風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出   第266回  秩父鉄道・三峰口駅

路線の思い出  第266回  秩父鉄道・三峰口駅 〔埼玉県〕


三峰口駅
思ったより大きな駅だったよ

《路線データ》
   営業区間と営業キロ              運行本数         
  羽生~三峰口 71.7km            三峰口駅 発着便  
                平日  毎時1本、ラッシュ時2~3本
                    西武鉄道・飯能直通列車 1往復
               土・休日 概ね毎時2本
                    急行【秩父路】号 三峰口~熊谷・羽生 3往復運行
                    西武鉄道・池袋直通列車(西武線内は急行運転) 2往復
                    シーズンの土・休日には
                       SL〔パレオエキスプレス〕 1往復


三峰口駅(みつみねぐちえき)は、埼玉県秩父市荒川白久にある、秩父鉄道線の駅である。
埼玉県最西端の駅である。 秩父鉄道の終着駅であり、その名の通り三峯神社の玄関口である。
秩父湖、中津峡などの名勝にも近い。 

単式ホーム・島式ホーム2面3線を有する駅で、他にも留置線が多数ある。 秩父鉄道の直営駅であり、管理駅として隣駅の白久駅を管理する。 かつては終日駅係員が常駐していたが、2015年11月からは営業時間が7時30分~19時20分に変更された。 トイレは改札外にあり、水洗式である。

駅名の『三峰』は旧大滝村(現在は旧大滝村域を含めて秩父市に吸収合併されている)の地名であるが、当駅は旧荒川村域に所在している駅であり、旧大滝村域の駅ではないが、大滝村への延長計画はあったようである。

SL運転のため転車台が新設されている。 駅北側に秩父鉄道車両公園が併設されており、SL〔パレオエクスプレス〕の運転日は間近で転車台を使った機回しを見る事ができ、SL列車乗客への公開イベントとなっている。

かつては駅の奥に日窒鉱業のホッパー設備があって、16キロ先の秩父鉱山より索道を使い鉄鉱石や硫化鉱を運び、主に神奈川県の浜川崎駅まで発送していた。 現在も一部を引き上げ線として使用している。 

当駅は埼玉県西部地域の交通の要衝となっており、駅前から小鹿野町営バス(旧両神村営バス)が運行されている。 また、西武観光バスによる三峯神社、秩父湖、中津峡など旧大滝村方面へのバスも発着している。



今回取り上げる秩父鉄道の三峰口駅は、東京都最高峰の雲取山に登った帰りに立ち寄ったのである。
この山に登る目的は「東京都最高峰から東京の夜景を望む」というもので、前回は雨で散々だったリベンジも兼ねてやってきたのである。

その雲取山だが、メインの登山ルートは東京と山梨の境にある奥多摩湖畔の集落・鴨沢から開設されているが、展望も単調で途中まで舗装道を行くなど、去年に雨にたたられたせいもあってか今イチの印象であった。

だが、逆の埼玉県側は展望が開ける場所は少ないものの、展望が開けれは雲取山の眺望宜しく、和名倉山など奥秩父の”いぶし銀”たる山々の展望も望まれるのである。 また、周囲の植生も豊かで、秋にこの山に初めて登った時は、その自然情景に魅せられたモノである。


今回も淡いピンクのヤマツツジが満開だったよ

そのような登山の記憶があったのである思惑も手伝って、今年の雲取山山行は再び埼玉県側の三峰神社からのルートを通って登る事にしたのである。 でも、この山に登る主目的の『東京都最高峰からの東京夜景』は、夕方から曇りがちとなって東京の街も雲とガスに巻かれて覆い隠され、夜半限定でまたもや雨が降ってボツとなったよ。


昨日『東京夜景』を覆い隠した霧が
朝の空に霞んで幻想的に

だが、夜明け前になると急速に天候が回復して、翌朝は夜景が見れなかったのがウソに思える程の最高の御来光を拝めたよ。 それでは、東京都最高峰での御来光をごろうじろ。


御来光前
空が濃紺の闇色から
ほのかな乳白色に変わってゆき


乳白色からかぎろい色に変わっていくと
いよいよその時が迫ってくる


そして昨日泊った避難小屋の
すぐ上から待望の御来光が


昨日雨が降ったとは思えぬ位の
絶好の御来光シーンだったよ

まぁ、夜景は「また来年」となってしまったが、素晴らしい御来光を望めて、結果としては今回の山行
はいいモノとなったよ。 でも、このコースはさしたる登りのないルートなのだが、距離が10.7kmと長いんだわ。 


夜景はダメだったけど
いい朝風景が撮れたのでヨシ!


朝の光で道標に光と影をつけると
山頂丘らしい雰囲気が漂ってくる

それで、登りよりも下りの方が手間取る『奇跡の体力』保持時の兆候が出て、登り5:48に対して下り5:53とタイムが逆転しちまったよ。 まぁ、かつては登りがコースタイムより1~2時間早く、下りがコースタイム通りとハイレベルなモノだったが、今は登りがコースタイムより8分オーバー、下りに至ってはコースタイム1時間以上超えの”使えない”ヘタレタイムとなっていたよ。


コレを撮って下り始めたのが5時40分頃

おかげで、朝6時前に下山を始めたのに、5:20も時間のあった11時のバスに間に合わなかったよ。
でも、人気のある山の事、土・休日は10時から14時まで毎時にバスが運行されていたのである。


ただでさえ下りが遅いのに
こんなの撮って時間を浪費すると
乗る予定のバスには乗れないわなぁ

予定を下方修正して12時のバスに乗り、先程に記した「ある思惑」のモードに突入する。
その「ある思惑」とは、もちろん初めて乗車する秩父鉄道を始め、東武からこれまた初めての東京メトロ・半蔵門線を踏破し、なおかつ東急の東横線も踏破して、往路の西武秩父線と合わせて180km以上の”大型ゲット”と、京成以外の関東大手私鉄の主路線踏破である。

これで来年の『東京都最高峰夜景・再々リベンジ』の際に寄居からの東武東上線も予定に入っているから、関東圏の私鉄もかなり乗車した事になる・・っつ~か、いい歳して完乗距離なんて計算すんなよ。


近頃見かけなくなった
「駅らしい」佇まいを魅せてくれたよ

・・で、初めての秩父鉄道の三峰口駅は、思ったより「大きな駅」だったよ。
そして目を惹いたのは、駅構内の隅っこに、かつてこの路線を駆け抜けた重鎮たちが鎮座していたのである。 正確に言えば「放置されていた」のであるが、その存在感のある姿は今の車両を完全に”食っていた”のである。


屋根のシートは雨に晒されての
更なる陳腐を防ぐ為なのだろうか


路線内の重荷を一手に引き受けてきた誇りが
威厳と風格を示す凸型と箱型の電機達

皆がSL〔パレオエキスプレス〕に注目して追っかける中、ワテ一人だけこの威厳のある放置車両を追っかけていたよ。 ちなみに、ワテはSLには全く興味がないので、一枚も撮ってませ~ん。


SLよりよっぽど魅惑的だわ
コイツらは

乗車して車窓を眺めていると、秩父鉄道には木造駅舎や、現在も盛業中のセメントや鉱石輸送用のポッパー車両や有蓋貨車などが留置されている広い構内の駅など、見どころ一杯の鉄道路線だったよ。








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2018-06-16 * 蜂蜜の風 [ 編集 ]

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2018-06-16 * 風来梨 [ 編集 ]