2017-02-12 (Sun)✎
『日本百景』 冬 第277回 鞍馬・貴船 〔京都府〕
鞍馬・貴船1dayハイク 概念地図
※ グーグル画像より拝借
以前に鞍馬寺から貴船神社までのハイキングコースを歩いた事があるみたいなので、それを取り上げようと思う。 何故にこんな自信なさげに記したかと言うと、道中で写真を撮って歩いたのではあるが、コースガイドするべくの写真がほとんどない事や、主題である鞍馬寺や貴船神社の本堂を撮っていない事が理由である。
神社仏閣ではなく
こういう名も知らぬ植物を
必死に撮っていた
これは以前から宗教に関わる事が嫌いで、宗教的な建物である神社神殿や寺の本堂などの撮影を結構拒否っていた事が多分にあるのである。 そんな事だから、寺や神社の事に関しては疎いを通り越して”不埒者”と言われかねない程に知らないのである。
名も知らぬ植物だが
結構冬の季節を表現するにはいいかな?
そんな訳で、寺や神社の説明や歴史的意義や見どころは、ウィキペディアから拾った文をそのまま載せるとして、その散策ルートを歩く傍らで撮ったほとんど脈絡のない写真を添えて記事を書いていこうと思う。
鞍馬寺の案内図
※ 鞍馬寺のウェブサイトより
鞍馬寺(くらまでら)は、京都府京都市左京区鞍馬本町にある寺。 1949年まで天台宗に属したが、以降独立して鞍馬弘教総本山となっている。 山号は鞍馬山。 開基(創立者)は鑑真の高弟鑑禎(がんてい)とされている。 本尊は寺では「尊天」と称している。 「尊天」とは毘沙門天王、千手観世音菩薩、護法魔王尊の三身一体の本尊であるという。
京都盆地の北に位置し、豊かな自然環境を残す鞍馬山の南斜面に位置する。 鞍馬は牛若丸(源義経)が修行をした地として著名であり、能の『鞍馬天狗』でも知られる。 新西国十九番札所である。
この鞍馬寺から貴船口への散策ルートは、京阪電鉄の終点・出町柳から叡山電鉄に乗換えて叡山電鉄の終点・鞍馬駅まで乗車するといい。 出町柳から終点鞍馬まで、所要は約30分だ。
明らかに鞍馬寺への観光客を
意識した造りの
叡山電鉄・鞍馬駅
※ ウィキペディア画像を拝借
鞍馬駅の駅舎内はレトロ仕様だった
※ グーグル画像より拝借
鞍馬駅は鞍馬寺への観光駅を意識しているのか、駅舎は寺院風の神殿造で、内部も格子張の天井にレトロな雰囲気の照明が取り付けられている。 駅の広場には『牛若丸と鞍馬天狗』の伝説よろしく、鞍馬天狗の巨大面の像が置かれていた。 この鞍馬駅を出ると、徒歩1~2分・・目の前が鞍馬寺の山門である仁王門だ。
この門をくぐると、宗教法人・鞍馬寺が参拝者の利便を図る為に運営しているケーブルカーがあるが距離0.2km・高低差90mで、ケーブルカーに乗るのが目的であるならともかく敢えて乗る程のモノでもないだろう。
これは撮ってた由岐神社の鳥居
でも鳥居の表札が
『白岐神社』なのはなぜ?
ケーブルカーの山門駅を見送ると、程なく由岐神社の鳥居をくぐる。 大己貴命(おほなむち=オオクニヌシノミコト)と少彦名命(スクナヒコナ)を主祭神として「由岐大明神」と総称し、八所大明神を相殿に祀る神社・・との事らしい。
この神社の鳥居をくぐると、つづら折りの参道を登っていく。 途中に中問や玉杉大黒天・神殿などがあるが、どうやら玉杉大黒天以外は撮っていないようだ。
これも撮ってた『玉杉大黒天』
しかし・・このタワケの撮る基準てのは
いかなるモノなのでせうか?
本殿までは距離にして0.8kmの登り坂で、ゆっくり歩いても30分もあれば着くだろう。 なお、つづら折りの坂の終端で先程のケーブルカーが向かう多宝塔からの道が合流する。 この多宝塔(仏堂の一つ)へは約450mの階段道との事である。
このつづら折りの坂を上りきってその先の階段を伝うと鞍馬寺総本山の本殿金堂だ。 鞍馬山信仰の道場であるとの事だが、神社仏閣に疎いワテは写真に撮ってないみたいなので、グーグル画像より拝借しよう。
しめ飾りの杉は撮っても
本殿は撮らず
:
このタワケの撮影基準は
一体何なんでしょう?
※ グーグル画像より拝借
これより先は奥の院への森林浴の道となるが、どうやら写真も撮らずに歩いただけのようなので、足早に通過して西門を経て貴船神社の域に入る。 本殿金堂から貴船神社までは約1.2kmの下り坂である。
貴船神社の案内図
※ 貴船神社のウェブサイトより
貴船神社(きふねじんじゃ)は、京都府京都市左京区にある神社。 式内社(名神大社)、二十二社(下八社)の一社。 旧社格は官幣中社で、現在は神社本庁の別表神社。 社殿は本宮・結社(中宮)・奥宮の3箇所に分かれて建っている。 全国に約450社ある貴船神社の総本社である。 地名の貴船「きぶね」とは違い、水の神様である事から濁らず「きふね」という。
水の神を司るだけあって
清流が神社に沿って流れていた
水神である高龗神を祀り、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰された。 水の神様として、全国の料理・調理業や水を取扱う商売の人々から信仰を集めている。
古来より、晴れを願う時には白馬が、雨を願う時には黒馬が奉納されたが、実際の馬に代わって木の板に描いた馬が奉納された事から絵馬が発祥したとも言われる。
本殿下に飾られた絵馬像
※ グーグル画像より拝借
また、縁結びの神としての信仰もあり、小説や漫画の陰陽師人気も手伝って、若いカップルで賑わっている。 その一方で縁切りの神、呪咀神としても信仰されており、丑の刻参りでも有名である。
貴船神社へは、水神を奉る神社の如く貴船川の清流が魅せる川床を見ながらゆく。
どうやら、ここで沢の流れを熱中して撮っていたみたいなので、ここは掲載写真がある。
美しい瀬の流れを魅せる貴船川
秋の落葉や冬の雪風景となったら
更に美しかろう
清流も然る事ながら
苔生した河床の岩も魅惑的だ
神社の入口には朱塗りの二ノ鳥居が建ち、これを潜ると灯篭の並んだ石段が本殿下まで続いていて、これは春夏秋冬の季節折々の絶好のカメラスポットとなっている。
貴船神社の超カメラスポット
本社下の灯篭石段
この灯篭の並んだ石段を昇りきると『御神木の桂』なる樹齢約400年の御神木とそれを奉る祠があり、その傍らの石段を昇ると本社拝殿があり、その北側に隣接して本殿が建てられている。 でも、前述のように神社仏閣に疎いワテはこれらもスルーしたようで、ウィキペディアなどのから借りる事にしよう。
貴船神社の本社拝殿
※ グーグル画像より拝借
:
でも・・これも撮ってないとは
この筆者(タワケ)”モグリ”だな
・・で、この貴船神社本社で唯一撮っていたのが、水の神よろしくの冷湧水の『神水』である。
ワテが神社に参拝すると必ず引く『おみくじ』であるが、この神社では白紙の籤が渡され、これを『神水』に浸すと文字が浮き出る”美味しい”感覚のおみくじだった。 その他、晴を願う白馬と雨を乞う黒馬の絵馬像が本殿石垣下に奉られている。
この撮影行で唯一「撮れた」
写真がコレかな
次の中社は『結社=ゆいのやしろ』と呼ばれ、祭神として『縁結びの神』として知られている磐長姫命(イワナガヒメノミコト)が奉られている。 縁結びを願う人は境内のススキを結んで祈願すると願い事が叶うとされている・・との事で、境内の結び場には大量の結び文が結われていた。
『ゆいのやしろ』と呼ばれる
縁結びの神を奉る中社
※ グーグル画像より拝借
後は杉の古木が林立した参道の径・・和泉式部の恋物語のエピソードにちなんだ通称『和泉式部の恋の道』を伝っていくと朱塗りの奥宮楼門ををくぐる。
朱塗りの奥宮楼門
最も御利益が有りそうな感じ
※ グーグル画像より拝借
奥宮の祭神は本社と同じく高龗神(タカオカミノカミ)との事である。 ここには神を乗せた御神船に見立てた『船形石』があって、航海の安全祈願に御利益があるとされ、ここにある小石を持ち帰り航海安全のお守りにする者が多いという。
船形石
この石の伝説から
航海の安全を司る神となった
※ グーグル画像より拝借
貴船神社の3つの社をめぐったなら、本社に寄らない短絡道を二ノ鳥居まで戻り、そのまままっすぐ進んでいくと貴船口駅に着くが二ノ鳥居から駅までは約2.5kmあり、バスも運行しているのでこれを利用する手もある。
締めは名の知らぬ植物の写真で
最も良く撮れたモノで
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