風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第335回  蓬峠

『日本百景』 夏  第335回  蓬峠  〔群馬県・新潟県〕


大草原の中の小さな山小屋
蓬峠と蓬ヒュッテ

    蓬峠 よもぎとうげ (上信越高原国立公園)
古くから上越国境を越える道として知られていた峠である。 公道である三国街道上の関所、番所を経由しない庶民の道であるため公的には記録などは残っていないが、郷土史によれば背負商人と呼ばれる人々が新潟側と群馬側の物々交換のために通った峠だという。

新潟側については近代になって行き交いが少なくなり荒れていたところを国鉄山の家の波吾策が昭和17年の春から夏にかけて私費を投じて再整備した。 国道291号の点線国道区間にある清水峠の近傍であり、清水峠同様に登山道程度の整備のみとなっている。

新潟県側からは魚野川に沿って上流へ1.5 kmほど南下すると、万太郎谷と蓬沢の合流点である万太郎橋に出る。 道はここまで舗装路で、これより先は蓬沢沿いの林道へ入りやがて登山道となる。

登山道入り口から峠までは約3 kmで、沢沿いに登りつめて稜線に出たところが蓬峠で山小屋の蓬ヒュッテが存在する。  蓬峠から群馬県側へ白樺尾根を1 kmほど下っていくと白樺避難小屋があり、そこから国道291号の点線国道区間(旧道)と尾根を下って湯檜曽川沿いに進む新道に分岐している。 いずれの道もさらに進むと上越線土合駅に至る。

谷川連峰の登山道の中では比較的平易な部類で、縦走歩きの入門コース、また距離と時間の短さから緊急時のエスケープルートという側面もある。




谷川岳北部山域周遊ルート 行程図

    行程表                駐車場・トイレ・山小屋情報
《1日目》 JR越後湯沢駅より鉄道利用(0:30)→土合駅(0:20)→谷川岳ロープウェイターミナル
     〔ロープウェイ・リフト〕(0:25)→天神峠(2:55)→谷川岳・肩ノ小屋 
     (0:05)→谷川岳・トマの耳(0:15)→谷川岳・オキの耳(1:20)→茂倉岳
     (0:10)→茂倉避難小屋
《2日目》 茂倉避難小屋(0:15)→茂倉岳(1:40)→武能岳(0:40)→蓬峠
     (1:10)→新道・旧道分岐(1:30)→JR巡視小屋(0:45)→一ノ倉沢出合
     (1:10)→JR土合駅より鉄道利用(0:30)→JR越後湯沢駅

  《1日目》 天神尾根より谷川岳北部主稜線へ
さて、かつての『夏になれば放浪者』の時代と違って連休に1日足しただけの休みなれば、移動時間やアプローチにかかる時間が最も重要となってくる。 これらの所要時間を無視すると言う事は、社会人たる立場を無視する事だから・・である。

だが、シンカンセンを含む鉄道利用となると昼前に土合に着く列車しか乗車できないので、朝からの登山が不可能となるのである。 従って、ここはレンタカーでも借りて車中泊をするか、ワテの山でのアプローチスタイル(土合駅での駅寝か一ノ倉沢の休憩舎で泊まる)を取る以外にないだろう。 

さて、今回の行程は(ヘタり始めると止まらない我が体力の事もあるので)ロープウェイを使っていくとしよう。 土合駅からロープウェイ駅まで歩いて20分程であるが、着いたロープウェイ駅は近代的なバスターミナル型の建物となっていて、かつての土合駅から例の462段の洗礼を受けて歩いてくる・・といった『根性論』はすっかり過去のモノとなっていた。


谷川岳登山の前の『儀式』として
この462段の階段を昇る事は
もう遠い過去の事となってしまったよ
※ ウィキペディア画像を拝借

この近代的なロープウェイ駅にはバスロータリーがあり、鉄道利用ならば水上駅からのシャトルバスに乗るのが当たり前な事となって、土合駅から歩いてくるのは「奇人・変人の類」と化してしまったよ。


これより登る谷川岳本峰が
眼前にデンと居座って

さて、ロープウェイゴンドラ15分、リフト7~8分で、標高1500mの天神峠に着く。 
安易なるロープウェイルートの始発点に立ったのだが、思惑の分だけ皮下脂肪を溜め込んだ今の私には“安易なる”とは言い難い。 そして、梅雨明け直後から、やたらカンカン照りの直射日光も身体を焼け毟る。


谷川主脈から続く
爼嵓の山なみが・・

暑い・・、冗談抜きで暑い。 また、僅か標高差500m足らずの坂でさえも、タダを捏ねる血糖値過多の上半身。 下半身に僅かながら過去の遺産が残っているのか、歩く気になれば歩けるのだが、上半身が「動きたくねぇ~!」とタダをこねる。 


右を見ると白毛門が
三角錐の頂を示していた

水もがぶ飲みを防ぐ為に、敢えて『便所汲みの水に味付け(ポカリ粉末)せず・・』という飲む気か失せるシチュエーションを演出したが、それでも3時間近くの歩行で持参1リットルの内の800ccを飲んでしまった。 ・・いうか、コースタイム2:20の所を、『もうちょっとで3時間』もかかっていたのね。
でも、その3時間の内の40~50分は『御休憩』だったりして。


設備が充実していて宿泊料も安く
「バタンキュー」の誘惑に駆られる肩ノ小屋
※ みなかみ町ウェブサイトより

天神尾根を登りつめると肩の小屋に着く。 肩の小屋は期間有人で、また食堂もある小屋なので、実質『山荘』との扱いでもいいだろう。 もちろん、寝具も貸し出しOK(有料)で、この設備で素泊まり2000円なら、かなりお得だ。

ヘタっている昨今のワテには「バタンキュー」の誘惑に駆られるシュチュエーションであるが、ここはグッと堪えて先に進もう。 なぜなら、ここで「バタンキュー」してしまうと明日一日では下山して帰れなくなるので、日程が1日増えてしまう=勤め先での立場が無くなってしまうからである。


谷川岳・トマの耳
一般登山客の認知する頂上はコチラ

肩の小屋からは、ほんの数分で谷川岳の”二つ耳”の片方・トマの耳に登り着く。 谷川岳・トマの耳の標高は1963m。 もう一方の“耳”・オキの耳には標高で一歩及ばないが、三角点を備えて谷川岳主稜線の中で随一の眺望を誇っている。 岩の積み重なった細長い頂上では、ロープウェイ利用の日帰りハイカーが弁当を広げて思い思いに頂上を極めた充実感に浸っている。 

トマの耳でひと息ついたなら、もう一つの“耳”・オキの耳 1977メートル に行ってみよう。
こちらは谷川岳最高峰であるにもかかわらず、2つの“耳”をつなぐ吊尾根が嶮しいのが幸いしてやってくる人は半減する。 そして眺めも、こちらの方が《マチガ沢》を真下に見下ろせて、より迫力があるようだ。 


谷川岳“オキの耳”
谷川岳の最高点だ

オキの耳から、ハイカーがくつろぐトマの耳をカメラに収めて出発しよう。 ここからは、谷川岳東面屈指の険悪な谷が魅せる鋭い岩稜と岩壁を下に“覗き”ながら主稜線を伝っていく。 
主稜線は細く、幅は1mそこそこしかない。 踏み外すと、結果はいうまでもない事はお解かりであろう。 


谷川岳“耳二ツ”

そして、特にオキの耳から大きな一枚岩を斜めに下っていく所は、目に入る景色が景色だけに緊張させられる。 この花崗岩の大きな一枚岩を斜めに下ると、西側斜面に移ってハイマツの中をトラバース気味に巻いていく。 これはたぶん、《一ノ倉沢》の中でも最も登攀が困難といわれる《衝立岩》やA~Dの各ルンゼが突き出している所を回避した為であろう。 


嶮しさ極めたるマチガ沢東尾根の尖峰群

ちなみにこのアングルは
間違ってマチガ沢に入り込まないと
撮れなかったりして
間違ったのね

ハイマツの中の巻道を通り抜けると再び稜線上に出て、東面の鋭い岩稜と岩壁が眼下に広がってくる。
ここは、谷川岳と一ノ倉岳とを結ぶ主稜線の最低部に当たり、通称・《ノゾキ》と呼ばれている。
ここからは、壮大なスケールで切れ落ちている《一ノ倉沢》を見下ろす事ができる。 実際、そのすざましい威圧感に足が竦み、その名の通り“覗く”のがやっとの事であろう。


“ノゾキ”より覗くマチガ沢

この《ノゾキ》を通過すると、主稜線は一ノ倉岳へ向かって一直線に高度を上げている。
当然、これを急登で乗り越えなければならない。 標高差200m近くの急登と、日本屈指の鋭い岩稜が突き上げている“痩せ尾根”を通過する緊張感が合わさって、かなり疲れる事だろう。 緊張する事によって普段の倍は疲れて登り着いた一ノ倉岳 1974メートル 山頂は、今までの緊張がウソのようになだらか草原が茂倉岳に向かって続いている。 


雲海湧く夕空にそびえる仙ノ倉山

また、この頂上にある避難小屋は、ドラム缶を半分に切って伏せただけの“非難”したくなるような造りの小屋(というか・・本当にドラムカン)であった。 少なくともこれを目にすると、からかわれているみたいで、どっと疲れて“やる気”がそげる。


谷川岳名物 ”ドラムカン”
コレ・・小屋ですよ

後は、草原の中を20分ばかり緩やかに上下すると、茂倉岳 1978メートル に着く。 茂倉岳からの展望は明日の行程で紹介する事にして、眼下に見下ろせる今日の宿・《茂倉岳避難小屋》へ向かおう。 


超”まとも”な茂倉岳避難小屋
まぁ・・コッチを拒否って
”ドラムカン”は有り得んでしょうな

茂倉岳から避難小屋までは、ものの10分もあればたどり着ける。 この避難小屋は新しく綺麗で、快適な一夜を過せることだろう。 また、水場も1分下った所・・と、ごく近いのが嬉しい。


明日はこの雲が
立ち去っていく事を期待して

さて、明日は、東面屈指の鋭い岩稜を見ながら、風にそよぐ草原とお花畑の中を歩く変化に富んだ魅力あふれるコースを使って下山しよう。




翌日は願いが叶って
絶好の山の朝が望めた

  《2日目》 蓬峠・一ノ倉沢出合を経て下山
朝、天気が良ければ早めに小屋を出発して、茂倉岳頂上で爽快な“山の朝”を楽しもう。 茂倉岳の頂上より見渡せは、谷川連峰の全ての峰々と谷川岳の『耳二ツ』、清水峠へと続く草原のうねりなど、絶景が周りを取り囲む。 特に美しいのは、雲海より浮き出る谷川連峰最高峰・仙ノ倉山 2026メートル の山らしい容姿である。 


美しき山岳稜線を魅せる
谷川岳と一ノ倉岳

昔から“早起きは三文の得”との諺があるが、本当にその通りである。 早起きするだけで、このような景色を眺める事ができて、そして心に残る山旅を経験できるのである。 これは“三文”どころではなく、一生の財産となる“思い出”を得る事ができるのだ。


朝の爽やかな雰囲気の中
谷川岳の峰々を望む

朝の素晴らしい景色をじっくり味わったなら、縦走路より離れて一段低い標高の武能岳を目指して、風にそよぐ草原の“うねり”の中へと下っていく。 


下に望む稜線の
”うねり”に向けて下っていく

 《幽ノ沢》が奈落の底に向かってイッキに落とす荒々しい光景と、草原を飾るマツムシソウ・アズマギク・オヤマノエンドウ・ハクサンフウロなどのお花畑が奏でる優しい風景との両方を楽しみながら下っていこう。

素晴らしき稜線漫遊

朝露と朝の光を浴びる
ツリガネシャジン


花を広げて陽の光を一杯浴びる
ミヤマアズマギク


振り返ると谷川岳の
”オキの耳”が角を出し


視線をズラせば
谷川連峰の主稜線のおりなす
スカイラインが

色とりどりの花々を愛でてはザックを下ろし、谷川岳の『耳二ツ』が角度を変えるごとに魅せるひと味違った姿に視線を奪われて、またザックを下ろす。 こんなことを繰り返しながら行くので、武能岳までの3kmはとてつもなく時間を食う。 


深い谷筋を刻む幽ノ沢

この3kmの内訳は、茂倉岳より400m下って、お花畑の最低鞍部を踏んで武能岳への200mの急登・・なのだが、途中に《幽ノ沢》の“崖っぷち”が縦走路に食い込んで、幅僅か70cmの痩せ尾根や、ハイマツのブッシュを掻き分けての急登・・と、結構色々とある道なのである。 
しかし、何といっても一番しんどいのは、キツいアップダウンであろう。 

大草原・蓬峠へ

昨日降った雨が
水蒸気となって湧き上がり


艶やかなピンクを魅せる
ハクサンフウロ


素晴らしき稜線漫遊に
時を忘れ・・


朝露を抱くその姿と色は
エロスな様相を示して
オヤマノエンドウ

武能岳 1760メートル の頂上に着いて茂倉岳の方向を見渡すと、あまりの近さに比較してかかった所要時間とのギャップに驚嘆するかもしれない。 でも、東方向に続く見渡す限りの大草原、その大草原の“うねり”がそのまま山の稜線となる雄大さを目にすると、時間など些細なことを気遣うのが滑稽に思えてくる。


蓬峠を望む
幾重にも連なる大草原は
“感動”そのものだ

せっかく、雄大な草原が目の前に広がるのだ。 ゆっくりと味わって行かなければ“もったいない”。 
大草原の向こうに建っている小さな山小屋に向かって、歌でも歌いながらのんびりと歩こう。 
そうすると、いつの間にか大草原の中の小さな山小屋にたどり着く事だろう。 
時折振り返ると、谷川岳の“耳二ツ”がいかつく角を出していて、穏やかな情景の中での“スパイス”の存在となっている。


歩いてきた道を振り返り

大草原の中の小さな山小屋・《蓬ヒュッテ》からは、今までの草原と違ってガレ気味の斜面を斜めに切るように下っていく。 10分程下ると、利根川の源流の湧き水がサラサラと流れる水場に出る。 
この水が、やがて流域面積日本一の大河川となって海原にたどり着くのだ。 
ひとつのロマンがここにある。


この水がやがて
我が国最大の
流域面積の川となるのだ

・・《蓬峠》からは道は整備されていて、距離は長いものの歩きよい。 1時間程下れば、《一ノ倉避難(非難!?)小屋(ドラムカン!?)》とほぼ同レベルの《白樺小屋》(少しましか・・、しかし、「利用するのはマムシ位だ」と小屋に書いてあった)を通過して、落葉混じりの道を少し行くと《旧国道・新道分岐》に差しかかる。


”ドラムカン”よりマシっぽいけど
小屋の中に「利用するのはマムシ位だ」と
書いた紙が貼ってあったよ


入口にも「むやみに使用しないで」
と書いてあるしィ

ここは道標の示す通り!?(道標に『旧道・通行困難 やめといた方が無難”とある・・ 目ざとい道標の多い山域だ)《新道》を下っていこう。 道標の指示通りに進んだ《新道》はハイキングコース並に整備されて、歩き慣れた人には物足りないかもしれない。 分岐から1時間半程歩くと、下り始めに見た利根川源流の湧き水からなった沢の岸に下り着く。 

この沢を渡ると、程なく湯檜曽川の本流に沿って歩いていく。 道自体は問題がないのだが、山肌より落ちる沢滝で濡れている所が多く、また長時間歩行で疲れてくる頃なので不注意によるスリップに気をつけよう。 

後は湯檜曽川の本流に沿って続く、《土合》までの最短コース・《新道》をそのまま歩いていくといい。 
だが私は、途中の《JR巡視小屋》より《旧道》に渡って、谷川岳の誇る東面の壮大な谷を横目に見ながら歩いていくコースをお薦めしたい。



土合駅までマチガ沢の
峻険な岩壁を見ながら歩いていこう

《幽ノ沢》・《一ノ倉沢》・《マチガ沢》のド肝を抜かれる壮大な景観を見ながら歩く、最後の最後まで魅せてくれる素晴らしいコースである。 谷川岳山域の険悪な沢や岩壁。 これを見ずしてこの山の魅力は語れないのである。













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No title * by min*71*7*0_1014
こんばんは、

お久し振りです。

雄大な眺めで素晴らしいです。

行きたくなりました。笑

ナイスです。

No title * by 風来梨
min*71*7*0_1014さん、こんばんは。
こちらこそ、お久しぶりてす。

この蓬峠は、歩いて日本一周する際には、谷川山域のサミット越えにはうってつけのルートですね。 国道291号・点線国道の清水峠越えは道自体が消えて歩行不能なので、清水からこの蓬峠を越えて土合駅に至るルートが最も楽で距離が短いですね。 参考までにどうぞ。

それでは日本一周の旅、頑張って下さい。

No title * by 鳳山
上越国境の峠、様々な人が様々な思いを胸に渡ったんでしょうね。感慨深いものがあります。

ナイス

No title * by たけし
私、お化けが怖いんです。
土合から沢沿いに蓬峠へ山行中、一の倉沢、マチガ沢を抜けて幽ノ沢を通過中ザックが異様に重くなり、登りでもないのに大汗と脱力感。
渡河中、二度ほどバランスを失ってドボン。
体調悪化でリタイアし、ふもとの温泉宿に宿泊して翌日ロ-プウェイでオキの耳、トマの耳に行きました。
山仲間が幽ノ沢には気をつけろ!と言われていたのですが、マサカね。
沢登り中落命した登山者の霊が取り付くよ!と吹き込まれていたので・・・半信半疑でしたが、まさか!!

No title * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。

関所のあった三国街道の脇にあった背負商人の為の抜け道・・。
草原に囲まれた峠には、悲喜こもごもの思いが詰まっているのでしょうね。

No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。

何かの本で知った話ですけど、谷川岳の絶壁で滑落してザイルで宙吊りのまま息絶えたクライマーの処理は、鉄砲で撃ち落としたという事らしいですね。

そんな怨念を感じさせぬ明るい光景の谷でした、幽ノ沢は・・。

ちなみにワタシも、巌剛新道の道を間違えてマチガ沢を彷徨った事があります。 あの時は引き返せて良かったなぁ。

No title * by たけし
一の倉沢でザイルで宙吊りになった二名の遺体収容にあたった陸自の指揮官が、私の立ち上げた山の会の会員さんです。
機銃の設置から撃て!の号令まで複雑な心境だったと述べています。
会報に連載物として好評でした。
そういう情報からしても、〝霊”の存在を半信半疑となりました。
山の書物にも「山の怪談」がかず多く語られていますね。

テント担いで単独行の冒険家、風来梨さんにとってはバカバカしい話でしょうが、ハイカ-の私は山のビバ-クほど怖いものはありません。
それでも山の魅力は言い尽くせません。

No title * by 風来梨
たけしさん、こんにちは。
あの話は現実の事だったのですね。 その事を知る方の話は大変貴重です。

>テント担いで単独行・・

私の場合は単に宿代をケチる1日8000円の山におけるアルバイトのようなモノですね。 だから、ヒーヒー言いながら勤務!?に励んでおります、ハイ。

山でのビバークは、オチャメの産物として受け入れざるを得ないかと。 但し、ワタシの場合ですが・・。 山の魅力は尽きないから、ヘタりきった今もヒーヒー言いながら山に挑んでますね。

コメント






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No title

こんばんは、

お久し振りです。

雄大な眺めで素晴らしいです。

行きたくなりました。笑

ナイスです。
2018-06-14 * min*71*7*0_1014 [ 編集 ]

No title

min*71*7*0_1014さん、こんばんは。
こちらこそ、お久しぶりてす。

この蓬峠は、歩いて日本一周する際には、谷川山域のサミット越えにはうってつけのルートですね。 国道291号・点線国道の清水峠越えは道自体が消えて歩行不能なので、清水からこの蓬峠を越えて土合駅に至るルートが最も楽で距離が短いですね。 参考までにどうぞ。

それでは日本一周の旅、頑張って下さい。
2018-06-14 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

上越国境の峠、様々な人が様々な思いを胸に渡ったんでしょうね。感慨深いものがあります。

ナイス
2018-06-16 * 鳳山 [ 編集 ]

No title

私、お化けが怖いんです。
土合から沢沿いに蓬峠へ山行中、一の倉沢、マチガ沢を抜けて幽ノ沢を通過中ザックが異様に重くなり、登りでもないのに大汗と脱力感。
渡河中、二度ほどバランスを失ってドボン。
体調悪化でリタイアし、ふもとの温泉宿に宿泊して翌日ロ-プウェイでオキの耳、トマの耳に行きました。
山仲間が幽ノ沢には気をつけろ!と言われていたのですが、マサカね。
沢登り中落命した登山者の霊が取り付くよ!と吹き込まれていたので・・・半信半疑でしたが、まさか!!
2018-06-16 * たけし [ 編集 ]

No title

鳳山さん、こんばんは。

関所のあった三国街道の脇にあった背負商人の為の抜け道・・。
草原に囲まれた峠には、悲喜こもごもの思いが詰まっているのでしょうね。
2018-06-16 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

たけしさん、こんばんは。

何かの本で知った話ですけど、谷川岳の絶壁で滑落してザイルで宙吊りのまま息絶えたクライマーの処理は、鉄砲で撃ち落としたという事らしいですね。

そんな怨念を感じさせぬ明るい光景の谷でした、幽ノ沢は・・。

ちなみにワタシも、巌剛新道の道を間違えてマチガ沢を彷徨った事があります。 あの時は引き返せて良かったなぁ。
2018-06-16 * 風来梨 [ 編集 ]

No title

一の倉沢でザイルで宙吊りになった二名の遺体収容にあたった陸自の指揮官が、私の立ち上げた山の会の会員さんです。
機銃の設置から撃て!の号令まで複雑な心境だったと述べています。
会報に連載物として好評でした。
そういう情報からしても、〝霊”の存在を半信半疑となりました。
山の書物にも「山の怪談」がかず多く語られていますね。

テント担いで単独行の冒険家、風来梨さんにとってはバカバカしい話でしょうが、ハイカ-の私は山のビバ-クほど怖いものはありません。
それでも山の魅力は言い尽くせません。
2018-06-17 * たけし [ 編集 ]

No title

たけしさん、こんにちは。
あの話は現実の事だったのですね。 その事を知る方の話は大変貴重です。

>テント担いで単独行・・

私の場合は単に宿代をケチる1日8000円の山におけるアルバイトのようなモノですね。 だから、ヒーヒー言いながら勤務!?に励んでおります、ハイ。

山でのビバークは、オチャメの産物として受け入れざるを得ないかと。 但し、ワタシの場合ですが・・。 山の魅力は尽きないから、ヘタりきった今もヒーヒー言いながら山に挑んでますね。
2018-06-17 * 風来梨 [ 編集 ]