風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  『日本百景』  >  『日本百景』 冬 >  第320回  ”神話の里”の滝めぐり・その3 五ヶ瀬・白滝

第320回  ”神話の里”の滝めぐり・その3 五ヶ瀬・白滝

『日本百景』 冬  第320回  ”神話の里”の滝めぐり・その3 五ヶ瀬・白滝  〔宮崎県〕


冬の白滝は
九州では貴重な氷瀑となる

   高千穂の里 たかちほのさと (祖母傾国定公園)
“神話の里”・『高千穂』は、見どころいっぱいの所だ。 《国見ヶ丘》より望む祖母山地と朝霧に包まれた高千穂の街灯り、名勝で神話の中心となる《天安河原》、神楽を今も伝える《天岩戸神社》と《高千穂神社》、東洋一高い路線橋といわれる高千穂鉄道の《高千穂橋梁》、そしてこの項目の中心となる柱状摂理のスペクタクル・《高千穂峡》と、様々な景勝地がある。 正に、天孫降臨の里である。
ここは、じっくりと時間をかけてめぐりたい所である。




五ヶ瀬・白滝 周辺図

   行程表                駐車場・トイレ・山小屋情報
高千穂町市街より車(0:20)→五ヶ瀬町・馬見原(0:25)→白滝(0:45)→高千穂町市街
※ 滝への林道は国道265線から荒谷集落に入った所にあるが、悪路の急坂なので
  冬季は林道の途中から滝まで500m程歩く必要アリ・徒歩10~15分、林道入口からだと
  滝まで1.5kmで徒歩30~35分

《高千穂》の市街を抜けると、国道218号線はやや道路状況が悪くなっていく。 次の《五ヶ瀬町》に入ると更に道路状況が悪くなり、町の勢いの差が如実に現れているようである。 国道218号線を、『九州山地縦断国道』として名高い国道265号線との分岐まで進む。 もちろん、この先は国道265号線に入っていくのである。

ひと昔前は『九州縦断酷道』と陰口を叩かれる位に劣悪だった国道265号線も、かなり手が入ったようで、所々では完全なニ車線に整備されていた。 さて、次に訪れる滝の《白滝》は、この国道265号線を《五ヶ瀬町・荒谷》まで進み、国道の左手の奥まった所にある集落の手前より延びる林道の途中にある。


五ヶ瀬町・荒瀬地区にあった現地案内板
白滝は秋の紅葉時が美しく
秋になると静かな山里に多くの行楽客が訪れる
※ 九州の観光案内のウェブサイトより

国道の左折地点と林道への入口に、『← 白滝』の案内標識があるのは心強い。 だが、集落につながる生活道路の区間は舗装されているが、ひとたび林道に進入するとかなりの急坂と酷い荒れ道となる。


滝の手前まで簡易舗装はしてあるものの
土砂が乗って再びダート道状態に
※ グーグル画像を拝借

ワテは冬にこの地を訪れたのだが、道が完全に凍結していて、途中で車での進入を諦めて歩かざるを得なかった位だ。 でも、林道区間は1.5kmほどなので、歩いてでもゆける距離なのであるが。
完全に凍結した急坂なので、冬タイヤを装着したとしても冬季の進入は『不可能』としておいた方がいいだろう。 林道の入口より歩いていくとなると、所要時間は片道30分程度であろうか。

さて、お目当ての《白滝》であるが、先程に述べた通り、この林道の1.5km奥にある。
滝の50m程手前に、車が6~7台駐車可能である明らかに人工的な駐車場スペースが設けられている。 


少し林道の奥につめて
離れた所から望遠で狙うと
迫力を増すようだ

林道は滝の上部を巻くように延びているのだが、どうやらこの辺りの滝の正面以外は滝を見渡せないようである(徒歩で探索してみた)。 また、この《白滝》は最も接近した地点で眺めるより、林道(滝の最接近地点より急坂となっている)の奥へ向かって50mほど離れた方が魅せられるようである。


下部を切って光の当たる上部を大きく
すると更に魅力的となる

冬季にはアプローチの林道が完全凍結するように、この滝も飛沫がシバれて氷瀑となる。
九州でこれ程氷結する滝は、この《白滝》くらいではなかろうか・・と思う。 しばし、冬の奥峡にある名瀑に魅せられよう。


滝の下部は
“氷結”を強調してみた

心ゆくまで氷瀑に魅せられたなら、最後の滝へ向かうべく引き上げよう。 だが、帰りも完全氷結した林道で、しかも下り道となるので最大限の注意を払って下っていこう。 林道の入口に車を“デポ”って徒歩であったとしても、滑って転げ落ちかねない程の急坂だから。


滝に接近して撮ると
滝に光が当たらない分だけ
『冬』の寒さを強調できるかも

さて、それでは最後の滝を訪ねる事にしよう。 《白滝》から往路を《高千穂》市街まで戻る。
この旅で訪ねる最後の滝は、高千穂町市街より北上する国道325号線の方向にある。

    ※ 詳細は、メインサイトの『神話の里の滝めぐり』をどうぞ。














関連記事
スポンサーサイト



コメント






管理者にだけ表示を許可