん、トイレも同様である。 そうなると、当初の「適当な場所でテント張って野宿して、《十二湖》の朝の情景を撮る」とのヤボー(安い野望だな)は崩れ、宿泊地探しから始めねばならんようになったよ。

ぢ・つ・わ・・、これで《十二湖》の探勝を断念した為に日程が1日開いて、「それなら『○鉄』しようか」となったのが、今回の『撮り鉄』の動機であるのは藪の中に。

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四半世紀近くを経ての
『○鉄』再開だから
『写真床』たる写真ばかり

このように《十二湖》で探勝不能の『ダメ出し』を喰らって、激しい雹雪が降りしきる中を頼りない折りたたみ傘を差して、急ぎ駅まで戻っていく。 急ぎ足で戻った甲斐もあって、駅に戻れたのは列車の発車時刻より45分ほど前だった。 なので、行きに尋ねた観光案内所で「雪やどり」。

観光案内所のおかみさんは降り出した強い雹雪を心配して下さったようで、「寒かったろ~」といってみかんとハタハタの焼き魚を振舞ってくれた。 ハタハタの味は素朴で、寒さに当てられた身体には染入る旨さだった。 「いいなぁ、こういうのが旅の醍醐味なんだな」って、つくづく思ったよ。

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ハタハタ
美味かったよ
※ グーグル画像より拝借

その観光案内所にあった備え付けのパンフレットで、『ウェスパ椿山』という温泉リゾート&テーマパークがある事を知ったよ。 そして、このタワケは新たなる『ヤボー』をもたげるに至ったのである。

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ウェスパ椿山で駅寝すれば
温泉付駅寝が叶うんでね?
この思考が『エース・オチャメ・ゲッター』
たる所以だな
※ じゃらんの掲載写真より

その『ヤボー』とは、「ウェスパ椿山で駅寝すれば、温泉付きのゴージャス駅寝が叶うんでね?」という、『ロクデナシ道』全開の思考だった。 ・・で、17:47発の列車で、一路(お題の)ウィスパ椿山駅に向かう。

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降りて駅の周囲を見渡した瞬間
『ヤボー』は潰え雹雪が
荒れ狂う中に取り残された
※ 別の時に撮影

だが、ウィスパ椿山駅に着いて駅ホームに降りた途端に、『ヤボー』は更に強くなった雹雪に木っ端微塵に破砕された。 それも、頼りない折りたたみ傘の完全破砕を道づれに・・。 このウィスパ椿山駅には駅舎どころか待合室、いや・・プラッスチック椅子さえなかったのである。

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暴風雹雪の中で全く風呂のイメージのつかない
こんな建物の中を彷徨うと行き倒れになっちまう
※ じゃらんの掲載写真より

まぁ、降りてしまったのは仕方がないので、取り敢えずこの駅に降りた最大の目的である風呂を求めて、雹雪が吹き荒れる無人のテーマパーク荒野を彷徨う。 管理棟に行くだけで、折りたたみ傘が完全破砕してしまったよ。

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雹雪が吹き荒れると
管理棟にたどり着くだけで必死だったよ
※ ウィキペディア画像を拝借

必死の思いでたどり着いた管理棟で「お風呂棟は施設の一番外れにあります」と聞かされ、再び破砕した折りたたみ傘を戻して、雹雪が吹き荒れる中を歩いていく。 建物は洋風の城郭をイメージしたものだが、イメージが全く湧かぬ洋風の城を見せられた所で、どれが何を意味するのか訳が分らんしィ。
迷って、レストラン棟に入った位である。

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「風呂棟だ!」と思って入ったら
そこはレストランだった
※ 別の時に撮影

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たどり着いた温泉棟は
洋風でなく普通の建物だった
※ じゃらんの掲載写真より

そうこうして、ようやく『お風呂棟』に辿り着く。 破砕した折りたたみ傘と同じく、結構ボロボロだった。 風呂に入りひと息着くが、風呂でひと息着いた後には、『ヤボー』が潰えての最大の難題が待ち受けているのである。 それは、「この日の宿探し」である

しかも、時刻表を持たないタワケの旅手法(これてよくも『撮り鉄』する気になるなぁ)の弊害が露となったのである。 風呂でのんびりし過ぎて、19:30発の次の深浦行を見逃してしまったのである。
更に付け加えると、この19:30発が深浦方面の本日最終列車のオマケ付きである。 とどのつまり、「詰んだ」のである。

この「詰んだ」状況に、「簡単に『オチャメ』るが、『オチャメ』ると途端に冷静となる」このタワケの『残念な真価』が発揮される。 何が『残念』なのかというと、そもそも『オチャメ』なければ、こういった能力は全くもって必要としないからである。

”・・確実に宿(待合室)のある次の艫作駅へは、2km程と歩いていけない距離ではない。 だが、外は夜もドップリと暮れて、なおかつ傘も完全に吹っ飛ばすほどの雹雪で荒れ狂っている。 要するに「宿泊施設を兼ね備えた『ウェスパ椿山』のホテルに泊まりなさい!」との暗示が『荒れ狂う雹雪の空模様』によって示されているかのようだ。 ・・が、しかし” ・・これが、『オチャメ』って冴え渡ったタワケの思考である。

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あぁ・・『ウェスパ椿山』は
ホテルじゃなくてコテージですね
・・という事は宿泊料1万円以上!?
※ じゃらんの掲載写真より

でも、「『ウェスパ椿山』のホテルに泊まりなさい!」と云われて、素直に従うタワケではない。
この状況に「大枚叩いてホテル!?」と靡きかけた(『○鉄』全盛期と違って一応社会人なので、『奇跡の体力』は失ったものの金はある)が、『ロクデナシ道』免許皆伝の心持ちがそれを許さないのである。

その思考中に、風呂を出た客の一人がタクシーで帰っていくのを目にして、タクシーで駅寝可能で明日の『○鉄』の撮影地に近い広戸駅に行く事を決める。 でも、ウィスパ椿山から広戸までのタクシー料金が高かったら、「ここでホテルに泊まった方がマシ」という『ミイラ取りがミイラ』となる極限状態の作戦行動であった。

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最後に狙いを定めた広戸駅は
入口締切可の室内トイレ付で
『駅寝三ッ星』な駅だったりする
でも国道隣接が玉にキス
※ グーグル画像を拝借

・・で、ドキドキのタクシー運賃だが、「4140円だけど4000円にマケたるわ!」といういいタクシー運ちゃんに出会えて、最後の最後にして『ドツボ』を回避できたのであった。 このタクシーの運ちゃん曰く、「何も駅に泊らんでも6000円位で素泊まりすりゃぁいいのに」と呆れ口調で語っていたのが印象的だったよ。


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チョンに乗っ取られていて
そのチョンを招き入れた原因は
チョンの背乗り天皇ヒロヒトを
処刑しなかった為のツケと説いたが

我が国・日本はNHKの他にも
国会議員の野党議員の半分は元より
与党・自民党の議員でさえも2割が
チョンの日本人成り済ましで
実質的にはチョンに乗っ取られかけなのだ

また報道や放送メディアはほぼ100%
司法・学術は3割がチョンの
日本人成り済ましに乗っ取られている
また株式界トップの経団連も
経営トップの3割がチョンの帰化だという

今アメリカが選挙不正という
魔の手によって乗っ取られかけている
でもそれに気づいた米国民が
必死に不正を糾そうとしているが
どう転ぶか判断がつかない状況だ

でも日本はどうだ?
日本を『謝罪ATM国家』に至らしめ
シナの『武漢ウイルス』開発の資金源に
されたにも関わらず未だにチョンの
背乗り天皇のヒトモドキに下賜づいている

こんな状態にまで侵食されても
まだメディアを除いて完全に
乗っ取られずにいるのは
チョンが日本人を支配できるだけの
能力がない「ヒトモドキ」だったからである

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チョン共を見つけ出して排除していかねばならない
その大元締めとして真っ先に排除せねばならないのが
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