風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第392回  三陸鉄道リアス線・堀内駅

路線の思い出  第392回  三陸鉄道リアス線・堀内駅 〔岩手県

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三陸の海を見下ろす
絶景の停留所・堀内

《路線データ》
     営業区間と営業キロ  盛~久慈 163.0km
 ※ 宮古~田老は旧国鉄宮古線、普代~久慈は旧国鉄久慈線、盛~吉浜は旧国鉄盛線からの
   第三セクター移管線、釜石~宮古がJR東日本からの譲渡区間で旧JR山田線

運行本数(’20) 
  盛 ~久慈 下り2本・上り3本、盛 ~宮古 下り3本・上り2本、 盛 ~釜石 6往復
    ※ 盛~釜石 の区間は上下各11本の運行
  釜石~久慈 下り2本・上り1本、釜石~宮古 下り4本・上り5本、岩手船越~宮古 下り1本
    ※ 釜石~宮古 の区間は上下各11本の運行
  宮古~久慈 8往復、宮古~岩泉小本 1往復(土・休日運休)
    ※ 宮古~久慈 の区間は上下各12本の運行

堀内駅(ほりないえき)は、岩手県下閉伊郡普代村にある三陸鉄道リアス線の駅。 駅の愛称は「義経の祈り」。源義経にゆかりのある鵜鳥神社(うのとりじんじゃ)が近くにある事に由来する。
2018年の1日平均乗降人員は25人との事。

単式ホーム1面1線の駅で、1975年7月20日に国鉄・久慈線の駅として開業した駅である。
開業当初からの無人駅。 1984年4月1日に久慈線区間が三陸鉄道に転換された事を受けて、三陸鉄道北リアス線の所属駅となった。 その後の2019年に、JR東日本から釜石~宮古の山田線区間の移譲を受けて盛~久慈の全線が開通し、当駅もリアス線所属となっている。

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駅ホームにはテレビドラマで使われた
『袖が浜駅』の駅名標が設置されている

駅の前後にある大沢橋梁、安家川(あっかがわ)橋梁は、太平洋の眺めの良さから観光客が多く、シーズン中や休日は徐行や当駅での数分停車を実施している。 また、2013年4月~9月に放映されたNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で、当駅が『袖が浜駅』として使用・収録された事により、無人棒線駅ではあるが全国区の知名度が出た。



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この駅には約2年前から
『駅訪問&撮り鉄』の計画を立てていた

この駅は2年前あたりから、ある撮影状況を狙って駅訪問&駅寝を何度か計画した駅である。 
その「ある撮影状況」とは、この駅を全国区で有名にしたテレビ番組から採ったワテの命名である『あまちゃんスペシャル』である。

この『あまちゃんスペシャル』は、「夜の太平洋と列車をバルブで星流しして撮る」という事で、こういう大した観光地でもない無人駅でならば駅寝必須の撮影手法だ。 だから、撮影条件として、「星空となるほどに天気がいい事」、「観光客が集うイベントなどがない事」、そして何よりも「列車が運行している事」、「気軽に旅に出れる事」という極々普通の事が当てはまるのである。

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今回のネタは
極々普通に『撮り鉄』ができなくなった」なら
という話題でっす

だが、この「極々普通の事」であるハズの「列車が運行している事」や、「気軽に旅に出れる事」という条件が尽く引っ掛かったのである。 関西に住むワテからは東北・岩手の三陸海岸は果てしなく遠く、一度計画がポシャると、それ相応の目的達成への情熱がなければ計画倒れとなってしまうのである。
言い返せば、一度計画がポシャったら「次」を想定するまでもなく見送ってしまうような事なのである。

ワテは、それを2度体験したのである。 つまり、『あまちゃんスペシャル』を目論んでこの三陸の地を訪れる計画を、「列車が運行している事」という極々普通の条件が満たされずに1度ポシャって、2度目もポシャりかけたのである。

その内の1度目は、去年の秋の台風19号災禍である。 まぁ、この時は台風による一時的な不通としてあまり警戒していなかったし、台風による被害状況が「まさか路盤が流されて線路が宙吊りになる程」とは思ってもいなかったのである。

それでも悪足掻きで、稼ぎ時の年末年始の帰省シーズンまでには復旧するものと信じて、駅寝場所はともかく自炊場所まで定めた綿密な計画表を立てていたのである。 だが、冬の年末年始までに復旧した区間は津軽石~宮古~田野畑までにとどまり、田野畑から17kmほど及ばなかったのである。

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この待合室でのテント駅寝の野望は
まだ成就されずにいる

それで冬の旅は計画変更を余儀なくされ、『撮り鉄』中心の旅から三陸・碁石海岸下北・仏ヶ浦の探勝計画に、八甲田山と奥入瀬渓流を新たに加えた「景勝地めぐり」を重点をおく旅となったのである。

まぁ、コレはコレで訪れた景勝地全てでいいのが撮れて大満足の内に終わったが、『あまちゃんスペシャル』は路線そのものが不通で成就できず、未乗区間として挙げていた気仙沼線BTR区間も、『あまちゃんスペシャル』で駅寝予定だった堀内からの変更(どうせ変更するなら・・と秘境駅・区界にしたよ)によって時間が合わなくなり、未乗のままとなってしまったのである。

フツウの人(駅寝とかを計画する時点でフツウの人でないけど・・ね)なら、これで「まぁいいか」となって計画が流れてしまうのだろうけど、このタワケはこういう事に限っては「成就への執着心」が強いのである。

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その距離以上に「遠かった」三陸海岸

この『執着心』をヤマ登りに当てはめると、〔名峰次選〕の全峰踏破で残り10峰を切ってからが、我ながら凄かったと思う。 それは、和名倉山・霞沢岳・広河内岳と3度の道迷い断念池口岳の大雨の中での登山、台風による山行延期や183系と同じく腹から火を噴いたペテガリ岳肋骨骨折から1ヶ月での富士・ビバーク登山を経るなど、常人では限りなく不可能な状態に追い込まれてからの本願成就だった事でも証明できるだろう。

・・で、「この冬の旅のリベンジは5月連休の旅で」という事で、この春も再び東北の旅を計画した。
今度は冬の景勝地めぐりを重点とした旅から、只見線と三陸鉄道の『あまちゃんスペシャル』の『撮り鉄』をメインの目的に、冬に乗り損ねた気仙沼線BTR区間と、三陸鉄道の山田線からの譲渡区間(コチラは国鉄時代に乗車済)と、冬に訪れた碁石海岸のもう一つの景勝地で未訪地の穴通磯、ついでに本年度の「山始め」として、奥只見の浅草岳登山の計画を立てたのである。

だが、今度はシナ共産党が全世界に撒き散らした『武漢ウィルス』によって、この『あまちゃんスペシャル』計画は1度ならず2度までも風前の灯となったのである。 それは、政府が都市圏での感染拡大防止に失敗した事を都市に住む者のせいにして、「都市に住む者の移動によってウイルスが拡散される」という理由付けによる言語道断の『移動自粛』によって、5月連休に旅する事自体が異端者扱いを受けるハメとなったのである。 つまり、「気軽に旅に出れなくなった」のである。

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誰もいない海岸を訪れる旅に出る事が
何故に感染拡大要因となるのか?
答えて欲しいモノである

それでいて、明らかなクラスター要因と判明していた芸能活動などのエンタメ関連の規制を行わすに、一般の国民にだけ『移動制限』という規制を強いる安倍政権に、『非常事態宣言』解除後も政権維持の為にシナに寄り添う財界に慮って、シナ・チョンへの制裁を躊躇している安倍政権を・・、ワテは見限ったよ。

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間違った対策で旅に出るという楽しみを奪い
その上に対策失敗の責任を「都会に住む者の移動」に
挿げ替えた安倍政権をワテは見限ったよ

だから、「間違った施策を採る政府に従う事は、自身に危機を招く」として自粛要請に従わずに、より安全な人の全くいない所に旅に出る事にしたのである。 そして、極力感染原因となる『密』を避ける為に、旅行先での移動は全てワテだけの空間となるレンタカー移動として、店屋にも極力入る事がないように、日々の食事は「誰もいない所での自炊」を選択したのである。

レンタカー移動で旅先周りをした為に、当初立てた計画の内では冬に乗り損ねた「気仙沼線BTR区間と、三陸鉄道の山田線からの譲渡区間」の乗車はまたもや断念となった。 そして、浅草岳と代えの守門岳の只見の山も、登山口への道が未除雪で同じく断念(登山客が来るのを防止する為にワザと除雪しなかったようだ)となった。 また、旅先の各地で「よそ者=ウイルス感染者」扱いを受けて、銭湯一つ入るのも苦労したよ。 

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間違った事の押し付けで
一番の楽しみを奪われたくない
という意志を貫く執念でもあったな

だが、2年越で成就を目論んだ『あまちゃんスペシャル』は、ここまでくれば執念で成就させたよ。
浅草岳への登山をボツった事によって1日早めに『只見線ターン』を切り上げて、北上線の錦秋湖を挟んで2日掛かりでレンタカー移動して堀内駅へ。

でも、レンタカーで下道(夜行高速バスも運行自粛でシンカンセンとなったので、往復の費用が1.5倍となって節約を強いられたよ)を行ったら、『只見線エリア』の会津坂下から堀内まで2日かかるね。
着いたのは、『只見線エリア』を出た翌日の夕方となる少し前だったよ。

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とりあえずお立ち台で撮って
「2年越しでやってきた撮影場所」
を安易にここに決めるタワケ

まずは、撮る場所を決めるがてら、夕方の列車を撮る。 この三陸鉄道はいつもの『○鉄』の「日に5本」と違って、上下合わせると1時間に1本は列車が通る撮影条件に恵まれた路線だ。 宮古行の1本を大沢橋梁で撮り、次は「安家川橋梁で・・」と安家川橋梁へ向かう。

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このように道路上からでは
撮り様がない橋梁だった安家川橋梁
次に訪れる時は「下から朝日」で
リベンジするとしようか
※ 三陸鉄道のウェブサイトより

だが、安家川橋梁は国道からだと頭上の高い位置を通り、アングルの取りようがなかったのである。
今更、この橋と同じ高さの位置の足場を探すのは困難を極めるし、この橋は「事前の下調べがないと撮影はムリ」として撮らずに流す。 見た所、橋の上も防護柵があって列車の撮影には不向きだったようだし。

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三陸の海を見ながら列車は停車する
この情景を思い出して
次の『あまちゃんスペシャル』
リベンジの構想が固まったよ

・・で、駅などを撮って、『あまちゃんスペシャル』の時間を待つ。 安家川橋梁が撮影では使えないと判ったので、『あまちゃんスペシャル』の場所は国道から俯瞰できる大沢橋梁となった。 撮影場所は近接するドライブインの『お客様用展望台』で、いわゆる『お立ち台』であった。 だがドライブインが『非常事態宣言』で営業自粛中だったので、誰もいなかったよ。

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星の宇宙の如くの流れと列車の光跡で
『銀河鉄道の夜』な写真となるハズだったが
橋の上で一体化した光の線が写ってるだけだった

ここでバルブで流して、『あまちゃんスペシャル』の撮影目論見を成就する。 でも、残念ながらデキは今イチですね。 「バルブ流し」は横から撮ると、列車が光の線として写っちゃうって事を忘れてたよ。

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漁港に下りて月の光と漁船をアテると
多少はマシとなったが
やはり列車は「橋の上の光の線」だった

このお立ち台で撮った後、下の漁港に下りて、漁船をアテに「バルブ流し」する。 ここも結果は列車が光の線となっちゃったけど、漁港に上げられたモーターボートがアテとなってちょっとマシになったよ。
今回の失敗で「バルブ流し」は横から撮ると光の線となると解ったので、次は斜め横から駅に停車する列車のテールで『あまちゃんスペシャル』のリベンジをする事にしようか。

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広角で漁船をアップにするのと

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青空を入れるのと
どちらかいいかなぁ
どっちも列車が点景になるけど

さて、翌朝は、漁港につながれた漁船をアテに撮る。 出漁前の漁船が波止場に並び、高台の大沢橋梁をゆく列車とのコラボ情景はなかなかのものだ。 また、朝の漁港の海岸には奇岩が立ち並び、列車撮影の合間の海岸風景も楽しい。

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堀内漁港の横は奇岩つらなる
風光明媚なリアス式海岸だ

r392-2 (7)『撮り鉄』よりもコッチの
撮影に力が入ったみたい

・・で、今回は、間違った政府の施策に反して旅に出たおかげで、新たな旅の形と櫃取湿原など初めての景勝地を周れた満足のいく結果と、不条理な規制をかけられた中で対応策を講じた貴重な体験という成功例と、今イチの結果に終わった『あまちゃんスペシャル』のリベンジの想定と、成否を含めて収穫の大きな旅だったなぁ。


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またマスニダがウソを撒き散らして
それを真に受ける人が少なからずいますな

東京都の感染拡大を受けて
都民全体のPCR検査をすべきだと

そしてクラスター原因を追究するよりも
まずは検査によっての発見封じ込めが先だと
ウソ八百を並べ立ててますな

さっすが日本の国を陥れる事だけが
全ての在チョン・マスニタだね

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無計画な検査の実施で感染爆発を起こした
イタリアや米国の事をもう忘れたの?
それに日本の感染状況は米国の1/100だよ


これはかなり感染を抑え込んでいるのだよ
だからヒステリックにガなる必要はないのだよ
ガなればガなる程にツボにハマって
反日チョンのマスニダの思惑通りとなっちゃうよ





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