風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

TOP >  滝を訪ねて・東日本 >  日本の滝を訪ねて 第152回  あいよしノ滝

日本の滝を訪ねて 第152回  あいよしノ滝

日本の滝を訪ねて  第152回  あいよしノ滝  〔福島県〕


周囲が美しく彩られて
秋のあいよしノ滝

  あいよしノ滝 あいよしのたき  福島県只見町田子倉
    落差 最上段20m・上段35m・下段15m

田子倉湖畔を周回する国道252号線より望める滝。 国道252号線は、冬季(11月下旬頃~4月末の大型連休直前)は積雪の為に完全閉鎖される為に、無雪期の道路通行可能期間でないと望む事ができない滝である。

滝は3段に分かれ、通常は約35mで落差最大の上段の滝のみ望める。 最上段の滝は残雪期でなければ周囲の樹々に隠れて視認し辛くなっている。


最上段の滝は樹々が葉を広げる前の
積雪期のみ望めるめ・との事
※ グーグル画像を拝借

また、下段の滝は別称で『旧あいよしノ滝』と呼ばれるなど、ダム湖が完成するまではアイヨシ沢の本滝扱いであったようだが、タムの完成により滝の下部の半分以上がダム湖に水没して落差15m程となってしまったようだ。


湖面に直接瀑布を落とす下段の滝
※ グーグル画像を拝借

また、シーズン中に湖上で運行される遊覧船も、湖の最奥部にあるこの滝を見る位置までは入らず、個人的にボートをチャーターして滝下に至る以外に下段の滝を見る方法はないという。 だが、直接湖水に瀑布を掛ける様はさぞかし神秘的な姿を魅せている事だろう。


下段の滝アップ
※ ユーチューブ画像を拝借

滝を望むなら、季節は断然秋であろう。 35mの直瀑が周囲の紅葉で色鮮やかに見渡せる。 
だが、この辺りは国道の道路上以外は完全たる未開の山野で、滝壺へは近寄れずに国道上の展望所からの遠望のみとなる。 


国道252号線・田子倉湖畔ロードマップ
※ ブログでは縮小表示されるので
拡大して見てください

それでは作成した地図を片手に、とっておきのビュースポットからの田子倉湖の秋をごろうじろ。


光が徐々に射し込んできて
紅葉が色鮮やかに浮かび立つ田子倉湖
六十里越峠開通記念碑前にて


あいよしノ滝・秋景
最上段の滝は樹々の茂みに隠されてるね
あいよしノ滝前駐車場にて


望む期間が限られている
真に秘滝・あいよしノ滝
あいよしノ滝前駐車場にて


”二つ角”の特徴的な山容を示す
前毛猛山と田子倉湖
雪わり街道展望台駐車場より


秋に染まる浅草岳と只見線列車
旧田子倉駅付近にて


田子倉駅のあった
シェルターに入る只見線列車
旧田子倉駅付近にて


最高の秋景色の中をゆく只見線列車
だが1日僅か3往復で撮れるチャンスは
8時台から9時台の1往復のみ
旧田子倉駅付近にて


秋満開の樹海ロード
白沢トンネル駐車場付近にて


紅葉に囲まれた国道252号シェルター
白沢トンネル駐車場より
田子倉駅方向を望む

・・来年秋に訪れる予定の場所が、また増えたよ。(苦笑)


関連記事
スポンサーサイト



No title * by リカさん
いい滝ですね。知らない滝が多いなと感じます。

No title * by 風来梨
リカさん、こんばんは。

どこかで耳にした事ですが、5m以上の落差があって地理学上では『滝』と認定される正式な名称が着いた滝だけで、日本全国で2500瀑以上あるそうです。

私で名の有無を問わずで、200の滝をめぐりました。
まだ日本全国に潜む滝の1%もめぐってない計算ですね。

滝めぐりも奥が深い・・。

コメント






管理者にだけ表示を許可

No title

いい滝ですね。知らない滝が多いなと感じます。
2017-12-03 * リカさん [ 編集 ]

No title

リカさん、こんばんは。

どこかで耳にした事ですが、5m以上の落差があって地理学上では『滝』と認定される正式な名称が着いた滝だけで、日本全国で2500瀑以上あるそうです。

私で名の有無を問わずで、200の滝をめぐりました。
まだ日本全国に潜む滝の1%もめぐってない計算ですね。

滝めぐりも奥が深い・・。
2017-12-03 * 風来梨 [ 編集 ]