風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出   第299回  近鉄大阪線、伊賀鉄道・伊賀神戸駅

路線の思い出  第299回  近鉄大阪線、伊賀鉄道・伊賀神戸駅  〔三重県〕


こんな質素な駅でも
北海道・北見駅の7倍近くの
乗車人員がいるのね
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
近鉄大阪線
    営業区間と営業キロ                運行本数(’19)
 大阪・上本町~伊勢中川 108.9km    特急(大阪~名古屋)毎時2本
                        ※伊賀神戸停車は朝の1本のみ
                         (大阪~伊勢志摩)毎時2本
                        ※伊賀神戸停車は毎時1本
                      急行 毎時2本(朝夕は快速急行)
                        ※内毎時1本は次の駅・青山町発着列車
                      普通 (名張~伊勢中川)毎時1本

伊賀鉄道
    営業区間と営業キロ                運行本数(’19)
 伊賀神戸~伊賀上野 16.6km     伊賀神戸~上野市・上野市~伊賀上野で分割運行
’07・10・1より伊賀鉄道に経営移管    いずれも、30~60分毎の運行


母屋寄りが伊賀鉄道で奥が近鉄大阪線
※ ウィキペディア画像を拝借

伊賀神戸駅(いがかんべえき)は、三重県伊賀市比土にある近鉄と伊賀鉄道の駅である。
両社で構内を共用する共同使用駅であり、近鉄が駅を管理している。 近鉄の大阪線と、伊賀鉄道の伊賀線が乗り入れている。 伊賀線は当駅が終点である。 2016年の1日の平均乗乗人員は、近鉄が2392人・伊賀鉄道1544人との事。


伊賀鉄道は暑苦しい程に
『忍者』をアピールしてるな
※ グーグル画像を拝借

合計3面3線のホームを持つ駅で、駅舎は伊賀鉄道側にある。  伊賀鉄道は駅舎側の単式ホーム1面1線を使用している。 かつては島式1面2線だったが、駅舎改良工事に伴う2007年7月9日の伊賀線のダイヤ変更により6番線が廃止され、跡地は改札口から伊賀鉄道ホームへの通路となった。

その奥に相対式ホーム2面2線の近鉄ホームがある。 かつては単式・島式併用の2面3線で、下りホームが島式であったが、伊賀鉄道側の線路はロープが張られて使用停止の後、駅舎改良工事時に柵が設置され線路も撤去された。 青山町寄りに引き上げ線と大阪線本線上に逆方向の片渡り線が設置されていたが、駅舎改良工事の際に全て廃止され、保線車両の留置線に転用された。


伊賀鉄道は路線内の全駅が
2両編成仕様で固定されている
※ ウィキペディア画像を拝借

1・2番線の近鉄大阪線の使用ホームは10両編成に対応している。 5番線の伊賀線ホーム有効長は2両で、伊賀鉄道の保有車両は全て2両編成となっている。



先週末の撮影小旅行で訪れた駅を取り上げる予定だったけど、まだその時のリバーサルが現像より上ってないの・・。 そ・れ・に・・、次は栄えある!?『300回目』だから、次は特別に思い入れのある駅にしようかと・・。 なので、今回は”逃げ”ました。 ♪思えば・・ ここまで(よくぞ・・)続いたも〜んだ・・


ワテが初めて一眼レフのカメラを持ったのは、中学に入りたての春だった。
その一眼レフカメラは、親父のカメラの私物化であった。 その一眼レフで初めて駅撮り以外を志した路線が、近鉄大阪線と伊賀線である。 まぁ、この頃は、近鉄特急にお熱な純粋!?な『撮り鉄』小僧で、撮影のターゲットは大阪線を走る近鉄特急で、伊賀線を撮る想定は全くなかったのであるが・・。


TOpconの2度巻きカメラでの
ワテのカメラデビューと同じ頃に
登場した三代目ビスタ・カーも齢40年
歳を喰う訳だ
しかも・・ 今もバリバリ現役だしィ

だが、カメラを買ってきた親父は写真など撮る事のない・・、いや写真を撮ってる姿を見た事もない位に写真とは疎遠なオッサン(ロクデナシ度合は今のワテと変わらんが・・)だったので、当然に標準レンズ以外になかったのである(でも・・不思議な事に秒間2コマのワインダーは付いていたよ)。

「これでは思い通りの『撮り鉄』ができない」と踏んだ小僧は、投げナシの小遣いを叩いて《シグマ・ズームカッパー》なる、新発売と同時に定価45000円が20000円割れの大幅値引きの上で叩き売られていた望遠レンズを買ってしまったよ。 いゃぁ・・、『撮り鉄』に賭ける小僧の執念は凄いですな。


始めは買いたてホヤホヤの望遠レンズで
このアングルを撮るのに夢中ですた

その買いたてホヤホヤの《シグマ・ズームカッパー》で、本線格の大阪線を快走する電車を望遠のカーブ構図で撮る事に熱中していたが、撮っている内に飽きを感じてきたのだった。
それは、「このアングルって、皆が撮ってるのと変わらねえよな・・」っていう思いからきたのだった。 要するにこのタワケ(筆者)は、小僧であったその当時から偏屈だったのである。


『風景鉄道』に目覚めるまで
ワテの『一番星』(最優秀写真)を
2年半の間防衛し続けた写真でっす

でも、この時に撮った『望遠カーブ構図』の写真は四半世紀以上の時を経て、筆者写真史上で最も優秀なデキとなっているから不思議である。 まぁ、とどのつまりは、「中坊のこの時が撮影のウデのピークで、後は年を追うごとにウデが退化してる」って事なのであるが。


完璧ジャン!
今より絶対に上手いわ
小僧の頃のワテ
 
ヨタ話は置いといて、飽きを感じて暫く撮るのをやめて呆けてブラブラと歩きまわっていると、伊賀線のボロ電がモーターの唸り音を上げて鉄橋を通過していくのを目にしたのである。
始めは撮る気は全くなく、ふとカメラでそれを覗いてみる。 これを覗いてみて、筆者の抱く『撮り鉄の世界観』が変わったのだった。
 
「望遠で撮るよりずっといいジャン」・・、そして「こういうのが撮りたい」と瞬く間に思考が変わってしまったのである。 後は『かかり気味』に、この鉄橋をターゲットに伊賀神戸駅から折り返してくるボロ電を待つ。


他愛無いけど
ワテの『ターニングポイント』と
なった写真でっす
 
その上がった写真は、従来の中一の小僧の持つ嗜好とはかけ離れたモノであったが、周りと違ったモノを好む偏屈な筆者の『お気に入り』となり、そして撮る手法も、これを契機に徐々に現在の『風景鉄道』に目覚めていったのである。
 
折り返しのボロ電を撮ってからは『望遠カーブ構図』一辺倒に狙うのはやめ、標準レンズ(当時持っていたレンズは、例の100~200mmの『シグマズームカッパー』と標準の2本のみ)を中心にアングルを構築していく。

そして、その時にある事に気づく。 それは「望遠に比べてピント合わせが楽でいいや」という、小僧の頃より『ズボラウイルス熱』に冒された筆者にうってつけの、物臭さに有利な退廃嗜好であった。
それ以来は広角に目覚めて、ほとんどピント合わせ不要の28mm広角(高校に上ってすぐに買った)をメインレンズにしているのである。

そしてこの時は、一度ハマると結構行く所まで突っ込む資質の筆者の性格も手伝って、電車や特急・ブルートレインなどの優等列車から、風景と調和した『風景鉄道』な写真へと撮影対象が変わっていくのである。 その撮影構図の思考としては、漫然とではあるが「電車だけでなく周囲の景色も入れたい」という、広角レンズ主体のアングルを採るようになっていったのである。 その時の写真がコレ・・。


信号と木の架線電柱 味あるなぁ

望遠から標準レンズに切り替えて

でも、撮った写真は、小僧故に頭に描いた『風景鉄道』とは程遠い『正面激写系』である。
だがこの写真が、『風景鉄道』の取っ掛かりとなった『貴重な一枚』でもある。
そして、よく見れば木の電柱など、「なかなか味があるジャン」・・。


♪アイツはアイツは顔デカぁ~い!
  浮き輪が上から入らなぁ~い!
by ドクタースランプの主題歌より

でも、今回の『目玉』はコレ。 「顔がデカ過ぎて入りきりまセ~ン」。


秒間2コマのワインダー撮った2枚目は
顔がデカ過ぎてフレームアウトに

このネタはもしかしたら、このブログ開設以来初めて『日のアクセス数・250』に迫った(しかし・・、8年やってて恐ろしい程の低レベルだな・・ 普通の人ならブログ辞めたくなるだろうね)第289回の阪急・宝塚駅の再来となるかも・・。

















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