2011-07-30 (Sat)✎
名峰百選の山々 第28回 『4 大雪・旭岳』 北海道 大雪山系(大雪山国立公園) 2290m
コース難度 ★ 体力度 ★
『表大雪』の主峰・旭岳とコマクサ
《メインサイトより抜粋》
主峰・大雪旭岳 2290メートル を中心として、間宮岳 2185メートル ・中岳 2113メートル ・北鎮岳 2244メートル 、《御鉢平》を挟んで北海岳 2149メートル までが、『表大雪』と呼ばれている。 その名の通り、人気・知名度・登山の難易度の全てが『表』なのである。
しかし、この手軽さは、登山経験の浅い人やトレッキング派にとっては大変有り難いものなのだ。
何せ、楽に北海道の屋根に立ち、雄大な大雪の展望をはじめ、壮大なお花畑や様々な模様の《雪形》など、心に残る景色を手軽に満喫できるのである。 また、秋の紅葉も、山全体が彩り鮮やかに移り変わり壮観だ。
何せ、楽に北海道の屋根に立ち、雄大な大雪の展望をはじめ、壮大なお花畑や様々な模様の《雪形》など、心に残る景色を手軽に満喫できるのである。 また、秋の紅葉も、山全体が彩り鮮やかに移り変わり壮観だ。
表大雪縦走路・行程図
さて、今回は大雪山の主峰・旭岳から展望の峰・北海岳を通って層雲峡に抜けるコースを歩いてみよう。 そのアプローチであるが、前日までにバスで『旭岳温泉』まで入っておこう。 その方が格段に楽である。 ロープウェイの始発は朝6時だ。 旅館で朝食を取ってからの出発も可能だが、ここは朝の爽やかな山の雰囲気を味わうために早出をしよう。 ロープウェイを一回乗り継ぎ、約20分で標高1600mの《姿見ノ池》に着く。
ロープウェイで姿見ノ駅に着いたなら、眼前にそびえる旭岳に登ろう。 《姿見ノ池》から、ロープの張られた遊歩道を旭岳に向って歩いていく。 張られたロープの脇には、イワブクロやキバナシャクナゲなどが咲いている。 旭岳避難小屋の建つ小高い丘までひと登りすると、ロープは途切れる。
この丘で後ろを振り返ってみよう。 《姿見ノ池》を抱く《姿見平》を前景に、旭川の街や、遠く・・暑寒別の山々も一望できるだろう。
雪渓脇に咲く
エゾノハクサンイチゲ
避難小屋の建つ小高い丘から、いよいよ急登となる。 ザラザラの溶岩砕土の滑りやすい道を、イッキに700m近く登る。 横を見ると、噴煙を上げる《地獄平》が一望できる。 噴煙の硫黄臭に耐えながら登っていくと、進行方向を直角に変える所に出る。 この脇にコブのような大きい岩が立っている。
避難小屋の建つ小高い丘から、いよいよ急登となる。 ザラザラの溶岩砕土の滑りやすい道を、イッキに700m近く登る。 横を見ると、噴煙を上げる《地獄平》が一望できる。 噴煙の硫黄臭に耐えながら登っていくと、進行方向を直角に変える所に出る。 この脇にコブのような大きい岩が立っている。
これは『金庫岩』と呼ばれ、取り立てて変化に乏しい旭岳の登りで唯一のアクセントとなっている。
この『金庫岩』が現れると、旭岳 2290メートル の頂上は近い。 もうひと踏ん張りで、雄大な景色が待つ山頂だ。 山頂からは、今までの単調な登りのモヤモヤを吹っ飛ばしてくれる“北海道の屋根”の雄大な景色が360°全面に広がる。
この『金庫岩』が現れると、旭岳 2290メートル の頂上は近い。 もうひと踏ん張りで、雄大な景色が待つ山頂だ。 山頂からは、今までの単調な登りのモヤモヤを吹っ飛ばしてくれる“北海道の屋根”の雄大な景色が360°全面に広がる。
旭岳山頂からの眺め
《御鉢平》を挟んで、北鎮岳 2244メートル や、黒岳 1984メートル の『表大雪』の山々、ノッペリとした容姿の北海岳 2149メートル や、ゴツゴツした岩塊の白雲岳 2230メートル など、特徴ある山なみを魅せる『裏大雪』、そして何より心を躍らされるのは、白雲岳の奥に冠のような頂を浮かべる“聖なる山”トムラウシ山 2141メートル である。
この大展望を、心ゆくまで味わったなら出発しよう。 次の間宮岳へは、東の方向へ急斜面を下っていく。 この急斜面は途中から雪渓となっていて、思ったより時間がかかる。 この雪渓が途切れると、お待ちかねのお花畑が広がってくる・・。 エゾツガザクラ・エゾコザクラ・エゾノハクサンイチゲ・チングルマなどが、群落を成して咲いている。
エゾノツガザクラの大群落 イワブクロ
大雪のお花畑の魅力は、一種類の花が群落を成して大地を染める事にある。 ここも、チングルマとエゾノツガザクラが見事に大地を染めている。 お花畑を眺めながら行くと、やがて山肌の荒れた砂礫地の登りがあって、これを登りきると丸い丘の上に出る。 ここが間宮岳 2185メートル 頂上であるが、頂上丘が緩やか過ぎて道標がなければどこが頂上か判り辛い。
荒涼たる地肌を魅せる御鉢平 広大なグラウンドの向こうに白雲岳が
続きは、『名峰次選 第28回 北海岳』をご覧下さい。
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No title * by 風来梨
yamanbou様、こんばんは。
これから、北海岳、小泉岳・白雲岳・忠別岳・化雲岳・トムラウシ・オフタテシケと名峰を次々と歩いていきます。
私的お宝映像(私自身がそう思ってるだけ・・)もドシドシアップしていきます。 時折のぞいて見て下さいね。
これから、北海岳、小泉岳・白雲岳・忠別岳・化雲岳・トムラウシ・オフタテシケと名峰を次々と歩いていきます。
私的お宝映像(私自身がそう思ってるだけ・・)もドシドシアップしていきます。 時折のぞいて見て下さいね。
花の群生もハンパじゃなく、すごいですよねぇ。
我々は花しか見えなくても感動したものです。