風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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第326回  鳴門の渦潮

『日本百景』 春  第326回  鳴門の渦潮  〔徳島県〕


渦の周りを周回する観光船

   鳴門の渦潮  なるとのうずしお  (瀬戸内海国立公園)
鳴門の渦潮は、淡路島と四国・讃岐を分ける鳴門海峡で発生する渦潮である。 大潮の際には渦の直径は最大で30mに達するといわれ、渦の大きさは世界でも最大規模といわれる。

淡路島内の3市(淡路市・洲本市・南あわじ市)による「鳴門のうず潮・世界自然遺産登録推進協議会」の発足や、南あわじ市と鳴門市による「鳴門海峡の渦潮・世界遺産化推進交流会」の発足など、世界遺産登録を目指した取り組みが進められている。




渦を囲むように漁船が集まって
渦の巻く所は酔い漁場なのかな?

関西圏に住むワテからすると、かなり近くの風景の被写体である鳴門の渦潮。 だが、あまり近すぎても物臭さな性格の筆者(ワテ)ならば、「いつでも撮りに行ける」と見送りがちなのもこの《淡路島》であり、《鳴門の渦潮》なのである。 言うなれば、「いつでも撮れるし、せっかく撮影旅に出るのなら、もっと遠くの所に・・」と考えてしまうのだ。


山と建物を入れると
狭い海峡だと解るね

だから、この《鳴門の渦潮》は、昔に所属していたカメラの会の定例撮影会という機会があった1回コッキリしか訪れた事がない。 でも、《鳴門の渦潮》の上を跨ぐ《大鳴門峡》は、四国に車で行く際はほとんど明石海峡大橋~淡路島~大鳴門橋のルートを行くので、それこそ10回も20回も通っているのである。


『フォーエバー』のコノ滝や


『秘境駅』を”秘境踏み”したこの時など
何度も渦の上を通りますた

そのカメラの会(もう10年位前に意見が合わずにヤメちった)の定例撮影会であるが、ワテはコンテストへの参加や写真展を意識し始めた会の方針に合わず「退会しようか」と考え始めていたので、この撮影会への参加も乗り気ではなかった。 ただ、ワテが所属する会員の中で最も歳が若く、車を出して夜中に着くべくの”運転手”としてお誘いがかかったのである。

ここでなぜ会と疎遠になったかというと、会の流れがコンテストを意識してか「天候に左右されるなどテマがかかって、なおかつ審査員評価の受け辛いネイチャー写真は止めて、これからは審査員受けする撮影技巧のつまったドキュメント写真や得点を得やすい人の表情を主としたポートレート・スナップ写真を撮っていこう」という方針に変わり始めたからである。

そしてその評価手法も、露骨に光と影の『明暗』などの撮影技巧や人物などの『表情』ばかり見るようになってきたのだ。 だからか・・、ワテが会の例会に出した『ネイチャー写真』は、ほとんど毎回のように例会で『評価ナシ=0点』だったよ。 まぁ、山岳など『ネイチャー』ジャンルと疎遠の初老の写真撮りなら、「(老齢の身でも)評価を得る事ができる写真ジャンル」という、そういった方向に向かっていくのだろうね。

そして、コンステントの審査員とやらも、評価の基準として「撮った苦労より、評価(勝敗)の白黒がつけやすい撮影技巧」やら「人物のや動物の表情・シュチュエーション」といったモノに重きを置くっていうか、それ以外は「評価せず」とするようになっていたのである。

要するに、『ネイチャー写真なら、その筋のコンテストにだせばいいだろう! 場違いな所に出しても評価はしないよ』って事なのである。 逆に言えば、「評価を得たかったら、意固地を張らずに我々の撮るジャンルも撮るようにしなさい! もう、ここでは『ネイチャー写真』の評価はしないよ」っていう事なのである。


「スイセンを撮る」って事で
参加したのだが・・

そういう事があったので、これがいつもの定例撮影会のように寺社・仏閣やら、古い街並みやら、中華街やら、教会やら、人物・ポートレートなどというワテが全く撮らないテーマならブッチ切っていたが、黒岩水仙郷の水仙や鳴門の渦潮と朝の”風景”を撮る・・という事で参加したのであった。


鳴門の渦潮
撮りに来て良かった

でも、来て良かったよ。 やはり『自然風景写真』を撮るのは楽しいし、関西に住みながら初めての《鳴門の渦潮》を間近で見れたのだから・・。 撮影に関しては、渦潮に巻き込まれかけの観光船(観光客の為にワザと通ってるのかも・・ね)や、巧みに船を操る小さな漁船を狙って撮る事に夢中となったよ。 それでは、その時の写真をごろうじろ。


夜明けの大鳴門橋
いい感じの明け空の色だった


漁船を追うのも楽しい


渦潮の出す引き波に抗って


圧巻は渦潮の上で操船する
小さな漁船の姿だ


渦の周りをゆく観光船
船長の腕の見せ所だ


休日ともなると遊覧船は
満員の観光客を乗せて





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No title * by ギャメロン
こんばんわ

今年の正月に渦潮遊覧船観光もしたかったのですが
橋の上から見ても見えなかったですね

ナイス!

No title * by 風来梨
ギャメロンさん、こんばんは。

鳴門の渦潮も、条件によって現れたりなかったりするようですね。 私は橋の淡路島側の袂の展望公園で望みましたが、写真に写る程の渦が観れたのでラッキーでした。

コメント






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No title

こんばんわ

今年の正月に渦潮遊覧船観光もしたかったのですが
橋の上から見ても見えなかったですね

ナイス!
2018-04-02 * ギャメロン [ 編集 ]

No title

ギャメロンさん、こんばんは。

鳴門の渦潮も、条件によって現れたりなかったりするようですね。 私は橋の淡路島側の袂の展望公園で望みましたが、写真に写る程の渦が観れたのでラッキーでした。
2018-04-02 * 風来梨 [ 編集 ]