2019-03-05 (Tue)✎
路線の思い出 第305回 京阪本線・淀屋橋駅 〔大阪府〕
ある意味アートな操車技量を見せていた
京阪・淀屋橋駅
ウィキペディア画像を拝借
《路線データ》
京阪電気鉄道・本線
営業区間と営業キロ 運行本数(’19)
淀屋橋~三条 49.3km 特急 上下とも毎時6本
(ノンストップの快特【洛楽】数本の運行あり)
準急 上下とも毎時6本、ラッシュ時は8~9本
(ラッシュ時は快急・急行としての運行もあり)
区急 朝ラッシュ時を中心に毎時2~3本
普通 補完の形でラッシュ時及び早朝深夜運行
(大半の普通は近くの中ノ島駅からの発着)
淀屋橋駅(よどやばしえき)は、大阪府大阪市中央区北浜三丁目にある大阪市高速電気軌道 (大阪メトロ) と京阪電気鉄道の駅である。 大阪メトロ・御堂筋線の淀屋橋駅の詳細については、前回のこの項目を参照して頂くとして、ここでは京阪電気鉄道本線の淀屋橋駅の詳細を記す事にする。
京阪・淀屋橋駅の構内配線図
※ グーグル画像を拝借
京阪電気鉄道の淀屋橋駅の駅構造は、島式ホーム1面3線を有する地下駅である。
敷設された線路は3線ながら、ホームは4番線まである。 これは1番線と4番線が信号を分割して、縦列停車をする形で同じ線路を共有している為である。 なお、3番線と4番線はホームの末端部にある。
また、2番線は3番線の切り欠き部にある。
改札口とコンコースは地下1階、ホームは地下2階にある。改札口は東側から東2号改札口(2016年3月18日付で廃止)、東1号改札口(平日ラッシュ時のみ使用)、中央改札口、西改札口(平日ラッシュ時は出口専用)があり、西改札口のさらに西には出口専用の0号改札口もある。 他にエレベーター専用改札口もあり、全部で6か所ある。 隣の北浜駅とは改札外の連絡通路で結ばれている。
1日乗降人員は105,621人(乗車人員:55,708人、降車人員:49,913人)との事でである。
淀屋橋駅から徒歩数分の位置に開業した中ノ島線へ、乗降客の一部が移動した為に乗降人員が2万人ほど減少したが、それでも京阪電車の駅では京橋駅に次ぐ第2位の乗降人員である。
親元から離れて独り立ちした時も含めて、14~15歳から30過ぎまで京阪本線沿いに住んでいたので、割と京阪にはよく乗車していたのである。 でも、京阪の電車って、何でヘットライトが”出目金”なんだろうねぇ。 センス無さ過ぎだよ。 たぷん、この”出目金”は、ライトの改造の時にアコモ改造で手を抜いたんだろうね。
『出目金ライト』に『骸骨ランプ』の種別灯
ある意味凄いセンスな電車だったよ
ウィキペディア画像を拝借
そして、地獄の様にスピードが遅い電車でもある。 それは、特急でさえもJRの東海道本線の緩行電車に評定速度で負けてるんだよね。 もう、駅が多過ぎて、速度出せないようになってるよ。
・・そんなこんなの理由で、身近にありながらあまり好みでない私鉄線であった。
JRの緩行電車より遅かったけど
京阪で唯一容姿が好みの『大吉』だった3000系特急車
※ ウィキペディア画像を拝借
だから、ここでも前回の記事でネタにした『電車くじ by京阪バージョン』をやっていたな。
それも、高校生の歳にもなって・・である。 『出目金』や『非冷房車』が来たら見送って次の列車を待ったし、全ての電車が停車する淀屋橋~京橋間は、敢えて容姿が『大吉』の特急(ほとんど砂嵐画像だった)”テレビカー”の3000系を待って、それに載っていたな。←精神年齢幼児なみ!の耳鳴りが聞こえる
ほとんど『砂嵐』状態だったテレビカー
※ グーグル画像を拝借
そのテレビカー車内
※ グーグル画像を拝借
その「あまり好きくない京阪電車」の中で、終点・淀屋橋だけは一目置いていたのである。
それは、あの駅ホーム構造で、ラッシュ時なんぞは2分に1本の発着をしていたその操車技量に・・である。
こんな事するから
更に遅くなるんでない!?
※ ウィキペディア画像を拝借
でも、特急専用ホームの4番線の前に、「縦列停車」で普通電車を停めるって・・、だから特急の速度がJRの緩行より遅くなるんだね。 もう、ラッシュ時なんか、特急が北海道の白糠線列車より遅いんだからね・・。 でも、運行本数は、1日で白糠線の半年分に匹敵していたけど。
あまり借り物ばかりじゃ不味いので
在りし日の白糠線おば
札沼線の新十津川と比べたなら、一年分以上だわな。 比較ネタとして新十津川を出すのはタブーなんだろうけど・・。
そして、3番線は急行・準急専用ホームで、ホームが特急のりばの1番線と違って独立1線だったので、唯一「優等列車ホーム」として機能していたな。 でも、ラッシュ時は急行・準急で毎時15~16本あって、パンク寸前状態だったよ。
切り欠きホームの2番線と
唯一の『優等列車ホーム』仕様の3番線
あと、切り欠きホームの2番線は、ラッシュ時運行の区間急行の専用ホームだったようである。
だから、ラッシュが終わって区間急行の運行が終わったら、贅沢にも閉鎖していたな。
この閉鎖扱いを目にして、「普通専用ホームを2番線にして、特急の道を開けた方がいいのに」と思う事がしばしばあったよ。 ラッシュ時以外の2番線の閉鎖は、「2番線はカーブ掛かっていてホームと列車の隙間が大きいから」との事だそうだが。
この京阪・淀屋橋駅より凄ましいのは、名鉄・新名古屋駅くらいでないかい!?
でも、あの駅は凄すぎるよ。 最近まで時刻表が「秒単位」の表記だったそうだし、2線サンドイッチ方式の『2線4面ホーム』で、内側は降車客、外側は乗車客と分けていたし、駅のアナウンスは『DJ』化してたし・・ね。
でも、流石にパンク寸前の過密ダイヤで、「いつ事故るか・・」と揶揄されていた事も確かな事で、それが本線の淀屋橋~京橋間と200m程しか離れてない所に路線を併走させて、一見すると『世紀のムダ!』と思える中之島線の開業につながった訳である。
この中之島線の大江橋駅と淀屋橋駅は徒歩3分と、下手すれば東京駅の乗り換えより短い時間で済むのである。 この中之島線も開業当初は特急・快速急行をバンバン入線させていたが、都心の割にはあまり利用状況が振るわず、今では普通電車専用路線と化しているよ。
中之島線の開業で
1・2番線のラッシュ時以外の稼働がなくなった
※ ウィキペディア画像を拝借
要するに、中之島線の普通と淀屋橋発着の特急・準急(今は急行がラッシュのみの運行と削られている)は、京橋駅で必ず接続する形態となっているので、普通が遅れた時などただでさえ遅い特急が更に「普通電車待ち」で遅くなったりするのである。 この分だと、特急の評定速度40km/h割れも夢でないかも!?
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