風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  路線の思い出 >  路線の思い出 301~350 >  路線の思い出   第308回  奥羽本線・山形駅

路線の思い出   第308回  奥羽本線・山形駅

路線の思い出  第308回  奥羽本線・山形駅  〔山形県〕


上空から俯瞰した山形駅
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
    営業区間と営業キロ              輸送密度 / 営業係数(’15)
     福島~青森 484.5km                        5140  /   156
運行本数('19)
         山形新幹線【つばさ】福島~山形 上下とも9本
                   山形~新庄 上下とも10本
    奥羽本線・山形発着の普通列車 福島~山形 下り18本・上り17本
                   (上り始発の1本を除き全列車米沢~山形の運行)
                   山形~新庄方面 下り18本・上り17本
                   (村山・天童止りの区間運行も含む)
               仙山線 仙台~山形 快速 7往復、普通 11往復
               左沢線 山形~左沢 12往復
                   山形~寒河江 下り4本・上り6本
                   寒河江~左沢 1往復

山形駅(やまがたえき)は、山形県山形市香澄町(かすみちょう)一丁目にあるJR東日本の駅である。 駅構造は3面7線を有する駅で、橋上駅舎となっている。  直営駅(駅長・助役配置)で、管理駅として奥羽本線・ 羽前中山駅~袖崎駅間、仙山線・面白山高原駅~楯山駅間の各駅を管理している。
2017年度(平成29年度)の1日平均乗車人員は10,759人との事で、山形県内では最も乗降人員が多い駅である。


新幹線ホームは単式・切欠きホーム1面2線(1・2番線)で、1番線の新庄方が行き止まりとなっていて、新庄発着列車は2番線を使用する。 ホームの長さはどちらも山形新幹線7両分である。
ホームの新庄寄りに新幹線乗換改札口がある。


在来線ホームは2面5線である。 3・4番線は島式ホーム1面2線で、標準軌の奥羽本線が使用する。5~7番線は島式・切欠きホーム1面3線で、狭軌の左沢線・仙山線が使用する。 6番線は、5番線新庄方面の一部を切り欠いたものである。 3・4・7番線ホームの長さは在来線10両分あるが、沿線の他の駅の長さが6両分である事から、最高編成は6両となっている。 各ホームにエレベーターとエスカレータ(常時上りとして使用)が設置されている。

当駅に乗り入れている路線は、線路名称上は奥羽本線のみである。 だが、当駅は奥羽本線上を走るミニ新幹線である山形新幹線の停車駅であり、奥羽本線の在来線と2つの路線が存在しているように見える。
また、羽前千歳駅を終点とする仙山線、北山形駅を起点とする左沢線の列車も当駅まで乗り入れている。

この両路線は軌間1,435mmの標準軌の線路を使用する山形新幹線及び奥羽本線の在来線とは異なり、一般的なJR在来線と同様に軌間1,067mmの狭軌である為、両路線の列車は当駅~北山形駅~羽前千歳駅間では、標準軌と並行して設けられた狭軌の単線を走行する。




イメージとしては
マイナーな県庁所在地駅だけど
※ ウィキペディア画像を拝借

イメージとしては東北の県庁所在地駅でも最もマイナーな評価を受け、首都圏はともかく関西からだと真に『みちのく』のイメージが被さる山形駅だが、イメージとは逆に関西からでも東北の各県では仙台と同様にアプローチの容易な県なのである。

それは近鉄の夜行高速バスが大阪~山形を毎日運行していて、価格も新幹線で関西圏から東京に出るだけ・・よりも安いからである。 また、仙台は観光地としてはコレといったモノもなく、東北の各県への中継点として素通りしてしまう事が多い(但し、ワテ基準)が、山形は温泉や山を中心とする自然公園、城郭などの史跡が多くあり、「着いたその地が観光地」の様相を呈しているのである。



関係ないけど
山形県の山での『一番星』はコレ
この記事でワテが撮ったの
コレを含めて3枚だけだしィ

だから、ワテも朝日連峰や出羽三山の月山へ訪れるのによくこの山形を降り立って、山旅の起点にしているのである。 それに『○鉄』の目からしても、左沢線や米坂線など『撮り鉄』の対象路線が近くにあるので、ワテのスタイルである「山から下りて時間が余ったら、チョコっと『○鉄』」ができる所もいい。


駅の東西を結ぶ
開放感あふれる駅回廊『アピカ』
※ ウィキペディア画像を拝借

その山形駅であるが、結構センスがいい・・というか、歳の中心駅にしては洒落た造りなのである。
それは駅の東西を結ぶ『アピカ』とかいう駅回廊のデザインが秀逸で、また駅の西口にあるワシントンホテルもギリシャ神殿を模したデザインで、この駅回廊と見事に調和しているからである。


都市建造物には全く興味のないワテだけど
コリは目を見張るものがあったよ
※ 山形市の観光案内ウェブより

・・都市圏のシンカンセン(コレだけはどこの駅でもデザイン的に浮いていて今イチ)の停まる駅で、ワテがデザイン的に感心したのは、この山形駅位だろうね。 でも、シンカンセンは、関東圏に居住する人でないと全く使えないけど。

それと、駅周辺観光の観点でも、この山形駅はワテ”イチ押し”なのである。 それは、駅の北北西に位置する旧山形城の『霞城公園』である。 ここのいい所は市民の憩いの場として『入場無料』な所もさる事ながら、県立の博物館や国の重文に指定された済生館病院本館を使用した郷土館、市営球場や武道館などがあって、一日楽しめる史跡公園だからである。 だが肝心の城の本丸は、区間整理で撤去されて城郭のみしか残されていないが。


霞城公園随一のお薦めスポット
『最上義光歴史館』
※ 最上義光歴史館のウェブより

その中でもお薦めなのが、山形の郷土の英傑・最上義光公関連の歴史探索と、桜の季節の城郭を染める桜回廊だろう。 ワテは残念ながら桜の季節にこの山形駅を訪れた事はないが、桜の季節になると傍を通る奥羽本線が、観桜の為に徐行運転のサービスをする程である。


これなら『撮り鉄』しに行きたいかも
※ グーグル画像を拝借

そして、ワテも見た事のある最大の”お薦め”が、最上義光公の銅像である。 それは・・、とにかく『カッケー』のである。 まぁ、ワテは元々日本史が好きで、大河ドラマの『独眼竜正宗』を視て絆されて、放浪旅の時(メインは東北の山登り)に最上義光公を訪ねてこの山形城址を訪れたのだが、その時に目にしたこの銅像でいっとき最上義光公に熱中したよ。


長谷堂合戦を指揮する
最上義光公銅像
コリはカッケー過ぎるわ


霞城公園には
この山の帰りに寄ったの

まぁ、大河ドラマの『独眼竜正宗』でも、渡辺謙演ずる伊達政宗より、原田芳雄演ずる最上義光が完全に『喰って』いたし・・。 それに史実で比べても、自ら扇動した大崎一揆を含めて度々領内で一揆を引き起こして領民からはあまり慕われてなかった伊達政宗に対し、治世の間は一回とも一揆をおこさず、「源五郎は役をばかけぬ」と領民に親しまれた最上義光公の方が、東北での功績も遥かに上なのである。

また関ケ原での功績でも、『第二の関ケ原』と云われる山形・長谷堂城合戦で上杉25000の軍勢を足止めにした軍功など、孫の代で家中不届きの廉で改易となって目立たないが東北随一の武将なのである。
現に、関ケ原の戦いも、最上氏が山形で足止めにしていた上杉勢25000の参戦があれば、恐らく結果は逆となっていたであろう。 昔の戦は、不利だと悟ると日和見参戦の武将はこぞって『勝ち馬に乗った』のだから。

あらら・・、駅の事を語る項目が、山形の郷土史になっちまったけど、まあいいか。









関連記事
スポンサーサイト



No title * by たけし
7枚目の写真、東京の御茶ノ水から飯田橋までの風景とよく似ています。
お花見に行かなくては!という思いに駆られました。

No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。

東京の御茶ノ水付近も、このような情景ですね。 写真でしか見たことないですが・・。 まぁ、この山形の霞城公園の写真も借り物なんですけどね。

霞城公園で撮ったのは、あの最上義光公のカッケー過ぎる騎馬武者の銅像だけですね。

コメント






管理者にだけ表示を許可

No title

7枚目の写真、東京の御茶ノ水から飯田橋までの風景とよく似ています。
お花見に行かなくては!という思いに駆られました。
2019-03-24 * たけし [ 編集 ]

No title

たけしさん、こんばんは。

東京の御茶ノ水付近も、このような情景ですね。 写真でしか見たことないですが・・。 まぁ、この山形の霞城公園の写真も借り物なんですけどね。

霞城公園で撮ったのは、あの最上義光公のカッケー過ぎる騎馬武者の銅像だけですね。
2019-03-25 * 風来梨 [ 編集 ]