2019-03-10 (Sun)✎
路線の思い出 第306回 三江線・粟屋駅 〔広島県〕
石垣と千枚田の広がる
古風な村風景が広がる地に
ポツンとたたずむ粟屋駅
ポツンとたたずむ粟屋駅
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’16)
江津~三次 108.1km 46 / 1109
廃止年月日 転換処置
’18/4/1 備北交通・大和観光
邑南町営・石見交通
など区間によって分担
運行本数(’17)
江津~三次 下り2本・上り1本 ,江津~石見川本 上り1本 ,江津~浜原 3往復
石見川本~三次 上り1本 ,浜原~三次 2往復 ,口羽~三次 1往復
〔廃止日までの残り2週間〕
※ 廃止日までの残り2週間は昼間便の浜原~口羽の通し運行を実施した
江津~三次 下り4本・上り3本 ,江津~石見川本 上り1本 ,石見川本~三次 上り1本
江津~浜原 1往復 ,浜原~三次 1往復
江津~浜原 1往復 ,浜原~三次 1往復
粟屋駅(あわやえき)は、広島県三次市粟屋町字下津河内にあったJR西日本・三江線の駅である。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。
三次方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ停留所規格の駅で、浜田鉄道部管理の無
人駅であった。 庇のみの待合スペースがあるだけで駅舎はなく、直接ホームに入る形になってい
た。 自動券売機等は設置されていない。 2015年の一日平均の乗車人員は0人(1人以下)との事。
当駅は三次市の粟屋町内に存在する唯一の駅であるが、粟屋町の中心地自体は芸備線西三次
駅が近く、当駅は粟屋の中心地からは数キロ離れている。
三江線の廃止に伴い、2018年(平成30年)4月1日に廃駅となった。
三次方面に向かって左側に単式1面1線のホームを持つ停留所規格の駅で、浜田鉄道部管理の無
人駅であった。 庇のみの待合スペースがあるだけで駅舎はなく、直接ホームに入る形になってい
た。 自動券売機等は設置されていない。 2015年の一日平均の乗車人員は0人(1人以下)との事。
当駅は三次市の粟屋町内に存在する唯一の駅であるが、粟屋町の中心地自体は芸備線西三次
駅が近く、当駅は粟屋の中心地からは数キロ離れている。
地元の方々からの
感謝と別れの言葉が掲げられていた
感謝と別れの言葉が掲げられていた
『三江線 最後の一年』より
粟屋駅に最初に訪れたのは秋であるが、この時は土手上を行く線路の下に止めてあった廃車っぽいマイクロバスが入るなど今イチなデキのモノしか撮れず、冬景色の千枚田をゆ列車の情景でくリベンジを目論んでいた。
下のマイクロバスは誤魔化したが
紅葉が影ってどうも締らないデキに・・
紅葉が影ってどうも締らないデキに・・
だが、今年に入った早々の大雪で三次~石見川本(全通の1週間前に石見川本~浜原が先行復旧)が不通となり、それが極力赤字の発生を控えたいと思うJR西日本の思念と相俟って、1ヶ月半に渡っての長期間で路線の復旧が成されなかったのである。
雪は3日ほどでほとんど全て消えたのに
「大雪の為、運休」だったよ
※ グーグル画像を拝借
雪での不通を知らなかった筆者は1月の中頃に冬の情景を撮りに三江線を訪れたのだが、その時は大雪といっても周囲は既に解けて雪がほとんど無く、「赤字路線を極力走らせずに、ラストラン近くまで引っ張りたい」というJR西日本の思念が露骨に透けて見えていたのである。
その時に構想として抱いていた粟屋駅の『三江線アングル』は、江ノ川(可愛えの川)対岸をゆく国道375号線の日下トンネル付近から、江ノ川と千枚田の広がる村落風景を俯瞰して撮る・・というモノであった。 だが、周囲に雪が見当たらない『大雪の為の不通』で、この時は撮れずじまいだったのである。
・・で、『三江線の最後の一年』の粟屋駅の表情は、「リベンジの再リベンジ」が必要となったのである。
その「リベンジの再リベンジ」はさすがに不通が続く間に訪れても意味がないので、2月最終週末の路線の全通復旧を経た3月の最初の週末に訪れたのである。 この事で、冬らしい情景の中をゆく三江線の写真は、ついに撮れずじまいとなってしまったのである。
縦位置の方が斜面に固まる
家々を強調できていいかな?
そういった紆余曲折を経て、『三江線の最後の一年』の粟屋駅の表情は、一度シクじって思い描いた「対岸から江ノ川と千枚田の広がる村落風景をゆく列車」でようやく撮る事が叶ったのである。
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三江線の他の駅シリーズは、コチラをどうぞ・・(閑古鳥が鳴いているので何卒お願い致しますっ!)。
『三江線・最後の一年 その2』 (収録は伊賀和志~木路原の13駅)
『三江線・最後の一年 その3』 (収録は石見川本~江津本町の9駅)
以上、宣伝でした。
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