風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出   第336回  予讃本線・五郎駅

路線の思い出  第336回  予讃本線・五郎駅 〔愛媛県〕

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本線から支線の分岐駅から
駅舎もない停留所に落された駅の悲哀

《路線データ》
予讃本線
      営業区間と営業キロ         輸送密度 / 営業係数 (’15)
    高松~宇和島 297.5km         6471  /  124
 向井原~内子・新谷~伊予大洲 39.4km
五郎駅発着列車・運行本数(’19)
下り12本、上り10本
※ 特急【宇和海】及び、内子新線経由の列車は五郎駅を経由せず

内子線(五郎~新谷 5.0km 路線付け替えの為廃止)
   営業区間と営業キロ         輸送密度 / 営業係数 (’83)
  五郎~内子  10.3km          456  /  1237
路線付替え直前の運行本数
五郎~内子 7往復(一部列車は伊予大洲まで直通)


五郎駅(ごろうえき)は、愛媛県大洲市五郎にあるJR四国・予讃線の駅である。 かつては内子線の分岐駅であったが、1986年3月に向井原駅から内子駅まで及び新谷駅から伊予大洲駅の新線が開通し、内子線が短絡ルートに組み込まる事となった。 この為、内子線の当駅から新谷駅までの5.0kmが廃止となり、当駅は路線が分岐する乗換駅ではなくなったのである。

単式ホーム1面1線を有する駅で、内子線の分岐駅だった1986年以前は現在使用されているこの単式ホームの他、さらに島式ホーム1面2線を有しており、あわせて2面3線であった。 今でも使われなくなった島式ホームは残っていて、構内は広い。

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取り壊した後で取り壊した事を
惜しむのが人の性なんだろうね

木造の駅舎があり、かつては駅員も配置されていたが、これも内子線の廃止後撤去された。
現在はホーム上に簡便な待合所が設けられているのみである。 無人駅で駅近くのタバコ店で近距離乗車券のみを販売する簡易委託駅だったが、最近きっぷの発売を終了したようである。
2015年度の1日平均乗車人数は48人との事。

野口五郎がアイドルとして人気絶頂だった1970年代は、多くの女性ファンがこの駅を訪れ、入場券が飛ぶように売れた。 ちなみに野口駅は、1984年に廃止された兵庫県の高砂線および別府鉄道にあった。

駅周辺は野生のタヌキが出没するため、駅長が居た時代には餌付けをして「タヌキ駅長のいる駅」として知られていた。 駅の無人化後は地元有志がこれを継続している。 さらに2014年に観光列車〔伊予灘ものがたり〕の運行が開始されてからは、おもてなしの一環としてタヌキの着ぐるみを身にまとったタヌキ駅長に扮して、列車の出迎え・見送りを行っている。



『栄枯盛衰』の言葉を当てはめるとしたなら、この五郎駅と特急が通る『花道』を新線に譲り渡したこの予讃本線の海沿い区間が当てはまるだろうと思うのである。 当時のアイドル歌手の名と同じ駅名で入場券ブームに乗っかって入場券がバカ売れした事もあったようだし、2面3線のホームを持つ『国鉄標準タイプ』の駅で、列車の分活・併合も行われた駅だったのだ。

それが無人駅化はともかく、駅舎は取っ払われて現在は庇のみの待合所が設けられただけの『停留所』規格の駅となり、使用されなくなった島式ホームは捨てられて朽ちるままとなっている。

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使われなくなった島式ホームの
外側『3番線』より内子線は発着していた

ちなみに、JR四国は所有の全ての路線から『本線』表記を取り外したみたいであるが、ワテはそれを『ヨシ』としないので、これからもずっと『予讃本線』と本線表記をする事にしている。

なぜなら、駅の機能のほぼ全てを撤去された・・としても、この駅は本線のジャンクション駅として、確かに存在していたからである。 その駅の『栄光の時』である『本線』表記まで奪うのはさすがに酷だと思ったからである。

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コレを撮りに内子線へ・・
撮るターゲットが特急でなくてコレな変なガキだね

そういった思い入れの通り、この駅には本線と支線である内子線の分岐駅であった頃に訪問したのみである。 そうか・・、もう30年以上訪れてないんだね。 「海辺の駅」下灘を訪れる際に行ってみようかな・・。

この頃の四国は予讃本線ルートには急行【うわじま】、土讃本線ルートには快速・窪川行が夜行で運行されており、周遊券を使うと料金不要で夜に列車に乗っての移動が適ったのである。 その時のワテはまだ中坊で、移動手段は全てこの夜行列車の座席車だった。 そう・・、寝台や特急料金など無くても、鉄道の旅を謳歌できたのである。 この頃は、そういった旅ができた『鉄道旅』にとっては夢のような時であったのだ。

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1980年代・・ それは鉄道旅で
『旅の夢が魅れた』いい時代だった

そして、土讃本線ルートをゆく夜行快速の窪川行はグリーン車を無料開放していて、この事が『四国三大走り』の「熱き競争」を呼んだのである。 思えば、いい時代だったね。 何かに熱くなれるこの時に青春時代を送れて幸運だったと思うよ。

さて、話は脱線したが、伊予大洲で夜行急行【うわじま】を下りて、内子線を完乗・・っていうか当時の四国の全路線を完乗すべくに、この五郎駅までやってくる。 内子線の利用客はさほど伊予大洲への往来がなかったのか・・、ほとんどの列車が五郎~内子の往復運用だった。

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街であるハズの伊予大洲への直通便も少なく
本線との接続も今イチだった内子線

そして、本線からの接続も、大して良くなかった記憶がある。 だから、駅舎とかをじっくり見定める時間も、入場券などを購入する時間もあったハズなのである。 でも、悲しいかな・・、泊まる場所の全てを夜行列車にして金を浮かすような中坊の小僧には、入場券の金も惜しまねばならなかったようで、買ってないのだな・・コレが! 

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中坊の頃からSLには全く興味がなかったので
コチラの方は予定通りにスルーしたよ

そして、「ローカル線たる内子線の『○鉄』」で頭の中を一杯にして視野が極端に狭くなっている中坊の小僧故に、偉大な木造駅舎の五郎駅(ウェブサイト『さいきの駅舎訪問』さんからリンク)はスルーしちまったよ。 撮ってれば『ドル箱ベージ』になったかもしれないのに・・。 なので、「撮ってて良かった」内子駅の駅舎を掲載しますね。

r336 (9)懐かしいなぁ・・
『チャレンジ20000km』のアリバイ写真ボード

後は、内子駅周辺まで出張って、内子線の写真を撮って内子線訪問を完了させる。 でも、この時に撮った『バス窓』のボロキハはちょっと注目を浴びて、いっときはワテのホームページ『魅惑の鉄道写真集』の中での人気ページとなったみたい・・。

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写真撮りに「描写力の悪い安物」と鼻であしらわれた
『シグマ・ズームカッパー』(当時定価の半額19000円で叩き売られていた)
&中坊の細腕で撮ったにしては今より上手く撮れてるのでは?


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もう順位が固定化して
動かなくなったよ



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No Subject * by 根室大喜
蟹の内子は旨いっすよ^^)根室花咲線は侘しい駅舎ばかり

Re: No Subject * by  風来梨
根室大喜さん、こんばんは。

> 蟹の内子は旨いっすよ^^)根室花咲線は侘しい駅舎ばかり

花咲がにの味噌ラーメンの虜です。
あと、根室のセイコーマートのカツ丼も美味かったです。

食状況に乏しいので、旅に出るとセイコーマート率が50%に迫っちゃいます。


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No Subject

蟹の内子は旨いっすよ^^)根室花咲線は侘しい駅舎ばかり
2019-08-25 * 根室大喜 [ 編集 ]

Re: No Subject

根室大喜さん、こんばんは。

> 蟹の内子は旨いっすよ^^)根室花咲線は侘しい駅舎ばかり

花咲がにの味噌ラーメンの虜です。
あと、根室のセイコーマートのカツ丼も美味かったです。

食状況に乏しいので、旅に出るとセイコーマート率が50%に迫っちゃいます。

2019-08-25 *  風来梨 [ 編集 ]