風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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壁紙コレクション 冬 (10万アクセス~Yahoo!ブロク終了月まで)

『壁紙コレクション 冬』
Yahoo!ブログで、10万アクセスから終了までに使った壁紙画像を使い回し致しまっす。
ちょうどYahoo!ブログがこと切れた日に春夏秋冬の最後の季節『冬』をアップするけど、別に狙った訳ではないよ。 ワテの記事を書くのが間延びして、『秋』の最後の記事が半月ズレ込んだ為だよ。

まぁ、テメエの都合でサービス廃止をしときながら、移転先をテメエの指定するブログサービス以外は認めない陰険なマネをしたり、思いの詰まった大切なブログを9月から3ヶ月も塩漬けの植物状態にしたYahoo!には感謝の心は湧かないわ。


’16・12 流れる雲を追いかけて
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流れる雲を追いかけて・・

横へ急速に流れる雲と
赤い小型の気動車

それは手に届きそうで届かぬものを
幼な子が必死に追いかけているように見える

その追いついて手にしたいもの
それは「いつまでも走り続けていたい」という心

でも・・それはついに追いつく事も
手にする事も叶わなかった

そう ’07年の春をもって
この路線は廃止という名の
終止符を打ったのだった

今は無き
くりはら田園鉄道
沢辺~津久毛 にて


’17・ 1 『塒 (ねぐら) へ
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斜陽となった空の下
エゾシカの群れが
餌場から塒へ戻るべく
対岸の干潟を渡る

その日本離れした北欧の情景に
シャッターを押す指が・・心が・・震えた

彼らが楽々通る所でも
人間は一歩も踏み入る事が敵わない

大自然が広がるこの地では
人間が最も能力が劣っているのだ

その”最も劣る”人間ができる事は
ただカメラのシャッターを押すだけだ

だから・・その”できる事”を
一心不乱にやり続けた

そう・・ 震える指と心を
必死に抑えながら・・


夕暮れの根室・春国岱にて


’17・ 2 『あと1年ちょっと』
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あと1年ちょっとでお終いとなる夕張線

赤字だ!赤字だ!と言われるけど
その年間の赤字額は
身代わりとなるシンカンセンが
生み出す赤字の約1日分

それにこの夕張線は
国を支えるエネルギー・石炭を運び出す為に
大いなる期待を浴びて
建設された路線だったのだ

でもシンカンセンはどうだ
延伸した所で飛行機に勝てっこない・・と
始めから何の期待もされてない

そんなのに多額の投資をして
余計に経営を圧迫し
その赤字を末端に責任転嫁して切り捨てる

そしてますます不便に
ますます利用者の気持ちを裏切って
自らの首を絞める北の鉄道の姿に
滑稽さを感じるワテ


石勝線・夕張支線
清水沢~鹿ノ谷 にて


’17・12 『波涛が怒涛に・・
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波が岩にぶち当たり
”波涛”・・、いや”怒涛”に変わる瞬間

まるで東映の映画のプレシーンの
ようなベタなシーン

でも・・撮っている時は
結構必死だったよ

なぜならこんな波を呼び込む季節風は
それはもう半端ではないのだ

三脚は吹っ飛ばされて宙を舞い
運良く海中に没する事なく
数メートル先の遊歩道上に落ちた

体重70㎏のワテをふらつかせる
ヘタったとはいえ山でそれなりに鍛えた
両足をもってしても堪えきれない風圧

もう・・吹っ飛ばされないように
海中転落防止用の柵に足を絡めて
身体を押し付けてやっと撮れた
珠玉の1シーンだったりするのだ

でも風の動きとは不思議なモノで
柵から離れると途端に風は収まるのだ

それは自然の有り様を秘密のベールで覆って
人間から遠ざけようとする
自然の意志なのかもしれないね


北長門海岸・川尻岬にて


’18・ 1 『雪覆い
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最後の年の元旦

何が最後なのかというと
このシェルターを出て
すぐにある駅が・・である

でもこの駅を知ったのは
駅の廃止が確定した年で

その翌年の春を待たずに
駅の廃止が告知されたのである

そう・・ 知ってから
あまりにも時間が無さ過ぎた
何も得ないまま
終わってしまいそうだった

せっかくこの駅を知って
魅せられたのだから
その魅力のひと欠片でも
手元に残しておきたい

そんな思いを込めて
テキトーに撮った一枚です

なぜなら真剣に取り組むより
テキトーに撮った方が
いい結果が残せる事を知っているから


今は無き石勝線・東追分駅のホームにて


’18・ 2 『滝飛沫も凍った
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このすざましい氷瀑

これより大きく凍っている氷瀑は
幾度か魅た事あるけれど

こんなにカチコチに
凍っている氷瀑は初めて魅た

そう・・滝飛沫までもが凍る完全無欠の氷瀑
周囲の岩盤は凍る事も許されず
シバレついて岩層が変色してるし・・

この氷瀑に挑むクライマー達を見かけたのだが
正直・・あまり関心できなかった

なぜなら偉大な自然の力・完全氷瀑を
人間如きが登攀しようなど
奢りも甚だしいと思ったからだ

人間相応の自然への接し方を考えさせられた
自然の『魅せる完全体』の美しき姿であった
層雲峡・ライマンの滝にて


’18・12 『珠玉の名演技
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有名撮影地への入り方が判らず
「このままでは撮影場所が決まらぬ」と
焦り半分で適当に浜に降りてみた

その砂浜は有名撮影地の”裏側”だった
有名撮影地の”裏側”という事で
ノーマークで誰一人やってこない

やってくるのは
ウミネコやオオカモメなどの海鳥と
それを喰らおうと狙う
オオワシなどの猛禽類の大鳥だけだ

その「適当に降りた」浜の波打ち際は
時には極寒が織りなす神秘的な情景を魅せ
時には寄せる波が陽の光でキラキラと輝く

その陽の光がキラキラと輝く砂浜に
オスカー顔負けの演技を魅せる
彼がひとりたたずんでいた

行き交う列車を見つめる彼の名演技は
ただの黒潰れを最高の物語に仕上げてくれた

彼の珠玉の名演技は
「このままでは元が取れぬ」と
邪な心で焦っていたワテを救ってくれたのだ

そう・・、この「適当に降りた」浜の情景は
超ド級の『ストライク』で
完全に有名撮影地を喰っていたのだ

こうしてこの砂浜は
『我がパラダイス』となったのだ
だが・・「被災区間の廃止」という
非情な現実を突きつけられて
この浜はもう二度と
『我がパラダイス』とは成り得ない
日高本線の有名撮影地『判官岩』
裏側の名も無き浜にて・・


’19・ 1 『黄金色に輝いた瞬間
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黄金色に輝いた瞬間

夜がどっぷり更けた
いわゆる『丑三つ時』

日が射す時なら1時間程で登れる
関西の山で唯一樹氷が望める
台高山系の高見山へ御来光登山を目論む

でも標高が僅か1249mと御来光を望むには
「物足りない」との評価なのか

大晦日の夜だというのに
誰一人として御来光登山をする者がいなかった

・・で カンテラの光一つかざしたたけで
標高が1000mも満たないのに
ズボズボとハマる雪の中をラッセルで登っていく

着いたのは3時過ぎ
少し早く着き過ぎたようだ

誰もいない展望台下に掘られた避難小屋で
「午前3時に飲む『午後の紅茶』とはこれ如何に!?」
と下らない洒落に一人でほくそ笑む

その虚しさに輪をかけるように
濃い霧が立ち込めてきて
どうやら御来光は無理そうである

このままでは頂上で下らないダジャレに
ニヤついただけに終わる・・と
「額に縦線」となりかけた時

濃い霧に陽の光が当たり
絵も言えない色彩を放ったのである

それは・・今まで見た事もない
かぎろい色の雰囲気を漂わせた黄金色
いや・・言葉で表すのが無理な色彩だった

この情景の前には
どんな文を連ねても当てはまらない 
そして二度と見る事が
叶わないかもしれない
 
そんな『日本百景』たる情景を
目にしたのは幸福であったと思う

山の朝は何かしらの
“クライマックス”があるのだ
しばし寒さを忘れて
この“クライマックス”に酔おう
台高山系・高見山
虹色に輝く樹氷の朝


’19・ 2 『雪を喰らうズワイガ
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雪を喰らうズワイガニ

とっくの昔に廃止・淘汰されて霧散した
「オホーツク縦貫鉄道」構想の
一翼を担った興浜南線での出来事

オホーツクの流氷をバックに
興浜南線の列車を撮るべく
線路を伝ってオホーツクの海際へ

そこで点在する流氷と
興浜何線列車のカットを撮れて
意気揚々ともと来た線路を伝って帰る最中
背後からゴゴゴッと裂氷音が

「何!?」と振り返ると
ズワイガニが向うから
口を開けて忍び寄ってくる

コレを目にして無我夢中で
線路を離れて土手の傾斜に飛び込む

その1分位後にこのズワイガニは
雪中にハマって動けないワテの頭上に
雪をトッサリと浴びせて去っていった

その浴びせられた雪の量は凄しく
生まれて初めて「生き埋め」を体験したよ

そのシーンを回想すると
真に捕食される小魚の心境だったよ

線路を歩いて撮影場所に向かっていた
「なんでもアリ」だったあの時
学校をサボっては北海道の廃止線を
追っかける旅に出たあの頃

それは「やってはダメ」と糾弾されて
「学生の本分」という
既定のレールから外れる事

でもその時のワテは
確かに輝いていたと思う
今は無き
興浜南線 沢木~元沢木にて


’19・ 3 『あと何回・・』
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街へと向かう列車のテール灯

あと何回かの街への往復を終えると
終焉の時を迎える鉄路

そう・・ 街に向かう
赤いテール灯の残り数が
この消えゆく鉄路の残り日数なのだ

その消えゆく鉄路の心の中を
表現したいと欲したのがコレである

だがこうしてみるとこの消えゆく鉄路は
人煙稀な秘境地帯をゆくのではなく
家庭の明かりが灯る人が暮らす
街へと向かう路線なのだ

こういった情景の路線が廃止となる度に
「なぜこうなってしまったのだろう」
と思う事が多々ある

それは便利さの陰で大切なモノが
不要なモノとして簡単に棄てられる
今の社会の姿なのだと気づく

でも一つだけワテの持つ概念と異なる事は
「失ってもその痛みが気にもならない」って事

人の心が乾いていく現代社会
こういった廃止路線を追う姿を
好きなモノを追いかける姿を
キモい鉄オタと非難する奴が必ずいる

日々パソコンの前に座って
気に入らぬ者に批判をぶつだけの
何もする事がなく批判以外に
何もできない寂しく憐れな奴ら

この路線が消えるこの月末には
ネット上でそんな不毛な論争が
繰り広げられるのだろうな

まぁ・・ワテもそのパソオタの奴らが
貶す行動に勤しんでいるのだが

そしてワテ自身もこういったパソオタ共を
「批判だけしかない憐れな奴ら」
と貶しているし
まもなく終焉を迎える
石勝線・夕張支線にて



Yahoo!からの不意打ち的なブログサービス廃止通告を受け、「どこに移転しようが、移転先では思ったようにアクセス数が伸びずに閑古鳥が鳴く」という概念に囚われたままFC2に移転してきた。
その移転先の決め手は、「ブログ内容に拘る熱心なブログ運営者が多い」という事だった。

まぁ、一部に、「圧倒的に多くなったスマホ閲覧者の為に、『HTML』や表示速度を最優先にするべく画質(ブログの内容)を落として軽くしろ!」と宣う、「そんなに表示速度が気になるなら、スマホユーザーがほとんどのアメブロに行った方がいいんでないの?」というのもいるけど。

世の中はスマホ全盛時代となってしまったけど、ブログというモノの価値を理解している閲覧者層は、最終的な閲覧は必ずパソコンで魅るのである。 なぜなら、自身もパソコンを使って拘りの記事を作成しているからである。

だが、表示までの10秒・20秒が待てずに「閲覧者(自分)にとって迷惑だから、画質を落として表示を軽くしろ!」と宣う奴は、例えコイツの言う通りに画質を落として表示速度を速めても、二度と来る事はないのである。 これは「絶対に」と付け加えてもいいだろう。 それは、こういう奴らは『ネットサーファー』を気取る、モノの価値の判らない『チャラ見』だからである。

確かにアクセス数は気になるし、少ないより大いに越した事はない。 だけど、根幹にあるのは「いいモノを魅せたい」という製作者としての『心』なのである。 この『心』を守る為、自分が「面白い」と思った事を、誰に媚びる事なく書き続けていこうかと。



Yahoo!ブログは使いやすかったというが
下らん改変をしたり度々フリーズして
書きかけの記事が消えてしまうので

ワテはあまり使い勝手がいい
とは思えなかったけど
まぁ簡単だったけどね


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No Subject * by 根室大喜
プロカメラマンか^^?と思わせる写真の数々
感動しました♪

Re: No Subject * by  風来梨
根室大喜さん、こんばんは。

> プロカメラマンか^^?と思わせる写真の数々
> 感動しました♪

称賛頂き有難うございます。 でも、「面倒くさがって三脚を使わない」、「ロケハンなど下調べをしない」、「写真コンテストの審査手法に異を唱えて否定している」などで写真界からスポイルされて、写真の会もクビになって、写真界の底辺を這いずる『写真床』なのですが・・。 結構、写真界って、著名な写真家の唱える撮影手法に従わないとそこでの居場所がなくなるなど、私の忌み嫌う閉鎖的な社会なんですよね~。

コメント






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No Subject

プロカメラマンか^^?と思わせる写真の数々
感動しました♪
2019-12-18 * 根室大喜 [ 編集 ]

Re: No Subject

根室大喜さん、こんばんは。

> プロカメラマンか^^?と思わせる写真の数々
> 感動しました♪

称賛頂き有難うございます。 でも、「面倒くさがって三脚を使わない」、「ロケハンなど下調べをしない」、「写真コンテストの審査手法に異を唱えて否定している」などで写真界からスポイルされて、写真の会もクビになって、写真界の底辺を這いずる『写真床』なのですが・・。 結構、写真界って、著名な写真家の唱える撮影手法に従わないとそこでの居場所がなくなるなど、私の忌み嫌う閉鎖的な社会なんですよね~。
2019-12-19 *  風来梨 [ 編集 ]