2017-08-20 (Sun)✎
よも”ヤマ”話 第31話 知床めぐり 〔北海道〕 ’91・ 7
羅臼岳 1661m 【名峰百選 7峰目】
羅臼岳の頂より望む
サシルイ岳から硫黄山に連なる山なみ
知 床 しれとこ (知床国立公園)
秘境・知床・・。 アイヌの言葉で“地の果て”を意味する読み名の通り、半島の海岸線のほとんどが断崖絶壁となって切れ落ち、沢は全て滝となって直接海に落ち込む。 陸もほとんどが未開の地で、未だ岬まで行ける登山道もない。
秘境・知床・・。 アイヌの言葉で“地の果て”を意味する読み名の通り、半島の海岸線のほとんどが断崖絶壁となって切れ落ち、沢は全て滝となって直接海に落ち込む。 陸もほとんどが未開の地で、未だ岬まで行ける登山道もない。
岬にたどり着くには、海路より他なし・・という所である。 それだけに、自然もありのままで触れる事ができ、北海道への旅行者の人気は常に№1である。 しかし、この影響で、やや“俗化”してきた感もある。
・・知床で私がお薦めするのは、特に人の多い知床五湖やライダーの巣になっている知床峠ではなく、知床を上から眺めることのできる知床連峰の縦走だ。 羅臼岳 1660メートル の上から眺める国後島はまた感慨深いものがあり、原始の香り漂う稜線の道をたどり、もう一つの盟主・硫黄山 1563メートル の上から眺める“地の果て”のロマンあふれる眺めを体感をもって味わおう。
そして、もう一つの“憬れの地”・知床岬にもいってみたい。 岬めぐりの船で知床岬を見にいくのも悪くはないが、私には“歩いて知床岬を踏む”という野望がある。 困難だが、是非ともやってみたい。
だから、その可能性がある内は、船での岬めぐりはとっておこう・・と思うのだ。
・・知床で私がお薦めするのは、特に人の多い知床五湖やライダーの巣になっている知床峠ではなく、知床を上から眺めることのできる知床連峰の縦走だ。 羅臼岳 1660メートル の上から眺める国後島はまた感慨深いものがあり、原始の香り漂う稜線の道をたどり、もう一つの盟主・硫黄山 1563メートル の上から眺める“地の果て”のロマンあふれる眺めを体感をもって味わおう。
そして、もう一つの“憬れの地”・知床岬にもいってみたい。 岬めぐりの船で知床岬を見にいくのも悪くはないが、私には“歩いて知床岬を踏む”という野望がある。 困難だが、是非ともやってみたい。
だから、その可能性がある内は、船での岬めぐりはとっておこう・・と思うのだ。
通称”乙女ノ涙”と呼ばれるフレペノ滝
ここにも立ち寄ったよ
上の文章は我が〈閑古鳥が鳴く〉ホームページの『日本百景』の知床の冒頭紹介文だが、筆者からしてこんな殊勝な文を記すような旅はしていないのである。 要するに、この筆者の性質通りにハチャメチャなのである。 それは、我がホームページの『撮影旅行記集』の”砕けきった”内容を見て頂ければ理解できるだろう。
でも、この時は「初めての知床」という事で、知床の素で行ける所は全て周ったよ。
今は通行禁止になっている知床大橋も、ハチロクレビンで『砂利道ドリフト』しながら行ったしィ。
でも、知床大橋はあまりにも『普通の橋』で写欲が湧かなかったので撮らなかったよ。
今思えばもったいない。
知床大橋
ほんと何の変哲もないトラス橋だった
※ ウィキペディア画像を拝借
この時のワテは「ただの調子のり」で、代車のハチロクに乗ってワザとして取得した『砂利道ドラフト』を使いまくったよ。 もう、知床林道をトリフトで攻めまくりながら、無意味に3往復したりもしたしィ。
こんなにカッコよくなかっただろうけど
とにかくハマっていた
※ グーグル画像を拝借
でも、この代車のハチロクは『北見ナンバー』で、対向車がワチロクに乗ってドリフトをかましているワテを地元の者と勘違いして全てが道を譲ってくれたから、こんなふざけた事ができたんだろうね。
知床五湖は後にも先にも
この速足歩きでめぐったこの時だけ
数年後には『奇跡の体力』となって
五湖の水面に映る山の稜線を縦走するんだね
さて、最初に行ったのが知床五湖。 もう観光地化されて特段興味を惹く景観でもなかったから、速足で5つの湖をめくって、林道のゲレンデに出て『砂利道ドリフト』に勤しんでしたよ。
これ・・、結構夢中になってたし。
この滝に訪れた時運悪く観光バスの一団と遭遇して
気が萎えて撮ったのはコレだけ
そういえば、オシンコシンの滝も行ったなぁ。 でも、観光バスが来ていて人だかりができていたので、2~3枚撮って足早に消えたよ。 観光客にもまれながら滝写真を撮るより、『砂利道ドリフト』の方が楽しかったし。
文にはかかなかったけど
この”乙女ノ涙”も良かったかな
フレペの滝の崖っぷちに
咲いていたハマナス
陽の光を浴びるツリガネシャジン
いい写真が撮れたら”いい所”となる単純なワテ
だから、まともに知床を訪れたのは、カムイワッカの湯ノ滝と羅臼岳登山だけですね。
今のカムイワッカ湯ノ滝は、湯ノ滝に至る渓流が崩れかけている事と、観光客が増え過ぎて沢での滑落事故が懸念されるようになって、一ノ滝から先は進入禁止になっているそうな。 聞く所によると、一ノ滝は水温が30℃ともはや”湯ノ滝”ではなくなっていて、野趣的な趣は皆無だそうである。
現在はこの一ノ滝の滝壺
より上は禁止との事
でも、ワテの頃は最奥の滝まで『ド・フリー』で解放されていて、ユースホステルで借りた渡渉用の地下足袋を履いて言ったよ。 この地下足袋を履いてないと、源泉で足裏が大やけど&強酸性の源泉にやられて足裏がただれて歩行不能となるらしい。 まぁ、地下足袋を履いても、源泉を踏むと猛烈に熱かったし。
上流部の滝
滝から湯煙が上る明らかに温泉ですね
カムイワッカ湯ノ滝
※ 旅の情報サイト・じゃらんより拝借
ちなみに滝壺は、当時の穏やかな時代を象徴するようにフルチンで入る奴もいたので、さすがにカメラを向ける気にはなれなかったよ。
さて、知床と言ったら、今のワテなら『知床岬』と答えるが、当時のワテなら間違いなく羅臼岳だったよ。 その羅臼岳への登山は、ユースのツァー登山に参加してのものだった。 ツァーだから、参加する者の靴はワテ以外(ワテは一応布製の安物登山靴・キャラバンを履いていた)全員スニーカーで、時代が大らかだったのか無頓着だったのかは判らないが、スニーカーでも登山ツァーの参加を制限するような事もなかったよ。
そして、礼文島の『8時間コース』と同じく、唯一登山靴を履いてる=山の経験者と言う事でツァーリーダーの任務をもらったよ。 まぁ、こんなスニーカー連中でも問題なく登れる位だから、コースは当時からかなり整備されていていたようである。
羅臼平より三ッ峰を見上げて
・・と言う訳で、今回の羅臼岳登山に関しては何ら書き記すような出来事は起らなかったよ。
何事もなく登頂できました
25年以上経って時効だと思うけど
個人の容姿は自主規制
羅臼岳頂上より
ハチロクでドリフトをかました
知床林道が見えるね
羅臼海岸方向を望む
なので、羅臼岳で撮った花の写真を(ウザい位に)貼り着けて終わりましょうか。
イワブクロ
イワギキョウ
イソツツジ
ウコンウツギ
チングルマ
イワヒゲ
ジムカデ
キバナシャクナゲ
ミヤマキンバイ
ミヤマキンバイの蜜を吸う高山蝶
エゾコザクラ
花名不詳
エゾツガザクラ
イワギキョウの群落
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No title * by 風来梨
booさん、こんにちは。
知床は日高と共に、最後の完全な原生林の植生地と云われてますね。
もう、北海道にハマって、ここ10年は毎年行ってますね。
何度行っても、次々に新しい魅力が生まれる地が北海道ですね。
知床は日高と共に、最後の完全な原生林の植生地と云われてますね。
もう、北海道にハマって、ここ10年は毎年行ってますね。
何度行っても、次々に新しい魅力が生まれる地が北海道ですね。
北海道やっぱいいところだな~🍀