2020-08-30 (Sun)✎
路線の思い出 第399回 予讃本線・下灘駅 〔愛媛県〕
「海に沈む夕日の絶景を望める駅」
として人気のある下灘駅
《路線データ》
予讃本線
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
高松~宇和島 297.5km 6471 / 124
向井原~内子・新谷~伊予大洲 39.4km
下灘駅発着列車・運行本数(’19)
下り10本、上り10本
※ 特急【宇和海】及び、内子新線経由の列車は下灘駅を経由せず
『海と鉄』は
逆光気味の方が印象深いかも
下灘駅(しもなだえき)は、愛媛県伊予市双海町大久保にあるJR四国・予讃(本)線の伊予長浜経由の路線上にある駅である。 海抜標高は11 m。 観光列車の〔伊予灘ものがたり〕が運転停車する。
2016年度の1日平均の乗降人員は72人である。
ホームから広い海(伊予灘)を眺める事ができ、駅周辺は鉄道写真の撮影名所の一つとして鉄道ファンの間に知られている。 海面を埋め立てる形で国道378号が開通するまでは、ホームの下にすぐ波が打ち寄せるほどに線路と海岸が近接した「日本一海に近い駅」だった。
駅舎とホームの間にある段差が
島式ホームの内側1線を
埋め立てた後である
駅構造は、単式ホーム1面1線を有する停留所規格の駅である。 かつては島式ホーム1面2線だったが、向井原~内子の新線開業後に駅舎側の1線が撤去されて現在のようになった。 かつては終着駅であった為、構内は比較的広く側線もある。
開業当初からの木造駅舎が改装されながら残っていて、駅舎内部には待合所の他、今は使われていない出札口などがある。 簡易委託駅だが、出札業務の受託を行っていた駅前のたばこ店が休業したため、事実上は無人駅となっている。 なお、イベント開催時には、駅舎内部に記念乗車券等の臨時販売所が設置される事がある。
内子周りの新線の開業以来
優等列車の運行は全く無くなって
今は朝の1本が元特急車両で来るのみ
当駅にまつわるエピソードとしては、青春18きっぷのポスターに3度採用されている「常連駅」である。 ポスターの写真撮影の際には、片側にしか駅名表記がなかった駅名標をひっくり返して撮影後に元に戻していたが、ポスター通りの風景を求める旅行者の声によって、裏表共に駅名が書かれた駅名標が設置された。
映画『よさこい旅行』(1969年・瀬川昌治監督)では、フランキー堺演じる主人公が勤務する架空の「土佐大原駅」として使用された。 また、映画『男はつらいよ』シリーズの第19作『寅次郎と殿様』の冒頭シーンのロケに使われている。
2006年7月3日に放送されたテレビドラマ『HERO 特別篇』で、主人公・久利生公平(木村拓哉)が任地(山口県の設定)を離れるシーンで当駅が使われた。 2007年8月8日のザ・ベストハウス123で「一度は降りてみたい!日本の美しい無人駅BEST3」として紹介された。 順位は2位で、1位は飯田線の小和田駅であった。
テレビのロケやポスターによく使われる
下灘駅のイチオシ「海を望む待合所」
2009年元日のNHK番組「鶴瓶の家族に乾杯お正月スペシャル」では、愛媛県伊予市を訪れた笑福亭鶴瓶とゲストの古田敦也のロケ開始待ち合わせ場所として当駅が登場した。 この際、地元住民が鶴瓶らに対し、当駅がHERO特別編のロケに使われたことを紹介したという。
2010年の夏に発売の鈴木愛理(℃-ute)の写真集とDVDのロケに使われた。 2016年10月21日放送のNHK番組「ドキュメント72時間『四国 海だけの小さな駅で』」において、当駅を舞台に撮影が行われた。 2017年5月19日に放送されたテレビドラマ『リバース』で、当駅がロケに使われた。
駅のホームを舞台代わりに利用した音楽イベント「夕焼けプラットホームコンサート」が毎年9月の第1土曜日に開催されている。「内山線」(内子経由の新線)開通の1986年に始まり、駅の利用が少なくなればやがて廃線になるのではないかとの危機感から、旧双海町産業課の若松進一(現在は『観光カリスマ』)らの手によって実現にこぎ付けたものである。
到着列車を見送る
駅守のおばちゃん
今回取り上げる下灘駅は、四国で久々に『○鉄』をした時のモノであるが、この小旅行における本来の目的は『四国カルスト』と『長沢ノ滝』で、次の目的が四万十川に架る『沈下橋』と予土線を撮る事で、この下灘は「撮る時間があれば撮るかな」程度の目論見であった。
だが、今年は全てにおいてツイてない。 どっかに出向くと必ずと言っていい程に大雨が降るのである。 それは、週末休みに有給を1日付けた2泊3日の予定で旅に出たので、日程の替えが利かない上に、目的地に行く事を断念せざるを得ないほどの大雨が降って、結局「行っただけ」に終わってしまうのである。
そう・・、今回もメインの目的であった25年ぶりの「荒涼の月」を目論んだ『四国カルスト』は、途中の国道で時間雨量の制限に達するかの勢いの大雨に祟られ、行けば下手すると「国道が時間雨量制限で通行止となって街に戻れない事態」に陥ってしまうのである。 そうなると、レンタカーが返却できないのはもちろんの事、大阪に帰れなくなるので断念せざるを得ないようになっちまったよ。
なので、道の駅でレンタカーを停めて、車の中で時間潰しの昼寝だけに終わってしまったよ。
なぜなら、第二の目的である『四万十川の沈下橋』は、アテとなる予土線の列車が1日に4往復しかなく、今からいっても着くのは夕方前の列車がない時間帯だからである。
なので『四万十川の沈下橋』は明日の天気に運を委ねる事にして、「予土線の4往復の列車が比較的集中する」明日朝に備えて、今日はアプローチだけに留めるべく行程計画を修正する。 でも、『四万十川の沈下橋』のある予土線に『撮り鉄』するなら、必ず食糧を買い込んだ方がいいよ。
なぜなら、レンタカーを停めて寝る『道の駅』は3~4ヶ所あって寝床を探すのには苦労はしないが、コンビニが一軒もなく、飯屋も『武漢ウイルス』の事もあって全ての店が閉店でシャッターが下りてた(もしかしたら過疎で店を廃業したのかも)しィ、唯一食糧を買い込む事のできるスーパーも田舎特有の「暗くなったら閉店」に加えて「『武漢ウイルス』による品薄」で、夕方にこの地に着いたワテは、ロクに食糧を買い込む事ができなかったのである。
これで、この日の夜は翌日の自炊用に持ってきていた食糧を使うハメとなったよ。 もし、自炊の為の食糧を持ってきてなかったら、明日の朝9時のスーパーが開く時間まで『道の駅』の自販機の缶ジュースのみで一夜を凌ぐ事となっていたよ。
昨日の雨でいつも穏やかな
流れを魅せる四万十川が
濁流となっていたよ
まぁ、翌日は朝に小雨がパラつく程度で、ターゲットの『四万十川の沈下橋』も昨日の大雨で川が増水して「沈下橋の下スレスレまで川の水が迫る」シーンをゲットできたので、第二目的の「予土線列車と沈下橋のコラボ」はまずまずのデキが期待できて、「昨日断念した『四国カルスト』の分を取り返したかな」って所である。
昨日仇となった雨が
今日は「増水時の沈下橋」という
いい方向に転んだ・・かな
でも、目的地を『四国カルスト』から「予土線列車と沈下橋のコラボ」に変えたので、予土線の列車が全くない午後は途端にヒマとなる。 ターゲットが『四国カルスト』なら夕日や朝日、そして四万十川水源の不入山めぐりなどいくらでも周る所があるが、「予土線列車と沈下橋のコラボ」は列車がないとする事が全くない上に、食糧調達も困難となるのである。
川と沈下橋のアップだけでは
物足りないので最後のショットは
野花の白い斑点を入れてみた
なので、『四万十川の沈下橋』は午前中で切り上げて、当初の計画では降りて1本やり過ごすだけだった下灘駅で『○鉄』するべく、またもや行程計画を変更する。 でも下灘は、新線の開通でメインルートから外れたものの、『本線』と言われるだけあって列車本数はあるねぇ。
それで『○鉄』のメインターゲットを下灘に変更して、予定を変えてこの駅で駅寝する事にしたよ。
予定では『四国カルスト』で2泊だったのだけれど。 それと、昨日使った食糧の代えを伊予大洲に戻るすがらのコンビニで買い出しして下灘へ。
でも、予土線の4往復区間の一帯は、完全に物流から取り残されてるね。 予土線の4往復区間の大半を占める四万十町(合併前は窪川町・大正町・十和村)から出ると、途端にコンビニはあるわ、クアハウスはあるわ・・だったしィ。
愛媛県に入った松丸駅に併設された
駅温泉施設『ぽっぽ温泉』
:
『四万十川の沈下橋』の区域を出ると
コンビニやクアハウスが次々と現れる
そして、『四万十川の沈下橋』の四万十町より下灘への起点となる伊予大洲までは、意外や意外に60kmと離れていないのである。 なので、『四万十川の沈下橋』を午前中に切り上げると、下灘で「夕日と列車のコラボ」が撮れるのである。 でも、鉄道利用でこの下灘で「夕日と列車のコラボ」を撮るなら、レンタカーでやって来るか予め伊予大洲辺りで宿を取っておく事が必要だし。 宿を取らなければ、ワテの様に現地宿泊=駅寝必須となるしィ。
さて、伊予大洲に着いたのは14時過ぎ。 レンタカーを返却して、15:02発の下灘経由の松山行に乗り込む。 さすがに「海の見える駅」として人気が高く、夕刻が近づくにつれて観光客が次々と車で乗り着けてやってくる。 でも、今回のワテのように列車でくるのはほとんどいないけど。
車による観光客の来訪は夕日が完全に沈む19時前まであり、それまでは駅寝の支度はできない。
なので、『○鉄』を撮りまくって時間を潰したよ。 でも、この「夕日の名所・下灘駅」は、思ったよりアングルが少ないのである。 それは駅裏が切り立った崖地形で、その崖の上は駅への来客用の駐車場となっていて、俯瞰できるようなシュチュエーションにないからである。
まぁ、俯瞰できる所は探せばあるのだろうけど、計画変更によって列車に乗ってきての「下調べナシの一発狙い」では、俯瞰場所を探す手間も足(レンタカー)もないのである。 だから、おとなしく定番の撮り方で撮るしかないだろうね。
今回のサプライズは
観光客まばらなこの日に
試運転で〔伊予灘ものがたり〕が
運行された事だろうか
そして、この下灘でのサプライズ(・・という程でもないけど)は、『武漢ウイルス』の感染拡大で運休状態だった観光列車〔伊予灘ものがたり〕号が、「試運転&運行再開に向けてのアテンダントの訓練」で、回送列車として運行していた事である。
下灘駅の駅守の地元のおばちゃんによると、「今回の〔伊予灘ものがたり〕の回送運行はあまり広報されていないので、駅に来る人はいつもの半分以下だよ」との事である。 これは一言でいうと、「少しツキが周ってきたかな」と。 〔伊予灘ものがたり〕が通常運行してたなら、恐らく下灘駅は車でやって来る観光客と〔伊予灘ものがたり〕の乗客で「芋洗い」状態になってロクに写真など撮れはしないだろうから。
〔伊予灘ものがたり〕通常運行なら
前面に黒斑(人影)が入る事必至だったしィ
それでは、下灘で過ごした夕日から夜景、そして翌朝の『○鉄』手抜きバージョンをごろうじろ。
下灘駅での夕暮れ・夜・朝
夕暮れ前の一番日差しがキツい頃
地元の高校生が駅に降りてくる
いつもの駅風景が見られた
やがて海原に陽が沈む
落日の時が近づいてきた
落日前の眩しい斜光で車窓全てに
日除けのブラインドが下ろされて
残念ながら海に残照輝く
『ダルマ』は見られなかったけど
印象深い落日直後が望めた
観光客の全てが去った夜も
列車の灯と待合所のライトで
駅は煌々と輝いていた
一夜を過ごした翌朝は
また小雨模様に戻っていた
安倍首相は恐らく党内などでの
主導権争いに敗れたのだろう
それか病気の名を騙った
辞任という形の逃亡である
これで日本の国の政治はパヨクというより
自民党の媚シナ・チョン派閥や
チョンの成り済ましがトップとなる
財界の想うがままとなる
それはシナ・チョンとの問題が発生すれば
全て金で解決するという
従来からの危機回避手法・・
即ち『謝って金を出す』手法の踏襲だ
最近の安倍首相の度重なる失政は
全て政権維持の為に
こういう奴らが求めるシナ・チョンとの
穏和路線に沿うモノだし
だからワテは一縷の望みを
トランプさんの取る
シナとの対峙路線にかけるよ
でも米国と共同歩調を取り
シナ・チョンと対峙して「悪を滅ぼす」事が
日本を守る唯一無二の手法だったのに
今の気分は
「安倍首相でもダメだったか!」である
まぁ、チョンの背乗り・天皇・・
即ち『敵』たるチョンにひざまづいてる時点で
ダメなのは薄々勘づいていたけど
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