風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  路線の思い出 >  路線の思い出 251~300 >  路線の思い出   第295回  石北本線、ちほく高原鉄道・北見駅

路線の思い出   第295回  石北本線、ちほく高原鉄道・北見駅

路線の思い出  第295回  石北本線、ちほく高原鉄道・北見駅  〔北海道〕


北国の駅の雰囲気を漂わせる北見駅
※ ウィキペディア画像を拝借

《路線データ》
石北本線
     営業区間と営業キロ            輸送密度 / 営業係数(’15) 
    新旭川~網走 234.0km             1142  /  389
運行本数(’18)
 旭川~網走 特急4往復(内 2往復は札幌直通)
 旭川~北見 特別快速〔きたみ〕 1往復
 旭川~上川 下り8本、上り7本(旭川~東旭川・当麻・伊香牛に区間運行3~4本あり)
 上川~遠軽 1往復、白滝~遠軽 1往復
 遠軽~北見 上下各4本(遠軽~生田原、留辺蘂~北見など区間運行 上下とも2~3本あり)
 網走~北見 上下各9本

ちほく高原鉄道
     営業区間と営業キロ          廃止年月日     廃止転換処置
    池田~北見 140.0km         ’06/ 4/21   北見バス・十勝バス
(JR北海道・池北線からの第三セクター移管線)
移管先廃止時運行本数
                  池田~北見 下り5本・上り4本〔1往復快速〕
                  池田~足寄 1往復
                  池田~陸別 2往復
                  池田~置戸 上り1本
                  陸別~置戸 下り1本
                  陸別~北見 上り1本
                  置戸~北見 下り7本・上り6本


北見駅(きたみえき)は、北海道北見市大通西1丁目にあるJR北海道及びJR貨物・石北本線の駅で、北見市の代表駅である。 特別快速〔きたみ〕の始発・終着駅であり、特急【オホーツク】、【大雪】を含めた全ての旅客列車が停車する。 かつては、旧池北線からの第三セクター転換路線である《ちほく高原鉄道》も起点駅として乗り入れていたが、2006年4月20日に路線廃止となった。

駅舎側に面した単式ホーム1面1線、島式ホーム1面2線の計2面3線のホームを有する駅で、ホーム間の移動は跨線橋を使用する。 ホームのない側線も2線有する。 かつては島式ホーム現3番ホームの遠軽方を切り欠いた切欠きホーム1線(旧3番ホーム)があり、ちほく高原鉄道の列車が発着していたが、廃止後は撤去されて旧4番ホームが現在の3番ホームとなっている。


切欠ホームだった池北線専用ホームは
路線の廃止で既に撤去されている
※ ウィキペディア画像を拝借

終日社員配置駅で、みどりの窓口・自動券売機・待合所・キヨスク売店・ATM・駅レンタカーの取扱もある。 以前は立ち食いそば・うどん店があり駅弁も販売していたが、2007年8月に閉店した。
駅の西北見方は地下トンネル、柏陽方は高架線で立体交差化されており、それに挟まれる位置に立地する。 西北見側には北見運転所があり、車両留置などが行われる。
’16年度の1日平均の乗車人員は743人との事。


北見駅貨物ホーム
※ ウィキペディア画像を拝借

JR貨物の駅は旅客駅舎の北東にある。1面1線のコンテナホームを有している。
コンテナ貨物の取扱駅で、ここでは12ftコンテナのみを取り扱っている。
ホーム上に営業窓口であるJR貨物の北見営業所が設置されている。


当駅の取扱品はタマネギなどの農産物が多い為、季節によって取扱量が大きく変動する。
その為に収穫期の秋・冬季のみ貨物列車が発着し、それ以外の時期はトラック便のみが運行されている。 なおトラック便は1年を通して運行されている。

臨時高速貨物列車は北旭川駅又は札幌貨物ターミナル駅との間に1日3往復、トラック便は北旭川駅との間に1日5往復設定されている。 農産物以外の主要取扱品には、廃乾電池・廃蛍光灯がある。これらは日本国内各地からコンテナで当駅まで輸送され、北見市内にある廃乾電池・廃蛍光灯処理施設の野村興産イトムカ鉱業所(イトムカ鉱山)へ送られる。



北見駅は北見支庁最大人口の市である北見市の代表駅であるが、その概要を調べるべくウィキペディアを見て驚いたよ。 なぜ驚いたか・・というと、北見支庁最大の駅なのに1日の駅利用者が1000人に満たない・・という事実を知って・・である。

まぁ、網走自体の人口は、かつての市昇格のガイドラインであった5万人を割り込んで今や3.6万人足らずとなっているし、駅も湧網線の廃止で『途中駅』化して駅を訪れる観光客の動向も『通過点』化している。 それは、旅行業社の仕立てた観光ツアーバスの運行スケジュールを見ると、網走駅は完全に『通過点』化しているのである。

一方、北見駅も人口は11.8万人近くいるが、周辺市町村との合併によって北海道で随一の広い行政自治体となっての人口増加で、人口流出による過疎の問題を抱えたままとなっているようだ。

北見の街を見ると街の中は国道38号も4車線道路となり、ビジネスホテルや東急百貨店などの大型商業施設もあるが、それは国道に沿っての5km程である。 その市街地を越えると、『北海道』の景色となるのだ。


星と共に流れてしまったね・・
ちほく高原鉄道の北見駅駅名標
※ ウィキペディア画像を拝借

そんな北見駅が、《ちほく高原鉄道》という路線を分岐していた『分岐駅』だった頃の思い出おば・・、語るとしようか。 この北見駅を鉄道で訪れた目的はやはり、その年の春で廃止となる《ちほく高原鉄道》を再度『乗り鉄&撮り鉄』する為である。

だが、旧池北線の第三セクター移管線で、池北線の路線延長140kmがそのまま移管されたこの鉄道路線は、どこで『撮り鉄』すればいいかの検討を着けにくいのである。 だから、廃止ローカル線を追いかけていた若き日の旧池北線時代は、最も運行本数が少なく駅間距離も長いなど、撮影難度の高い小利別で撮って“自爆”していたのである。


小利別での『自爆』写真
見事な位の露出オーバー
お手本通りに雪のある所で
露出補正したのに・・

それに、この路線を最初に訪れた『初めての夏の北海道』では、撮影地を『愛冠』という駅名のイメージだけで決めてロクな写真が撮れなかった上に、この旅はiso感度に釣られてタングステンフイルムを使って全てのコマがボツとなる「フイルム間違い」をしでかした大失敗旅だったのである。


「ウェディングブリッジ」なる橋のある場所で
『撮り鉄』に勤しめる訳ないわなぁ・・
※ ウィキペディア画像を拝借

そして、そのリベンジに燃えたのも、「燃えた対象」が興浜南・北線などの一次廃止線や二次廃止線でも士幌線・天北線・標津線など「目立った路線」で、廃止路線の中でも当時は第三セクターで生き残る事が確定していた池北線は「対象外」だったのである。 それでリベンジせぬそのままに、鉄道への情熱が冷めて「放置」となっていたのである。


カーブは曲がりぱなっを叩く!
リベンジの成就は基本に忠実に・・

だが、20年という歳月を経て、ようやくリベンジの機会がやってきたのである。
それは、この地北線から転換された《ちほく高原鉄道》が廃止となる事が決定したからである。
この時は「山旅一辺倒」から細々ながら『撮り鉄』を再開し始めた時であり、タイミングとしては運が良かったと思う。


カーブの曲がりっぱなは
猿が撮っても絵になりますネェ・・

20年の時をかけた『リベンジ』を成すべく、札幌から22:25発の夜行・網走行きの“遅いけど”特急【オホーツク9号】に乗り込む。 車内は、何とか座るのが精一杯の盛況であった。
しかし、ひと眠りして目覚めた丸瀬布では、車内は3名のみ。 こりゃ、この列車の廃止・臨時化(この後程なく夜行運行が廃止となった)もあるわな・・。

まぁ、名寄本線とそれにくっつく渚滑線や興浜南線・湧網線、そして相生線があった頃は使い手もあったが、今は網走か北見に用がない限り使い手はないわな・・。 一度目覚めると途中の北見下車という事もあり、“二度寝”は躊躇われる。 そのまま、ボーっと北見までまどろむ。

さて、北見で下車したのは前述の通り、旧国鉄池北線の『ちほく高原鉄道』の廃線が決定した為だ。
“これを撮影すべく”というのが、今回の旅のメインテーマである。 だがこの北見駅で、《ちほく高原鉄道》がほんとに“やる気がねぇ~”という、廃止を惜しむ心に水を差すような事柄があった。
それは、『ちほく高原鉄道』の券売機が、“夏目漱石さん”以外に使えねぇ~という事である。 


当時の北見駅の《ちほく高原鉄道》券売機は
“夏目漱石さん”以外に使えなかった
※ ウィキペディア画像を拝借

“福沢諭吉”さんや“樋口一葉”さん(まぁ、認知度からしてこれは使えなくても・・ね)はともかく、今の千円札である“野口英世”さんが使えないとは・・。 1000円紙幣が“野口英世”さんに変わったのが2004年11年で、訪れたこの時が《ちほく高原鉄道》の廃止が春に迫った2006年の正月だから、1年以上の放置なのである。

 収入の手立てを自ら放棄するまでに“やる気がねぇ~”って事である。 仕方なくJRの『みどりの窓口』に切符の購入方法を尋ねてみると、“ここで販売しますよ”との事。 続いて窓口氏が“どうせ廃止になるから投げてるんですよ”とポツリ・・。 本音としては“廃止したくてしょうがない!”という事のようである。 こんなのを見せつけられては、やはり意気込みは萎むよな

・・気を取り直して、『ちほく高原鉄道』の始発列車は、6:02に北見を発車する。
行先は、途中の置戸だ。 置戸までは比較的本数も多いので、効率的に撮影をこなすには北見~置戸の間で撮影地を定めるのがベターであろう。 まぁ、かつて運行本数の最も少ない小利別で狙って、ほとんど撮れずに“自爆”した事でもあるし・・。


この時は撮影場所云々より
避難場所の駅舎が重要ファクターとなったよ
最高気温が氷点下11℃だったからねぇ
避難場所なかったら凍え死ぬよ

そういう訳で、車窓からまだ開けやらぬ雪の原野を“なめるように”見渡す。 今回の旅は『鉄道利用の徒歩』であるので、車窓風景もさる事ながら、“基地”となる駅舎や撮影地と思しき所から駅までの距離なども決定の重要な要件となる。

まずは、当初に候補に挙げていた北見~北光社の間にある武佐川の橋梁だが、何か今イチの上に両駅のほぼ中間地点で、しかも北光社は駅舎なし・・ということで却下。 次に上常呂付近の原野だが、平行する道路がかなり遠くにあり、撮影するとなると猛烈なラッセルでのアプローチを強いられそうなのでパス。 


かつてと違ってこんな雪原を
ラッセルして線路際に行ける訳ないわ・・

“どうしようか”と悩むその矢先、緩いカーブと原野、そして踏切・・、そして程なく駅という好条件が車窓から目に飛び込んできた。 “ここしかない!”とあわててザックを背負い、駅名も確かめず下車。
これが、今回の撮影地・境野駅である。 取り敢えずまともな駅舎もあったので、荷物の“吹きっさらしで放置”は避けられそうである。 それでは、今回の撮影の成果(という程のもんでもないが)をごろうじろ・・。


極寒・豪雪の朝列車
脇の除雪車もいい感じ・・


池北線リベンジにおけるワテ的『一番星』
氷点下11℃の中で
1時間近く耐え忍んで撮ったよ

































関連記事
スポンサーサイト



No title * by pikes peak
こんばんは。
愛冠の駅舎は、現在夏の間、予約も取りにくいほど盛況なうどん屋さんになってます。これはまだ現役の時の駅舎ですね^^

No title * by 風来梨
pikes peakさん、こんばんは。

うどん屋さんの事は、全く知りませんでした。 貴重な情報ありがとうございます。

ぢ・つ・わ・・、今年の正月の旅で、留辺蘂に向かう途中で、チラッと愛冠駅の赤い冠型の駅舎を見ましたが、時間がせっていた事と、記事の通り余りいい思い出がないのでスルーしちゃいました。

なので、写真はウィキペディアからの借り物です。 北見駅の記事を書くのなら、撮っておけば良かったですね。

まぁ、駅の記事のネタは、その時に思いついたまま書いてしまって、後で写真をお蔵からホジクリ返す・・という「無計画」ですから・・。

コメント






管理者にだけ表示を許可

No title

こんばんは。
愛冠の駅舎は、現在夏の間、予約も取りにくいほど盛況なうどん屋さんになってます。これはまだ現役の時の駅舎ですね^^
2019-01-14 * pikes peak [ 編集 ]

No title

pikes peakさん、こんばんは。

うどん屋さんの事は、全く知りませんでした。 貴重な情報ありがとうございます。

ぢ・つ・わ・・、今年の正月の旅で、留辺蘂に向かう途中で、チラッと愛冠駅の赤い冠型の駅舎を見ましたが、時間がせっていた事と、記事の通り余りいい思い出がないのでスルーしちゃいました。

なので、写真はウィキペディアからの借り物です。 北見駅の記事を書くのなら、撮っておけば良かったですね。

まぁ、駅の記事のネタは、その時に思いついたまま書いてしまって、後で写真をお蔵からホジクリ返す・・という「無計画」ですから・・。
2019-01-15 * 風来梨 [ 編集 ]