風来梨のブログ

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路線の思い出   第298回  伯備線、姫新線・新見駅

路線の思い出  第298回  伯備線、姫新線・新見駅  〔岡山県〕


正月はタクシーさえ寄りつかない
ゴースト駅だったよ
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
伯備線
        営業区間と営業キロ      輸送密度 / 営業係数(’15)
      倉敷~伯耆大山 138.4km        6514  /  258
 
運行本数(’19)
       倉敷~備中高梁・新見 概ね上下とも時間毎 2本づつ
       新見~米子 上下とも8本づつ
       生山~米子 上下とも3本づつ
       根雨~米子 上り1本
       岡山~出雲市 特急【やくも】 15往復
       東京〜出雲市 寝台特急【サンライズ出雲】 1往復

姫新線
        営業区間と営業キロ      輸送密度 / 営業係数(’15)
       姫路~新見 158.1km       1501  /  610
 
運行本数(’19)
津山~新見
       津山~新見    下り6本、上り7本(内 上り2本快速)
       津山~中国勝山 下り6本、下り5本(内 上下1本づつ快速)
       中国勝山~新見 下り2本、上り1本(内上下1本づつ快速)


新見駅(にいみえき)は、岡山県新見市西方にあるJR西日本の駅である。 島式ホーム2面4線を持つ駅で、島式ホーム間にはホームの無い線路が2本あり、全ての貨物列車はこの線路に停車する他、当駅発着の列車の入替用途にも使われている。 2016年の1日当たりの乗客は764人との事。

新見市の代表駅であり、津山駅・三次駅と並んで中国地方中央部の主要駅の1つで、特急・寝台特急を含めた全列車が停車する。 伯備線の普通列車も新郷始発の1本(休日運休)と、全線走破する列車以外は当駅を起終点としており、当駅を越えて運転される列車も乗務員の交代が行われる事が多い。
夜間滞泊も設定されている。 直営駅で備中鉄道部が構内に配置され、管理部管轄内の駅長無配置駅の全てを管理駅としている。


この手のホーム案内板は味があるね
※ ウィキペディア画像を拝借

当駅の所属線である伯備線と、当駅を終点とする姫新線が乗り入れている。 また線路名称上の起点が備中神代駅である芸備線も、運転系統上で当駅を起点としている。 なお、当駅~備中神代駅間の途中にある布原駅には、本来の所属路線である伯備線の列車は全て通過し、芸備線の列車のみ停車する。
従って、ホーム駅名標における隣の駅の表示は、芸備線ホームのみ布原となっており、伯備線ホームは備中神代となっている。

ホームと駅舎は地下道で連絡している(地下道はコンクリートの造り、一部木造)。駅舎は木造2階建で、瓦きとなっている。 各ホーム上には待合室があり、トイレも駅舎の構内側と1・2番線ホーム津山方にある。  改札を出て右の駅舎内にはJR西日本運営のコンビニエンスストア『ハートイン』があったが、2008年3月に閉店となっている。



この駅に鉄道での思い出はない。 あるのは、「何と使えない駅前なのか・・」という負の感情だけである。 それは駅のあらましに記したJR西日本のコンビニ『ハートイン』の閉店が深くかかわっている事なのである。

これでもう、このタワケが書こうとしているネタは概ねわかるだろう。 それは駅に着いた途端に、食い物に有り着けずに干上がったのである。 時は「正月三が日」であった事もあるが、駅前の店屋は全て正月休みだったのである。 それでは、そのあらましを記していこう。

・・新見駅にやってきたこの時は、四国の山で思ったより雪が深すぎて敗退し、余った日程と「セ・セ・セ・セ青春きっぷ」の消化すべく、1日3往復の芸備線・木次線を撮りに来たというハチャメチャな旅の途中だったのである。


山を雪で敗退して
切符が余って訪れたの

要するに、山に登って上の避難小屋で泊らなかった為に日程は余ったが、山の代替えとなったこのプランでは、山と同じ食&住生活をせねばならないミッションが課せられていたのである。
変な言い回しをしたが、とどのつまり、宿泊費に充てる金はビタ一文持ってないので無人駅でテント張っての駅寝が確定していたし、飯もコンビニで買って自炊する必要があったのである。

・・で、岡山駅のコンビニで夜食用の「正月・おかずセット」が売っていたので買ったが、時間が早かった事もあったし「新見で暖かいモノを食った方がいいな」と考えて、昼飯は買わなかったのであるのである。


前夜の宿泊地はココ
でも四国から中国地方って発想は
特別なクオリティが成せる業だろうね

ちなみに、この日の朝は始発に乗った(土讃本線の箸蔵・・この駅でも駅寝しますた)為に朝は飯を食う時間がなかったが、岡山の時点ではそんなに腹は空いてなかったのである。

・・で、岡山から吉備線に乗って総社経由で新見へ。 その新見の到着が近づく12時前に頃よく腹も空いてきて、新見駅での「温かいモノ」を空想していたのである。 程なく新見着。
「店屋モノ屋かうどん屋がベスト」、「ラーメン屋でもいいや」、「牛丼屋もいいな」、「最悪でもコンビニの“レンジでチン”は譲れない」と、夢と欲望を際限なく膨らましていたのである。

駅に着くと、意気揚々と改札を出る。 改札を出るとシャッターの閉った駅コンビニ跡があったが、「コンビニは別にいいや!」と駅の外に出る。 でも、コレ程の街なら正月でも牛丼屋とかのチェーン店系列が開いてるハズなのだが、そもそもの『牛丼屋』自体が無かったのである。


国道から駅に連なる通りの店は
一同に正月休みだったよ
※ グーグル画像を拝借

そして、全ての店屋は「正月休み」で閉ったおり、バスとかも正月は駅への乗り入れ便は運休のようであった。 バスが運休なら、タクシーなんかも全くやってこない。 コリは「正月休み」なんてモノでなくて、「正月閉鎖」だわ。

仕方がないので、駅から250m位外を走る国道沿いに出る。 国道沿いに出ればコンビニの一つもあるだろう・・と。 でも、国道に出ても何も無かったよ。 新見駅で乗り換える予定の芸備線列車の発車時刻は13時。 約1時間ちょっとの時間があったが、駅前を飯屋を探してウロウロとしてから国道に出たのが12:20頃。 駅に戻る時間を考えると、あと10分程度がタイムリミットだろう。


駅と250m離れて並走する国道にも
店屋らしい店屋は無かった
新見の市街地は高速バスの
停留所である『中国新見』周辺らしい
※ グーグル画像を拝借

左右を見渡して、「新見温泉街」の道路標示のある米子方へ歩いていく。 その歩いた結果は、「レ・ミゼラブル」。 歩くワテを抜き去った車が、500m位先のコンビニと思しき看板の方向に入っていったのである。 この車が抜き去る事で「ここから500m程先にコンビニがある」と判った時刻が12:35。
そう・・、ちょうどタイムリミットの時刻だった。 それで、泣く泣く断念して駅に戻る。

でも、中国地方の主要都市の駅で、最寄りのコンビニが1km離れているなんて・・。
お陰て、昨日の夜から何も食ってないよ。 仕方がないので、芸備線の撮影地である小奴可の『農協Aコープ』に賭ける。 だが、公僕は絶対に正月休みを取るから、農協が正月に開いている訳がなかったのである。


小奴可駅では
空腹・寒さ・長い列車待ちの三重苦

そして小奴可では、『今夜の食堂兼簡易宿泊地』となる道後山への最終列車時刻の19時過ぎまで6時間待たされるのである。 その6時間でする事は、乗ってきた新見発13時の列車の折り返しを1本撮るだけである。 腹は空くし、ヒマだし・・と、かなり過酷な目にあったよ。


道後山駅では
暖かい正月を送れたよ

そのせいもあってが、道後山で自炊した「温かい飯」と岡山で買った「お正月・おかずセット」は美味かったよ。 駅寝で蒲鉾とか金時豆とかこうや豆腐がおかずになったのだから。
もしかして、コリは普段の食生活より豪華なのでは? 全てレトルトだけど「一汁三菜」だしィ。












 









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