風来梨のブログ

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日本の滝を訪ねて 第29回  羽衣ノ滝・敷島ノ滝

日本の滝を訪ねて 第29回  羽衣ノ滝・敷島ノ滝


滝見展望台より望む羽衣ノ滝

  羽衣ノ滝 はごろものたき 落差270mの2段瀑  〔上川支庁・東川町〕
  敷島ノ滝 しきしまのたき 落差20m
 
   滝へのアプローチ    旭川市街より天人峡まで約40km、車で1時間
 
     行程表       天人峡温泉より約1km沢に入る 
               又は、トムラウシ~天人峡登山道を1.5km登った所に、
               羽衣ノ滝の上部が見渡せる滝見台がある。
 
落差270mと、我が国では富山の称名滝についで第二の落差を誇る滝である。 そのスケールの大きさは、カメラに滝の全容が収まらぬ程である。 もう一方の敷島ノ滝は落差は20mそこそこなのだが、本流にかかる滝で水量が多く、『北海道のナイヤガラ』との別名を拝している。 それでは、羽衣ノ滝と敷島ノ滝を訪ねる遊歩道コースと、羽衣ノ滝の上部を望む展望台へのルートを御紹介しよう。
 
先ずは、滝の掛かる忠別川に沿った遊歩道ルートから。 天人峡トンネルを抜けた小さな谷間に天人峡の温泉街がある。 ホテルが数件あるだけの小さな温泉街だ。 温泉街最奥のホテルで道は途切れ、右手にはトムラウシへの登山口がある。 滝見の展望台へはこの登山道を登っていくのだが、こちらは後にガイドしよう。
 
トムラウシ登山口を過ぎると滝への遊歩道が続く。 延長は1km程度の小さな渓谷遊歩道だ。
往復の所要時間も、1時間もあれば十分だろう。 涙岩や見返り岩などの柱状摂理の大岩壁の中を歩いていくと、程なく270mの羽衣ノ滝が現れる。 下から見上げると首が痛いくらいだ。 そして、あまりにも巨大過ぎて全容は見渡せない。 羽衣ノ滝から300mほど進むと、本流の水を河床毎に落とす『北海道のナイヤガラ』と呼ばれる敷島ノ滝だ。
 

『北のナイヤガラ』との
名を拝した羽衣ノ滝
大雪の雪解け水を
イッキに落とす豪勢な滝だ
 
遠く、急峻な忠別の雪解け水を集めた川の水をイッキに落とす豪勢な眺めである。 遊歩道は敷島ノ滝で折り返しているので、その通りに引き上げる。
 
今度は、首が痛くなるほどに見上げてもその全容が拝めなかった羽衣ノ滝を対岸の展望台より望んでみよう。 遊歩道入口の『トムラウシ登山口』まで戻り、この登山道をくぐる。 この登山道は、羽衣ノ滝の対岸の岩盤の高みまで150mをイッキに上がるので、かなりキツイ。 つづら折りで標高を稼いでいくが、滑りやすくつづらの1つ1つも傾斜が急なので、軽登山靴でもなければ足を潰してしまうかもしれない。
 
そもそも、この登山道は大雪の一級登山道で、滝見台がその途中にあるだけなのだから。 約1kmで対岸の岸壁の上に出て、笹薮の中を500mほど行くと、滝見台に到着する。 山慣れしていない人で、約1時間って所であろう。 羽衣ノ滝の全容が見渡せて壮観だが、やぶ蚊が多いので、長袖の衣服を着ていった方が望ましい。
 
また、下りは踏ん張りが利かず駆け出すような急な下りで、制御を怠ると転倒や転落も有り得るので注意したい。 この展望台への道は、むしろ下りが危険だ・・と言ってもいいかもしれない。

   ※ 詳しくはメインサイトよりコチラをどうぞ



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