風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出  第361回  津軽線・中小国駅

路線の思い出  第361回  津軽線・中小国駅 〔青森県

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最も殺風景な境界駅の中小国駅

《路線データ》
   営業区間と営業キロ      輸送密度 / 営業係数(’15)    運行本数(’20)
  青森~三厩  55.8km           2575  /   189      青森~三厩 1往復
                                  青森~蟹田 8往復
                                  蟹田~三厩 4往復

中小国駅(なかおぐにえき)は、青森県東津軽郡外ヶ浜町字蟹田小国南田にあるJR東日本及びJR北海道の駅である。 JR東日本の津軽線と、JR北海道の海峡線が乗り入れている。 このうち津軽線を所属線としており、JR東日本が管轄している。 津軽線の当駅以南と海峡線には、2016年3月26日(実質は3月21日)の北海道新幹線の開業まで津軽海峡線の路線愛称があった。

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電化施設はあるが
現在この駅に行き交うのは
日に5往復の気動車のみ

津軽線の電化区間内に所在する駅ではあるが、当駅に停車する列車は運用上の関係からすべて気動車列車(青森・蟹田~三厩間運転)のみである。 単式ホーム1面1線を有する駅で、青森駅管理の無人駅である。

当駅はJR東日本とJR北海道の境界駅であるが、蟹田駅~新中小国信号場間の閉塞区間にある停留所であり、施設上は大平駅との間にある新中小国信号場で分岐している。 海峡線の旅客列車は全列車津軽線に直通していたが、当駅は通過する為に乗降はできなかった。 従って、当駅に最も近い海峡線直通旅客列車の停車駅は隣の蟹田駅であった。

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現在の実質的な乗り継ぎ駅は
シンカンセン駅と併設する津軽二股駅だ

2000年頃までは隣駅として、海峡線の津軽今別駅(現:奥津軽いまべつ駅)も駅名標に記載されていたが、2007年から蟹田駅と大平駅のみとなった。 海峡線に定期旅客列車が運行されていた時は、JR東日本とJR北海道の乗務員交替は蟹田駅又は青森駅で行われていた。



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吹っ飛ばされるほどの強風が吹き荒れた
冬の竜飛岬灯台園地

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よろめく程の突風が吹き荒れ
この写真を撮るのも命賭け

この冬の年末年始に旅した『東北・岬めぐりの旅』で、最果て感の漂う岬・竜飛崎からの帰りにフと立ち寄ったのが、この中小国駅だった。 だから、もちろん駅訪問の手段はレンタカーであるし、キッチリと訪問駅数のカウントも計上しているしィ。←真剣に『駅降り鉄』をされてる方は、このタワケを張り倒したくなるだろうね。

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風速35mの風に巻き上げられて
波涛が空の雲と同化したよ
「駅訪問も写真を撮るくらいにマジメにやれば?」
という耳鳴りが聞こえる

でも、何故にこの駅に立ち寄ったのかというと、近くを走る県道から駅を眺めて、あるモノが目を着いたからである。 それは電車用の架線・・、しかも高速運行に耐えられるカナテリー方式(だったかな?)の立派な支柱に支えられた架線である。

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鄙の駅には似合わない架線に
気を惹かれたワテ
※ グーグル画像を拝借

県道沿いの駅までの間には民家が数件あって極めつけの秘境地帯って事はないのであるが、駅の裏手はだだっ広い雪の原野で駅も完璧な停留所規格の駅だったので、立派な架線が何とも浮いているような眺めに感じたのである。 それで興味を抱いて、レンタカーで駅前に乗り着けたのである。

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駅寝レベルは待合室が広くなかなか
トイレはあったっけ?
でも近くに『道の駅・いまべつ』があるので
それを差し置いて駅寝する奴は相当な猛者だよ

待合室のみの駅舎はキレイにされていたが、それは清掃が行き届いているというよりは人が立ち入った形跡のない「キレイさ」であった。 そして、テント駅寝も十分にできるスペースの駅待合室内には、日に上下僅か5本づつの時刻表と簡易の運賃表と、竜飛崎へ誘うポスターがあったのみであった。

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冬の階段国道は閉鎖されてたよ
でも裏道を行けは歩けるのでした
ちなみに360段でした

そう言えば、蟹田も三厩も隣接する平舘と3町村合併をして、全くイメージの湧かない『外ヶ浜町』という新しい名の町になったのである。 これは今回竜飛崎に訪れるまで知らなかった事で、青森市街をレンタカーで走らせていると、『蟹田』という周知の地名が全く出てこずに「道に迷ったか!」と焦ったよ。
それでなくても、青森市街はアイスバーンでズル滑りだったしィ。

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竜飛崎の遊歩道は通行止ですた
ムリに行けば波に煽られて
確実に死ぬよ

でも、『外ヶ浜』という新町名の知名度不足が、この地域の主要観光地・竜飛崎への観光客減少につながらぬように・・なのか、竜飛崎を抱く旧三厩村域だけは『三厩(外ヶ浜)』と町名と字名が逆転した道路案内標示となってたよ。

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シンカンセン駅には何もない原野に
『道の駅・いまべつ』が造られた
※ 『道の駅いまべつ』で購入したポストカードより

まぁ、立派な架線のある秘境駅っぽい中小国駅であるが、それ以外に何も追求するモノもなく、旅から帰ってちょっと調べると、シンカンセンの開業した今・・、あの架線下を通る電車や電気機関車は皆無で、気動車が日に5往復するのみ・・との事だった。

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あの架線下をコレが
かっ飛ばしていたんだよな
※ グーグル画像を拝借

そう、シンカンセンが開業する以前・・、ほんの3~4年前は『スーパー』と名の付く特急があの架線下をかっ飛ばしていたんだなぁ・・と思うと、「その姿をカメラに押さえておくべきだったかなぁ」なんて、やり(撮り)もしない事を悔んだりするワテなのでした。



記事も上げないのに乱・禁・愚トップを
必死に維持するって事は

アフェリエイト広告でも載せているのかな?
アレに引っ掛かると不要なモノを
高額で買わされるよ・・ 気を付けて!


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Re: No title * by  風来梨
岡田雅登李さん、こんばんは。

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2020-01-19 * 岡田雅登李 [ 編集 ]

Re: No title

岡田雅登李さん、こんばんは。

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2020-01-19 *  風来梨 [ 編集 ]