風来梨のブログ

このブログは、筆者であるワテの『オチャメ』な日本全国各地への探勝・訪問・体験記です。

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路線の思い出   第180回  長崎電気軌道・大浦支線 石橋電停

路線の思い出  第180回  長崎電気軌道・大浦支線 石橋電停  〔長崎県〕


この頃の車両が最も路面電車らしい
※ 長崎路面電車史のウェブサイトより拝借

《路線データ》
           営業区間と営業キロ                 運行本数(’16)
        築町(電停)~石橋(電停) 1.1km           毎時7~8本の運行(8分間隔)

石橋電停(いしばしでんてい)は、長崎県長崎市大浦町にある長崎電気軌道大浦支線の停留場(電停)である。 終点であり、築町方面から来た5号系統の電車は当電停で折り返す。 2008年の島原鉄道線の一部廃止に伴い、当電停は長崎県における県内最南端の乗降場となった。


昔の電停はこのように
道路に少し嵩上げした乗り場があるだけだった

乗り場は2面1線で、線路を挟む形で乗車ホームと降車ホーム(長さ30メートル)が設置されている。
現在のホームは2002年(平成14年)の2月から3月にかけて改築されたもので、改築前は1面1線であった。


現在は安全の為に
車道と完全分離された『駅』になっている
※ ウィキペディア画像を拝借



長崎市内は路面電車が充実していて、市内の景勝地をめぐるには都合がいい。 また、全区間一律120円の低運賃なのも心強い。 それでは、上記に挙げた景勝地をめぐってみよう。 まずは、《オランダ坂》。 路面電車で、《市民病院前》で下車する。 

下車して左手の山手住宅街の方へ入っていく。 すると、石畳の道が見えてくる。 
この《オランダ坂》であるが、見る感じでは“ただの坂”のようであまり感慨の湧かない景観である。 
この坂を登っていくと、中国建築風の建物が見えてくる。 《孔子廟・中国歴代博物館》である。 


異国情緒漂う中国寺院

《孔子廟》の白塗りの高い壁を伝って右へ緩やかに下っていくと、《大浦天主堂》の屋根にそびえる十字架が見えてくる。 この緩やかな坂を下りきると、路面電車の終点・《石橋》電停に出る。
ここから、《大浦天主堂》へは一投足だ。 天主堂に近づくにつれ、エキゾチックなミサの音色が鳴り響いてくるだろう。 


               (幼き頃に撮った)    大浦天主堂のステンドグラス
                ド・アンダーの大浦天主堂    ※ 大浦天主堂の
                                  ウェブサイトより拝借

尖塔の上に十字架を掲げ、ゴチック風の清楚な建物には無数のステンドグラスが美しく輝く。 
初めてこの建物を見た日本人の衝撃は如何ばかりだったものか、想像に難くない。 


ガキのあの頃はこういうのに
全く興味がなかったから撮ってない
※ グーグル画像より拝借

美しい《大浦天主堂》を望んだなら、すぐ隣の《グラバー邸》に行こう。 明治時代の英国人貿易商・グラバーの邸宅であったこの庭園からは、長崎の街と港が一望の下に広がり、大富豪気分の眺めが楽しめる。


エキゾチックな雰囲気満点の観光スポット
グラバー邸園
※ グラバー邸のウェブサイトより拝借


こんな屋敷に住んで身動きが取れない大富豪より
今の根無し草で旅ができる身の方かいいかもね
※ グーグル画像より拝借


で・・唯一撮ったのが
この「グラバー邸より長崎の街を望む」だ
ちょっとした富豪気分に16のガキは大満足

他にも正覚寺下の中国寺院の《興福寺》や長崎原爆中心地の長崎平和記念公園など、エキゾチック街・長崎は見どころ満載だ。 ひと通りめぐった後は、本場の長崎ちゃんぽんやカステーラに舌鼓を打つのもいいだろう。

    ※ 詳細はメインサイトの『長崎市街景勝地めぐり』を御覧下さい。





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