2020-07-01 (Wed)✎
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月に1回、自己満を目一杯に前面に出した写真で飾ります。
7月は『白鳥・千鳥』でっす。
白鳥・千鳥の雪形・・
この雪形は北ア・後立山の
五竜岳の山名の由来となった
『御領(武田)菱』の雪形と同様に
ひと目で「そうだ」と判る雪形だ
白鳥(親鳥)が千鳥(ヒナ鳥)に
餌を口伝いに与えそれを喜んで
幼い翼をバタつかせる
微笑ましい1シーンが目に浮かぶ
列車の都合で到着が日暮れの
日の入り前になってしまって
急がなくてはならない事は
十分過ぎるほどに解っていたが
それでも立ち止まって
夕空に染まるこの雪形の情景を
日暮れまで望まずにはいられなかった
こんな情景を惜しみなく
魅せてくれるヤマは
ワテの中では生涯を賭して
尽くす生業になったと思う
:
暮れ間際に大雪・黒岳石室へ急ぐ途中
ふと足を停められた『白鳥・千鳥』の絶景
「俺はここでこう撮ったんだ」と
主張できない撮影行に
意味はないと思うよ
撮影した後でパソコンを駆使して
余分なモノを不自然に削ったり
発色を不自然に変えたり
有り得ないシーンを造り出したりする改変は
もはや写真とはいえないパソコン遊びだ
そんなマネをして撮った写真を
有り得ないモノに作り替える位なら
自分の理想の映像を思い浮かべて
絵を描いてた方がずっとマシだ
絵を描く方がずっと
想像力や発想力や感性が高まるのだし
そして何より書き損じたら
納得いくまで描けばいいのだから
:
それらを全て否定したデジタルは
人の感性にとって危険なシステムだと思う
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