2018-02-25 (Sun)✎
路線の思い出 第249回 根室本線、釧網本線・東釧路駅 〔北海道〕
かつては鉄道の要衝駅だった事を物語る
レンガ造りで大きく立派な東釧路駅舎
《路線データ》
根室本線
※輸送密度と営業係数は帯広〜根室の数値
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
滝川~根室 446.8km 976 / 424
釧路~根室 運行本数(’18)
釧路~根室 6往復(うち下り2本、上り1本 快速)
釧路~厚岸 2往復
《路線データ》
釧網本線
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
網走~東釧路 166.2km 513 / 583
運行本数(’18)
網走~釧路 5往復(内 快速1往復)
網走~知床斜里 下り4本・上り3本(内 2往復はトロッコ列車〔流氷物語号〕として運転)
網走~ 緑 上り1本 , 川湯温泉~釧路 下り1本
摩周~釧路 下り1本・上り2本 , 標茶~釧路 1往復(SLの臨時列車として運転)
東釧路駅(ひがしくしろえき)は北海道釧路市にあるJR北海道の駅で、別保信号場から駅になる際に、釧路市の東方に位置する事から名付けられた。 釧路駅管理下の無人駅である。 ’12~’16年の平均乗車人員は151.8人との事。
当駅の所属線である根室本線と、当駅より分岐する釧網本線の2路線が乗り入れている。
釧網本線は線路名称上は当駅が起点であるが、全列車が根室本線経由で釧路駅まで乗り入れている。
かつては釧路臨港鉄道の接続駅としての役割があった。 また現在は、厚床駅に接続していた標津線が廃止となって、複数の鉄道路線が接続する駅としては日本最東端となっている。
島式ホーム1面2線の駅で、駅舎とホームの間はかつて側線などが敷かれていた為にやや距離があり、通路と構内踏切で結ばれている。 原則として1番のりばが釧網本線、2番のりばが花咲線となるが、両線ともどの方向にも発着できる構造となっている。
かつての駅周辺は太平洋炭礦の関連各社のオフィスや工場が立地していたが、現在は郊外への移転により大型小売店や宅地などへと転換されている。 更に、駅構内の土地のほとんどが国鉄清算事業団の払い下げで、急速に宅地化が進んでいる。
釧路川橋梁は都市郊外で
『風景鉄道』が撮れる絶好の撮影地だ
この駅を取り上げたのは、釧路川橋梁での撮影の思い出を語る為である。 この釧路川橋梁は釧路~東釧路にあり、『路線の思い出』としては降りた事のある釧路駅にしても良かったのだが、立ち寄っただけで降りた事のない東釧路の方がローカル線のイメージに合うと思ったのである。 それに釧路駅の駅データーの量が多くて、書くの面倒だしィ。
その撮影地の釧路川橋梁であるが、釧路市街のど真ん中にあって、橋梁の袂には『釧路マリーナ』というマリンスポーツクラブがあり、その船着場が駐車場を備えた公園となっている優良な足場を持つ『お立ち台』的な撮影地だったのである。
それに、船着き場公園への脇道を根室方向にちょっと行くと、温かカツ丼のセイコマート(このカツ丼の味を知ってしまうと、北海道でセイコーマート以外のコンビニに入れなくなる)があるし、ガソリンスタンドはこの公園から50mと、撮影を終えてガソリンスタンド不毛地帯の根室国道44号を行くには好都合のロケーションなのである。 珠にキズとすれば、トイレがない所位か。 でも、1.5キロほど先に東釧路駅があるしィ。
川が氷結する釧路川の朝
そして、この撮影地で狙う季節は、川が氷結する冬だろう。 氷結する釧路川もいいし、船着き場に係留される漁船をアテに撮るのもいいし、氷結が割れた川の澱みに水鳥が憩うシーンを狙うもいいだろう。
但し、漁船も水鳥も全てはその時の運次第なのであるが。
船着き場に漁船があると絵が締るね
そして、水鳥に関しては、橋梁を走る轟音で羽ばたき逃げてしまうので、余程狙わないと無理のようである。
水鳥と狙っても
橋梁を渡る列車の轟音で逃げてボツ
まぁ、手持ち可能のレンズでは無理かもしれないね。 でも、『撮り鉄』するのに高価な超望遠を巨大三脚に据え付ける、今どきのデジカメ連中の撮り方を『ナンセンス』だと思っているワテは、無理してまで敢えて鉄道と水鳥を撮ろうとは思わないなぁ。 だって、機材の持ち運びもシンドそうだし、金もかかって楽しくなさそうだしィ。
それでは快晴の釧路川の朝と、船着き場に漁船が係留されている絶好のシーンの『撮り鉄』をごろうじろ。
この時は漁船は係留されてなかったが
川がより氷結していたよ
漁船があると
その位置取りで色々と楽しめるね
オーソドックスに漁船をセンターに
キメ写真は船をアップにして
撮り終えた後は、トイレ立ち寄りも兼ねて東釧路駅の駅訪問に繰り出そう。
着いた東釧路駅ではちょうど列車が到着していて、「1粒で2度美味しい」駅訪問になったよ。
周りは宅地化されても
駅の前は未舗装の砂利道だった
駅に着いて数分後に列車がやってきた
ホームまでの長い通路はヤードの線路跡
背後にはスレート屋根の今どきの住宅が建ち並ぶ
アンバランスな駅情景
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