風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第396回  九大本線・天神山駅

路線の思い出  第396回  九大本線・天神山駅 〔大分県

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待合室が締め切り不能の『箱』と
思ったより『駅寝力』が低かった天神山駅

《路線データ》
      営業区間と営業キロ                輸送密度 / 営業係数(’17)
     久留米~大分 141.5km                1856  /  228
  
運行本数
  久留米~日田   下り18本・上り17本(久留米~善導寺、うきは、筑後吉井に区間運行列車あり)
  日田~由布院   下り7本・上り6本
  日田~豊後森   下り4本・上り5本
  豊後森~由布院  下り1本・上り2本
  由布院~大分   21往復(大分~向井原、庄内に上下とも1~2時間に1本の区間運行列車あり)
  博多~大分・別府 特急【ゆふ】3往復、土・日・休日は特急【ゆふいんの森】2往復も運行

天神山駅(てんじんやまえき)は、大分県由布市庄内町西長宝にあるJR九州・久大本線の駅である。
単式ホーム1面1線を有する駅で、駅入口からホームへの行き来は線路を横切って渡る構内通路となっている為、列車が構内に入ってくるとホーム側に設置している警告機が作動し、注意を促すようになっている。 2015年度の1日平均乗車人員の数値は110人との事。

無人駅で駅舎はなく、ホーム上に待合所のみがある停留所規格の駅である。 線内の近距離の利用ならば、切符はホーム上の待合所に設置されている自動券売機で購入する。 また、かつてあった木造駅舎が1984年の駅無人化に際して取り壊されてからは、長らくトイレが未設置の状態が続いたが、2001年の駅周辺の整備事業によって身障者向けのトイレを含む公衆トイレが駅の出入口から50mほど大分寄りに設置されている。

2005年に当駅が位置する庄内町が湯布院町・狭間町との合併で由布市となり、その市役所は旧庄内町役場に引き継がれる事となって当駅が由布市役所の最寄駅(駅から1.7km)となったが、無人の停留所規格の駅であるがゆえに、市の代表駅には指定されていない。 なお、由布市の代表駅は、由布院駅である。

待合所の側には小さな滝があり、ホーム上から見る事ができるが、雑木が多く滝が枯れている事もある。



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今回はこの山行を経て
駅寝必須となった駅のネタです

九州の駅ネタ・・、夏は欠乏するのよね~。 だって、夏に九州に行く機会がほとんどないしィ。
下手すりゃ、オールシーズンで『九州・駅ネタ』が欠乏する懸念がでてきたよ。 なぜなら、九州で思い出のある駅のほとんどが廃止ローカル線の廃駅で、そういった駅以外はあまり立ち寄らなかったしィ。

そして、駅に目覚めてブログでこういった記事連載を始めてからでも、九州へ訪れる目的は滝めぐりだったしィ。 だから、ネタとなる駅の供給源が乏しいのだよね~。 ブログでこの『路線の思い出』の連載を始めてから立ち寄った九州の駅は、大方記事としてアップしてしまったしィ。

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以前は傾山の三ッ坊主ルート
(2つの尖がった峰を下っていくルート)を通っても
今回より早く下りれたのであったが

・・という訳で苦肉の策、春のGWに訪れた駅のネタでかわす事にしよう。 まぁ、こうやってウニウニとかわしつつ過去ネタを発掘していれば、旅の記憶が突拍子に思い浮かんで記事化できる事もあるしィ。
正直言うと、この『路線の思い出』の記事ネタも連載回数が250回を越えたあたりから、突拍子に思い出した旅の記憶とか、駅の記事と銘打ちながらヤマのネタやら滝のネタなどに逃げるケースが半分位あるしィ。

まぁ、主題を「駅めぐり」と定めて、キチンと旅の順序を追ってめぐった駅の記事を書いていけばこういう事は無いのだろうけど、ワテのブログは『駅』の1兎どころが、『ヤマ』、『滝』、『風景鉄道の撮り鉄』、『駅寝旅』、『廃止線関連』etc・・と、数えれば7兎も8兎も追ってるしィ。 それにコテコテの『日記』を加えれば・・、いやもう言及するのはヤメにしょう。 それに、記事のネタの掲載順序は、ほぼ全て思いついた順で無計画だし・・ね。

さて、今回挙げた天神山駅は、先程に記した通り去年のGWに祖母・傾山縦走山行の下山後の宿泊先として利用した駅である。 とどのつまり、貧乏登山後の駅寝場所として立ち寄った駅ですね。

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山行のメインとなる3日目は
一番奥にそびえる祖母山からこの傾山まで
22㎏をかついで延々と歩いてきますた

でも、この時の山行は、ヘタレのくせに『無訓練登山』を繰り返すタワケにとってはかなりの過酷行となり、また下山先から駅までの交通手段もない「ヒッチハイク必須」の真に『バックパッカー』紀行だったのである。

まぁ、「無訓練登山」と銘打って全く鍛錬せずに、3泊4日の食糧込みで23㎏を担いで案の定バテて、初日と2日目は大雨の中で都合5時間、3日目の縦走のメイン日は好天だったものの、22㎏(飯食ったので少し荷重が減った)を担いで距離にして16km、ヤマと峠をそれぞれ4つと2つ越える都合12時間のハード行、最後の日はヘバってかつて2時間で登れたルートを4時間近くかかって、「ヒッチハイク必須」の鉱山跡の下山口に戻り着いたのである。

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山行3日目の宿泊地の
九折(つづらおれ)越
山行最終日は奥にそびえる
傾山に登ってから下山の
昨日に続く長丁場だったよ

この時下山を終えたのが15時前で、この現状では公共交通機関がなく「ヒッチハイク必須」の下山先で途方に暮れるか、諦めて下山口でテントを張って凌ぐか・・しかない状況だったが、運良く「ヒッチハイク」ができて豊後竹田駅まで戻れたので、この日の夜に泊る場所を決める必要が出てきた訳である。

こういった状況での「泊る場所」といえば、何の疑問も挟む余地もなく無人駅での『駅寝』となるのである。 つらつらと駅寝に至るまでの状況を述べたが、下山後の足が確実に確保できる北アルプスの有名な山以外で下山後に宿に泊るべく予約を入れる事は、その宿に泊れなくなる事が大いに有り得る愚策である事を理解してもらえるだろう。

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貧乏登山を志したなら
観光マップで自然環境が秀でた町の
無人駅が宿泊ちとなる事が多いな
※ ウィキペディア画像を拝借

だから、貧乏登山を志したその時点から、山旅のアイテムとして『駅寝』も必然となるのである。
何も『撮り鉄』でローカル線の始発列車を撮るべくの目的だけが、『駅寝』に我を誘ったのではないのですよ。 まぁ、『撮り鉄』旅の頃から、真冬でもコレを宿泊の主アイテムとしていたワテが言っても説得力はないけど・・ね。

・・となれば、先程も記した通りに、「この日に泊る駅」を決める必要が出てきたのである。
『駅寝』をする最低条件は無人駅で雨風を凌げる駅舎がある事であるが、今は便利になったねぇ。
スマホで駅のウィキペディアを見ていけば、画像付きで駅舎の有無と無人駅かどうかが判別できるのだから。

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以前なら「駅に滝がある」と
耳にしただけで
駅寝候補駅となったモノだが・・

昔は列車に乗って、車窓から駅舎の「現物」を見て”エイ・ヤー”と勢いだけで列車を下りて、その下りた駅が『駅寝』場所となった・・、半分運任せだったのだから。 だから、炊きかけの鍋をもって列車に乗るハメとなったり、追い出された先が都会の1ルーム真っ青の素敵なハイツだったりするハプニングが起こるのである。

話は反れたが、ヒッチハイクで送ってもらった豊後竹田駅を起点にスマホで駅寝する駅を品定めする。
豊肥本線の豊後竹田より熊本側は熊本地震による不通区間があるので、候補から除外して豊後竹田~大分の駅を調べるが、大分という県都に近よっていくからか『駅寝力』(前に使って気にいったみたいだな・・このタワケ)の乏しい駅ばかりだったので、大分から折り返しての久大本線で再検索する。

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基本は傾山系の山々に囲まれた
自然豊かな地の天神山駅なのだが

すると、県都・大分から離れれば離れるほどに、『駅寝力』が高いと思われる駅がでてきたよ。
でも、駅舎のある駅は簡易委託駅となっている事が多く、始めに挙げた『駅寝』の条件に合った駅は、大分市より出て由布市まで入った小野屋と矢祭山まで無かったのである。 そして、小野屋駅は元委託駅と言う事で人通りも多そうなので、なし崩し的に駅寝する駅が天神山となったのである。

・・で、降りた天神山駅は、待合室は雨風も凌げて中にテントを張っても十分のスペースがあったが、待合室の入口に仕切り扉がない開放型の箱で、現物はスマホで見た小さな画像よりはかなり落ちるね。

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この駅の『駅寝力』が思ったより低かった理由は
待合室の締め切りが不可な上に
夜遅くまでけたたましい発車騒音がある事だ

それに、この駅列車本数が多くて、最終は深夜の0時まであるのだ。 そして待合室が開放型の『箱』なので、駅に発着する気動車の音が結構入ってくるのだ。 まぁ、ワテがこの駅に着いた20時以降は、下車客は数人いたものの乗ってくる客は皆無だったけど。 それに駅利用客が、何もない(ワテがテント張ってるけど)待合室内に入ってくる事もないし。

でも、ハード山行の疲れもあって、駅発着の気動車の騒音を諸ともせずに10時過ぎには寝ついていたよ。 ・・で、翌朝は始発より前に目覚める。 始発より早く目覚めたといっても、テントでは寝坊同然の5:20の起床だったよ。 列車は夜は深夜の0時まであったが、始発は大方面が6時前に由布院方面が7時前と、かなり遅いのである。

テントをたたんで、担いできた最後の食糧である袋のラーメンを作って食っても、まだ大分方面の始発列車を撮る余裕があったよ。 トイレも駅から50mほど離れているけど、最近公園などでみかけるウォシュレットトイレ付きの公衆トイレがあって、ヤマでテント幕営するよりトイレは楽だったよ。 ヤマならトイレは基本ボットンで、トイレまで100m離れている事もままあるしィ。

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道路を入れずに駅名標を入れると
赤い車両&ドアンダーで画像潰れに

でも、この駅での『撮り鉄』は、線路が細い前面道路と並走した狭い切通し上にあって、撮影意欲が湧かない駅だった為(言い訳臭いなぁ)か、ロクなものが撮れなかったよ。 なので、「ちゃんとしたモノを撮ろう」と、次の庄内や湯平に出張る。

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キハ40系列は駅の軒先と
撮っても絵になるね

もうヤマから下ってきたので、後はこの日の内に大阪に帰れる夕方のシンカンセンの時刻までに博多に出れはいいので、結構時間もあったしィ。 ・・で、撮ったのが、隣の庄内駅とその次の湯平駅での国鉄型キハ47のこのショットです。 

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湯平まで出ると豊かな自然環境が広がって
『風景鉄道』を撮る意欲も高まってくる

まぁ、今の意欲の湧かない気動車を昼過ぎまで半日追っかけるのもシンドイので、9時前の特急【ゆふ】に乗って早めに博多に出て、早めに大阪に帰る。


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No Subject * by 根室大喜
こっちも駅寝する人いますね^^)

Re: No Subject * by  風来梨
根室大喜さん、こんばんは。

そっちでも、もれなく駅寝しくすよ~。 季節は冬だけど・・。
駅寝のターゲットは落石駅ですね。

でも、レンタカー周りになってから、主な宿泊地は『道の駅・スワン44ねむろ』に変りましたね。

コメント






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No Subject

こっちも駅寝する人いますね^^)
2020-08-14 * 根室大喜 [ 編集 ]

Re: No Subject

根室大喜さん、こんばんは。

そっちでも、もれなく駅寝しくすよ~。 季節は冬だけど・・。
駅寝のターゲットは落石駅ですね。

でも、レンタカー周りになってから、主な宿泊地は『道の駅・スワン44ねむろ』に変りましたね。
2020-08-14 *  風来梨 [ 編集 ]