2011-05-10 (Tue)✎
日本の滝を訪ねて 第22回 神原渓谷の滝 〔大分県〕
水に恵まれた祖母山系は
美しい滝が多い
一ノ滝 いちのたき 落差20m 大分県・竹田市
御社ノ滝 おやしろのたき 落差15m 大分県・竹田市
行程表 駐車場・トイレ・山小屋情報
豊後竹田市街より車(0:40)→神原登山口(0:40)→一ノ滝(0:40)→五合目避難小屋
(2:10)→祖母山(2:10)→一ノ滝(0:30)→神原登山口より車(0:40)→豊後竹田市街
(2:10)→祖母山(2:10)→一ノ滝(0:30)→神原登山口より車(0:40)→豊後竹田市街
国観峠より見上げる祖母山
さて今回は、美しい渓谷や滝を絡めて、九州の“奥の峰”・祖母山へ登ってみよう。 祖母山の登山口となる《神原渓谷》は交通機関などは全くないので、今回の行程もマイカー利用がベターとなろう。
さて今回は、美しい渓谷や滝を絡めて、九州の“奥の峰”・祖母山へ登ってみよう。 祖母山の登山口となる《神原渓谷》は交通機関などは全くないので、今回の行程もマイカー利用がベターとなろう。
なお、マイカーは、《一ノ滝》の上部にある駐車場まで乗り入れが可能となっている。
さて、駐車場を出発して、林道を少し上がると登山道入口が左手に現れる。 登山道に入ると、道標が200m置きに設置されるなど、よく整備された道が続いている。 また、山の植物や地質などの説明看板も随所に現れて、一般ハイカーにかなり気を使った道である事が想像できる。 ほぼ平坦な道を1km程歩くと、通称・“御社ノ滝”という美瀑が現れる。 まだ早朝で光線状態が思わしくないので、帰り道に撮る事にしよう。
滝を過ぎて、滝の高さ位(約20m)つづら折りで登っていくと、《祖母山五合目避難小屋》にたどり着く。 この小屋は建付けが立派で、土間と居間が仕切られて庄屋の館のようである。 水も近くに沢があり、この小屋は使えそうである。
小屋の前には、『頂上まで3km』の道標があり、その横に丸太の階段が続いている。 これより、登山らしい急登が始まる。 『頂上まで2.6km』道標で最終の沢(ほぼ涸れている)を渡ると、さらに急な坂道が1.6km続く。 体が“山慣れ”していなければ、かなりコタえる急登である。 唯一の救いは、その名の通り『命救いの水』という岩清水である。 この岩清水は『頂上まで1.8km』地点にあるので、真に助かるのである。
さて、道標が『あと1km』を示す所まで急登を続けると、《国観峠》の広場に出る。 ここで、始めて祖母山の頂上がお目見えする。 この広場は芝生となっていて、昼近くとなるとピクニック色の強いハイカー達が弁当箱を広げてくつろいでいることだろう。 ここまてくれば、もうひと息だ。 樹林の層がブナやミズナラなどの巨木からダケカンバなどの潅木に変わり、道がルンゼ状にえぐられてくる。 徐々に頂上に近づいている証拠だ。
祠が立つ祖母山頂上
《九合目避難小屋》への道を分けてひと登りすると、待ちに待った祖母山 1756メートル の頂上だ。 頂上には健男霜凝日子社の社があり、信仰に全く興味のないワテでもつい手を拝せたくなる造りである。
《九合目避難小屋》への道を分けてひと登りすると、待ちに待った祖母山 1756メートル の頂上だ。 頂上には健男霜凝日子社の社があり、信仰に全く興味のないワテでもつい手を拝せたくなる造りである。
頂上からの展望はこの山系で標高がひときわ高いだけに、傾山への緑濃い稜線は元より、《九重》や《阿蘇》の山なみが見渡せる絶景だ。 頂上で山岳展望を十分に味わったなら、往路を戻る。
帰りは、《神原渓谷》の秀瀑・《御社ノ滝》や《一ノ滝》などを撮りながらいこう。 《神原渓谷》の滝は、山に登ってその下りに通過する頃(ワテの下山通過時刻は10時頃)が光線状態がいいみたいである。
帰りは、《神原渓谷》の秀瀑・《御社ノ滝》や《一ノ滝》などを撮りながらいこう。 《神原渓谷》の滝は、山に登ってその下りに通過する頃(ワテの下山通過時刻は10時頃)が光線状態がいいみたいである。
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