2017-12-10 (Sun)✎
路線の思い出 第238回 札沼線・釜谷臼(現 あいの里公園)駅 〔北海道〕
釜谷臼駅名標
こんなとこでも『札』マークの駅なんだよね
※ 著作権さんの指摘を受けたので
写真を模倣して自前で作成
でもこういう御仁って
日夜こういう事の監視をしてるのかねぇ
まるで自粛警察みたい(笑)
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
桑園~新十津川 76.5km 6607 / 133
’16年・運行本数
電化区間 非電化区間
札幌~北海道医療大学 下り13本、上り15本 石狩当別~新十津川 1往復
札幌~石狩当別 下り18本、上り16本 石狩当別~浦臼 5往復
札幌~あいの里公園 下り19本、上り16本 石狩当別~石狩月形 下り2本、上り1本
札幌~あいのさと教育大 1往復
石狩当別~北海道医療大学 上り1本
廃止区間と営業キロ 廃止年月日 廃止時運行本数 転換処置
新十津川~石狩沼田 34.9km ’72・6・19 浦臼~石狩沼田 5往復 国鉄バス北海道
’03より北海道中央バス
釜谷臼駅(かまやうすえき)は、北海道札幌市北区あいの里2条7丁目にあったJR北海道・札沼線の駅で、札幌市最北端に位置していた。 単式ホーム1面1線を有する駅で、ホームの下方に囲いだけのようながらんどうの駅舎があり、ホームへの行来は階段を使用していた。
がらんどうの駅舎と階段でホームに接続
廃止路線の駅のシュチュエーションそのまま
※ 現在のあいの里公園駅前にある
釜谷臼駅の案内看板より
釜谷臼地区の住民の要望を受けて、現在のあいの里公園駅の南西約600メートルの位置に1958年に開業した駅で、用地は地主から提供され、待合室も地元民の寄付金で建てられた。
1986年11月にあいの里教育大駅が開業した際、同駅との駅間距離が短くなりすぎるために新十津川方に移転される。 移転時は、廃貨車を利用した貨車駅舎であった。
1980年から札幌ニュータウン「あいの里」の開発が始まって周辺が郊外住宅地となり、この団地造成に伴って、釜谷臼駅の住所地名があいの里と変更となる。 1990年には利用客の増加に伴って交換設備を持つ相対式2面2線となり、駅舎も現在の駅舎に改築される。 1995年に遅まきながら地名変更に追随して、駅名もあいの里公園駅に改称された。
この駅を訪れた当時は駅にはそれほど興味はなく、廃止第一次路線や二次路線の駅舎以外は写真を撮らなかったので、当時の駅舎などはネットを漁って見つけたのみである。
正直言ってほとんど駅の記憶はないのであるが、薄っすらとカプセル駅だったような・・という憶えがあったので、恐らく訪れたのは貨車駅の時だと思う。 まぁ、訪れた時を時系列で追うと、昭和61~62年の冬という事で、駅移転の時と被っている微妙な時期のようであるし。
まぁ、憶えているのは、今の札幌市郊外のベットタウンではなくて、何もない吹きッさらしのゴーストタウンみたいな所だった・・って事である。 住宅はおろか、ほとんど建物も無く、道も通行する人がいないせいか除雪さえされていなかったような。
この日は『お天気地吹雪』の
複雑な天候だったようで
・・では、何でそんな雪の吹き溜まりしか見当たらないゴーストタウンの駅に降りたかというと、この駅が石狩川橋梁の最寄り駅だったから・・である。 でも、今考えると、コンビニみたいなのはまだ出回っておらず、下車と同時に補給が断たれるわ、人っ子一人見当たらないゴーストタウンな所で地吹雪が荒れ狂う中だわ・・と、結構”命がけ”だったりする。
未だこの頃はキハ56+キハ22など
ごちゃ混ぜ編成だった
写真は穏やかに写っているが、ここで地吹雪の風に煽られて傘が一瞬の内に破砕した事や、プラスチックの何かが飛んできて当たりかけた事などを憶えている。 それを避ける為に尻もちをついた事も。
1km以上ある長い橋梁
どこで仕留めていいのか解らん
ホント、『乗り鉄&撮り鉄』は、過酷なミッションなのだよ。 今のヘタれたワテではとてもとても。
だって、1日数本の列車を撮る為には『夜討ち朝駆け』は元より、無人駅での野営(駅寝の事ですね)も厭わず、カメラ一式と自炊用具一式で二つ合わせると25㎏は担いでいたと思うし。 正直言うと、”若さ”だけではムリじゃないかと。 ブリバリの体力と、なりふり構わぬ『情熱大陸バカ』さが必要だったと思うよ。
まぁ、コンビニなどの便利なのがない・・以前に、人が住んでいない無人荒野の場合がほとんどで、食糧を持たねば寒さと飢えで冗談抜きに逝っちゃう危険があったしィ。 その過酷さの証明は、橋の袂から撮った突風に飛ばされかけながらの珠玉の一枚で。
ね・・ 結構な地吹雪でそ・・
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No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。
旅情を誘った鉄道情景は、「儲からないから」と廃止されて、旅情もへったくれもないシンカンセンに替わっていってます。
世の中が変になってきたのも、こういった叙情的な情景を楽しむゆとりを失ったからかもしれませんね。
旅情を誘った鉄道情景は、「儲からないから」と廃止されて、旅情もへったくれもないシンカンセンに替わっていってます。
世の中が変になってきたのも、こういった叙情的な情景を楽しむゆとりを失ったからかもしれませんね。
それに似合う冬景色。
淋しさはもちろんですが、切なさにも襲われます。