2019-11-22 (Fri)✎
よも”ヤマ”話 第84話 鹿島槍~五竜岳縦走 その3 《鹿島槍ヶ岳~五竜岳~下山》
〔長野県・富山県〕'94・7 鹿島槍ヶ岳・南峰 2890m【名峰百選 35峰目】、
鹿島槍ヶ岳・北峰 2842m 、五竜岳 2814m 、白岳 2541m 、西遠見山 2268m 、
大遠見山 2106m 、中遠見山 2037m 、小遠見山 2007m
(五竜岳~小遠見山はいずれも二度目の登頂)
記事の写真のトップに
別の時に登った写真を貼りつける程に
写真を撮っていなかったこの山行
※ 記事掲載の年の秋に登った時の写真デス
後立山連峰 うしろたてやまれんぽう (中部山岳国立公園)
秀峰・白馬岳を盟主とした後立山連峰は個性的で優れた山容を持つ名峰が多く、人気・魅力とも北アルプスではトップクラスである。
大雪渓と広大なお花畑を擁する盟主・白馬岳 2932メートル 、高山のいで湯とお花畑が自慢の白馬鑓ヶ岳 2903メートル 、山々の姿を映す八方沼と広大なお花畑をかかえる唐松岳 2699メートル 、武田氏の御陵菱を雪形に持つ五竜岳 2814メートル 、2つのピークが吊尾根で結ばれていて他の山から眺めてもひときわ目立つ後立山連峰のもう一つの盟主・鹿島槍ヶ岳 2890メートル など、今すぐにでも飛んでいきたい名峰がそろっている。
登山コースはどのルートを取っても素晴らしいものばかりだが、特に白馬岳から栂池へ下っていくコースは、山上の楽園を散歩する気分を満喫できる最高のコースである。 その他にも、唐松岳の北側にノコギリ刃のような岩峰を連ねる《不帰ノ嶮》を通るコースや、鹿島槍ヶ岳の北にある《八峰キレット》など、バリエーションコースも豊富である。
鹿島槍~五竜岳 縦走ルート 行程図
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》JR信濃大町駅よりバス(0:40)→扇沢(0:10)→扇沢出合(3:20)→種池山荘
(0:50)→爺ヶ岳・南峰(1:00)→冷池山荘
《2日目》冷池山荘(2:00)→鹿島槍ヶ岳・南峰(0:35)→鹿島槍ヶ岳・北峰
(1:50)→八峰キレット(0:50)→口ノ沢ノコル(3:00)→五竜岳(0:50)→五竜山荘
《3日目》五竜山荘(1:20)→大遠見山(1:30)→小遠見山(1:00)→地蔵ノ頭よりリフト
(0:05)→アルプス平駅よりテレキャビン(0:10)→山麓駅(0:25)→JR神城駅
※ 前回の『第83話 鹿島槍~五竜岳縦走 その2』の続きです。
鹿島槍の頂上より望む
残雪を乗せた剱・立山連峰
前話は拠所ない都合(掲載写真のストックがあまりない)で鹿島槍ヶ岳の登頂までに留めたが、今回はいよいよこの山行の核心部を歩く。 でも、鹿島槍から先の縦走路では、何故にどピーカンの快晴なのにあまり写真を撮らなかったのか・・の謎(謎っていう大層なモノでないけど)が明らかになる。
これより鹿島槍ヶ岳を下って、先程見えた“恐竜の背びれ”を越えていかねばならない。
あの美しき岩峰も、「一つ一つ上下せねばならない」と思うとゲンナリしてしまう。
体力がバリバリにあったこの時でもそう感じたのだから、実際も相当「くる」モノがある眺めである。
さぁ・・これより
恐竜の背びれの如く連なる
八峰キレットを越えて五竜岳へ
南峰の頂上台地より黒部側を周り込むようにして下ると、“二ッ耳”をつなぐ吊尾根の上に出る。
吊尾根の上はザラついた不安定なガレ石帯で、急な下降とあいまって歩きにくい。 所々突き出す岩の間を縫って鞍部に出ると、北峰直下のテラスに向かって少し登り返す。 北峰直下のテラスで縦走路は左に折れて、《八峰キレット》に向かって大きく落ち込んでいく。 北峰へは、真っすぐについている踏跡をたどっていけばすぐに登り着く。
鹿島槍ヶ岳の東面は
ほぼ垂直に切れ落ちて壮観だ
※ 冷池山荘にて撮影
北峰 2842メートル からはより高い位置にある南峰と、それをつなぐ吊尾根が左肩上がりで連なり迫力満点だ。 そして、断崖絶壁となっている北東面から足下を覗き込むと、U字谷となっている《カクネ里》の雪渓が逆光に鈍く光り、その上を北壁のブッシュが急傾斜で落ちている。 北壁の核心部は、あまりにも角度がなさ過ぎて死角となり見えない。 それほど垂直・・、いやそれ以上に下にもぐり込んでいるのだろう。
でも、こんな美味しい場面の数々を・・、何故か写真に撮ってないんだな・・これが。
恐らく、鹿島槍の南峰から下ってくる『黒点』(登山者の群れ)が入るのを嫌って撮らなかったのだろう。
だが、この先も「何故に写真を撮らなかったのか?」の理由はコレではないのだ。
縦走路核心部(鹿島槍~五竜岳)の行程図
さて、どうでもいい掲載写真のストックの話題はひとまず置いておいて、五竜岳への縦走を再開しよう。 北峰からのダイナミックな風景を十分目に焼きつけたなら、分岐まで戻って縦走路を急下降していく。
この下降は強烈で、1km足らずの距離で300mイッキに下っていく。
下っていく最中に《キレット小屋》の屋根が見え隠れするがこれがまた不可解で、下れば下る程に離れてやがて見えなくなる。 《カクネ里》のU字谷やそそり立っている鹿島槍の北壁など素晴らしい景色が続くのだが、それらに目を向ける余裕のない程の急下降の連続に気持ちが萎えてくる。
鹿島槍ヶ岳・北峰で撮った
雲海に浮かぶ上州の山なみ
若く体力のあったこの時でもコレなのだから、今の下りに二倍以上の時間のかかるヘタレでは本当に縦走できるかも怪しくなってくる。 下手すると、五竜の手前のテントが張れそうなスペースを見つけての『山頂ビバーク』となるかもね。 でも、「ヘタれてからの鹿島槍~五竜の再縦走」は、台風に4回も邪魔され続けて去年から実行できずにいるよ。
今年の秋の縦走計画も9/21は台風15号でボツ、
10/4は台風18号で種池山荘泊まりとなり
日程が足らず五竜岳への縦走断念
さて、《キレット小屋》が隠れてしまう辺りから黒部側に移って下っていくと、ハシゴが現れる。
いよいよ《八峰キレット》越えだ。 このハシゴを下り鹿島槍の稜線と別れて、迫り出す岩を黒部側に大きく巻いてキレット最低部に下り立つ。
ここからは、迫り出す岩壁をヘツるように下っていく。 『底』と呼ばれる最低部からは斜めに架けてあるハシゴを上り、迫り出す岩を鎖片手にヘツっていくと、右側に周り込んで両側から迫り出した岩壁が創る『門』のような所をくぐる。 上で述べた「ヘタレてからの再縦走」では、この時に撮らなかったこういった『八峰キレット』の核心部分を撮ろうと思っている。
『門』のような所をくぐると信州側に出て、信州側の岩壁を背にヘツっていく。 やがて前方が岩で塞がれるようになり、この岩を越えるべく架けられたハシゴを昇って越中側へ乗っ越す。 長い鎖場やハシゴが続いた《八峰キレット》核心部もここで終わり、再び足下に見え出した《キレット小屋》にホッとひと息着ける事だろう。 この岩崖の上から針金片手に急下降していくと、《キレット小屋》だ。
キレット越えのオアシス
キレット小屋
※ 北アルプス小屋ネットより
小屋の正面にあるテラスからは、剱の《八ッ峰》が残雪眩しく横たわっている。 そして、そのテラスには、下から涼風が吹き上がり休憩にはもってこいの所だ。 だが、あまりの心地良さに、テラスにあった長椅子で昼寝をぶっこいでしまったのである。 目を覚ますと昼の12時を周っていた。
キレット小屋のテラスで寝ている時は
それはもう心地良かったです・・ハイ
:
その心地良さを眩く光る
シナノキンバイの花で表現しますた
これはさすがに焦ったよ。 これよりコースタイム通りに行っても、五竜山荘17時を過ぎる事が必至となったからである。 今なら確実に上に書いた通り、五竜岳の手前のテントが張れそうなスペースで『山頂ビバーク』となるだろうね。 この山行での写真のストックが乏しい理由は、真にコレなのである。
ここからは、あの恐竜の背びれのような五竜岳岩稜群の乗り越えが始まる。 これがかなりのアップダウンで、《キレット小屋》からすぐ前にそびえ立つ五竜岳までコースタイムで4時間近くかかるのである。
これを昼寝をぶっこいた分を少しでも取り戻すべく、「急いで・・」でゆく。
《キレット小屋》小屋の建つ狭い鞍部より、右側の岩壁を鎖片手に乗り越えていく。
この岩壁の上に立つと、《キレット沢ノコル》に向かって下っていく。 早速、アップダウンの始まりだ。
「せっかく登ったのに・・」という言葉が出る程見事に下っていく。 次は、赤茶けたピークに向かっての急登だ。
この登りは、ザラザラした砂礫帯に大きな岩が浮石状に乗っかって不安定な事この上ない。
この赤茶けたピークを乗り越えると、再び急下降して《口ノ沢ノコル》に出る。 足元を覗くと、信州側には《カクネ里》の雪渓が鈍く光っている。 コルのツメのような小狭い鞍部から、越中側を斜めに切るように登っていく。 次に目指すピークは、赤茶けた屋根型の小壁を魅せる《北尾根ノ頭》である。
このピークは、『G7』とも呼ばれている。
『G7』を越えると、黒い小岩峰の集まりである『G5』の領域を越えていく。 『G5』の南端の峰を黒部側を巻いて越えると、砂利石で敷きつめられてザクザクした急坂となる。 めり込んで滑りやすい嫌な急登だ。 これを踏ん張って登りつめると稜線に出て、『G5』の小岩峰群の細かい起伏を乗り越える。
八峰キレット~五竜山荘の間は
昼寝で眠りコケる『オチャメ』ゆえ
ほとんど写真を撮らなかったので
鹿島槍・北峰で撮った写真の使い回し
やがて、一番北側のピークを踏むと、主稜線から離れて越中側に下っていく。 『G5』に続いて主稜線上にそびえ立つ『G4』の岩峰を左に見送って、この峰の越中側を巻いていく。 『G4』の峰が背後にくるまで巻いていくと、五竜岳の南東斜面がそそり立つ狭く痩せた鞍部に出る。
ここから急傾斜で突き上げる南東斜面を、ジグザグとトラバースを絡めながら登っていく。
ここもボロボロと小石が崩れ落ちる脆い地質の急登で、ふくら脛が悲鳴を上げる事だろう。
だが、若くて身体ができていたワテは、結構ホイホイと登っていけた。
だが、体力はあれども歩行技量は皆無なので、踏み出す毎にボロボロと崩れ落ちる岩(人の頭くらいの大きさの岩だった)が足の爪先に乗っかり落ちて、足に登山継続不能ともなりかねない激痛が走ったよ。
でも、都合の悪い事は即座に忘れる「鋭い忘却力」のおかげて事なきを得る。←どこが・・だよ
この転がり落ちてきた岩が乗っかった足の爪先であるが、この放浪山旅の最後の山行を終えて風呂に入った時に、足の親指の爪がパックリと剥がれたよ。 これは初めての経験だったので、少しビビったよ。
今は何回か爪を剥がしているので慣れたけど・・ね。
急登というか、岩が落ちてきて足に乗った痛みに耐えて登っていくと、やがて上にアーチダム型の雪田が見えて、周囲がハイマツで囲まれていく。 こうなると、もう頂上は近い。 この雪田の上をトラバース気味に伝い、ハイマツの中につけられた道を登っていくと頂上標柱が見えてくる。
この頂上標柱の立っている丘は頂上への分岐で、五竜岳 2814メートル 頂上と三角点は、ここより50mほど岩稜帯を西に移動した所にある。 五竜岳の頂上では、苦労して越えてきた《八峰キレット》と五竜岳岩峰群・・、そして鹿島槍の“二ッ耳”を眺めてしみじみと縦走踏破の喜びをかみしめたいところだが、《キレット小屋》での昼寝のせいで焦っていて、頂上標柱にタッチしただけで写真も撮らずに《五竜山荘》へ下っていく。
心の中では「昼寝+先程の爪先への岩の落下」で時間をロスしまくって、もう17時を周っているだろう・・と思っていたのである。 だが、『奇跡の体力』とは恐ろしいモノである。 山荘に着いて中の時計を見ると、16時をほんのちょっと過ぎた位だった。
担ぐザックが空身の山荘泊でカメラと水筒と雨合羽のみとはいえ、《キレット小屋》から《五竜山荘》まで4時間を切る3:40で歩き切ったのである。 今なら、コースタイムの倍はかかるので、逆の意味でテント必須となるだろうね。 それはタイムオーバーによる『山頂ビバーク』に備えての事であるのは藪の中に・・。←ヘタれてからは、2~3回『山頂ビバーク』してるし。
着いた山荘にて
暮れる山荘を撮る(朝日だったかも)
:
今回は『オチャメ』を体力でねじ伏せたよ
後立山の盟主揃い踏み
鹿島槍ヶ岳と五竜岳
《3日目》 遠見尾根を下山
翌朝の《五竜山荘》前では、素晴らしい情景が広がっていた。 鹿島槍の頂上からほとんど写真を撮ってなかった鬱憤を晴らすが如く朝の絶景を撮る。 それでは、その絶景をごろうじろ。
五竜岳・夜明けの絶景
黒部渓谷を挟んで対峙する
剱・立山がほのかに色着き始める
東の方から御来光が昇り
五竜岳の裾野から
柔らかい朝の光で照らし始める
そしてクライマックス
五竜岳が黄金色に輝いた
さて、写真を撮り終えて朝飯を食ったら下山を始めるとしようか。 《五竜山荘》からは、《不帰ノ嶮》の縦走の時に下山路で使った《遠見尾根》コースを下っていく。 山荘を出ると、岩屑を盛り上げたような白岳の山頂に向かって登っていく。
朝日を浴びてさらに艶やかに・・
ハクサンフウロ
白岳 2541メートル 山頂は縦に細長い感じで、山頂広場は北アの山にしては珍しく荒れていた。
白岳の細長い頂上台地を尽きるまで歩いていくと、右の《白岳沢》に向かって大きく進路を変えて、ザラザラのガレ場を急下降していく。
この下りは調子ついて下ると、必ずといっていい位転倒する。 ここでの転倒は小さな砂利石に乗っかっての“スライディングタックル”なので、全身擦り傷となりかなりのダメージを受けるのである。
もちろん、ワテも初めてこのルートを下りた時に、ヤマでの『お約束』の通りに派手なスライディングタックルをカマシている。 でも、こんなに『オチャメ』を繰り返して、よくもまぁ無事でいられるなぁ・・と我ながら感心するよ。
徐々に後立山の山なみから離れていく
この下りを終えると、痩せた鞍部を越えて西遠見山に向かって登り返す。 どこが頂上か判らぬ樹林帯の中を通り抜ける。 たぶん、素知らぬ内に西遠見山の頂上を越えているのだろう。 やがて、汚い水溜りのような《西遠見ノ池》を横に見て湿地帯をダラダラと上下すると、ネマガリタケに覆われた大遠見山 2106メートル の山頂に出る。 ここも山頂がどこか判らぬ丘の上だが、ただ一つ自慢できるものがある。
それは、五竜岳と鹿島槍ヶ岳が肩を並べてそびえる絶景である。
あの二つ角の峰から
ここまで歩いてきたんだなぁ
大遠見山からは、小さく下って北に位置する《平川》側の支稜から南の支稜へ乗り換える。
後は、ネマガリタケに囲われた道を何度か上下すると、中遠見山の頂上を経て小遠見山直下の広場に出る。 ハイキング程度のトレッカー達は、ここまでで引き返す事が多いみたいである。
見返り坂で今回の山行で
歩いた稜線を振り返る
ここからはダケカンバの樹林帯を越えて整備された《見返り坂》を下り、《地蔵ノ頭》の山頂公園を通ってリフトの乗場に下り着く。 もちろんリフトに乗って、足をブラブラさせながら山の余韻に浸る。
この山行で最も嬉しいひとときだったよ。
鹿島槍よ ひとまず『so long』
有難う 楽しかったよ
《アルプス平》からは、テレキャビンを利用して標高差800mをイッキに下りてこの縦走を終える。
だが、まだ終わりではない。 放浪山旅の所帯用具!?を積んだ車を回収しに、この山行の登り口である《扇沢》に戻らねばならないのだ。 なので「山の後の風呂」は、車を回収した後に《扇沢・大町温泉》で入るとしようか。
グーグルクロームが
混合コンテンツの排除をするんだって・・
我がHPの『日本百景』も
SSL化せねば
面倒臭いなぁ・・もう!
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No Subject * by 鳳山
鹿島槍ヶ岳から見た雲海、壮観ですね。キレット小屋、秘密基地みたいです。
Re: No Subject * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。
> 鹿島槍ヶ岳から見た雲海、壮観ですね。キレット小屋、秘密基地みたいです。
そのキレツト小屋のテラスの長椅子の上で寝てしまって、起き上った時は正午を回っていて心底焦った!というのが今回の『オチャメ』ですね。
ヤマへ行くと、必ず『オチャメ』ります。 その内容は最大は『そー○ん』から『滑落』、『沢に流される』、『骨折』、『火傷』、『道迷いでヘリを呼ばれる』、『遭難フラグをおっ立てる』、『派手な逆転トライ(転倒)を決める』など、ドン引きする笑いを提供しています。
それを恥もなくネタにしているのが、この我が「山行史」の『よも“ヤマ”話』です。
> 鹿島槍ヶ岳から見た雲海、壮観ですね。キレット小屋、秘密基地みたいです。
そのキレツト小屋のテラスの長椅子の上で寝てしまって、起き上った時は正午を回っていて心底焦った!というのが今回の『オチャメ』ですね。
ヤマへ行くと、必ず『オチャメ』ります。 その内容は最大は『そー○ん』から『滑落』、『沢に流される』、『骨折』、『火傷』、『道迷いでヘリを呼ばれる』、『遭難フラグをおっ立てる』、『派手な逆転トライ(転倒)を決める』など、ドン引きする笑いを提供しています。
それを恥もなくネタにしているのが、この我が「山行史」の『よも“ヤマ”話』です。