2017-07-09 (Sun)✎
日本の滝を訪ねて 第150回 白銀ノ滝 〔北海道〕
オロロンラインが開通するまで
到達困難の秘滝だった白銀ノ滝
白銀ノ滝 しらがねのたき 落差 40m 北海道・石狩市浜益区
白銀ノ滝 周辺案内図
滝へのアプローチ
留萌支庁・増毛町より、国道231号線(通称・オロロンライン)を雄冬・石狩方向に22km、車で30分
雄冬岬トンネルの増毛側入口の手前50mに滝見の駐車場有
行程表
滝見の駐車場の目の前に滝がある。 周辺は夕日の名所として知られる雄冬海岸。
滝見の駐車場の目の前に滝がある。 周辺は夕日の名所として知られる雄冬海岸。
月と滝を狙ってみた
この滝は永らく陸の孤島と呼ばれていた留萌~石狩間の日本海海岸に面する海岸爆である。
だが、国道231号線の雄冬岬トンネルの開通など道が観光整備されてからは、海の幸が多く獲れる事などから道央・日本海側の一大観光地として名が広がってきている。
だが、この雄冬岬周辺の冬は発達した低気圧の通り道となり、国道231号線もしばしば地吹雪で通行止となるなど、冬に訪れるのはかなり困難な場所である。 ワテはある目論見をもって冬に増毛に通っていたのだが、その帰りにこの道を通って「ホワイトアウト」の中を札幌まで帰ってきたので本当である。
ちなみに増毛でのある目論見とは、コレの事ですね。 大失敗に終わったけど。
何度も滝前を通ったが
いつも地吹雪で滝見が叶わず
密かに入れ込んでいた滝
冬は滝見どころではなく、美麗な滝がある事を知りながら滝前には行けない時が続いたので、ゴールデンウィークの今回の北海道旅では、密かに「絶対にこの滝を撮るぞ!」と入れ込んでいたのである。
入れ込んでたにも関わらず
己の体力の劣化を読み違えて
今回もボツの危機に
だが予定とは、計画通りに運ばないモノである。 この滝の訪問日に充てた旅の最終行動日に、ロープウェイなどを使って大雪山の黒岳の日帰り登山をしたのだが、歳食ってヘタった身体では思った以上に山の往復に時間を取られ、大雪ロープウェイの乗場である層雲峡を出たのが15時半と、車をすっ飛ばしても間に合うかギリギリの時間となってしまったのだ。
高速をレンタカーの軽で平均100km/hで飛ばして、何とか陽が沈む20分ほど前に着く事ができたが、コレは夕日の名所である雄冬海岸を訪れるに当たり、最高の到着時間となったのである。
着いたのはサンセット20分前の
最も美味しい時間だった
夕日を浴びて輝く滝や、ウミネコが群れを成す岩礁に打ちつける激しい潮騒、そして最高のサンセットの瞬間を目にする事ができたのである。 それでは、その最高の時間帯に訪れた美麗瀑やサンセットのシーンをごろうじろ。
落日までの20分間の情景
こんな高い落差の
海岸爆があるという事は
以前は断崖絶壁で
往来不可能だったのだろう
岩礁に打ちつける潮騒は
海鳥に休息を与えない
やがて滝の岩盤に
落日の陽が当たって
美しく染まり始める
一日で太陽が最も美しい光を
魅せる瞬間がやってきた
もはや落日の光は
滝へは届かない
最高に美しい情景を余韻に
陽は沈んでいった
- 関連記事
スポンサーサイト
No title * by 風来梨
たけしさん、こんばんは。
ぢ・つ・わ・・、オチャメを繰り返したために観れなかった滝なんですよね~。
それを藪の中にするために、ちょっと文章を考えました・・、テヘ😜
ぢ・つ・わ・・、オチャメを繰り返したために観れなかった滝なんですよね~。
それを藪の中にするために、ちょっと文章を考えました・・、テヘ😜
No title * by 鳳山
暑さでへばっていたところですので、滝の写真で涼みました。
ナイス
ナイス
No title * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。
滝は観ると身体が快調になってきますよね。 実際にも滝前で飛沫を浴びると、身体に-イオンを取り込んで、酸化した細胞の還元作用が起こる=酸化により老化した体細胞の若返りができます。
でも、滝にたどり着くまでに、若返りの前に疲労困憊する滝もあるけど。
この滝は駐車場すぐにあるのですけど、北海道は遠過ぎますよね。
滝は観ると身体が快調になってきますよね。 実際にも滝前で飛沫を浴びると、身体に-イオンを取り込んで、酸化した細胞の還元作用が起こる=酸化により老化した体細胞の若返りができます。
でも、滝にたどり着くまでに、若返りの前に疲労困憊する滝もあるけど。
この滝は駐車場すぐにあるのですけど、北海道は遠過ぎますよね。
冒険家らしい素晴らしい記事です!