風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  廃線鉄道 >  廃線鉄道・東北 >  廃線鉄道 第15回 山形交通・三山線

廃線鉄道 第15回 山形交通・三山線

廃線鉄道  第15回  山形交通・三山線 〔山形県〕

h15-norimono.jpg
高度成長期は優良鉄道路線だった
山形交通・三山線
※『乗り物ニュース』より

山形交通・三山線(さんざんせん)は、山形県寒河江市の羽前高松駅と西村山郡西川町の間沢駅を結んでいた鉄道路線である。 元は三山電気鉄道の路線で、後に山形交通の母体となった路線の一つである。 1974年に全区間が廃止された。

h15 (11)
山形交通・三山線在りし頃の
華やかな羽前高松駅
※ 鉄道ピクトリアル1977年3月号より

出羽三山への参詣客の輸送や、永松・幸生・高旭・見立・小山など鉱山との物資の運搬を目的に、1926年12月23日に三山電気鉄道として、鉄道省線左沢線羽前高松駅と海味駅の間8.8kmで営業を開始した。 1928年9月17には海味駅から間沢駅まで延長され、かつてあった区間が全通している。

白岩発電所や沼山発電所など、寒河江川水系の水力発電による豊富な電力資源の後押しを受け、鶴岡までの延伸も提案される程に三山電気鉄道における当初の経営は順調であったという。 1936年には前年に軌道線が廃止となり解散が決まった谷地軌道のバス路線を買収し、神町~谷地間のバスの運行も始めている。

h15-3.jpeg
月山だけでなく朝日連峰も近いよ
ちなみにワテが間沢や羽前高松に訪れたのは
朝日連峰の縦走山行の帰りである

また、沿線の観光資源開発にも熱心で、間沢・海味・上野の各スキー場への誘客や、間沢の菊まつりの開催を行なった。 菊まつり期間中の日曜日などは、どの列車も満員になったという。 乗客の大半は地域の通勤・通学客であったが、出羽三山の参詣者も非常に多かった。

1943年10月1日、戦時統合により三山電気鉄道は、高畠鉄道(高畠線)、尾花沢鉄道(尾花沢線)および山形県内陸地域の各バス会社を合併し、存続会社となって山形交通に社名を変更する。 この三山電機鉄道も、山形交通の三山線となった。

だが、相次ぐ鉱山の閉山と、1960年代以降のモータリゼーションの進行により業績が悪化してゆき、1974年11月18日に羽前高松駅~間沢駅の11.4km全線が廃止となった。

h15-m.jpg
山形交通・三山線の予想路線図
ウェブサイトに載ってある地図を
真似て作成しただけなので
あくまでも『予想図』の範疇です

《路線データ》
区間・路線距離(営業キロ):羽前高松~間沢 11.4km・軌間:1067mm
駅数:10(起点駅を含む)
〔羽前高松〕・新田・白岩・上野(うわの)・羽前宮内・石田・睦合・海味(かいしゅう)・西海味・間沢

h15 (9)
山形交通・三山線 時刻表
1974年の交通公社時刻表より

複線区間:なし(全線単線)・交換可能駅:平岩・羽全宮内・海味
電化区間:全線(直流600V)・閉塞方式:タブレット閉塞式・廃止直前の運行本数:11往復

h15-yafoo-o.jpg
山形交通・羽前高松駅
¥470円也の有料写真を買っちゃいますた

   山形交通・三山線 年表
1923年(大正12年)  5月10日 西村山郡高松村~同郡西山村の鉄道免許状が下付される。
1924年(大正13年)  8月17日 三山電気鉄道株式会社設立。
1926年(大正15年)12月23日 羽前高松~海味が開通し、鉄道運輸開始。
1928年(昭和  3年)  3月22日 西村山郡西山地内の鉄道免許状が下付される。

h15 (6)
間沢駅跡は車両基地もあった為か広く
バスの待合所兼運転所として使用されていた
※『山形交通・間沢駅跡』より

1928年(昭和  3年)  9月17日 海味~間沢が開通し、存在していた区間が全通する。
1943年(昭和18年)10月  1日 2月に会社合併で山形交通に改称した三山電気鉄道は、高畠鉄道、
                尾花沢鉄道を合併し、さらに最上郡村山地方や置賜地方のバス会社
               を吸収し、鉄道線23.6km。バス路線698.8kmの事業体となる。

h15 (7)
山形交通・三山線の
さよなら記念乗車券
※ 山形交通のウェブサイトより

1974年(昭和49年)11月18日 羽前高松駅 - 間沢駅間11.4kmの全線を廃止となる。
                15日が営業運転最終日で、翌16日に無料乗車会と閉業式典が
                おこなわれた。

最盛期の1950~60年代は、年間輸送人員180万人以上(1日平均で約5000人)を輸送したが、その後は炭鉱の閉山による周辺区域の過疎化やモータリゼーションの進行で輸送量が減少の一途をたどり、路線廃止が近づく1970年には半分の91万人までに落ち込んでいた。

h15 (1)
路線廃止後の車両の一部は
高松琴平電鉄に譲渡された
※ ウィキペディア画像を拝借

   廃止後と廃線跡
廃線跡はサイクリング道路や農道として大半が現存しており、初期の旅客車であるモハ103が月山の酒蔵資料館の屋外に静態保存されている。 また、この月山の酒蔵資料館内には三山線の資料コーナーが設けられており、当時の写真や資料等が展示されており、無料にて見学が可能となっている。 また、新田停留所跡の羽前高松駅側寄りに『三山広場』があり、鉄橋の橋脚や在りし日の写真、解説看板などが置かれている。



h15 (2)
建替え以前の羽前高松駅
※ ウィキペディア画像を拝借

羽前高松駅(うぜんたかまつえき)は、山形県寒河江市大字八鍬(やくわ)字郷の目にある、JR東日本・左沢線の駅であるが、かつては山形交通三山線が接続していた。 寒河江駅管理の無人駅である。

1922年に左沢軽便線の途中駅として開業するが、4年後の1926年には早くも三山電気鉄道が当駅に乗り入れを果たす。 それ以降は左沢線と三山電気鉄道の乗換駅として大いに賑わいを見せたが、1974年11月に山形交通三山線となった旧三山電気鉄道が廃線となり、また静かな途中駅に戻っている。

h15 (4)
羽前高松駅に微かに残る
山形交通・三山線の跡

今では三山電気鉄道をしのばせるものは、わずかにホームの南西側に残る線路の跡程度である。
なお、山形交通時代の当駅の駅名看板は、今でも月山湖の月山・水の文化館に展示されている。

旧駅舎は1940年竣功の木造建築だった。 老朽化に伴い建て替えられ、2010年2月28日に重要文化財に指定されている地元の名刹・慈恩寺のイメージを取り入れた新駅舎が完成している。



h15-2.jpg
公民館の脇に立つ
白岩駅跡を示す石碑
※ ウィキペディア画像を拝借

白岩駅(しらいわえき)は、かつて山形県西村山郡白岩町大字白岩字中町(現・寒河江市大字白岩)にあった山形交通三山線の駅である。相対式ホームを持つ交換可能駅(停車場)であった。

白岩駅の周辺部は白岩町の中心街をなすところであったため、現在も商店や住宅が多く建っている。 1974年(昭和49年)に全区間が廃止されたのちは、跡地に中町公民館が建っており(白岩駅跡の石碑もある)、線路跡は農道となっている。 駅当時の面影はなくなっている。



h15 (5)
路線廃止後も永らく
バスの営業所・待合所として
使用されていた間沢駅舎
※ 山形交通のウェブサイトより

間沢駅(まざわえき)は、かつて山形県西村山郡西川町にあった山形交通三山線の終着駅だった駅である。 開業当初は周辺鉱山からの貨物取扱い、戦後は高度成長期(昭和30-40年代)に当駅から月山へスキー客が向かった重要な駅であった。

駅構造は、旅客ホームは単式ホーム1面1線であった。 駅構内には三山線の車両基地である三山電車庫が併設されていた。 駅周辺部は西川町の中心街であった為、商店や食事処が多く建っていた。
当駅前(跡)には山菜料理専門店の出羽屋などがある。

1974年(昭和49年)に全区間が廃止されたのちは、山形交通三山営業所(現、間沢待合所)としてしばらくは当時の建物と線路を剥いだだけの敷地を利用して山形~鶴岡間などのバスの停留所として利用されていた。 また、待合室には三山電鉄のレール、架線ケーブルやタブレットなどが暫くの間展示されていた。 昔は町の主要産業の一つであったニット製品がガラスキャビネットの中に展示されていた事もある。

h15 (8)
現在の山形交通バス・間沢待合所は
新しく立て直されている
※ ウィキペディア画像を拝借

山形自動車道の開通前は特急バスも停車する重要な停留所であったが、同高速の開通や建物の老朽化により、1995年(平成7年)頃に建物の取り壊し、周辺道路の拡幅、町の衰退などにより周辺を含めた駅当時の面影はなくなっている。


にほんブログ村 鉄道ブログ 廃線・未成線へ
ウイルス兵器製造中の事故で
武漢ウイルスを撒き散らし
災禍を引き起こしたシナ共産党には
世界の秩序維持の為に
制裁を加えねばならないのだ

それでなくても5万人の死者を
出したアメリカは激おこで
「必ず責任を取らせる」と言ってるし

そうなれば有事も想定されるよ
なのに自国防衛の一つもできない現憲法
これはヒロヒトを罰しなかったから
呑まされたモノだよ

終戦後にチョンの背乗り天皇ヒロヒトを
キチンと罰してさえいれば
有事にも対応できたのに
このまま有事が起きれば
我が国は危ないし世界の信用を無くすよ


関連記事
スポンサーサイト



No Subject * by onorinbeck
三山線!
ほんと素敵ですねーーー。
こういう古い車両は大好きです!(^^)!

Re: No Subject * by  風来梨
onorinbeckさん、こんばんは。

> 三山線!
> ほんと素敵ですねーーー。
> こういう古い車両は大好きです!(^^)!

この山形交通・三山線は、数年前に朝日連峰に登るべく訪れた時から気になっていました。
なので月山湖の月山・水の文化館に立ち寄ったり、羽前高松駅に立ち寄って路盤跡を少し辿ってみたりしましたね。

この企画は、回を重ねれば重ねる程に記事制作が面白くなってきましたね。

コメント






管理者にだけ表示を許可

No Subject

三山線!
ほんと素敵ですねーーー。
こういう古い車両は大好きです!(^^)!
2020-04-28 * onorinbeck [ 編集 ]

Re: No Subject

onorinbeckさん、こんばんは。

> 三山線!
> ほんと素敵ですねーーー。
> こういう古い車両は大好きです!(^^)!

この山形交通・三山線は、数年前に朝日連峰に登るべく訪れた時から気になっていました。
なので月山湖の月山・水の文化館に立ち寄ったり、羽前高松駅に立ち寄って路盤跡を少し辿ってみたりしましたね。

この企画は、回を重ねれば重ねる程に記事制作が面白くなってきましたね。
2020-04-28 *  風来梨 [ 編集 ]