2017-04-22 (Sat)✎
路線の思い出 第204回 千歳線・新千歳空港駅 〔北海道〕
新千歳空港 駅名標
※ ウィキペディア画像を拝借
《路線データ》
営業区間と営業キロ 輸送密度 / 営業係数(’15)
沼ノ端~白石・南千歳~新千歳空港 59.2km 44812 / 105
運行本数(’17)
特急 函館方面 12往復、室蘭方面 6往復、南千歳から帯広・釧路方面 11往復
快速 新千歳空港方面 毎時4本
普通 苫小牧方面 毎時1~2本
日本最北及び最東の空港駅であり、新千歳空港国内線旅客ターミナルへ直結している。
2014年(平成26年)に津軽海峡線の吉岡海底駅・竜飛海底駅が廃止されてからは、JR北海道唯一の地下駅となっている。 終日社員配置駅。
島式ホーム1面2線で有効長は6両分である。 日中に発車する列車は小樽行きが1番線、札幌行きが2番線を使用する。 早朝・深夜時間帯に普通列車が発着する以外は、ほぼ全ての列車が快速〔エアポート〕である。 当駅発の全ての列車が札幌駅へ行き、かつ同駅まで先着する。
2016年3月25日までは旭川行き(札幌からはL特急「スーパーカムイ」として運転)も運行されていたが、現在は廃止されている。 苫小牧・東室蘭・函館方面及びトマム・帯広・釧路方面へは隣の南千歳駅で乗り換えとなる。
青を基調・赤のアクセントカラーを配した内装デザインは、JR北海道がデンマーク国鉄と共同制作した。 通路部分に見られる鮮やかな配色・照度を抑えた待合室が特徴となっている。
駅設備の欠点としては、トイレが改札外の待合室にしか設置されず、駅入場後は列車のトイレを利用するしかない。
う~ん 駅寝不能の駅だ
観点が違うだろ?
※ ウィキペディア画像を拝借
国内線出発ロビーまでは、徒歩で約6分ほどかかる。 出発客は改札口正面左右のエスカレーターで出発ロビーへ、到着客は両脇のコンコースから改札口へ向かうよう通行ルートを分離している。
国際線利用客は国内線ターミナル2階からターミナル間連絡通路を利用して国際線ターミナルへ移動する。
国内線到着ロビーに当駅始発列車・南千歳駅乗換列車の発車標が設置されており、航空機を降りてすぐに列車の発車時刻が確認できるようになっている。
「鉄道は好きでもSLは嫌い」という偏屈極まるワテが”嫌いな駅”といえば、こういった空港ターミナル駅である。 それは全てにおいて値段が高く、案内も複雑怪奇で判り辛く、サービスもぞんざいでしかも『イラチ満開の関西人』たるワテを苛立たせる程の”客捌き”のトロさなどが合わさってのものである。
この新千歳空港も例外ではなく、飛行機持ち込み不可のキャピングガスのボンベを『ボッシュート』された上に、荷物もバラされる嫌な目(アイゼンの爪が刃物と検知されたらしい)にもあった事あるし、現地のコンビニで購入したハサミでさえも「刃渡りが長い」という理由で『ボッシュート』されちまった事もあるし。 それで、機内の乗客に迷惑をかけまくる『ペット』が可能なんて、どういう了見なんだろうねぇ、まったく・・。
飛行機に乗るとトラブルの元と
なるのはいつもコレ
※ イワタニプリムスの商品案内より拝借
・・で、出発先の関西空港でキャンピングガスのボンベを『ボッシュート』されて「怒り心頭」だったワテに、同じ旅客機に乗り合わせた方が”救いの蜘蛛の糸”を垂らしてくれた。 それは、「千歳空港内にある『スノーショップ』に、イワタニのブリムスのみ売ってるよ」という”天の声”だった。
ちなみに、この『スノーショップ』っていうのは、空港ターミナル会社直営の土産物屋である。
・・で、当時の状況を照らし合わせると、使っていたのは幸運にも『イワタニのプリムス』で、唯一売っているメーカーと合致していたのである。 もし『コールマン』やら『EPIガス』だったなら、空港に着いた時点で行きづまる所だったよ。 それは、千歳空港からもピチピチの乗換え行程を組んでいたので、キャンピングガスのボンベを買いに札幌に出て山の専門店まで行くヒマなどなかったのである。
でも、ボンベが無ければ調理ができず、食糧ナシで4泊5日の山行をこなすか、ボンベを買いに行く為に1日日程を延ばさねばならないのだ。 でも、日程の1日延ばしは、帰りの飛行機を予約しているので、限りなく不可能なのである。 だから、ひとまず助かったよ。
『スノーショップ』は2階の
レンタカー受付カウンター側
駅はレンタカーとは真逆の位置にある
エスカレータで地下一階へ
※ ウィキペディア画像を拝借
でも、その『スノーショップ』ってのは、空港内にある数ある土産物屋の内の『1店』で、広い空港内をこの1つの店を探して走り回らねばならないのだ。 それは時間に余裕があれば何て事ないのだが、これより旭川まで出て、旭川より普通列車で上川まで行き、そこからバスに乗って登山口の層雲峡温泉まで行かねばならないのである。 そして、この『行程』の”肝”が層雲峡温泉から7合目までのロープウェイの最終が16:00で、それに乗らねばこれまた行きづまるのである。
・・という訳で、ギリギリの時間設定をしてしまった為に、空港到着から45分しか余裕がなかったのである。 そして、飛行機ってのは定刻に着くのは『宝くじ』のような確率で、必ずといっていい程に15~20分遅れるのである。 この時は”比較的マシな”15分の遅れだったけど、それでも残り30分しかないのである。 それで、荷物の受け渡しに7~8分取られて「残り20分ちょっと」と、いよいよ『リーチ』がかかる。
・・で、必死の形相で空港カウンターの案内係の姉ちゃんに、「スノーショップどこ?」と聞く。
幸いこの案内係の姉ちゃんは勘が良く、登山ザックを背負ったワテを見て「ガスボンベを買わねばならない」事を察知して、的確に教えてくれた・・けど、駅と反対側のレンタカーの受付カウンター側に有りやがる。
このタイル敷きの床面を
23kgをかついで登山靴で走ったよ
※ ウィキペディア画像を拝借
・・で、登山ザック23kgを担いで、登山靴で走ったよ。 でも、人間って、必死になると中年の歳でも走れるもんだねぇ。 まぁ、走った距離は150m位だが、ボンベを購入して駅の改札口まで5分少々で戻ってこれたよ。
これで、「残り20分ちょっと」の内の「5分ちょっと」でボンベ購入のミッションをこなし、この旅で初めての『余裕』ができたのだが、また新たな『イラチ満開の関西人』を苛立たせる事が起こったよ。
それは、JR北海道の窓口の客捌きのトロい事、トロい事。 もう、頭を抱えて怒鳴り散らしたくなったよ。 これに並んで待っていては、確実に走って浮かせた『15分』を食い潰して・・どころか、確実に予定列車に乗れなくなってゲームオーバーとなってしまう。
ホント・・列車に乗るまでが
『ドキュメント』だったよ
※ ウィキペディア画像を拝借
そして券売機も、特急券の券売機(新千歳空港発の快速列車は、札幌から特急【カムイ】に変わる)は並んでいて間に合いそうにないし、区間切符も100kmを越える区間は旭川のみしか表示がなく、上川なんぞ「夢また夢」であったのだ。 要するに、切符が買えないのである。
でも、「”オチャメる”と冷静になるワテ」(その前に”オチャメ”らないようにしろよ)となって、「札幌までの乗車券のみを買って、車内で行先変更を申し出ればいい」と、札幌までの切符を券売機で買って、即効改札機を通って停まっている乗車予定(札幌より特急【カムイ】旭川行となる)の列車に乗る。
特急【スーパーカムイ】より
急行【かむい】の方がいい
写真は急行【天北】だけど
・・まぁ、結構ドキュメンタリーな『運命の45分』だったけど、こういう事があるから乗りたくないんだよね、飛行機は。 でも、北海道シンカンセンができて鉄道が飛行機より高くなって”使えなく”なったし、3ヶ月以上前の予約で格安航空会社の便なら、下手すりゃフェリーより安くなる事が判ったので、心根では嫌なのだけれど、今回のGW(←また行くのかい)も飛行機を予約してしまったよ。
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No title * by 風来梨
鳳山さん、こんばんは。
毎年のように北海道に行くんですけど、コレが嫌で飛行機で行くのを敬遠していたのですが、無駄なシンカンセンが延伸して値段は飛行機より高くなるし、競争の激しい航空会社界では格安航空会社では3ヶ月前からの予約をしたなら、シーズン中でもフェリーより安かったりします。
だから心根は嫌なんですけど、このGWに行くのに3ヶ月前予約しちゃいました。 もう高い航空ターミナルでは何も買わずに、家で折詰弁当を持っていこうかと。(笑)
毎年のように北海道に行くんですけど、コレが嫌で飛行機で行くのを敬遠していたのですが、無駄なシンカンセンが延伸して値段は飛行機より高くなるし、競争の激しい航空会社界では格安航空会社では3ヶ月前からの予約をしたなら、シーズン中でもフェリーより安かったりします。
だから心根は嫌なんですけど、このGWに行くのに3ヶ月前予約しちゃいました。 もう高い航空ターミナルでは何も買わずに、家で折詰弁当を持っていこうかと。(笑)
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