2017-07-29 (Sat)✎
路線の思い出 第219回 鶴見線・扇町駅 〔神奈川県〕
昭和で時がとまったかのような
雰囲気が漂う扇町駅
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’83)
鶴見~扇町・浅野~海芝浦・武蔵白石~大川 9.7km 19118 / 454
運行本数 (’16)
扇町方面 平日ラッシュ時6分毎、日中20分毎、土・休日ラッシュ時8分毎、日中30分毎
(浜川崎・弁天島への区間運行含む)
海芝浦方面 平日ラッシュ時15~30毎、日中1時間毎
(浜川崎・弁天島への区間運行含む)
海芝浦方面 平日ラッシュ時15~30毎、日中1時間毎
土・休日ラッシュ時30分毎、日中は1~2時間毎
大川方面 朝夕のみの運行で日中は運行ナシ、平日9往復、土・休日3往復
扇町駅(おうぎまちえき)は、神奈川県川崎市川崎区扇町にあるJR東日本及び、JR貨物・鶴見線の駅である。 東海道本線・鶴見駅を起点とする鶴見線の終着駅で、京浜工業地帯の一角の四方を運河に囲まれた「島」に駅がある。 駅の周囲には工場が多いが、駅前には少数の売店や居酒屋なども軒を連ねる。
駅名の由来は当地が浅野財閥による埋立地であり、その創業者である浅野家の家紋の『扇』からきている。 当駅は川崎市内にあるが、JRの特定都区市内制度における「横浜市内」の駅として扱われる。
旅客用のホームは単式ホーム1面1線で、ホーム上の一部には屋根もある。
ホーム南端の先にある小さな駅舎には、簡易Suica改札機が設置されている。
貨物の取り扱いのための作業員がいるが、改札業務は行っておらず、旅客駅としては無人駅である。
扇町地区は四方を運河に囲まれた地区で、化学工場が多く立地する。 最盛期に比べれば数は減ったものの、企業が自らの貨物を輸送するために用いる専用線が駅に繋がっており、扇町駅はJR東日本による旅客営業の他にもJR貨物による貨物営業も行われている。
扇町の駅の脇には
貨物側線とポッパー車が駐機されていた
貨物列車が発着する線路は、旅客用ホームよりも北側にある。 また、複数の専用線が構内から分かれている。 ここから浜川崎駅までは単線並列区間で、旅客列車用の線路と貨物列車用の線路が並行する。
JR貨物の駅は専用線発着車扱貨物の取扱駅となっていて、業務はJR貨物グループの神奈川臨海鉄道が代行している。
今回も、鶴見線に立ち寄る前に”この滝”へ行ってしまったよ。 もう、この滝と鶴見線は、ワテの中では一般人では決して成り立たないコラボ関係ができてしまってるのですね。
今回もこの滝に行くのに
道を間違えますた
まぁ前回も、『○鉄』部門での野望である「生涯を通じて、JR全線の80%の路線乗車率確保」の成就を目論んで、何ら関係のない南武線を完乗すべく立ち寄っているのである。 その際には、沢を歩く渡渉靴で利用客がごった返す立川駅やら川崎駅に立ち寄ってるし、今回は今回でコインロッカーに預ける時間がなかった(沢でまたもや道を間違えて、時間をロス)ので、湾岸沿いを行く通勤電車にピッケル片手で乗り込んでいるしィ。
・・で、日が暮れる寸前の18時ちょっと過ぎに、何とか扇町にたどりつけたよ。 この駅は前回も訪れているが、その時はこの時の名物を「ウザいな〜」と思ってアングルから外していたので、今回はそれを悔いて!?駅舎や鉄道よりこの名物を狙いにいったのである。
最初にこのノラ達を目にした時は
そのふてぶてしさにウザく思えたよ
その名物とは、浜川崎でもうろついていたふてぶてしさ満開のノラ猫たちである。 もう、「我は駅の主だ!」といわんばかりに、駅の通路のド真ん中で寝そべったり、暑い夏の最中に涼むべく切符の自販機の冷たい台の上を占領したり、貨物作業員の詰所前にある餌用の皿の前で完全にスタンバっていたり・・と、人間以上に人間臭い・・というかガメツい表情を出していた。
券売機の前の台は
夏の日差しを避ける特等席だ
そして、この猫たちは決して「可愛い」という容姿をしていないのも特徴だ。 ノラなので仕方ないのであろうが、ほとんどのヤツが目ヤニで瞼が盛り上がり、顔もふてぶてしさ満開の「実に可愛くない」猫たちなのである。
駅の主は通路の真ん中に
デンと居座って
近寄って愛嬌を振り撒く奴を見てもコイツらの態度がまた打算的で、「餌をやろう」という気持ちが一瞬にして冷めてしまうような奴らである。 その態度を詳しく言うと、擦り寄って餌をねだるのではなく、餌となる食い物を持っている人を見つけると、「ここに置け!」とばかりに足で地面を叩くような奴らなのだから。
餌の時間となると
餌の皿の前でスタンバっていたよ・・コイツ
ノラで生き抜く厳しさがそのようにさせたのだろうけど、同時に飼い猫として裕福に過ごすチャンスを捨てたような奴らである。 まぁ、これは、ノラ猫達の観点ではなく、人間からの観点であるが。
ノラ猫共にしてみれば、人間に餌を持ってこさせるように顎で使う様は、飼い猫として人間に従属するよりも、生き物として充実した生き方なのだろうし。
扇町駅で折り返しの
発車時刻を待つ鶴見線列車
・・鉄道関係の写真は全て前回のでっす
・・で、日が暮れるまでの1時間近くをこのノラ猫の表情撮影に費やして、日が沈む間際の19時過ぎ発の列車で扇町より撮影スポットの海芝浦へ移動する。 なので、今回は「3往復」の大川駅は見送りとなりました。
暮れの海芝公園より
首都高湾岸線の《鶴見つばさ橋》を望む
首都高湾岸線の《鶴見つばさ橋》を望む
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No title * by 風来梨
きゃみさん、こんにちは。
トラックバック有難うございます。
鶴見線は、昭和の香りが漂っていますね。 国道駅のガード下の赤ちょうちんとか・・。 扇町駅も工場外の下町と居着くノラ猫と、「三丁目の夕日」のような情景が広がってました。
まだ例の滝めぐりが完遂してないので、また近い内に滝と鶴見線のコラボをしようかと・・。
トラックバック有難うございます。
鶴見線は、昭和の香りが漂っていますね。 国道駅のガード下の赤ちょうちんとか・・。 扇町駅も工場外の下町と居着くノラ猫と、「三丁目の夕日」のような情景が広がってました。
まだ例の滝めぐりが完遂してないので、また近い内に滝と鶴見線のコラボをしようかと・・。
扇町駅は2年ほど前に約30年ぶりに訪問してきました。鶴見線の他の駅もそうですが、工場群に囲まれた独特の雰囲気が好きな駅です。
今は猫が住みついていますが、こんなにいるとは思いませんでした。
私の訪問時はあまり見かけませんでしたが、その時の記事をトラバさせていただきます。