2018-05-12 (Sat)✎
路線の思い出 第262回 西日本鉄道・福岡(天神)駅 〔福岡県〕
西鉄・天神駅
博多に2つもターミナル駅は
要らねぇ!と八つ当たり
※ ウィキペディア画像を拝借
《路線データ》
西日本鉄道・天神大牟田線
営業区間と営業キロ 運行本数
西鉄福岡(天神)~大牟田 74.8km 西鉄福岡~大牟田 特急 毎時2本
西鉄福岡~二日市・小郡・花畑 急行 毎時4本
西鉄福岡~二日市・筑紫・大善寺 普通 毎時6~7本
西鉄福岡(天神)駅(にしてつふくおか(てんじん)えき)は、福岡県福岡市中央区天神二丁目にある西日本鉄道・天神大牟田線の駅である。 同線の起点で、福岡側のターミナル駅である。
日本の大手私鉄の駅では最も西にあるターミナル駅である。
ソラリアターミナルビル2階にある高架駅で、現在は4面3線の頭端式ホームとなっており、乗車専用ホーム(1〜3番線)と降車専用ホームがある。 駅ホームに列車が到着後した後は、先に全ての乗客を降車専用ホームに降車させ、その後乗車専用ホーム側の乗客を乗車させている。 ホーム有効長は10両編成まで入線可能な長さである。
日中でも1時間に12本(特急2本、急行4本、普通6本)の列車が発着し、久留米・大牟田方面と太宰府方面に向かっている。 当駅寄りが最も運行密度が濃くなっている。
現在の駅ビルは1997年に完成し、「ソラリアターミナルビル」と呼ばれている。
ホームとコンコースは駅ビルの2階に存在し、福岡三越が地下2階~1階・3階~9階で営業している。
1階の通り抜け通路部には公共広場や観光案内所、福岡県警の交番が存在し、3階には西鉄天神高速バスターミナルが存在する。 地下3階は駐輪場になっており、4階~8階にはソラリアターミナル駐車場(460台)が存在する。 なお、改札口は北口、ソラリア口、中央口、南口の4箇所ある。
大手私鉄では数少ない、大都市内にあってJR駅と接続も近接もしていないターミナル駅の1つである。
福岡市地下鉄空港線の天神駅および天神南駅と近接している。 いずれも西鉄福岡(天神)駅より後に設置された駅である。
このビルの3階が天神のバスターミナル
こういうギンギラギンのビルって
あまり近づきたくないなぁ
※ ウィキペディア画像を拝借
西鉄天神高速バスターミナル(にしてつてんじんこうそくバスターミナル)は、福岡県福岡市中央区天神二丁目1番1号のソラリアターミナルビル3階に設けられているバスターミナルである。
西鉄福岡(天神)駅の直上に位置する。 西日本鉄道が運営しており、福岡市内の高速バスの運行拠点となっている。
ヤフオク!ドーム行き臨時直行バスを除く市内一般バス路線は、天神地区の一般道路上にあるバス停留所に停車し、本ターミナルには乗り入れない。 また、天神地区を発着する高速バスでも、西鉄グループが運行に関与しないJR九州バス・中国ジェイアールバスは、約300m南の「福岡天神(天神南)」バス停から、昭和自動車の運行するバスは約200m北の「天神(三丁目)」バス停から発車しており、本ターミナルには乗り入れない。
『一般車両の進入禁止』の下に
『西鉄グループとの業務提携外車両も進入禁止』
と付け加えるべきだと思うワテ
※ ウィキペディア画像を拝借
一方、西鉄グループが運行に関与しない路線であっても、西鉄バスとの共同運行で運行開始した経緯がある路線は本ターミナルに乗り入れるなど、少々露骨なバスターミナルである。 それ故に、JR路線や他社路線・バスへの乗り継ぎは不便な対応となっている。
ぢ・つ・わ・・、ワテ、西鉄電車をナマで見たがない。 そう・・、大昔に買ってもらった小学館の『コロタン文庫』の【特急大全典】掲載のコレ位でしか見た事がないのだ。 だったら、何故にこの駅を取り上げたのかというと、高速バスに乗った際に西鉄福岡(天神)とJR博多駅を混同して下車する場所を間違えてしまった「失敗談」からなのである。
阪急6300系や京阪のテレビカーよりも容姿は劣るが
速度や転換クロスシートの無料の特急
というサービスは良かった
※ 『私鉄特急列車』の掲載写真を転写
それは『滝と鉄道の旅・九州』(興味のある方は題名をクリックしてネ! 筆者が大喜びするから)を終えて、人吉から帰路に着くべく高速バスに乗ったのだが、そのバスの切符は人吉駅で購入したのである。
大阪からのエトランゼで全く博多界隈を知らないワテの「人吉から博多までの高速バス」の切符購入申し出に対して、人吉の駅オペレーターが博多界隈の事を詳しく知るハズもなく、業務指標通りに『人吉~福岡市内(天神バスターミナル)』の切符を発行したのである。 ワテの「天神バスターミナルって?」の問いかけに、軽く「博多区内にあるバスターミナルですよ」と答えたのである。
その答えに安心して、続いて人吉でのバス乗り場を聞くが駅オペレータの姉ちゃんも知らないようで、時刻表をめくって調べ始める。 すると、人吉のバス乗り場は高速の人吉IC脇との、エトランゼにとってはとんでもない場所であったのだ。
それは、この高速バスの乗り場は人吉駅前ではなく、路線バスで15分ぐらい乗った先の『九州道・人吉IC』という高速道路のインターチェンジまで出張らねばならないのである。 要するに、駅の説明でも記したように、西鉄高速バスはJRを始めとした他業者との乗り継ぎの利便を露ほども考えていないバス路線運営をしているのである。
まぁ、駅オペレーターの答え自体は「(天神バスターミナルは)博多区内”にある”バスターミナル」で合っているのだが、その『博多』はJRの博多駅ではなく、博多区内にある西鉄のターミナル駅だったのである。 それを知らぬタワケは確認する事もなくのほほんと構えていたのであるが、この「人吉からのバス乗り場」の異常さで気が着くべきだったのである。
でも、博多市内ならいざ知らず、地方で小都市でしかない人吉の主要交通機関、いや人吉での唯一の交通機関はJRと言っても過言ではないのである。 それと提携してないからって、こうもゾンザイに扱っていいのかねぇ。
・・で、人吉の乗り場まで出張らねばならない”面倒臭さ”はあったものの、バス乗ってしまえば「天神バスターミナル=JR博多駅のすぐ近く」の思い込みに駆られて、安心してバス車内で寝入る。
目覚めると、ドンピシャでバスターミナルへの高架へバスが昇り始めた時だった。
もう、1~2分以内に着く直前だったのである。 バスはバスターミナルの降車場で乗客を降ろして去っていく。 タワケの頭の中は、「このターミナルを出た向かいが博多駅」とのまだ眠りから覚めぬ『お花畑』であったのだが、その『お花畑』は『三途の川の小石拾いの河原』に通じるモノだったのである。
ターミナル内をうろついても店屋ばかりで
求める『JR博多駅』を示した案内板は一つもなかった
※ ウィキペディア画像を拝借
ターミナルからエスカターで降りても、一切『JR博多駅』への案内サイン看板がなかったのである。
それは、このバスターミナルがJR博多駅から2kmも離れた所にある当然であるのだが、「信じる金魚は掬われる」の通りに信じ切ったタワケもまた、金魚の如く掬われたのである。
野宿グッス一式を担いだなりでJR繁多駅を探してウロウロ彷徨うが、見つかるはずもなく疲れも出てきたので、「ここはターミナルビル内で見つけた交番(駅の概要でも記した交番ですね)て訪ねるか」と交番に向かうが、その交番の前に「近隣詳細図」があり、これを目にして恥をかかずに済んだよ。
まぁ、「天神駅の交番で博多駅はどこですか?」と尋ねるなんざ、「大阪の梅田駅でJR大阪駅はどこ?」って尋ねるのと一緒の恥さらしだったし。 過去に「曽根崎警察(阪急の梅田駅近く)で大阪駅の場所を訪ねた英雄」をワテは知ってるしィ。 いゃぁ、アレは”伝説”となったしね。
でも、その地図で目にした現実は、博多駅から2km以上離れたエトランゼには”全く使えない”西鉄の駅ターミナルビルだったのである。 そう、西鉄沿線上に山や滝、ローカル線などのワテが求める目的となる所は全くといっていい程になく、JRとほぼ並走しているので乗る必要も全くない路線なのである。
今の西鉄ってこんなのが走ってるのですね
JRの車両とよう変わらんなぁ
※ ウィキペディア画像を拝借
その現実から目覚めると、後は野宿グッズ一式を担いでの無様な格好での2kmの街歩きとなるのである。 でも、この西鉄天神もJR博多も、九州随一の繁華街で人通りが多い。
つまり、デカザックを担いで人ごみの中を歩くってのは、ぶつかれば喧嘩も吹っ掛けられかねないヒンシュクモノなのである。
西鉄・天神駅とJR博多駅の位置図
ストレートに歩くと
赤線を伝って約2.2km離れている
なので人の通りを避けるが如く、大通りから一段入った道を縫うように歩いたよ。
・・で、その一段入った道を通る最中に見つけたのが、博多の『男専遊び場』中洲のソープ街である。
「こんな所にあったのかぁ~、覚えとこ・・」ってのが、見つけた時の感想である。
まぁ、呼び込みに捕まったら厄介なので、更に奥2段ほど入ったソープの店屋街が尽きた通路を歩いたけどね。
後は腹が減ったので、九州のコンビニの定番『ポプラ』で、店内炊き立て御飯の他のコンビニよりも一段引き立ったコンビニ弁当を食って博多駅に至る。 この日は小倉まで出て、小倉より阪急の高速バスで大阪へ帰ったのである。
『三江線・最後の一年 その1』と『その2』をアップしました。 宜しければどうぞ。
- 関連記事
スポンサーサイト