2019-02-21 (Thu)✎
路線の思い出 第302回 弥彦線・弥彦駅 〔新潟県〕
寺社神殿造の駅母屋が
あるなんて知らなんだよ
※ ウィキペディア画像を拝借
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
弥彦~東三条 17.4km 2485 / 220
運行本数(’19)
東三条~吉田 14往復(一部の列車は弥彦まで直通)
吉田~弥彦 11往復(土休日は12往復)
廃止区間と営業キロ 廃止年月日 廃止時運行本数 転換処置
東三条~越後長沢 7.9km ’85・ 4・ 1 5往復(土曜6往復) 越後交通バス
出雲の国の大社駅ばりの厳かな駅舎で
※ ウィキペディア画像を拝借
弥彦駅(やひこえき)は、新潟県西蒲原郡弥彦村大字弥彦にあるJR東日本・弥彦線の駅。
越後国一宮である彌彦神社の最寄駅。 弥彦線の起点駅である。 駅舎(北側)に面する単式ホーム1面1線を持つ駅となっている。
燕三条駅が統括管理する業務委託駅で、駅業務はジェイアール新潟ビジネスが受託している。
改札口に簡易Suica改札機が入場用・出場用各1台が設置されているほか、周辺には有人改札を兼ねるみどりの窓口)自動券売機などが設けられている。 1日の平均乗車人員は210人との事。
駅舎内も厳かな
格子造の天井だったりする
※ ウィキペディア画像を拝借
改札口西側の待合室にはキオスクと観光情報コーナーが併設されている。 改札内のトイレには更衣室(男女各2室)と多機能トイレが併設されている。 駅前広場内には手水、登山やハイキングで汚れた靴を洗浄できる靴洗い場、自動販売機、公衆電話などが設置されている。 改札外にはトイレが設置されていないが、周辺では前掲の観光案内所「彦なび観光交流センター」に多機能トイレがある。
彌彦神社の本殿を模した木造寺社造り(入母屋造)の駅舎は1916年(大正5年)の開業時からのもので、門柱や梁などが朱色に塗色され、鬼瓦には兎が彫り込まれるなど特徴的な意匠を持ち、「ふるさとの駅100選」にも選出されている。
神事がある時にはこのように
改札に紅白の暖簾幕が掛かる
※ ウィキペディア画像を拝借
近年相次いで駅舎のリニューアルが行われており、2013年秋には翌2014年の新潟デスティネーションキャンペーン開催に合わせた全面改修が、2015年10月には旅行客やハイキング客向けの設備拡充がそれぞれ実施された。
当駅は弥彦村弥彦地区の中心市街地に位置する。 駅北側から彌彦神社の参道へと通じる外苑坂通りと神社通りの沿線を中心に温泉街が広がり、ホテル・旅館や土産品店、飲食店などが立ち並んでいる。
駅から参道入口の「一の鳥居」までは徒歩で約10分、本殿までは約15分を要する。 駅裏手は住宅地となっている。
ここ・・柿ノ木スノーシェードの撮影場所だけど
ワテはド逆光でボツ判定をしたのだが
撮ってる方いたのね
:
撮影場所を探しながら
入広瀬まで歩いてもまだ更に
7時間の時間潰しがあったりして
※ グーグル画像を拝借
ぢ・つ・わ・・、入広瀬駅まで歩いたこの4時間以外にも、壮大な待ち時間があったのである。
それは、大阪へ帰るべく予約した夜行バスの発車時刻までの・・、前回の入広瀬までの待ち時間に加えて、今から更に7時間の時間潰しがあるのだ。
只見線で最も接続がいいのは
会津川口での代行バスの
乗り継ぎだったりして
この13時46分の列車に乗った訳は、入広瀬までの4時間で『撮り鉄』の気が萎えた事もあるが、この列車は只見駅に着くと1時間15分の長時間を駅で待機した後に折り返すので、その間はストーブのある只見駅での快適な時間潰しができるのである。 只見線沿線で数少ないコンビニが近くにある駅だしィ。
それに只見駅の待合室には、旅紹介や現地案内のパンフレットが満載で退屈しないし。
ストーブがあって
こんなにパンフレットがあるなら
丸1日この駅で時間潰しできそうだわ
※ 只見町商工会ウェブサイトより拝借
また、浅草岳を背景に、駅で待機する列車を撮る事も叶うし。 ・・で、残りのフイルム全て(といっても残り3枚だけだったけど)を使ってこれを撮り、コンビニで保険に今夜の夜食弁当を買って只見駅を後にする。
前々から浅草岳を背に
駅で待機する列車を撮りたかったの・・
これによって、入広瀬を13:46に発車した列車が只見を折り返して小出に着く頃にはもう17時前と、無理なく3時間の時間潰しができたのである。 後は、この長大な待ち時間を想定して立てた、未乗区間の弥彦線の乗り潰し往復の実行である。 それは、小出~東三条~弥彦の乗車と夜行バスの発車する東三条への折り返しで、入広瀬からの7時間の内の6時間を潰せるのである。
これが「想定外の出来事」ですた
:
ただ単に時間潰しに未乗線区を
往復するだけのつもりだったのに
でも、ここで想定外の出来事が・・。 それは、あくまでも時間潰し目的の乗り潰しで、全く眼中に無かった弥彦駅が写欲をそそる立派な駅舎だった事である。 この弥彦駅に立ち寄ったのは、3往復の路線に乗って『撮り鉄』をした宿命である長大な待ち時間の「時間潰し」だったから、駅の写真を撮る気は全くなく、前述の如く只見駅でフイルムを使い果たしていたのである。 その事を今更ながら後悔したワテであった。
高級檜に草書体で書かれた
贅沢極まる駅名標
:
この時はスマホもお亡くなりになり
手も足もでなかったよ
※ ウィキペディア画像を拝借
もう、出雲の大社駅と同じ荘厳たる神殿造の駅舎に駅前の神社灯籠、お清め水の手洗い場もある。
駅名標も弥彦神社にちなんだ草書文字のモノが掲げられて、これを目にするにつけて激しく後悔したよ。 でも、フイルムが残っていても、夜だから思うように撮れないだろうけど。
手を清める「御手水場」もあるし
※ ウィキペディア画像を拝借
そして、弥彦駅では到着すぐの折り返しではなく、30分程の待機時間があったのである。
勿体ないなぁ・・、この30分。 仕方ないので、待機する列車の中で只見で買ってきたコンビニ弁当を食う。 でもこれは、後程に「ナイス」な判断となったよ。
ワテの未乗区間である吉田から弥彦までの4.9キロであるが、駅に掲示してある時刻表によると1日の運行本数が11往復(土日は12往復)しかないのね。 それに、20時半の列車が最終と早いし。
そして、日曜日とは言え電化された線区の18時~19時台で、行き帰りとも吉田~弥彦通しの乗客はワテだけで、唯一の途中駅の矢作駅で上下列車共に2人づつの区間乗車があったのみであった。
ワテの未乗区間である吉田から弥彦までの4.9キロであるが、駅に掲示してある時刻表によると1日の運行本数が11往復(土日は12往復)しかないのね。 それに、20時半の列車が最終と早いし。
そして、日曜日とは言え電化された線区の18時~19時台で、行き帰りとも吉田~弥彦通しの乗客はワテだけで、唯一の途中駅の矢作駅で上下列車共に2人づつの区間乗車があったのみであった。
コリは、只見線三往復区間より閑散線区となってるよ。 それに東三条への直通列車はほとんど設定されず、吉田~弥彦で運行が完全に分断されているようだし。 弥彦駅で30分の待機後の折り返し列車で東三条に戻るが、吉田からは立ち客もいるほどに混んでいたよ。 まぁ、燕市と三条市を通り、シンカンセンの駅・燕三条も通る路線だからね。
予想に反して
思いっきり寂れていた東三条駅
:
駅コンビニは20時(休日は19時)に閉店するし
駅前は「貸店舗」の看板だらけだしィ
※ ウィキペディア画像を拝借
だが、その終着で大阪行きの夜行バスの出る東三条駅前は、思いっきり寂れていたよ。
コンビニは駅の待合室にある『New days』のみで、しかも19時で閉店だし、飯屋は「赤提灯」の呑み屋と高めの料理屋があるのみだった。 駅付近の店舗は、ほとんど全てが「貸店舗」の看板が掲示されてたよ。
・・東三条駅前のこの状況では、只見のコンビニで弁当を買ってなかったなら、夜飯も食えずに干上がっていたよ。 ・・で、この大白川から都合11時間の壮大な時間潰しミッションは、夜行バス到着の21時過ぎまでの1時間を残すのみとなったのである。
・・東三条駅前のこの状況では、只見のコンビニで弁当を買ってなかったなら、夜飯も食えずに干上がっていたよ。 ・・で、この大白川から都合11時間の壮大な時間潰しミッションは、夜行バス到着の21時過ぎまでの1時間を残すのみとなったのである。
バス待ちの1時間はする事もなくヒマなので、この小旅行の「待機時間」の合計を数えてみる。
・・3日間のこの旅での待ち時間の合計は19時間余り。 寝る時間を除いたら、旅日程の約半分が待ち時間となったよ。 でも、雪と鉄道の素晴らしき情景が魅れて楽しかったよ。
スンマセン・・ 宣伝しまっす。
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No title * by 風来梨
きゃみさん、こんにちは。
やはり、事前の下調べは重要ですね。
ただ単に、帰りの夜行バスに乗るまでの時間潰しで、「同じ時間潰しなら、未乗線区の吉田~弥彦にしよう」と安易に決めただけで駅を撮る気は全く無く、フイルムは撮りきって無し&スマホも電池ゼロで沈黙状態で訪ねました。
それで、あの雅やかな神殿造りの駅舎だったから・・。 かなり口惜しい思いをしましたね。 写真撮りたかったなぁ。
これからは、旅で立ち寄った駅は写真に撮る事を心掛けようかと・・。
やはり、事前の下調べは重要ですね。
ただ単に、帰りの夜行バスに乗るまでの時間潰しで、「同じ時間潰しなら、未乗線区の吉田~弥彦にしよう」と安易に決めただけで駅を撮る気は全く無く、フイルムは撮りきって無し&スマホも電池ゼロで沈黙状態で訪ねました。
それで、あの雅やかな神殿造りの駅舎だったから・・。 かなり口惜しい思いをしましたね。 写真撮りたかったなぁ。
これからは、旅で立ち寄った駅は写真に撮る事を心掛けようかと・・。
No title * by 鳳山
寺社神殿造の駅母屋、風情がありますね。
ナイス
ナイス
No title * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。
この時は、そんな風情のある駅とは知らずに、フイルムは撮りきって残弾ゼロ、スマホも電池切れでお亡くなり状態で緒と訪れて、大いに口惜しい思いをしました。
下調べと予備知識と、残弾の備えという『兵站』は重大ですねぇ(爆)
この時は、そんな風情のある駅とは知らずに、フイルムは撮りきって残弾ゼロ、スマホも電池切れでお亡くなり状態で緒と訪れて、大いに口惜しい思いをしました。
下調べと予備知識と、残弾の備えという『兵站』は重大ですねぇ(爆)
実は先週末に弥彦駅、訪問してきました!ついでに彌彦神社も足を運びました。ですので私の中ではホットな話題です(笑)
駅舎はずっと以前からとても気になっていたのですが、今回やっと見ることができて感激です。待合室のキヨスクが昔ながらの雰囲気でなぜか懐かしく感じました。