風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第369回  大糸線・平岩駅

路線の思い出  第369回  大糸線・平岩駅 〔新潟県

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当時は駅舎など撮ってなかったので・・
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
   営業区間と営業キロ   輸送密度 / 営業係数(’15)  非電化区間運行本数(’20)
 松本~糸魚川 105.4km      131  /  857        糸魚川~南小谷 7往復
                               糸魚川~平岩  2往復

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現在は島式ホーム片面の線路が
剥がされて棒線駅となっている
※ ウィキペディア画像を拝借

平岩駅(ひらいわえき)は、新潟県糸魚川市大字大所字平岩にあるJR西日本・大糸線の駅である。
以前は島式1面2線であったが駅舎寄りの線路が撤去されて、島式ホーム片面使用の単式1面1線となっている。 だが、糸魚川駅からの折り返し列車が設定されている為、信号管理上の閉塞境界が維持されて、場内・出発信号機が設置されている。 ホームには列車接近警告機が設置されている。

現在は北陸広域鉄道部が管理する無人駅であるが、かつては社員配置駅だった。 2002年3月のダイヤ改正時に無人駅となり、自動券売機も設置されていない。 だが、後立山・白馬岳への登山口・蓮華温泉へのアプローチ駅(駅前より登山口へのバス便あり)として、無人化後も数年は夏の登山シーズンのみ臨時で職員が派遣され、車内補充券発券機で乗車券を発売していた。 駅舎はホームより低い所にあり、階段を登って構内踏切を渡りホームへ入る形である。

当駅の所在地は新潟県糸魚川市であるが、駅舎には長野県小谷村の有線放送電話機が設置されている。 2018年の1日平均乗車人員は3人との事。

集落が形成されているものの、駅前には簡易郵便局と雑貨店がある程度である。 駅周辺にはホテルもあるが、車窓からは廃屋も目立つ。 駅そばの橋を渡ると長野県であり、長野県側集落への最寄駅として機能している。

姫川温泉は、新潟県道375号(旧国道148号)を白馬大仏方面へ徒歩10分程の新潟県糸魚川市側と、吊り橋で姫川を対岸へ渡って徒歩10分の長野県側の両側に広がっている。 どちらの旅館も湯量豊富な温泉宿である。

駅前の新潟県道375号は、白馬方面の葛葉峠付近が1995年の集中豪雨によって崩落したまま事実上放置されていたが、2016年に復旧したとの事。



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雪山賛歌
コレじゃなかった
コレでは日に98も取れないしィ

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コレですね
でもこの時はキハ58は
ありふれた存在ですた

ネタに詰まった時は、迷わずコレでしょう。 『日本百景・冬』のラスト記事でもこの写真を出したおかげて、1日のアクセス数が98にもなったしィ。

その『コレ』とは、急行用のツートン塗装のキハ58である。 それに、このツートンが最も映える雪の残った春先の情景なら、多少写真のデキがイマイチでもそれなりに身に来てくれるのである。
・・と言う訳で、過去の遺物を使い回します。

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キハ52の頃はヤマを中心に展開してたので
山から下りて(地震で足止めを食らった)
この時撮ったのみ

まぁ、この大糸線の非電化区間では、キハ58に並ぶドル箱車両のキハ52の単行もあるけど、これが走っていた時は、ワテは『○鉄』から離れてヤマに向かってたので、ヤマから下りての「ついで」でしか撮ってなかったりして。

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ワテの下りた平岩駅は
交換設備のあるこんな駅だったのだが
※ ウィキペディア画像を拝借

その平岩駅だが、後立山のヤマから下りて北陸周りで帰る途中に立ち寄ったが、交換設備は剥がされ、駅前の商店は遠の昔に店を閉めて、駅前を通っていた国道148号線(現在の国道148号線は県境の峠をトンネルで抜けるルートに付け替えられ、この道は県道375号線に格下げされている)も豪雨災害によって県境の峠付近の斜面で地滑りを起こして崩壊し、近年まで復旧される事なく放置されていた・・など、完全に置いてきぼりを食らっていたのである。

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輸送手段として置いてきぼりを食らった今
鉄道は車両にせよ運行ダイヤにせよ
かつてより魅力を失っていますね

だから、この写真で撮った場所は、もうアスファルトが割れていたり、集落移転で廃屋が佇んでいたり・・と、あの時とは様変わりしている事だろうね。 聞く所によれば、この道を通る車のほとんどが、大糸線のキハ52を撮りにきた『撮り鉄』の連中の車だったというし。

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駅には湯治客案内向けの
ホテル案内板が掲げられてはいるが
温泉湯治の鉄道利用はほぼ皆無

そして、今の駅の1日の利用客は3人との事で、この数字ではまず鉄道を利用しての付近の温泉への湯治客ではないだろう。 まぁ、姫川温泉の温泉街へは、付け替えられた国道148号線から駅前を通らずに行けるし・・ね。

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ヤマでコレを撮った後に蓮華温泉で湯治して
平岩から列車に乗ったワテは
一応平岩駅利用の湯治客だったりする

そして、『撮り鉄』しようにもレールバス型の魅力に乏しい車両の投入で、『撮り鉄』も大多数が姿を消したようである。 ホント・・、JRももっと『鉄』をターゲットに商売をしたら、もうちょっと収益が増えるのになぁ・・と常々思うよ。

シンカンセンなんかにカマけるより、よっぽど経営改善に効果があると思うのだが。 それは、単に『鉄』といっても、バカにできないよ。 こういう奴らは趣味の為には、金を惜しまずに突っ込んでくる存在なのだし。 いい例として、能登半島の温泉地を題材にしたアニメとタイアップした『のと鉄道』において、不定期客(県外からの旅行者の事)に占める割合のトップが、このアニメの『聖地めぐり』のアニオタ連中だそうなのである。

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雪山で日が暮れかけているのに
ライチョウの魅惑に負けて
小屋に着いたのが夜となって叱られたワテ
飛行機・高速バス・フェリーに負け続ける
金食い虫・シンカンセンと同じだね

逆にシンカンセンは、もはや競争相手となる航空機に速さで負け、高速バスの充実した運行網に負け、フェリーなどには値段で負けているのだし。 北海道シンカンセンなんざ利用率20%そこそこで、JR北海道の赤字の45%の年間200憶を産み出す存在なのだし。 そして、北海道シンカンセン開業前より津軽海峡線時代の方が利用率も収支も断然上だったらしいし・・ね。

ホント、『セ・セ・セ・セ青春18キップ』の発売時期だけでもオール座席の夜行列車を運行すれば、飛行機や高速バスを使っていた『鉄』の多くが鉄道に戻ってくると思うよ。 鉄道の方が広くて楽だし、旅の気分も段違いだし、それで『セ・セ・セ・セ青春18キップ』が使えるオール座席車の夜行列車があるとなると、価格で航空機に勝り、旅の楽しさや乗り心地で高速バスに勝てるのである。

そして、『セ・セ・セ・セ青春18キップ』もバカにできないよ。 この切符は年間70万枚売れているというし、夜行列車があった頃は150万枚の売り上げがあったというし。 これは売上額にして、ざっと150憶あった事になるのだ。 これは北陸シンカンセンや北海道シンカンセンの年間収益を上回っているし、シンカンセンの年間経費で差っ引くと東海道・山陽・東北・上越シンカンセン以外は赤字らしいし・・ね。

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川のアチラコチラで
護岸工事が行われていたので
晴れていても川の水は濁っていた

あらら・・、脱線しちまった。 それでは、この頃は国道148号線としてダンプカー(姫川の護岸工事が頻繁に行われていたみたい)などがバンバン行き交っていた頃、『撮り鉄』しながらダンプカーが巻き上げる砂埃に咽て、そのダンプカーに煽られながら撮ったキハ58の急行ツートン塗装をごろうじろ。

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コレを撮った数年後には
後ろの白峰を登り降りしているワテであった

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川を入れる為に川の畔まで
降りているみたいですね
たぶん今は川に下りれないので
このアングルはムリでしょう

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この頃は鉄道車両より如何に
周囲の景色を取り入れるかを考えてたので
ワテ的には『一番星』なるも
『撮り鉄』写真としては今イチかも

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川が急流の瀬となる危険な岩の上で
撮っているこの頃のワテは
『撮り鉄』に燃えていたようだね


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ヤマでの他人の家族日記に興味はないし
山荘の食事がどうのこうのなんて
見ててもつまらんしィ

ワテが見たいのは山でしか望めない
素晴らしき情景や体験なのだから


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